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9月, 2017の投稿を表示しています

Billy Joel / 52nd Street 大人のロック

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  1978年 The Strengerに続く名盤。前作のヒットからの自信あふれる感じのBig Shot、その次のHonestyの切なさ。Honestyは哀愁メロディだけではなく発声や空気感含めた哀愁な気がします。  続くMy Lifeも良い曲ですし4曲目のZanzibarはトランペットのソロがカッコ良い。  前半の強さが際立つ感じで後半の印象が薄いですが名盤アルバム。

Jimi Hendrix / Band of Gypsys 多少地味か

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それまでの  3枚と比べると多少地味な感じもしますが、ギターの表現力は最高に出ている1枚。  神業的なアドリブと表現力。2曲目のMachine Gunなんてアドリブプレー全開でまさに宇宙のような感じに。1拍の音なのですが、爪に引っ掛けるようなアタックを出したと思うと一気に大きくなるヴィブラート。フィードバックまで完璧にコントロールしています。

The Jimi Hendrix Experience / Axis: Bold As Love キラーチューン

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キラーチューン  The Jimi Hendrix Experienceの2枚目。ギターらしい音というかストラトらしい音。巻き弦をハンマリングする音が素晴らしい。エレキギターの理想的な音。  このアルバムは2曲のキラーチューンで個人的にはこの2曲のためにアルバムを買う価値が十分にあるかと。Spanish Castle MagicとLittle Wing。  Spanish Castle Magicはイントロのギターリフから何を弾いているのか・・・。弾いている音はわかるのですが、あの音階をどうして思いつくのか。  Little Wingは言うまでもない名曲。あのイントロからバッキングとヴォーカル。そしてギターソロ。全てが完璧。曲が短いのが難点・・・。もっと長くやってほしい1曲。

The Jimi Hendrix Experience / Electric Ladyland ファンク的

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Experienceのラスト  The Jimi Hendrix Experienceとしては3枚のアルバムを出していますが、その最後のアルバム。完璧なほど揃ったアルバム。  個人的にはその前の2枚よりも縦に揺れるファンクな印象があります。8曲目のGypsy Eyesはイントロのファンキーなギターからヴォーカルとユニゾンで入ってくるあたりがカッコ良い。  最後は完璧なキラーチューン、Voodoo Chile (Slight Return)。説明が不要なほどイントロのワウが教科書的。  静かな夜に音量大きめに聴きたい。

The Jimi Hendrix Experience / Are You Experienced? 言うまでもなく名盤

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ジミヘンのファースト  言うまでもなく名盤。  ギターが聴きどころで、よく言われるのがジミヘンコード。Purple Hazeなどに出てくる#9thの入ったあの音。ロックな緊張感が出てくるコード。  ブルーズというよりはハードロックな感じのヘヴィーな進行の中にリードともバッキングとも決められないような自由なギターが入るのがすごい。Stone FreeとかFoxy Ladyとかも同様。  ギターだけでなく楽曲のセンスも聴き所。Fireのようなアップテンポのイケイケもありますが、The Wind Cries Maryのようなバラードの美しいコードセンス。

CREAM / BBC Session 短い中に詰まった

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短い中に  BBC Sessionっていろんなシリーズがあります。Jimi HendrixだったりLed Zepellinだったり。どれも聞き応えのあるシリーズだったりしますが、CREAMも同様。  ただLive Volume IIなどと比べると1曲1曲のアドリブが短く終わるようにプレーされていて結果的に短くなっています。これをコンパクトにまとまっていて良いと捉えるか、物足りないと捉えるか。  

CREAM / Live CREAM Volume II キラーチューンのあるライブ

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キラーチューンのあるライブ  LIVE CREAMと異なるのはキラーチューンが入っていること。White ROOMやSunshine of Your Loveなど即興演奏だけでなくポップな面も聴ける良い選曲。  アドリブの点では5曲目のSunshine of Your Loveと6曲目のStepping' Outが秀逸。ジャックブルースのベースもぐいぐいきますが、クラプトンのギターが変幻自在で面白い。

