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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Whitesnake / Trouble 多彩なヴォーカル

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幅広いヴォーカル  78年、Whitesnake名義のファーストアルバムになるのでしょうか。  ディープパープル的な曲があったりアメリカンロックのような曲があったり、ビートルズのカバーがあったり、デビカバの好きな感じを集めた感じでしょうか、多彩なヴォーカルを聞ける1枚。なんというかライブバー的なところで歌っている感じが良い。  1曲目のTake me With Youはノリの良い1曲。2曲目のLove to Keep you Warmではスローなブルーズ。  3曲目のLie Downではギターがカッコよく4曲目でビートルズのカバー。  5曲目のNighthawkではジョンロードのソロがカッコ良い。  それぞれ曲ごとに各パートの聞きどころがあって、その雰囲気に合わせたヴォーカルが聞ける良いアルバム。

Whitesnake / Snakebite カッコ良い

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ブルージーな感じが  カッコ良い1枚。  1978年、David Coverdale主導のバンド。このアルバムではDavid Coverdale’s Whitesnakeの名前になっています。  Come onとかBloody Maryとか軽快なロックンロール調な曲が並びますが、このアルバムのキラーチューンはAin't No Love in The Heart of The Cityでしょうか。  しっとりしていてヴォーカルがエモーショナルというか情念みたいなものを感じます。

AMT Electronics Legend amp B1 気軽なプリアンプ

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手軽なプリアンプ ロシアのメーカーAMT ElectronicsのLegend ampシリーズ。アンプの名機をシミュレートしたペダル型のプリアンプ。JCM800とかSoldanoとか全部で8種類ある様子。  その中のBogner Triple Giantをシミュレートしたものとか。  大きさはMXRサイズで9Vの電池・アダプターで動作します。普通のディストーションペダルのような感じです。  そして軽い。  ギターケースのポケットに気軽に入れて適当に音が出せる感じ。  右側にインプットとアダプター、左側に通常のアウトとキャビネットシミュレータ出力。  マニュアルによるとアウトはアンプのパワーインに接続するイメージになっていてまさにプリアンプとして利用する想定。キャビネットシミュレータは宅録など向けのようです。 音はどうか  接続としては  ギター-----B1-----JCM2000のパワーイン  で試しています。 もっとも本物のBogner Triple Giantなんて使ったこともないので音の比較とかはできませんが、密度の高い鋼鉄系の音。音のエッジというか噛みつくような感じは良い感じです。  コントロールは3EQ。良く効きます。ミッドをブーストしたりドンシャリにしたり割と自由に作り込める感じ。  一方GAINは効きが直球な感じ。ローゲインはできません。一気にゲインが上がって12時以降はあまり変わらない感じです。これを使ってわざわざクランチな音を出したいと思う人もいないので問題はないです。  とにかく密度の濃い音圧のある感じの音が出ます。そのためゲインを上げすぎると単体では良い音でもバンドで合わせると抜けの悪い音になりそうな感じです。  また真空管アンプに比べると音の立体感が若干落ちる感じがしました。が、とりあえずの1台としては十分ですし、メタルギタリストのJC対策としては良い選択かと。

ELECTRIC SUN / Beyond The Astral Skies スカイギター

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スカイギター登場  ELECTRIC SUNのサード。本作からスカイギターが登場。シングルコイルでハイポジションでも耳が痛くならない柔らかい音を出すというのはさすがギター仙人。  高音域の天空な感じが素晴らしい。  この音でのチョーキングとかヴィブラートが良い感じで「鳴っている」感を前に出します。  ただこのアルバムは前2作と比べて曲があまり印象に残らなかったり、ここからSky of Avalon方向に行ってしまったりなので前2作ほど聴きどころがギターではないかも。

