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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

筋肉少女帯 / 仏陀L ジャズフュージョン的

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ジャズ的、フュージョン的  筋肉少女帯のメジャーデビューアルバム。  ハードロックというよりはジャス的というかフュージョン的な感じで独特な音楽が。  耳に残るのはピアノの音。ハードロックというかパンクというかどちらかというと雑な雰囲気の中に美しいピアノが載るというのはなかなか他にはない雰囲気。  1曲目のモーレツア太郎からパワーがあります。ロック的なリズム隊の上にピアノを引きまくり。  独特な浮遊感のある音ともマッチした独自の文学的な歌詞も相まってカッコ良い。

Pantera / REINVENTING THE STEEL 金属的

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金属的  Pantera的というか欲しいものはフィルアンセルモの絶叫スクリームとダイムバックダレルのエッジの効いたギターリフ。  この2つはセットでなければなりません。  そしてお約束的な1曲目 Hellboundからのバワー感。  フィルアンセルモのスクリームは常にハイパワーなわけではなく、溜めて溜めて大放出する感じがツボをわかっている感じ。  バンドとしてはCowboy From HellのインパクトとかVulgar Display of Powerの完成度とかが有名ですが、このアルバムのテンションもなかなか名盤かと。

Pantera / THE GREAT SOUTHERN TRENDKILL 絶叫

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絶叫  1曲目をスタートした瞬間目がさめる感じ。  さらにへヴィーに、さらに激しくってのを求めた結果大変なことになった感じ。  絶叫からの爆走な感じでスタート。  と、言いつつもスラッシーなのは1曲目のGREAT SOUTHERN TRENDKILLと7曲目のSUCIDE NOTE PART IIくらいで他はブラックサバス的などんよりした雰囲気の悪魔的というか欧州的というか、勢いというよりは練られた感じの音。  9曲目のFLOODSのようなもやのかかったどんよりした不思議な雰囲気。これがこのアルバムの醍醐味か。

Pantera / FAR BEYOND DRIVEN さらに過激に

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全米1位  メジャー3枚目。  前作のへヴィーさをさらに過激にして全米1位。  個人的にはミドルテンポが多くてちょっと息苦しい感じもします。前作がバランスも良くて良いアルバムで、あえて息がつまる感じに振ったようにも思えます。  キラーは4曲目のI'm Brokenでしょうか。粘着感のあるリフが癖になる感じ。リズム隊のうねるグルーヴが象徴的。  ラストのPlanet Caravanはブラックサバスのカバー。原曲をほぼそのままに自分たちのルーツを演奏しているよう。

Pantera / Vulgar Display of Power グルーヴメタル

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グルーヴメタル  メジャー2枚目。  バンドの音の方向性が決まったアルバム。  メタルには色々ありますが、パンテラはグルーブメタルだとか。言い得て妙な感じがします。リフとリズムに凝った感じ。これまでのスラッシュ的な一直線でもなく。  このアルバムは1曲目のMOUTH FOR WARがキラーチューンでしょうか。イントロのスライドを使ったリフが秀逸。このパワー感は漢になる感じ。ロック史に残る名リフの1つかと。

Pantera / Cowboys from Hell 新しいメタル

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メタル新時代  90年のアルバム。  それまで流行っていたLA Metalな感じが終わり、そこに出てきたのがスラッシュをさらに過激にした感じのこのアルバム。  とにかくへヴィーな音ですが、今風だとドロップチューニングが当たり前の中に普通にレギュラーかつソリッドな音、歪ませてドンシャリのエッジの利かせた感じのサイコな音。  昔Young Guitarのインタビューでダイムバックダレルが「音が軽くなるのであればギターソロもいらない」といっていたのを覚えています。それまでLA Metal的なテクニカルギタリストが流行っていた中でギターソロはいらないといったのは衝撃。Panteraはその通りリフで重さを追求した感じ。  このアルバムは1曲目のCowboy From Hellから4曲目のHerseyの流れがカッコ良い。