CREAM / Live CREAM やっぱりライブ

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やっぱりライブ  CREAMはやっぱりライブバンドだと。長いアドリブを入れたテクニカルでジャズのようでもあるハードロック。3人で余計な音もありませんが全く引かないでぶつかり合っている感じがアンサンブル重視のバンドや楽曲とは異なります。  ただアルバムとしてはキラーチューンがないのが残念かなと。

CREAM / Goodbye ライブ音源が良い

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クリームといえばライブ  ライブ音源を聴くと改めてライブバンドだというのが認識できます。  1曲目のI'm So Gladからカッコヨイカッコ良い。ブリブリした太いながらも歯切れの良いフィンガーピッキングのベース音がバンドの骨になっています。2曲目のPoliticianも怪しい雰囲気で良い感じの音源なのですが、やっぱりI'm So Gladのロック感、イケイケ感が最高な1枚。

CREAM / Wheel of Fire 素晴らしきアドリブ

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素晴らしき即興演奏  Wheel of Fireで邦題がクリームの素晴らしき世界。この時代の邦題はなかなかセンスがあります。ビートルズもそうですしエアロやVan Halenの初期とかも。  このアルバムのキラーチューンはやっぱりCrossroads。ライブバンドだけあってアドリブでの存在感のアピールがすごい。ジンジャーベイカーがリズム隊に徹せずにタム回しをすると、ジャックブルースもグイグイきます。アドリブで様々なベースラインを出してきますがコード感を損なわないラインが秀逸。  ギターソロはAペンタトニックで押してきますが、出だしはAメジャー、途中からAマイナーに切り替えて弾いているあたりがさすがのセンス。

CREAM / Disraeli Gears サイケデリックなロック

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名曲含む  ファーストと同様にカバー曲が多く、11曲中の7曲がカバーで4曲がオリジナル。  その少ないオリジナルが後世に残る名曲ばかり。  1曲目のStrange Brewはサイケデリックで浮遊感のある歌メロでクセになる。SWLABRやTale of Brave Ulyssesはクラプトンの柔らかいギターが秀逸。  キラーチューンはSunshine of Your Love。ロックなイントロのリフのパワーは名リフのランキングがあったなら上位に入るであろう名演。曲自体はシンプルなのにしっかり引っ張れるのはすごい。

CREAM / Fresh Cream 元祖スーパートリオ

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スーパートリオ  ロックの中では色々とスーパートリオ的なバンドが多いです。最近だとWinery Dogsとか。そんなトリオの元祖的なCREAMのファースト。  SpoonfulやRollin' and Tumblin'などのブルーズ定番のカバー曲も多かったりする中でエリッククラプトンのギターが不思議な感じ。定番のブルーズギターにはまらずにサイケデリックな感じやインド音楽的なアプローチがあったりハードロック的なリフが展開されていたり。  全体的にはリズム隊の押し出しの強さも。グイグイくるベース、手数の多いドラムなどロックなアドリブを入れつつな展開でバラバラになりそうになってもしっかり元に戻ってくるあたりがすごい。

BARBEE BOYS / eeney meeney barbee moe 不思議なメロ

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耳に残るメロ  6枚目でラストアルバム。  このアルバムは歌メロが耳に残るアルバム。1曲目のノーマージンではいきなるサビの出だしでKONTAのハスキーな声質にマッチしたメロ。そんなに印象的でフックに聞いたメロではないのですが、なんとなく耳に残る感じ。  勇み足サミーも同じ感じ。サビの「勇み足サミ〜、勇み足サミ〜」とKONTAのメロから杏子のパートに変わるところが印象的。  アルバムとしてもラスト曲のようなスローバラードがあったりとバラエティに富みながらも最後までストレスなく聞けるまとまりがあるアルバム。

