Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Dokken / Back for The Attack 行きすぎちゃいました・・・な感じが。

名盤ですが・・・。

 87年の4枚目。名盤です。前作までのメローで哀愁メロディにカミソリギターを合わせた方向性をより強めてさらに円熟させた感じ。

 前半はゴリゴリしたギターを前面に出したハードな曲、後半はメローな歌が印象的な曲が多いような気がします。

 ギターはこれまでのDokkenのアルバムの中では最高のキレっぷりでギターソロも長め。粘りのある良い音で聞きいります。
 1曲目のKiss of Deathなんて名曲なのですが、ギターソロも印象的。メロディアスだけどテンションが高い。
 ジョージリンチのソロの特徴って、独特のタイム感というかタメにあるような気がします。Kiss of Deathのソロでもフレーズ自体は単調だけど独特なタメがあるために単調ではなくなるというか、ジョージ節になるというか。

 歌もハードな曲とポップな曲を歌い分け、良い雰囲気を出しています。ドンドッケンの特徴って歌の出だしにちょっと外れたかような微妙な音程で探ってくる感じ。狙っているのが単に下手なのかわからない独特の浮遊感のようなものがあります。これがメローな声とマッチしていてDokkenのバンドとしての雰囲気を作っています。

 残念なのが歌とギターが別の方向を向いてしまったこと。前作ですでに別の方向を向いていたのですが、そのベクトルが適度でアルバムの面積を広げていたのですが、今回は別の面になってしまった気がします。
 お互いをウザく思っているのか歌とギターのテンションの高いポイントがずれている箇所があったりするように聞こえてしまうのは残念。

 でもこのアルバムは一般常識的に聞いておくべきアルバム。

すれ違いすぎちゃった感じが

Kiss of Death
これはバンド全体としてもキラーチューン。このイントロリフはカッコ良い。サビの歌のテンションの高さも良いしギターソロのタイム感、弾きまくり感もテンションをあげます。特にギターソロ後半の単純なフレーズのタイム感が抜群にカッコ良い。

Prisoner
良いメロディの曲。

Night By Night
ザクザクしたリフにNight byNightってコーラスが良い感じ。でもNight by Nightって言い過ぎかも。ギターの「ピー」とか「キー」って感じがジョージリンチ。

Standing in The Shadows
ギターソロに入る時の最後のシャウトとギターソロの出だしの音がマッチしていて良い。

Heaven Sent
ボリューム落としたギターのイントロ。Aメロが低めの音からBメロ以降は高めでハリのある音に。

Mr.Scary
これが問題の曲。名曲です。歌なしのインスト曲でギタープレイが狂気な感じです。
これはなぜアルバムに入れたんでしょうか。Dokkenはドンドッケンのキャラが活きた歌モノバンドだと思っていたのですが、これ1曲はギタリストのソロアルバムの曲のような。
曲・演奏は素晴らしくこの曲のためにアルバム買っても良いくらいなのですが、Dokkenのアルバムでなくても、と思ってしまいます。

So Many Tears
ここから歌パート。サビのメロディが秀逸。

Burning Like a Flame
西海岸らしいカラッとした感じの曲。美声のコーラスがよく合います。

Lost Behind The Wall
サビのメロディが好き。

Stop Fighting Love
湿った感じのマイナーキーの曲。ドンドッケンの歌にはこの手の歌が一番雰囲気でますね。ギターソロはジョージ節。個人的にはアルバムの中で一番好き。

Cry of the Gypsy
ギターソロのハモりフレーズがDokkenでは珍しい感じ。

Sleepless Night
メジャーキーの歌にマイナーキーのギター

Dream Warriors
最後の歌物。ハイトーンを絞り出した感じがカッコ良い。





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