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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

Mr.Big / Live! Raw Like Sushi ライブバンドです

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ライブで再現  Mr.Bigの1stが出た後のライブアルバム。アルバムのネーミングのセンスがとても好きです。  当時のYoungGuitarのPGのインタビューで「ライブバンドなんだ」と言っていたのを記憶していますが、まさにそれを体現している感じです。  おそらく修正等はされておらず、そのままの音をパッケージングした雰囲気。  ライブバンドだなと思うのはプレーの各所でアドリブが満載だったり、名曲のフレーズがちりばめられていたり。

Mr.Big / Mr.Big 個人的に思い入れがあるアルバム

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意外に歌物  89年の1st。当時のYoungGuitarでも大きく特集されていた気がします。 Racer XとかDavid Lee Rothとかでメンバーの名前は知っていましたが最初に聴いたのは発売してから少し経ってから。  Mr.Bigの代表アルバムを1枚選べと言われたらきっと2ndなんでしょうけど、このアルバムも良い曲揃っていますし、少し手探りな感じがありますがバンドとして若々しくて良い音がしています。  最初に聴いた時は1曲目のAddicted to That Rushのイントロの印象がとても強く、テクニカルを前面に出したバンドなんだろなという印象でした(メンバーの名前を見てもそう思いましたし)が、アルバムを聴き進めると意外にも歌物でテクニカルとか高速な感じは薄れると。  特にアルバム後半のHow Can You Do What You DoからAnything for Youあたりなんて、Eric Martinのヴォーカルを立てていながらシンプルだけどテクニカルにプレーしているのがすごいです。速弾きで押すなんてのはセンスがなくてもできるのですが、こういう雰囲気はセンスがないとできないなと。 バカテクのスーパーバンド Addicted to That Rush バンドの代表曲ですね、イントロのユニゾンタッピングが見せ場でしょうね。個人的には間奏後のヴォーカルとギター、ベースの掛け合いが大好きです。 How Can You Do What You Do ここから3曲はアルバム後半の盛り上がりと思っています。軽快な感じのリフに良いメロディが乗ります。この歌が素晴らしい。 ギターソロの見せ場はシメのストリングスキッピング。スウィープで弾きそうなフレーズを2弦を使わずに弾くと。ライブアルバムのギターソロでも同様のフレーズがよく聞けますのでPG得意のフレーズなのかと。 Anything For You スローなバラード。イントロのクリーンギターで弦がフレットに当たる感じが良いですよね。 Rock'n Roll Over これはこのバンドの各メンバーの個性がよく出ていて、ある種の代表曲的な感じかと思います。

AC/DC Black Ice 今風のACDC

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少し湿った音  発売と同時に買いました。最初に聴いた印象としては曲調やギターリフ、歌はいつもの通りだったのですが、ギターの音が違っていると。  乾いた感じではなくどちらかというと湿った感じでいつもよりもちょっとだけ歪みが多くて、重心が低めの音。  このギターの音の影響か、アルバム全体の印象としても今風なヘビーな音に仕上がっています気がします。 ミドルテンポの佳曲 Rock'n Roll Train イントロのリフがサビの歌メロにつながっていると。その曲のまとまり感に関心。 Anything Goes ポップな感じの曲。ギターソロがカッコ良い。 War Machine イントロのクランチなギターがカッコ良い。

AC/DC Rock or Bust ザクザクした良い音

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いつもの安心  2014年のアルバム。 ロックないつもの感じで安心します。1曲目から昔から変わらない音で、いつものようなリフ。そこにいつもの感じのリズム隊にいつもの歌。  単純ですがどのアルバムを聴いても欲しい音が出てくるというのは良いかと。同じ雰囲気はGotthardにも通じます。一聴でAC/DCだと分かる個性はすごい。  ちょっと早めに歩くぐらいのミドルテンポに休符を効かせたギターリフ。歪み浅めのマーシャルな音でこれが良い感じに歯切れが良くて。  歪みは浅いですがザクザクしたハムバッカーの伸びやかな音でツヤがあります。  曲自体もコンパクトにまとまっていて、アルバムとしても聴きやすい長さ。最近のアルバムって1曲も長くで曲数も多めで70分とかありますが、このアルバムは35分。  いつもの音を聞きたい時に気軽にアルバム通して聴ける。 ギターの音に耳が行く Rock or Bust ミドルテンポのビートにいつもの感じのリフ。ツヤのあるリードがカッコ良い。 Play Ball Aメロバックのギターがカッコ良いな。 Rock the Blues Away 歌メロがメジャーキーが目立つせいか、アメリカンな感じの曲調。AC/DCには珍しい雰囲気かもですが、カッコ良いです。

