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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

VOX Tonelab ST 安い割になかなか良かった

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 2年くらい前に思い立って中古で買ってきたのでレビューを。  購入の目的は自宅用に簡易なBOGNER風アンプシミュレーターが欲しかったので。つまりアンプシミュレーターが目的なのでエフェクター関連はほとんど触っていません。 簡単なオーディオインターフェース  本体にUSB端子が付いていて、そのままPCに接続できます。 アンプシミュレーターからそのままPCに直結できるので、あとはGarageBandでも立ち上げればとりあえず宅録できます。これは簡単です。 多数のアンプシミュレータ  BOGNERが目当てで購入しましたが、他にも多数のアンプが入っています。アンプ本体の他にキャビネットも選ぶことができるので様々な組み合わせを楽しむことができます。  ただ組み合わせが多数あるので選択は難しいです。組み合わせ個人的には簡易宅録が目的だったので、そこまで自由度が高くなくても良かった。逆にセッティングに迷うので使い方が簡単な方が・・・。  この手の製品の購入目的はみなさん似たような感じなのではと思います。本気で音源を作りたい人はもっと高価な製品を使うでしょうし、もちろんライブなどでバリバリ使いたいという製品でもないかなと。そうすると手軽で簡単で安い、というニーズの方が強いかと。 肝心の音  ノイズもそれほど気にならないし、値段を考えると十分です。 各アンプシミュレーターも、それぞれのアンプの特徴をよく捉えているというか、それっぽい音が出ます。  一応真空管らしきものが付いていて、電源を入れると真空管が赤く光るのが見えますが・・・本当に真空管を使って音を出しているのか(光るのが本当に真空管なのか)はわかりません。 使い勝手  個人的には使い勝手はイマイチな印象でした。 上記でも書いたようにいろいろ自由度が高い(=セッティングが複雑)なので、多数のパラメータがあるのですが、イマイチ直感的に設定できません。  大きさの都合もあって、すべてのパラメータのつまみがあるわけではないので、「このボタンを押しながらこのつまみを回す」のような設定方法も多いです。それが面倒。  もちろんマニュアルを読みながら設定することで問題なく設定はできるのですが、ちょっと設定を変えたい時にいちいちマニュアルを出して

DOKKEN / 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET この値段であれば持ってない人は

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リマスターではないけど  これもお買い得。Dokkenはこれを買っておけば良いというセット。 中途半端なベスト盤を買うくらいならこちらを買うべき。  リマスターではないので音が古い。今聴くと1st、2ndくらいは音が軽い感じがします。が、これが良い。当時の空気感を感じることができると思います。  一般的にリマスターとして音圧を上げているものもありますが・・・個人的にはオリジナルがベストだと。 どれも名盤 Breaking the Chains  アルバムとしてはまだまとまっていない感じがありますが、1曲目のBreaking The Chainsのサビが秀逸。また最後のParis is Burningも良い。この曲はライブ版しか聞いたことがないのですが、スタジオ版ってないんですかね。 Tooth and Nail  Without WarningからTooth And Nailがこのアルバムのハイライトでしょうね。荒削りな感じですが攻撃的なギターとちょっとまったりした哀愁ボーカルのスタイルが確立したと。 Under Lock & Key  これはキラーチューンがあります。Unchain The NightやIn My Dreams、Lightin' Strikes Againなど。Tooth and Nailのスタイルの荒削りの部分が磨かれて光ってきた感じ。  この頃もジョージリンチが一番好きだな。 Back For The Attack  前作のままで踏みとどまってくれれば良かったのですが、一線を越えて戻れないポイントまで来てしまったような感じ。音的にも曲的にも最高のテンションなのですが、所々で違う方向を向いている雰囲気の音が感じられます。もちろんそれも含めて最高のテンションなのですが・・・。 Beast From The East  これは言うまでもなく、最後の打ち上げ花火的な感じ。これまでのアルバムを聴いたら聞かなければならないライブ版。  95年のオリジナルメンバーでの再結成の来日公演を見に行きましたが、このアルバムのテンションとは全く異なりました。この一瞬でしか出ない音です。 いろいろ考えるとDokken聴きたくなってきた。

