Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Gary Moore / Corridors of Power これは名盤!!

ハードロックの名盤

 ザクザクしたリフにハイトーンのメロディ。勢いのあるロック、美声のバラード、泣きのソロと良いところ全てが入っている感じがします。

 80年代のHR/HMブームの名盤でしょうね。

 ドラムにイアンペイス、ベースにニールマーレイと有名どころ。個人的にはこのアルバムのベースラインがカッコ良くて好きです。ロックベースのお手本的な。
 Deep Purple的なビート感はあまりなく全体的にメローな感じで歌を立てるリズム隊になっています。

 ギターはストラトが多めでしょうか。
歌のバッキングでは重心低めの音で、ソロはトレブリー気味の音作り。あまり歪んでないのですがアンプのキャビネットが震える感じが理想的なストラトの音。
 全体的にはリバーブが強めの音。ストラトでミュートしたドライブサウンドにはリバーブ強めがよく合います。
 
 また意外にストラトゆえの特徴ですがバイオリン奏法が結構聞けますね。

 歌は見た目に似つかわしくなく美声のハイトーンでハードな曲とメローな曲がバランスよくまとまっています。特に自身が歌っているので歌中心にまとめられた曲が多く、Aメロ、Bメロ、サビのようにまとまっていて聴きやすいです。
 歌中心だけあって、ギターは空気を読んで出すところと引くところをわきまえた感じ。非常に大人な弾き方で参考になります。

高い完成度

Don't Take Me for a Loser
ヘビーなリフから始まる1曲目。5弦、6弦のミュートしたルート音に2弦3弦を入れつつのリフにBメロのテンポ半分になる部分がタメとHR/HMの良さを詰め込んだような曲。間奏のレガートからのソロがストラトのロックサウンドで気持ちが良い。

Alway Gonna Love You
美声を活かしたバラード。ソロのサステインが聴きどころ。

Wishing Well
ミドルテンポの重い雰囲気の曲。歌のバックのミュートしたギターの音が重心低めのイコライジングで曲にマッチしています。間奏前のバイオリン奏法が良い音しています。
ギターソロはトレブリーな音でアグレッシブです。

Gonna Break My Heart Again
サビがWhitesnakeの曲に似ている雰囲気の曲。

Falling in Love With You
ギターの印象的なイントロ。絶妙なチョーキング。これだけでこの1曲の価値があるかと。

End of The World
弾きまくりのギター。ストラトをミュートしてマシンガンピッキング。
LOUDNESSのExploderなんかはこれを参考にしたのかな、なんて思ってしまう曲。

Rockin' Every Night
ハイテンポなロックナンバー。間奏のソロが短いけどテンション高め。

Cold Hearted
スローな曲にストラトのリアピックアップから絞り出す感じの伸びやかなソロが良い。

I Can't Wait until Tomorrow
スローバラード。ストラトの速いフレーズと伸びやかのフレーズを織り交ぜたソロが良いです。

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