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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

Distortion弾き比べ

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話題の歪み系弾き比べ  スタジオで大音量で弾き比べてみました。  いくつ買っても満足できない歪みの沼に嵌りつつありますが、話題の歪みをいくつか弾き比べてみました。  弾き比べたのはこの4種。  ・320Design BrownFeather  ・Bogner Ecstasy Red  ・One Control Purple Plexifier  ・Friedman BE-OD  アンプはJCM2000。ギターはKillerのReaper。  それぞれキャラが違って面白い感じでした。 歪みの量  歪みの量的に想定すると  BE-OD > Ecstasy Red > Brown Feather > Purple Plexifier  です。  実際のゲインとは異なるかもしれませんがその場で聞いた印象として。  一番ハイゲインな印象なのはBE-OD。印象としてはゲインつまみはそれほど回してもそれほど変わらない。時点でEcstasy red。この辺りになるとゲインつまみは回しても意味はない印象。9時くらいにしても十分ハイゲイン。  BE-ODは倍音感もすごいですがストレートなメタルサウンド。Ecstasy Redは独特な倍音感。一聴でそれとわかる音。Brown Featherは改造マーシャル系の倍音感。Purple Plexifierは倍音感が一番薄く音の芯が残る地味な感じでバンドで合わせるとローゲインに感じます。 音の高低  音のイコライジング的には、重心の低い順に  BE-OD > Ecstasy Red > Purple Plexifier > Brown Feather  です。  BE-ODはドンシャリ。Brown Featherはハイミッドより。Ecstasy RedはBE-ODに近いですがハイ成分が多いです。  BE-ODは全体的な傾向としては良くあるメタル系ディストーションの音像、BOSSだとメタルゾーンなどに近い感じでメタル系のリフを弾きたくなる音。密度の高い音で5弦、6弦のリフが気持ちが良い。重心が低音に寄っていて湿った音なので一人で弾いていると気持ちが良いのですがセッティングによってはバンドでの抜け

Ozzy Osbourne / Live At Budokan まあこれはこれで

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楽器陣は素晴らしい  最近のライブ。声の都合かダウンチューニングでしょうか。1曲目のI Don't Knowがはじまた瞬間に違和感がありました。Down to Earthくらいの曲であればダウンチューニングも良いのですが、初期の曲はできるだけレギュラーか半音下げくらいの方が合うかと思います。初期の軽快な感じがダウンチューニングだと締まりが無くなる気がします。  ただ最後近くのBark at The Moonはカッコ良い。

Ozzy Osbourne / Down To Earth ちょっとまとまりないかも

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前作に続き  ちょっとパッとしないかも。  最初に聴いた印象が、耳に残らない・・・でした。  よく聴きこむとやはりオジーのアルバムなのですが、華がない感じがします。ギターはザックワイルドなのですがソングライティングには参加していないとかでザック節はあるものの大人しめな印象。  やはりロックシンガーとしては華のあるギタリストと組んで欲しいと思うところ。

Ozzy Osbourne / Ozzmosis 微妙な感じ

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華がないか  これまでとは全く曲調が異なります。  モダンヘヴィネスとでもいうのでしょうか。とにかく楽器陣の重心が低く、これまでのザック期にあった押せ押せ感がありません。  アルバムをスタートさせ1曲目のPerry Masonを聞いた時にこれがオジー流のモダンヘヴィネスかと思いましたが、以降聴き進めると様々なタイプの曲が出てきます。キラーチューンというか、ギタリストが生き生きしている部分がない感じもしますが、メロディックでもあり聴きこむと良さがわかるアルバム。  

Ozzy Osbourne / Live & Loud ベストアルバム的ライブアルバム

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Ozzyの集大成  93年のライブアルバム。当時リアルタイムで購入して、一度なくして別のを購入したところ元のが出てきたのを覚えています。なくしたと思って再度購入しようと思うほどよく聞いたアルバムです。  とにかくパワフルで一気に押し捲る感じ。選曲的にも引退宣言があってかオジーのキャリアの集大成的な選曲で楽しめる。

Ozzy Osbourne / No More Tears ヘビーな歌モノ

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歌を重視  91年の6枚目。  前作のNo Rest For The Wickedでは、これまでの2対のギタリストとは明らかに異なる方向性を見せつけたザックワイルド。EMGで深く歪んだ音に深いコーラス。  今回は少しのキャラクターは薄まったような気がします。薄くなったと言ってもザックワイルドとわかる音。ギターが前面に出るというよりはヴォーカルを立てる感じになった感じがします。  また曲的にも耳に残る良い曲が多い。Mama I'm Coming HomeなんかはGoodbye to Romanceに匹敵する名バラード。  アルバム全体として高品質にまとまった良いアルバム。