Van Halen The Studio Albums 1978-84 まとめてこの値段なんて

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これはお買い得   ふと見つけた。 Van Halen The Studio Albums 1978-84 最近これ系のボックスセットはよく見ます。10代の頃に1枚1枚お小遣いを貯めて買っていたのですが、随分と良い時代になったものです。  ボックスセットで良くあるのがアルバムの選定が良く分からないもの。途中のアルバムが抜けていたり、時期の大きく異なるアルバムが入っていたり・・・。  これは1stから6thまでデイブ期が順に入っているので、お買い得。  持っていない人はまとめて買うべき。 アルバム全て名盤  アルバムレビューを書いても当然全て名盤。 1st  バンドのドライブ感が楽しい。 ラスト2曲のICE CREAM MANからOn FIREの流れが大好き。 2nd 1stに比べるとちょっと地味なの ですが、1曲目のフランジャーベースのイントロから始まり、2曲目 DANCE THE NIGHT AWAY、3曲目SOMEBODY GET ME A DOCTORとノリノリで続くあたりが楽しい。 3rd 3rdは中盤のROMEO DELIGHT、TORA! TORA!、LOSS OF CONTROL の流れが疾走感がとかロック感が満載。この頃から少し曲風が変わるような気がします。 4th これは何と言っても個人的にはUNCHAINEDです。 このイントロのフランジャーだけで。 ロックギターのフランジャーといえばこの曲と思っています。 今までフランジャーを幾つか試しましたが、やっぱり満足できずMXR EVH-117 Flangerを買ってしまいました。 5th このアルバムはこれまでとだいぶキャラが変わってポップな感じ。Littele Guitarなんて良い曲ですね。 6th これは有名な名盤なのでレビューというのもなんですが・・・。 曲はポップだけどギターがザクザク。 サミー期も良いです。明らかに歌もうまいしポップで聴きやすい曲が並んでいます。が、ロックな感じだと断然デイブ期の方が良い。 ザクザクしたハムバッカーのディストーションギターに合うボーカリストだと。

Dio / Killing The Dragon ダグアルドリッジの良いギター

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古き良き  タイトルからドラゴン。このドラクエ風な感じがやっぱりDioです。 ファンタジーな感じと独特の粘りっこい歌い回し。やっぱりDioのアルバムに求めるのはこれだと思います。  1曲目のKilling The Dragonから粘りのある歌とサビの特徴のあるマイナー音階。過去のどこかで聞いたことのあるようなメロディではありますが、この様式美があると一種の安心感があります。  4曲目のBetter In The Darkは初期のDioのアルバムにあったような感じでスピードのある8ビートでおきまりのDio節。  5曲目のRock&Rollは期待を裏切るスローでヘビーな曲。  正直1曲1曲に強さはないというかキラーチューンはないですが、アルバム全体で聞くとコンパクトにまとまっていて聞きたい曲が聴きたい順に出てくる感じ。 ギターはダグアルドリッジ  ギターがダグ・アルドリッジです。  想像通りのレスポール系の音でテクニカルな感じです。 アルバム全体としてもギターが前面に出ている感じがします。ヴィヴィアンキャンベル風なリフを見いていたりもしますが、ミドルを効かせた音はヴィヴィアンキャンベルのように鋭さはない感じです。  音的にちょっと残念なのは、ギターの音が全体的にコンプレッション感が強いというか・・・ 音圧はあるのですが、潰された感じで濃淡がないというかクレヨンで塗りつぶされた感じが残念。  ただギターのプレーは良い。 ダグアルドリッジのどのアルバムもそうなのですが、バッキングはシンプルな音使いがベースですが、ちょっと特徴のある音を挟んで印象付けたり、というのが良い。  こういうセンスの良いプレーを聞いていると、いつの間にがアルバム1枚聴き終わっている。そんなアルバムです。

名盤 Led Zeppelin / Led Zeppelin IV 名盤!!!