EUROPE / PRISONERS IN PARADISE きらびやかなアルバム

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これはもっと評価されても良いかと  EUROPEの5枚目。  これは完全にTHE FINALCOUNTDOWNの陰に隠れてあまり話を聞きませんが、個人的には佳曲も多くもっと評価されても良いかと。  前作でギターが変わり、歌も美声を押し出す方向に、曲もポップな感じに舵を取った感じでしたがこのアルバムでは少しハードな面も戻ってきた感じでロックアルバムとしてまとまりが出ています。  曲調は北欧系な雰囲気が多少残りつつも、アメリカンな雰囲気でどちらかというと軽快で明るい感じの雰囲気です。  ギターはキーマルセロ。すごくテクニカルな感じで音もしっかり作り上げるタイプなんでしょうね。個人的にはSteve VaiとかJoe Satrianiとかに似た雰囲気を感じます。  どうしても比べてしまいますが、ジョンノーラムはアンプ直でゴリゴリするのが好きな人なのかなとと思ってしまいます。それを考えるとEUROPEな雰囲気にはキーマルセロがとてもマッチしているかと。 最初から最後までキラキラしています All or Nothing 軽快なロックナンバー。やっぱり1曲目の印象でアルバムの方向性を想像します。LAメタルのようなリフでジョーイテンペストの歌い回しが少しこれまでとは異なっている。 Halfway to Heaven どこかで聞いたことあるようなイントロ。 Prisoners in Paradise 柔らかいディストーションギターのリードから始まるタイトル曲。この曲はEUROPEらしい。サビの歌がジョーイテンペストらしいというか良さが最も出ていると思います。 Break Free これはこのアルバムで一番好きな曲。でもボーナストラック扱い。なぜこれが本編でなかったのか。イントロのスリリングなギターがカッコ良い。

EUROPE / OUT OF THIS WORLD これはポップアルバムですね。

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さらにポップに  THE FINALCOUNTDOWNでポップな感じになったのがさらにポップに。  メジャーキーを多用したキラキラした音が目立ちます。  このアルバムからギターが変わり、その影響もあってアルバムの印象もかなり違う。  新しいギターはジョンノーラムとは雰囲気が違う、テクニカルなアプローチが多い感じ。このギターがポップな音作りにマッチしています。  ギターが変わって印象が変わったのもありますが、特に歌も大きく変わったように思います。完全に美声に振った歌い方でロックというよりはポップ歌手のような歌い方に。 この歌がこの曲には非常にマッチしていて、ギターの変更もありアルバム全体の完成度としては非常に高いと思います。  ただポップな感じになりすぎたのもあって、ジョーイテンペストのソロアルバムと言われても違和感がない・・・。 ソロアルバムのようですが 1曲目 アルバムの出だしから美声コーラスで始まる。このアルバムの方向性を意識づけるような。サビのメジャーキーのメロディが印象的。 2曲目 サビのメジャーキーメロディに乗ってメジャーキーのギターソロ。 3曲目 セルフカバー。より哀愁があって叙情的。 6曲目 昔のSEVEN DOORS HOTELに通じるようなアップテンポの曲。良い曲。 9曲目 ギターとキーボードのやり取りがカッコ良いな。 12曲目 ちょっと臭いけど泣きな感じ。