ELECTRIC SUN / Firewind ハードロックな感じ

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よりハードロックに  ウリ・ジョン・ロート率いる ELECTRIC SUNのセカンド。  ファーストは東洋的な印象が強かった感じなのですがセカンドはストレートなハードロックなイメージがあります。  ギターは変わらずに躍動感があってカッコ良い。そして変わらない素っ頓狂な歌。歌と言って良いのかもわからない。完全にオンリーワンな感じ。歌が入るとニヤッとしてしまうのが癖になった証拠か。  楽曲的には1曲目のCast Away Your Chainsでギター全開でスタート。歌が入るとずっこける感じもお約束通り。4曲目のFirewind。これはハードロックでカッコ良い。サビのあたりはオンリーワンな歌でもカッコ良い。    前半はカッコよくノリノリな感じで進みますが、後半は何やら怪しげな術にはまったようなカオスな感じ。9曲目のHiroshimaなんかは不思議な緊張感と「ヒロ〜シ〜マ〜」で緊張感が緩む繰り返し。

ELECTRIC SUN / Earthquake シングルコイルの良い音

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ギター仙人  ギター仙人ことウリ・ジョン・ロートがスコーピオン脱退後、1979年のアルバム。ジミヘンドリックス的なアプローチが多数。  ギタリストとしては聞き応えがあります。  1曲目のElectric Sunなんてイントロのコードがイカしている。  4曲目のJapanese Dreamではアナログディレイを使ったボリューム奏法。これが古き良きギターの音。  5曲目のSundownなんてイントロのブラッシングがたまらない感じ。バッキングではオクターブ奏法のリフ。  そして泣きのソロ。シングルコイルのか細いけど信頼感のある音。  スコーピオンズは楽曲重視な感じで、型にはめられた感じもありますが、こちらは完全に気の向くままって感じでしょうか。のびのび感が全く違います。  問題なのはヴォーカル。なぜヴォーカリストを探さなかったのかと思ってしまいます。アルバムスタートさせて、1曲目のカッコ良いイントロが終わった後に入っている素っ頓狂なヴォーカルでひっくり返ります。  でもこのヴォーカルも含めて名盤だな。

Europe / Bag of Bones 骨太ロックアルバム

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復活後の  傾向は変わらず。70年代風の骨太なロック、ギターの単音リフなんかをメインにユニゾンなんかも入れつつ印象付けるスタイル。1曲目のRiches to Ragsはワウを掛けたオーソドックスなリフ。この1曲目の印象はアルバム全体の印象として結構重要。    今回のギターはゲイリームーアなイメージでしょうか。なんとなく似ているフレーズとか弾き方など意識しているのかなと思えるところもあります。曲自体はシンプルな分、ソロのパワー感が際立ちます。  このアルバムでかなり印象的なのがオルガン。いわゆるロックオルガンのかっこよさを集めた感じ。6曲目のMy Woman My Friendのダーティな感じだったり7曲目のDemon Headでは出だしがまさにロック。  全体的にはWhitesnake的な曲だったり、Led Zeppelin風な曲もあったりで楽しめるアルバム。

Europe / LAST LOOK AT EDEN 少し戻ったか

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雰囲気戻った感じも  復活第3弾、復活後ハイペースでリリースしていて早くも3枚目。  前2枚はヘビーでダークな印象、以前のEuropeからあえて別方向に進んだとも思える曲調。モダンなハードロックで北欧系とは言えない感じでしたが、今回は北欧系に少し戻ったような側面も見られます。Prisners in Paradiseに近い雰囲気かも。  今回は前作2枚ではほとんど存在感のなかったKeyが雰囲気を作るのに大きな役割を果たしています。  1曲目のPreludeから2曲目のLAST LOOK AT EDENの流れがカッコ良い。

Europe / Secret Society 復活第二弾

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復活第二弾  2006年、ちょっと地味だったでしょうか。  最初聞いたときにはピンときませんでした。ちょっと地味というかフックするものがなかったというか・・・。ただ何度も聞いているうちにポイントや良さがしみてきます。  前作はとても良いアルバムだと思いますが、復活作ということでなんとなく肩の力が入りすぎていた感じもありますが、今作は前作の方向性を保ちつつもリラックスしたプレーに感じられます。    歌メロが曲のスピード感にマッチして自由に伸びやかに歌えていたり、ギターもレスポールでよりハードロック的に弾き倒し。少しマイケルシェンカーな感じにも聞こえます。  ベースとドラムのリズム隊も前作は重心低めに合わせるのが主題になっている感じでしたが今回は躍動感ある感じにまとめています。  2曲目のAlways The Pretendersでは古典的なハードロックな感じでギターリフを活かしたAメロからキャッチーなサビ、9曲目のForever Travelingでは味わいのある流れ。  何度もよく聞いて欲しいアルバム。