BARBEE BOYS / √5 会心の出来

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会心の出来  89年の5枚目のアルバム。  個人的には会心の出来。今でのちょくちょく聴いているアルバムです。  当時の他のバンドとは圧倒的に個性があったバンドで、楽曲的にもちょっとひねった感じの掴みがある曲が多く聞くとどこかしら感性に引っかかる感じがします。  そのコード感が行くところまで行った感じのアルバム。  特に2曲目の目を閉じておいでよは個人的には完璧なでき。イントロもギターのコード感も良いですし、バッキングの軽快なギターの入りやメロディの流れなども。何よりもサビ前のギターのキメがカッコ良い。

BARBEE BOYS / LISTEN ! はっきりとした個性

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他のバンドとは違う  4枚目のアルバム。当時バンドブームでしたが他のどのバンドとも違う個性があったのを覚えています。その中でも4枚目と次の5枚目はバンドとして円熟した感じの音で、ツインヴォーカルの駆け引きやギターのコード感など良い感じに。  キラーチューンとしては5曲目の女ぎつね on The Runでしょうか。サビの歌メロが意外だったというか、「そうくるか・・・」的な感じ。シングル曲的にグッと押し出しのあるメロかと予想して聞くと結構淡々として感じ。聴き込むとこれが良い感じになるのですが・・・。

BARBEE BOYS / 3rd BREAK すぐにそれとわかる

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すぐにそれとわかる  BARBEE BOYSのサード。イントロからBARBEEとわかる音の使い方が確立された感じがします。楽曲もポップにまとまっていて、この1枚でライブができるような感じ。  1曲目の離れろよはギターのカッティングが聞きどころ。うまく隙間に入り込むようなタイミングがカッコ良い。  ヴォーカルではラスト曲のラサーラの雰囲気がカッコ良い。

BARBEE BOYS / Freebee 緊張感あるセカンド

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 BARBEE BOYSのセカンド。ファースト同様に緊張感ある音で聞けます。  1曲目から3曲目までの流れが秀逸。ミディアムテンポのしゃりしゃりしたギターのmidnight peepin'から短いながらも緊張感高くまとまった負けるもんか。1曲目から繋がるサックスのイントロがかっこ良い。3曲目は艶っぽいバラード。ポリスっぽい雰囲気もなくはないですが。

BARBEE BOYS / 1st OPTION 古き良き音

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バンドブーム  80年代のバンドブームの先駆け的な感じ今聞くと懐かしさとともに当時の雰囲気や他のバンドも思い出します。男女のツインヴォーカルで聴かせる痴話話や愚痴などの歌詞が良い雰囲気にまとまったバンド。  このバンドはギターのセンスが聞きどころ。バッキングのカッコ良い。80年代の音らしくストラトとJCでしょうか。コーラスの効いたギターで軽快なバッキングとギタリストが考えたコード感。これがたまらない。

COMPLEX / 19901108 ロックなライブ

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ロックなライブ感  1stアルバムのデジタルなテクノ的な味付けの曲もロックアレンジ的になっていて全体的にロックなライブアルバム。選曲的には2枚のアルバムからのベスト選曲的になっているので聴きやすい。  1曲目のBe My Babyのスネアの音がロックな感じでカッコ良い。

COMPLEX / ROMANTIC1990 変化球的

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変化球的  1stの直球感と比べると変化球感があるというか、コード感がギタリストのそれのような曲があったりHOTEI色の強いアルバムかなと。  音的には全体的にロックっぽくなっているというか、テクノ的な細さはなくドラムベースの重厚感が出てきています。  変わらないのはポップなセンス。歌メロもそうなのですがギターソロも同様。1990のソロなんてオクターブを使った出だし。Hr/HM的なギターだとなかなか出てこないセンス。