EUROPE / THE FINAL COUNTDOWN 代表アルバム

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代表作  EUROPEの3rd。間違いなく代表作。  2ndで垢抜けて完成した北欧メタルというバンドの音がこれでさらに進化しますが、個人的にはポップな音に寄せすぎたのかなと。 きっとジョンノーラムはもっと骨太を目指していたのかなと。 良い曲が揃っていますが、少し80年代ポップというか産業ロック的な感じが。バッキングは完全にバッキングに徹して、ギターソロはよく考えてメロディアスなプレー。  でも良い曲揃っていますしアルバムは素晴らしい。  ギターはメロディアスなプレーを考えて作っている感じ。アドリブでライブを楽しむというよりはじっくり考えてアルバムを作り上げる的な。   良い曲が並んでいます 1曲目 これはいうまでもなくキラーチューン。ギターソロの出だしのツインリードが良い。 2曲目 ロックな1曲なのですが、楽器の印象がなく・・・伸びやかな歌が全てを持っていた感じ。 3曲目 スローバラード。これも歌が全てを持って行って。 4曲目 これぞEUROPE的な音。重心高めの楽器の音にディレイ深めの歌。 5曲目 イントロのギターリードが入る前のバンドのキメがカッコ良い。普通にやると垢抜けない感じになりそうだけど、ここをカッコよく決めているのがこの曲の売り。 6曲目 ヘビーなリフの曲だけどヘビーに聞こえない。 9曲目 わかりやすい8ビートなロック。EUROPEには珍しい感じです。 きっとジョンノーラムはこの手が好きだったのかと想像しますが、ジョーイテンペストの歌はイマイチ歌いにくそうな。 何となく今後の別れを予期するような曲。

EUROPE / WINGS of TOMORROW 少し地味ですが良い曲あります

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地味なセカンド  84年のEUROPEのセカンド。    ちょっと地味ですね。1stの勢いと3rdのキラーチューンに挟まれている感じがします。  ただこれぞ北欧メタルというべき雰囲気とか音とかを聞かせます。  何より曲や音が一気に垢抜けました。このアルバムでそれっぽいバンドの音が完成しましたし、ジョーイテンペストの歌も1stにあった迷いのようなものがなくなって自分の売りはどこかというのが定まったような気がします。  曲的にもロックな曲とバラードな織り交ぜながらアルバムとしてのまとまりを考えた感じでしょうか。 シングルコイルが鳴っています 1曲目 イントロのギターリードからのリフがカッコ良い。シングルコイルの良い音がしています。 2曲目 これもロックチューン。 3曲目 アコースティックギターと美声を合わせたバラード。EUROPEらしい。 6曲目 タイトル曲。イントロのザクザクしたリフに美声の歌をかぶせるのがカッコ良い。ちょっとサビが弱い感じもしますが。

EUROPE / 幻想交響詩 ちょっと青臭いですが

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北欧  一時期よく聞いていました。83年北欧メタルと言われたEUROPEの1st。  北欧メタルという定義が明確にはよくわかりませんが、なんとなく美声、美メロで全体的にはキラキラした音、骨太ではない、そして美形、というのが印象。 個人的なこの辺りの印象はEUROPEからの印象かと。  全体的にはある種の北欧メタル独特の様式美を感じます。音作りとかメロディとか。    今聞くとバンドの音が若い。垢抜けていません。初めて1stを聞いた時には1曲目の出だしでずっこけるくらいの感じ。ちょっと素人っぽいプレーと音。  ギターもちょっとゲイリームーアのパクリっぽい感じがあったりで。  歌もクリーンな美声にするのか歪ませた声にするのか迷っている感じがあったり。  でもそれらの青臭い部分が懐かしい感じですし、3rdくらいまでのアルバムを聞くと1stから何を目指しているのかは一貫しているような気がします。    ただ5曲目を聴いた時にジョンノーラムが何が好きかわかったのですが、それがEUROPEでやっていることなのかが一瞬不安に思った記憶があります。もっと骨太にロックしたいのではないかと。 青臭さの中にスター性が感じられます 1曲目 In The Future to Come イントロのユニゾンがカッコ良くEUROPEを印象付けた曲。 アップテンポでカッコ良いのだけど、サビのところの歌がちょっと無理をしているというか青臭い感じがカッコ良い。 3曲目 SEVEN DOORS HOTEL キラーチューン。初期の名曲ですね。 ピアノの静かなイントロからギターががっちり入るのがカッコ良い。 5曲目 Boyazont ギターインスト。ゲイリームーアのような感じが。ジョンノーラムが何が好きかがわかります。 9曲目 Memories これは個人的にはサビが大好き。美しいわけではないのですが何となく気になる系のサビ。