Europe / Start From The Dark 復活作

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期待の復活  2004年のEurope復活作、期待した人、実際に聞いてがっかりした人って結構いたんじゃないのでしょうか。EuropeというとThe Final CountdownとかSeven Doors Hotelとか北欧系でキラキラした感じをイメージしますが、これはそのイメージは全くありません。  名前はEuropeですが音はジョンノーラムのソロアルバムのような感じ。  1曲目のGot to Faithのイントロからゴリゴリのヘビーなリフ。この音は昔のEuropeには決してなかった感じ。重心低めのギターの音にユニゾン的にタイトなベースの音とドラムのビートが合わさって、金属的な一体感が出ています。ここに伸びやかなヴォーカルがのるのですがこれが自由に羽ばたいている感じでバンドとして良い音になっています。  全体的にはジョンレビンのベースが良い感じでバンドの音をまとめている感じがします。このベースが引っ張る感じで2曲目のStart From The Dark。これもベビーでタイトな曲。  4曲目のHeroなんかは新生Europeのバラードな感じ。  すっかり北欧系ではなくなりましたが、良質なハードロックアルバムになっています。

Orianthi / Believe(II) Believeと迷うかも

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名前の通り  アルバム Believeの焼き直し的な感じです。  Believeは非常にポップでまとまったアルバムだと思っていますが、数曲を入れ替えたりミックスし直したりした感じ。個人的にな渋目の曲を外してキャッチーな曲を入れたように感じました。  元々入っていた曲もそのままではなく歌の出だしが変わっていたりなど撮り直し練直しがあって、比べて聴くとなかなか面白いです。  全体の印象としてはよりロックな感じになっている気がします。Sunshine of Your Loveが収録されていますがこれがなかなか面白い。ギタリストとしてもロックが好きなのが伝わってくるのですが、ヴォーカルが良いです。色気のある歌、息遣いがロックな感じで良いです。

ELF / ELF 隠れた名盤

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1972年の名盤  ロニージェームスデュオ在籍の名盤。  初期のWhitesnakeのようなブルージーだけどポップでキレの良い感じの楽曲によく絡むねちっこいヴォーカル。  楽曲的には純粋なロックンロールな感じで小気味良いリズムとキレの良いバッキングが耳に残ります。  1曲目のHoochie koochie Ladyから明るいけど異常に存在感のある歌が飛び出してきます。とにかくねちっこく絡みつくヴォーカル。  バンドはこの後リッチーブラックモアの吸収合併な感じになってしまうのですが、Rainbowにはないキレの良さが目立ちます。ホンキートンク調のテンポの良いリズミカルなピアノも良い感じ。  ヴォーカルも若くて新鮮ですし、ポップな感じで良いアルバム。

George Lynch / Kill All Control 完全ソロアルバム

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しっかり歌モノ  George Lynchのソロアルバム。93年のSecred Groove以来の完全オリジナルのソロアルバムとのこと。それなりにソロ名義で出していると思いましたが、カバーだったり企画モノ的なのが多いんですね。  全体としてはしっかり歌モノ。ギタリストのソロアルバムだとインストが多い中で歌中心の楽曲。Dokken風なドロドロしたイントロで始まりサビではキャッチーなメロディーがある80年代な感じの音が多い印象です。  ギターも緩急があって、やっぱり上手いですね。3曲目のFly on The Wallなんて良い感じに欲しいエッセンスがまとまっていてカッコ良い。    やっぱりDokkenを意識してなのでしょうか、インストの1曲がSon of Scary・・・。文字どおりMr.scaryの兄弟的な曲。この曲は賛否あるかもですね。