Black Country Communion / BCCIV

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カンサス的  過去の3枚で解散したと思っていたBlack Country Communion。ふとCDショップを見たら見たことないジャケットに全曲新曲と書かれていたので買ってきた。  グレンヒューズとジェイソンボーナムのリズム隊。これは昨今最強だと。  重いドラムとブリブリのベース。これだけで良いと思える感じ。  ドラム的には最もLed Zeppelin的に感じます。    雰囲気的には70年代のハードロックでこれまでのBlack Country Communionと比べてシャウトなども少ない感じ。ちょっと淡々としているかも。  大きく雰囲気違うのは3曲目のThe Last Song For My Resting Place。なんというかカントリーというか初期のカンサス的な雰囲気。壮大な感じでカッコ良い。

T.REX / Dandy In The Underworld ラストアルバム

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存命時のラスト  なかなかカッコ良いアルバム。  ポップに振ったわけではなく、過去の自分の曲に似ている部分も多いのですが全盛期の頃の音を取り戻した感じがあります。  目立っていたブラックミュージック的な雰囲気もなくなり締まった感じの音でシンプル。当時はやっていたパンクミュージックに近い雰囲気もあります。

T.REX / Futuristic Dragon 派手なサウンド

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重厚でスッキリ  思いリズムに華やかなストリングス、キラキラしたシンセ音でブランド品のような上品で派手な感じに仕上がった感じ。  逆に怪しさとか妖艶な感じがなくなっているので初期の頃とは大きく印象が異なるか。

T.REX / Bolan's Zip Gun 低迷期

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低迷期  バンドというか実質ワンマンだったT.REXの低迷期のアルバム。  グラムロックの怪しい雰囲気からディスコミュージックというかブラックミュージック的な要素も少し意識し出した感じかする音で、歪んだギターにマークボランの力の抜けた声。それに黒人女性的なコーラスが入ってグラムロック期よりも逆に時代を感じてしまうような音になっています。  この辺りは前作までだったトニーヴィスコンティのアレンジが無いせいか、音が明らかに違います。新しくもあり「らしさ」がなくなったとも。

Marc Bolan & T.Rex / Zinc Alloy And The Hidden Riders Of Tomorrow Or A Creamed Cage In August

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ちょっと地味ですが  Zinc Alloyという架空のキャラを設定したコンセプトアルバム的な感じ。デヴィットボウイのZIGGY STARDUSTのような設定のアルバム。  名義がMarc Bolan & T.REXだったりとバンド的には安定せず低迷期なのか転換期なのか、そういうのもありちょっと地味な感じもあるように思いますが、音的にはホーンやピアノが前面に出ている曲もあったりとキラーチューンはないアルバムですが良い音出しているなと思います。  そんな中で7曲目のTeenage Dreamは壮大な感じのソウルフルなバラードで名曲になるかなと。  邦題がズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー。The Hidden Riderを仮面ライダーと訳しているのはなかなか時代的な流行か。

T.REX / TANX ストレートなロック

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ストレート  前作のような怪しい妖艶な雰囲気は少なくなりストレートなロックな風味が多いかなと思ったアルバム。  もちろんだるそうなヴォーカルや合いの手的なコーラスは健在でそういう意味ではT.REXらしい音ともいえますが。  5曲目のShock RockのようないかにもT.REXらしいブギーな曲も当然健在なのですが、7曲目のElectric slim and The Factory Hemはギターとコンガが絡みつく感じがカッコ良い。この手の音楽でコンガってのも珍しい。     前の2作のアルバムと比べるとキラーチューンもなく地味な感じもしますがうまくバンドとしてまとまったアレンジの良いアルバムだと思います。

T.REX / The Slider 名盤

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名盤  前作でブギーなギターにだるそうなヴォーカル。それに怪しいコーラスとT.REXのグラムロック的な音のベースができた感じですが、この3枚目で完成した感じ。  オープニングのMetal Guruこそポップな感じですが、4曲目のThe SliderがまさにT.rex。ボランブギーでしょうか。ハムバッカーの丸い音に力の抜けただるそうなヴォーカル。コーラスも結構重要で怪しい雰囲気を出すのに一役かっている感じ。  T.REXのイメージって中性的というか2丁目的というか、怪しい妖艶な感じなのですが、そんな印象なのが7曲目のBuick Mackane。ガンスアンドローゼスもカバーしていましたか。  キラーチューンはTelegram Samでしょうか。言わずと知れた代表曲。