【高いだけはある】Suhr Koko Boost これは手放せない

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高品質クリーンブースター  Marshall、特にJCM800とか900とかでHR/HM系ですともう少し歪みが欲しいとか粘りが欲しいとか思うときがあります。通常はそういう時にオーバードライブなどをブースターとして入れてアンプをプッシュします。  そんな時にオーバードライブの代わりに挟むのがクリーンブースター。クリーンブースターの名前の通り歪み成分はありません。単純にボリュームが上がり、アンプが元気になるというか普通のMarshallが高級アンプのような感じになります。  オーバードライブをブースターとして入れる場合との違いはノイズが乗らないこと。  ここ3年くらい手放せないのがSuhr Koko Boost。 癖になるミッドブースト  普通のクリーンブースターとしても低ノイズで良いのですが、癖になるのがMid Boost。 これのために買ったと言っても過言ではない、というか常にMid Boost踏みっぱなしに。  このミッドブーストが良い音出します。これを踏むだけでギターもアンプの一回り高級になった感じ。    つまみは2つ。Boostはブーストする音量を、MidはMid Boostのブーストを指定します。 イメージ的にはBoostで全体のアップ量を指定する感じなので、BoostをゼロにしているとMidをあげてもブーストされません。  ミッドブースト時にポイントになるのが真ん中のFreqスイッチ。   左:自然な感じのミッドブースト   真ん中:ハイよりのミッドブースト   右:ローよりのミッドブースト  なイメージで音が変わります。  これはギターによって変えます。シングルコイルであれば右にすると音に太さが出ます。ハムバッカー系で右にするとアンプのセッティングによってはブーミーになりがちなので左にするとかアンプのEQでローを絞るとか。 (ハムバッカーだとこんなセッティング) 実際に弾いてみると  ローノイズでストレスないです。  例えばストラトでHR/HMをやる時にオーバードライブペダルを入れるとそれなりにノイズが大きくなりますがこれであればストレスなく音にツヤが出ます。  特にオーバードライブとしてDOD Over

Santana / Shape Shifter 古き良き音

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古き良きSantanaな感じ  2012年のアルバム。  個人的には2000年前後SupernaturalとかAll That I amくらいは聞いていてちょっと退屈な感じがしてあまり好きではありませんでしたが、今回は古き良きサンタナな感じが聞けます。  と、言っても80年代前半のShangoくらいまでのスリリングな感じではなく音的には2000年代の音で、ギターのトーンに集中して聴ける感じ。  曲調としてはサンタナの多くのアルバムであるようなアフリカンというよりはオリエンタルというかエキゾチックな雰囲気が多いです。  ギターは当然ハムバッカーの甘い音。基本的な音の傾向は2000年代のアルバムと同じ音の傾向。聞いていて面白いのはギターの音がコロコロ変わる。PRSなんでしょうけど2つのピックアップの使い分けやボリューム・トーンの絞り具合などで曲のカラーをつけ、感情豊かな音が聞けます。メタル系のギタリストのソロアルバムだと聞けない音のキャラクタのつけ方。  プレーもサンタナらしいフレーズや弾き方が満載で聞き応えがあります。  特徴的なのは3音で下降する3連符的なフレーズ。哀愁のヨーロッパなどでも聞けるフレーズでこれが独特のタイム感。  またリード中の休符の入れ方。  一聴して誰だかわかるプレーや特徴があるというのはギタリストにとって目標とすべきところですね。 幻想的で壮大な曲 1曲目 幻想的で映画のオープニングのようなアコースティックギターのイントロ。中盤アップテンポの8ビートに変わってハムバッカーのリード。サンタナ節が聞ける。 2曲目 フロントピックアップでしょうかトーンを絞った感じの音とリアピックアップのタイトな音が交互に聞けます。2人で会話をしているような感じです。 3曲目 ハードなロック風の曲。イントロのギターリフがカッコ良い。リアピックアップのハイポジションのサステインが心地よい。 4曲目 これはとても意外な曲調。 5曲目 スローバラード。サンタナといえばこれ、な感じ。 前半のギターのボリューム落とした感じのフロントピックアップの音、弦がフレットに当たる音が良い。 6曲目 アフリカンなリズムに休符多めのリード。 7曲目

Dokken / Beast from The East これは名盤!!!