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若い頃はA面  初めて聞いたのは高校生の頃。 全体的に言うとロックな感じがA面、フォークソングな感じがB面な印象です。    初めて聞いた当時はわかりやすいロックしか理解できなかったので、単純にA面の方が・・・特にStairway to Heavenのみでした。    全体的にA面はロックな感じなのですが、若い時分にはわかりにくい。  1曲目のBlack Dogはギターのリフが印象的なのですが、途中で2拍4拍のスネアが逆に聞こえる・・・。  2曲目のRock'n Rollはイントロのドラムの変拍子が・・・。 な、感じでスムーズに若い体に入ってくるのが4曲目のみと。 年をとると  B面の味がわかってきます。 アコースティックギターとマンドリンな風味がなかなか染み入ります。  特にGoing to Californiaとか。  合わせてA面のアレンジの良さ、特にBlack DogとRock'n Rollの若い時分には違和感のあったアレンジの良さがわかっています。  またB面の Misty Mountain Hopなんかはスネアの音が抜けて心地よい。 やはり名盤  やっぱり名盤です。一般常識として聞くべき。  あとはジャケットも印象的。バンド名もアルバムタイトルもありません。

Marshall RG-1 Regenerator レビュー まあとりあえず的な感じでは十分

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割り切れば良し  Marshallが出した揺れもの系ペダル。  マーシャルと言えは揺れものの印象はないですし、おそらく売れてないんでしょうね。ネットの情報も極端に少ないです。  コーラス、フェイザー、フランジャーなどの揺れもの系の6種のデジタルエフェクトを1台にまとめたもの。エフェクターの切り替えは本体上部のつまみにて行います。同時に複数のエフェクトはかかりません。  実売価格で1万円ちょっとくらいで売っています。  もともとこれを購入した動機は、手頃な値段でそこそこの揺らし系エフェクターが欲しかったのが動機。  歪み系にはみなさんこだわりますが、揺れもの・空間系はほとんど使わない方も多いかと思います。ですがセッションやバンドの中で一瞬だけ飛び道具的にコーラスとフランジャーなど使いたい・・・でも大げさな荷物は持って行きたくない・・・なんてニーズは結構あるように思います。特にセッション系とか。  まさにそんなニーズを汲み取るペダル。 音はそこそこ ライブ本番では使ったことはありませんでしたが、スタジオのリハなどでは何度か持って行きましたのでレビューを。  どのエフェクトもそれなりに使えます。よくある普通のコーラスの音がしますし、フェイザーやフランジャーも値段を考えると納得。  特にVintage Vibeがなかなか良かった。ストラトのフロントピックアップでこれをかけてブルーズ系なんてなかなかはまっていました。 NGな点 重い  ずっしりしてます。持つと結構重い。特にMXRなど他のペダルと比べるとかなり重く感じます。  もちろん上記のニーズのようにギターケースにペダル1個入れてスタジオに行くのであれば問題ありませんが、ボードに組み込むのは躊躇します。 つまみが見にくい  つまみが4つあります。 これが見にくい。どの位置にあるのかがかなり近づかないとわかりません。  ペダルなのでライブ中とかリハ中に頻繁につまみを変えることはないのでしょうけど・・・ 電池優先?  ペダルなので9V電池が入ります。アダプターの場合には一般的なセンターマイナスです。ただ同時に使うと(電池を入れた状態でアダプターにも繋ぐと)電池が優先されるような気がします。  一般的にはデジタルエフェクターなの

TonePros Locking Studs 取り付けてみた

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割とメジャーなレスポールパーツ交換  もう数年前になりますが、Gibson LesPaul Deluxeの各パーツが結構ガタがきていたので交換できるところは交換したことがあります。その際に交換したパーツの1つ。 TonePros Locking Studsというものでレスポールのテールピースのアンカーを取り替えるもので、テールピースをのせる部分がネジ止め式になっていて、テールピースが固定できます。  売り文句としてはテールピースを固定できるので   ・音が締まる   ・サステインが長くなる  だそうです。 取り付けは簡単  古いスタッドを取り外し。外したスタッドの代わりに新しいものを取り付け。 そこにテールピースを乗せてネジ式に締め付けるだけ。ものの数分です。  ちょっとポイントとしては一度テールピースを固定してしまうとテールピース自体の高さが調節できなくなるので、先にテールピースの高さを調節してから締め付ける必要があります。 取り付けた結果  肝心の音のレビューですが、変わったような気がします。「変わったような」というのがミソです。  特に低音弦側の音が締まった感じがしてボティの振動が大きくなったような気がします。結果としてサステインが伸びて良い音になれば良いのですが、正直劇的な変化とまでは・・・・「変わった気がする」レベルです。  それよりも買えて良かったと思った点は「テールピースが固定されること」です。 テールピースはご存知の通り、通常であれば固定されておらず弦を張ったときのテンションで保っています。  したがって弦を張り替える際などはポロンと外れてボディに落ちる場合も。 これが精神衛生上良くない。  これがなくなるだけでもメンテナンスのしやすさがだいぶ変わってくるように思います。  レスポールでもS tandard系の Tune-O-Maticの場合はあまり気にならないのですが、Junior系のブリッジとテールピースが一体型のものは弦のテンションでちょっと前のめりな感じになります。  (こんな風に前のめりに)  素人目に見てもこれはよろしくないと思いますので、そういうギターの場合には特におすすめ。

