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9月, 2023の投稿を表示しています

Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Graham Bonnet / LINE UP ハードロックなメンバーでハードロックではない

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  Graham Bonnetの1981年のアルバム。Rainbowを抜けた後に元々の好きな音楽を歌った感じ。もともとポップスシンガーだったのがわかる曲調。バンドのメンバーがハードロックな方達なのにそれ系は1曲目のNight Gamesだけでしょうか。  やはり改めて思うのは歌の上手さ。RainbowやMSGなどHR/HM系だと血管切れそうなハイトーンが注目でしたがこのアルバムはそれほど高くない音域で柔らかに歌う感じが染み入る。HR/HMを期待する人には物足りないかもですが歌の幅を聞く1枚。

The Police / Synchronicity 古き良き80年代

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  Policeの5枚目アルバム。80年代のワクワク感が詰まったアルバム。  Policeといえば80年代に知らずに聴いていたあの曲やこの曲を想像してこのアルバムを聴きましたが最初はちょっとショックな感じでした。Synchronicityから始まる前半はなんとも難解というか良さが理解できずに戸惑う。そしてEvery Breath You Takeから始まる後半のベストヒットUSAな雰囲気で安堵。最初は不安と安心でしたが、そのうちに前半の良さがわかってくると安心だけになる名盤。  

Rush / Hemispheres 2112からの大作

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  Rush 6thアルバム。2112から続くプログレらしい大作主体のアルバム。このアルバムのメインは前作ラスト曲から続く1曲目 Cygnus X-1 Book IIでしょうか。18分の長尺でシンセサイザーはあまり入らずギターロックな感じでカッコ良い。単に短いリフを並べただけでない自然な展開になっているのが長尺を感じさせない素晴らしさ。  ラスト曲のLa Villa Strangiatoはプログレっぽいインストの大曲。こちらもシンセサイザーは高価的に使いつつもトリオがメインのハードでテクニカルな曲。

David Bowie / Scary Monsters プログレっぽい音

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  1980年、David Bowieの14枚目。アルバムによって方向性やキャラが大きく異なりますが、このアルバムはプログレの音使い。1曲目のIt's No Gameではバッキングの音やラストの音使いがKing Crimsonの21世紀の精神異常者を思い出させるような感じ。このスケールアウトした音にちょっと調子外れたテンション高い歌が乗るってのがカッコ良い。  2曲目以降は普通の8ビートロックな曲も並びます。曲としては普通な感じですが、バッキングやオブリガードがどうしてもKing Crimsonイメージでテンションまとまり。

CULT TS808 1980 #1 Cloning mod レビュー

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 TSモデファイ  1980年のTS808を再現したCULTのモデファイ。 (見た目は通常のTS808とほぼ同じ)  TSやTS系と呼ばれるペダルは数多くあります。本家TSも多数のバリエーションがありますがモデファイも多数存在。  歪みを多くしたものやレンジを広くしたもの、抜けをよくしたものなど多数あってどれが良いのか迷うところ。  多数あるモデファイの中でもCULTのモデファイは1980年のとある個体をコピーしたもの。 音の違い  通常のTS808とは全く異なります。 (見た目の違いはこのステッカー)  通常の808と比べると明らかに低音と高音の出方が違います。  TSで想像するよなミドル集中な感じは薄く、どっしりした低音と綺麗が高音が混ざって出てくる感じ。コンプレッション感も少ない感じもありストラトに繋ぐとSRVな感じが。  TSは強目のコンプレッションとミドル集中で雑に弾いても上手く丸めてくれる感じが良いところもありましたが(常に同じ音になる安心感)、こちらは弾き方で倍音のノリも変わってくる感じなのでより腕が試される感じがしました。  通常の808より音の立体感が強く出てバンドの中でもしっかり存在感が出てくるペダル。  ちょっと高価なペダルですが1台持っておくと何かと使えるペダル。  

Stryper / Murder By Pride 再結成後

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  Stryoerの7thアルバム。再結成後の2枚目。 前作Rebornの時にも感じましたが、To Hell with the Devilあたりの全盛期とは異なると。全体的には美ハーモニーが少なくダークな感じでヴォーカルは従来同様ではあるもののアレンジが違うので雰囲気が異なります。1曲目のEclipse for the Sonでは何となく90年くらいの邦楽っぽいアレンジが聞こえてきます。これはこれでカッコ良いのですがやはり期待するものとの違いはあるかなと。