Ozzy Osbourne / Just Say Ozzy パンチのあるギター

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パワーのあるギター  No Rest For The Wickedのリリース後のライブアルバム。ザックワイルドのギターが存分に聞けます。バンドの演奏が上手いのは当たり前なのですが、やはりザックのギターがすごい。ソロのピッキングが目を見張る。あれだけ低くギターを構えて正確で速いピッキングというのはなかなかないです。またスタジオ版と異なりギターのコーラスも強いです。MiracleManなんてうねっている感じ。EMGのピックアップとマッチしてエレキギターっぽくない感じが出てそれも良しかと。

Ozzy Osbourne / No Rest For The Wicked 新たなギターヒーロー

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新たなギターヒーロー   88年、5枚目。  ギターがザックワイルド。レスポールの金属的な音でパワー感のあるリフ。そしてフルピッキングのソロ。ランディローズともジェイクEリーとも方向性の異なるタイプ。音的には深めのディストーションにコーラスをこれも深めに。これで低音弦のピッキングハーモニクスを鳴らすとザックワイルド。  楽曲的にもこれまでとは大きく異なります。1曲目のMiracleManのように圧力のある重心の低い曲が多い印象。ジェイク時代の曲はフラッシーな曲が多かったのでアルバムの印象はだいぶ異なります。  明らかにキラーチューンはMiracleManですが、それ以外の曲もザックワイルドらしい雰囲気がプンプン。個性のある良いアルバムです。

Ozzy Osbourne / Tribute ランディーローズに捧ぐ

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ランディの名演  ランディーローズの貴重なライブ音源。いわゆるギターヒーロー。カッコ良いです。トリッキーなプレーやテクニカル的に他の人ができないようなプレーをしているわけではないのですが、基本がしっかりしている感じのカッコ良さがありますね。クラシカルスタイルでレガートな上昇フレーズとかそういうのがカッコ良い。音も高域が引っかかるような叫びっぽい感じの音質でこれがテンション上がります。  プレー的には1曲目のI Don't Knowでいきなり突っ走ってしまっているのはご愛嬌。

Ozzy Osbourne / Ultimate Sin Ozzyの中では地味なアルバム

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フラッシーなギターが  活きなかった感じもあります。86年の4枚目。ジェイク期では2枚目。フラッシーなギターも合間ってよりLAメタル的になった感じです。これまでのアルバムの音のように重厚な感じではなく平面的な感じに。その分ギターが前に出ている感じです。ジェイクはトリッキーな感じのギターが多いのですが、このアルバムではそのギターが前面に出ています。そしてヴォーカルのメロディはキャッチーです。特にキラーチューンのShot inThe Darkなんてポップです。

Ozzy Osbourne / Bark at The Moon ジェットコースター的名盤

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ジェットコースター的な名盤  ランディローズの代わりにJake E Leeがギタリストに加入したオジーの3枚目。  ランディー期の2枚、特にDiary of Madmanは悪魔的でダークな感じに整っていて、全体的なリズムもどっしりとした感じのアルバムでした。ジェイクが加入したこのアルバムは明るくてジェットコースター的な雰囲気。ジェイクのフラッシーなギターが時にその雰囲気を作っています。軽快な感じで16分音符のリフから始まり急ブレーキをかけるように4ビート的になったり、と、思えば突然急旋回するようにトリッキーなリードプレーが入ったり、まさにジェットコースターのよう。  どの曲も良いのですが、やっぱり一番のキラーチューンはアルバムの1曲目 Bark at The Moonでしょうか。オジーの代表曲であり、ジェイクをイメージさせるギター。  ジェイクのRed Dragon CartelでもBark at The Moonを思い出させるリフが入っており、本人的にも特にな感じなのでしょう。  何よりジェイクはギターを弾く姿がカッコ良い。ロックスターとしてはこれが重要。

Ozzy Osbourne / Speak of The Devil ブラックサバスの曲のライブ

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Ozzy名義ですが  全曲ブラックサバスの曲でのライブアルバム。ランディが亡き後にブラッドギルスがギターで加入。全体の音的にはLAメタル的なタイトで軽快な感じでブラックサバスの曲がプレーされています。  リズム隊も安定しているしギターもブラッドギルスらしい派手なアーミングもあったりで聞いていて楽しい。何よりこの頃のオジーは声が出ている感じがします。オリジナルの悪魔的な感じというよりはドライでドライブ感の効いたサバスも楽しい。

Ozzy Osbourne / Diary of Madman ダークな1枚

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ダークな雰囲気  オジーとランディローズの2枚目。前作はアルバムとしては軽快な感じで多少ポップな感じもありましたが、今回は闇な感じ。このアルバムはファーストに比べると地味な感じもありますが、名盤であることには変わりがない。  1曲目のOver The Mountainは1曲目としてはちょっと意外な感じの始まり。16分音符のリフに間延びするオジー独特のメロディ。2曲目のFlying High Againはギターソロが名演。  ちょっとダークな感じで名曲が続き、最後のDiary of Madmanがアルバムを代表する曲。怪しげで闇な感じの雰囲気が完全に出来上がっています。前半のアルペジオの静かな雰囲気から徐々に狂気な感じが出てくるところが名演。