SEYMOUR DUNCAN JAZZ SH-2とJB SH-4の載せ替えとレビュー

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LesPaul Customのピックアップ載せ替え  数年前に81年製のGibson LesPaul Customのピックアップを載せ替えました。 その備忘録的にレビューを書きます。  載せ替えたピックアップは定番のDUNCANのSH-2をフロントに、SH-4をリアに。 いつものように安い通販で購入して自分で半田付け。約1時間で完成です。    載せ替え作業で多少手間取った点は、この年代のCustomはサーキットがアルミの箱のようなもので包まれています。単純にネジ止めです。箱を開けるときにはネジを外すだけなので簡単なのですが、取り付けようとすると難しい・・・  イメージとしてはアルミの箱の内側にナット部分があるので、ネジを止めるときにはネジ穴が見えない。それなりに長さのあるボルトを見えないナットをめがけて締めてゆく。  なかなかナットにはまらずにひとりで数10分アルミの箱と格闘しました。 肝心の音 SH-2 Jazz  フロントにつけました。 あまり出力が強い印象はありませんでした。低めのセッティングなのもありますが、歪系の音よりはクリーンな音でピックのアタックを楽しむ感じがします。    軽くコンプレッサーでもかけてクリーンサウンドで単音のリードをとかがよく合うかと。 SH-4 JB  これは今回のメインでした。 レスポールのピックアップの載せ替えといえばJBというくらいメジャーなものなので今更レビューというものでもないのですが。    載せ替えた印象としては、パワー感があり、少しトレブリーな感じ。 歪ませた音がよく合う感じでアタックの「ガッッ!」という音が目立つ。まさにあまりエフェクターなどかけないソリッドな感じの歪みでガツガツ弾くためのピックアップな感じです。  軽くドライブさせて、HR/HMのバッキングで低音弦のリフなんか弾くと音が前に出て良い感じにバンドに入ってくる音だと思います。 ピックアップの交換は定番が良いのでは  ギターのピックアップって悩みポイントの一つだと思います。 しかしながらなかなか試奏もできないし、思い切って買ってみるしかないものの1つで、ハズレでもなかなか戻すこともできません。  そんな中で定番のピックアップを選択す

Revolution Saints / Revolution Saints これは昨年1番のヒット

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昨年1番のヒット  2015年中、数えてみるとCD(新譜・ジャンク合わせて)を約100枚程度購入しました。 その中で間違いなく2015年1番のヒットです。  Doug Aldrich、Journeyの Deen Castronovo、Night Rangerの Jack Blades。  基本的な路線はJourney風。 特に Deen Castronovoのヴォーカル が Steve Perryに似ているので特にそう感じるのかも。  また特徴はダグアルドリッジのギター。レスポール系のハムバッカーのストレートな音が歌に絡んで聞いていて楽しい。  1曲目のBack on My Trailからイントロのギターリフから始まり、パワー感のあるバンドプレー。そこに透明感のあるヴォーカルが乗り・・・とメンバーを見ただけで想像できる期待通りの音。  2曲目のTurn Back Timeは1曲目同様にギターリフから始まり、ディーンとジャックブレイズのツインボーカルが目立ちます。ギターソロではテクニカルな出だしからメロディアスなフレーズを挟みつつ展開してゆく、と。  80年代の爽快感のあるメロディアスハードロックを求めると1つの完成系のような気がします。 ただちょっと濃いかな  個人的にはかなりのヒットで、まさに「このメンバーにはこれを求めている」感じが満載なのですが、アルバム1枚聴きこむとちょっと退屈な面も。  どの曲も割と似た感じの印象。歌もギターもキャラが強いので同じ調子に聞こえてしまいアルバム全体の構成としては濃すぎる感じまします。  濃すぎるんだけど逆に印象にも残らないというか・・・。  アップテンポ8ビートで疾走感のある曲とか、パワーバラード系は想像通り良いのですが、それ以外の感じもあるとアルバムとして聴きやすいかなと。   でもやっぱり欲しい音  アルバム1枚を普通に聞くと後半飽きてくる感じもありますが、でもやっぱりこういうのを求めている時はあります。メニューが1つしかないレストランのような。  