COMPLEX / COMPLEX デジタルなビートロック

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古き良きビートロック  8ビートのキレの良いデジタルビート。この上にエッジの効いたギターが載るというジャンルでしょうか。  メロディやギターソロのポップなセンスはこれはこれですごいのですが、多くの曲で入っているバッキングのキレの良いギターって聴きどころだと思います。1曲目のPRETTY DOLLからアップテンポの8ビートにシングルコイルのキレの良い音。3曲目の恋を止めないでもテクノっぽい感じがしつつも印象的なリードに軽快なバッキング。

The Winery Dogs / HOT STREAK スルメ系

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1stとは雰囲気違う  リッチーコッツェン、ビリーシーン、マイクポートノイのトリオバンドの2枚目。1stと比較するとキャッチーな感じが減っているような感じ。リッチーコッツェンのしっとりした歌を楽しむというよりは、よりブルーズ、プログレっぽくなり3人のプレーがぶつかり合う感じ。1stの1曲目のElevateはまさにハイになるようなアゲアゲで2曲目以降をポップな路線で期待させる感じでしたが、今回の1曲目のOblivionは重厚な感じで1stを想像して聞くと一瞬ギョッとしましたが、聴き込むと良さがわかる系。  相変わらずリッチーのギターがすごい。フィンガーピッキングならではの音だったり、鋭いアタックだったりを使い分けながら超絶技巧で迫ってくる。

The Winery Dogs / The Winery Dogs わかりやすいスーパートリオ

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スーパートリオ  リッチーコッツェン、ビリーシーン、マイクポートノイとわかりやすいスーパートリオ。単調なメタルでもなくハードブルーズな感じでしょうか。誰かがバッキングで誰かがソロ、というような感じではなく全員がソロ的に前に出ていてそれていて一歩引いて聞くとしっかり合っているというのがさすが。  1曲目のElevateからカッコ良い。リッチーの歌もカッコ良いですがギターもエッジの丸い音でグイグイきます。全体的に渋い感じの大人な感じでバラード的な感じも多い。当たり前ですがちょっと聞くとリッチーのソロアルバムのような感じに聞こえなくもない。  もともとはビリーとマイクとジョンサイクスでやろうとしていたとか・・・。これはこれで聴きたい気がします。

Michael Schenker Group / In the Midst of Beauty  往年のメンバー

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ほぼ初期のメンバー  ヴォーカルがゲイリーバーデン。他にサイモンフィリップス、ドンエイリーなど往年のメンバーで作られた1枚。やっぱりMSGというのはゲイリーバーデンがしっくりきます。それほど歌がうまい感じではないのですが、哀愁あるメロディーが健在。1曲目のCity Lightなんかは低温で抑揚のない歌い方ですが、その淡々とした歌にビートを刻むギターがよく合う。  ギターは最近の傾向かミドルではなくザクザクした音ですが雰囲気は初期の頃。全体的に曲もカッコ良く聴きやすい1枚。

Michael Schenker Group / The Unforgiven 微妙な時期

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移り変わりの  微妙な時期かなと思っています。  ヴォーカルのケリーキーリングの声質や歌い方もそうなのかもしれませんが、軽快な感じはなくなりジックリ重い感じでシリアスな音になっています。初期はビート感が前面に出る軽快な感じがありましたが、この頃から変わったような気がします。  ギターの音もミドル中心の音からローよりになって雰囲気が大きく変わって全体的に暗い。  一聴したところでは雰囲気が違うのですが、曲の組み方やプレーはやっぱり神な感じが。4曲目のHello AngelなんかはAメロからBメロ、サビへとリズムが変わりながら展開する感じが耳に残る。

Michael Schenker Group / Written in the Sand 何故か地味

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再び  Michael Schenket Groupになります。ヴォーカルはリーフ・スンディン。繊細ですが芯のある感じで上手いヴォーカリストだと。ちょっとエリックマーティンに似ているかも。  全体的には緊張感はなくリラックスした感じでしょうか。良いのですがなんとなく残るものがなかったり。この辺りはマイケルシェンカーを求めている人にはちょっと物足りないのかも。