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ベストアルバム的な  Dokkenの1つの区切り的なライブ版。  このアルバムって高校生の頃に初めて買ったDokkenのアルバム。もちろんそれまでYoungGuitar誌を読んでいて、Dokkenとかジョージリンチって名前は知っていたのですが実際に買ったのはこのアルバムが最初。なぜスタジオ版ではなくこれを買ったかというとジャケットに惹かれたから。  このライブ盤を最初に聞いたのでDokkenの印象がこのライブ盤な訳です。  特に印象に残ったのはギターの凄さ。最初に聞いたのがもしスタジオ盤だったのであればそこまで印象に残らなかったような気がしますしDokkenにはハマらなかったかもしれません。  もちろん哀愁メロディとか美声コーラスとかも聴きこむ1つのきっかけですが。  そのうちにいろいろ聞いてくると、他のバンドのライブ盤とは違う感じがしてくるわけです。歌とギターの衝突感がすごいというか、ギターが歌に気を使っていないというか。  よくあるのはギターは歌に気をつかって、歌のバックでは少しミドルを落としたり、全体的に混ざりやすい音にしてヴォーカルが歌いやすいようにしたりするかと思うのですが、そのようなものがあまり聞かれない。この辺りがないのは逆に清々しい感じがします。  曲もベストアルバム的ですし、プレーも80年代HR/HMのバイブル的な感じだと思いますのでこれは生涯聞くことになるアルバムかと。 これは聞くべき! 前半  Under Lock and Keyの1曲目、Unchain The Nightからスタート。歌の1音目が外しているのか狙っているのかわからない微妙なピッチで入ってくるのが期待通り。  そこからTooth and  Nailで一気にテンション上がります。このギターソロのタッピングはスタジオ版では聞かれない音の太さ。圧巻です。  名曲DreamWarriorsを経てKiss of Death。ここまでで一気に聞いてしまう勢い。 中盤  When Heaven Comes Downでちょっと一休み。Into The Fireの曲のタイトル連呼なサビでDokkenを感じつつ、Mr.Scary。 終盤  Heaven Sent、It's not Love、Alone Ag

Dokken / Back for The Attack 行きすぎちゃいました・・・な感じが。

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名盤ですが・・・。  87年の4枚目。名盤です。前作までのメローで哀愁メロディにカミソリギターを合わせた方向性をより強めてさらに円熟させた感じ。  前半はゴリゴリしたギターを前面に出したハードな曲、後半はメローな歌が印象的な曲が多いような気がします。  ギターはこれまでのDokkenのアルバムの中では最高のキレっぷりでギターソロも長め。粘りのある良い音で聞きいります。  1曲目のKiss of Deathなんて名曲なのですが、ギターソロも印象的。メロディアスだけどテンションが高い。  ジョージリンチのソロの特徴って、独特のタイム感というかタメにあるような気がします。Kiss of Deathのソロでもフレーズ自体は単調だけど独特なタメがあるために単調ではなくなるというか、ジョージ節になるというか。  歌もハードな曲とポップな曲を歌い分け、良い雰囲気を出しています。ドンドッケンの特徴って歌の出だしにちょっと外れたかような微妙な音程で探ってくる感じ。狙っているのが単に下手なのかわからない独特の浮遊感のようなものがあります。これがメローな声とマッチしていてDokkenのバンドとしての雰囲気を作っています。  残念なのが歌とギターが別の方向を向いてしまったこと。前作ですでに別の方向を向いていたのですが、そのベクトルが適度でアルバムの面積を広げていたのですが、今回は別の面になってしまった気がします。  お互いをウザく思っているのか歌とギターのテンションの高いポイントがずれている箇所があったりするように聞こえてしまうのは残念。  でもこのアルバムは一般常識的に聞いておくべきアルバム。 すれ違いすぎちゃった感じが Kiss of Death これはバンド全体としてもキラーチューン。このイントロリフはカッコ良い。サビの歌のテンションの高さも良いしギターソロのタイム感、弾きまくり感もテンションをあげます。特にギターソロ後半の単純なフレーズのタイム感が抜群にカッコ良い。 Prisoner 良いメロディの曲。 Night By Night ザクザクしたリフにNight byNightってコーラスが良い感じ。でもNight by Nightって言い過ぎかも。ギターの「ピー」とか「キー」って感じがジョ