Dokken / Beast From The East

LA Metalの名演  ふと聴きたくなったので聴きました。88年のDokkenのライブアルバム。今でのたまに聞きます。  初めて聞いたのは25年以上前ですが、哀愁あるメロディのDonの歌とGeorge Lynchの激しいギターがとてもカッコ良かった。  Jeff PilsonとMick Brownのコーラスも良い味で。  高校生の頃、バンドスコアを買って練習した良い思い出。ESPの神風ギターがカッコ良く、買おうかどうか考えたり。  1曲目のUnchaine the Nightのギターのクリーンサウンドのイントロなんかは今でもカッコ良い。  4曲目のKiss of Deathはスタジオ盤よりもギターソロが長かったっけ?  13曲目のIn My Dreamsなんてライブの盛り上がりには良いですね。  スタジオ盤では聞けないオブリやソロの詰め込み感などテンションの高さを感じられる名盤と思います。  個人的にはDokkenはBREAKING THE CHAINS、Tooth and Nail、Under Lock and Key、Back for the Attackの4枚までと思っていますが、選曲的にも4枚から満遍なく選曲でほぼベストアルバム的な感じ。 95年に来日公演と比較しても  その後95年の来日公演を見に行きその際のライブDVDも購入しましたが、それと比較してもBeast from the Eastのテンションの高さが際立ちます。  95年の時は1曲目がTooth and Nailでしたが、ギターソロのGeorge Lynchの小指(!)のトリルが凄かった・・・などプレー自体は印象に残っているのですが。  ところでBeast from the Eastは完全盤があるらしいのですが、未だ見たことがありません。見つけたら即購入なのですが・・・。

SONIC TURBO BLENDER 飛び道具的にはありかな

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ストラトの手軽な改造  トーンノブを1つ潰して、フロントピックアップを直列で接続するボリュームをつけるイメージ。  リアとフロントをミックスして「太い音」になると。ボリュームノブ的にフロントピックアップのブレンド具合を調整できるのが自由度が高く良い感じ。  これまでストラトは使いやすくて登場機会も多く重宝していたのですが、メタル寄りのロックの場合にはちょっと足りない感じがしていました。  メタル系だとリアピックアップでエッジのある音を出したい反面、シングルコイルだとキンキンしすぎて・・。    もちろんリハなどは1つのバンドだけの場合には、そのバンドにあったギターを持って行けば良いのですがメタルバンドとポップスバンドのリハが同日だったり、セッション系でキャラの異なる音が欲しい・・・が、打ち上げなどもあり荷物はあまり持って行きたくない場合など、これ1本持って行けば。 取り付け簡単  スイッチ、ボリュームなどハンダ付けされたキットになっているので、あとは好みのストラトに取り付けて、各ピックアップとスイッチをハンダ付けするだけ。    取り付けた見た目はほぼ分かりません。よく見るとポッドが厚みがあるのでノブた多少浮き上がっている感じがあります。  ただ数mmですし正面から見た感じは分かりません。 肝心の音  リアとフロントをミックスしてゆくので普通にリアを使っている感じで、キンキン感はなくなります。  リアとフロントがミックスされた音はこれまでのストラトの音とは明らかに違います。「太い音」が出ます。  ただストラトのピックアップはどの位置も特徴のある音を出すので、良くも悪くも独特な音になります。  音は「太く」なりますが、ハムバッカーの音とは明らかに異なる。フロントのシングルコイル特有の煌びやかで太い音なので、ハムバッカーの密度の高い音ではない。 これはこれで良い音と思いますし、使える場面も多いかなと。 レビューとしては  総評としてはこの音のストラトが1本あると何かと使えると思います(高いストラトは改造したくないですが)。  でも幅広い音に対応するものではなく、あくまでストラトの拡張・ストラトのバリエーションの1つかと。つまりハムバッカーの音が欲しい人はハムバッ

Grand Funk Railroad / On Time 良い音

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難しくないハードロック  同時代のロックというと、Led ZeppelinとかDeep PurpleとかUriah Heepとかのヨーロッパ勢を想像します。個人的な感想ですがこの辺りのバンドはアルバム中に様々な曲調や音の曲が並んでいたり、1曲がプログレッシブだったりで聴きこむことで良さがわかってくる印象があります。  これらと比べると曲が難しくない。単純にノリが楽しめる。 アメリカ的なのかどうかわかりませんが、Steppenwolfも同じ感想です。  全体的な音の傾向もだいぶ違うと思います。ヨーロッパ勢は全体的にトレブリーな感じというかシャープで尖った雰囲気がありますが、アメリカ勢はミドルを出した音。  ギターの音はハムバッカーのミドルを出した音ですね。よく聞くとギターが上手い。歌のバックに入っているリフとか、ベースと棲み分けしているカッティングとか。  前半は普通に弾いていて、後半はワウを踏んでいたり。  こういうセンスは見習いたいところです。 キャッチーな曲  1曲目の Are You Ready? からわかりやすいリフのイントロから始まります。 2曲目の Anybody's Answerも同様で とてもキャッチーで聴きやすい。  基本的にはアルバム通してわかりやすい印象的なギターリフをイントロに持ってきてノリノリなベースとアクセントの効いたドラムで支えている感じです。    特に5曲目の T.N.U.C.なんてロックな感じがして良い。印象的なギターリフから始まり中盤でドラムソロ。  やっぱりメインは7曲目 の Heartbreaker。 コード進行は定番的な感じなのですが、アレンジが印象的。  バラード的というかフォークソング的なイントロから始まり徐々に盛り上がって行く感じ。  で、曲が終わる雰囲気で「良い曲だったな」なんて余韻に浸ると・・・また始まる。しかもテンポアップして全開でサビに。 このアレンジってなかなかすごい。天国への階段かHeartbreakerか。  この手の名盤は定期的に聴きたくなる。

CAJ Loop and Link Ⅱ とりあえずには満足

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適度な大きさ  5ループで6プリセット。ギターで1つのライブ、1つのバンドで使いそうなエフェクター関連が収容できるループ数。値段的にもプログラマブルでそこそこの値段。  何より大きさが良いです。 標準のエフェクタボードに入る大きさで重さも600gちょっと。電車で持ち運ぶ身としてはとても体に優しい。これ以上重いと手で持ち運ぶのは厳しいですし購入の検討にも入らないかと。 スイッチャーを入れる目的  多くのギタリストがスイッチャーを入れる目的は、 1.複数のペダルを一度に切り替えしたい 2.不要なエフェクターは通したくない  と、思います。  個人的にも一番の目的は複数ペダルの切り替えでした。 ペダルは1つのバンドあたり4個程度で1ライブで使う組み合わせも5種類程度です。ペダルが4から5個程度ですから、スイッチャー導入前は普通に直列でつないでいました。 音的にもそれまでは不満もなく一度に複数のペダルのオンオフを一度に切り替えられれば良いかと。  そんな目的で、思い立って導入したスイッチャーですが、入れてみるとペダルを繋ぐだけで音が変わるのが解ってきます・・・。  はっきり言うと、有名メーカーのペダルでも繋ぐだけでハイ落ちしたり、音量が変わったり・・・。スイッチャーを入れるとそのあたりは明確にわかってくる。  もちろん直列でつないで、「その音」自体が気に入っていれば良いのですが、個人的にはペダルの良し悪し判定にもスイッチャーは使えるかなと。 レビュー  レビューというか実際使ってどうなの?というのが知りたいところだと思いますので。  とても使いやすいです。スイッチの幅も踏み間違いとかありませんしプリセットの設定方法も特に難解なものもなく普通にマニュアルなしで使えます。  スイッチの踏み心地は個人的に最初は戸惑いました。 踏んだ時の「パチッ」という感じがないスイッチなので、よくあるペダルのスイッチと比べると踏んだ感覚が少し違います。まあこれは慣れかと。  またバッファーオン・オフのスイッチが外についているので音を出しながらカチカチ試せます。バッファの音は自然です。  自分のセッティングでは前段のSuhr KokoBoostのバッファーをオンにしているのでスイチャーの