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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

MXR ZW28 Black Label Chorus 上品なコーラスペダル

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ザックワイルドのコーラス  MXRのコーラスペダル。ザックワイルドのシグネイチャーモデル。M234 Analog Chorusをベースにしているようで、つまみなどは一緒。  コントロールはコーラスに良くあるRATEとDEPTHで操作。ポイントはHIGHとLOWのEQが付いていること。これはカットフィルターなのでうるさい部分をカットできます。これは結構便利でクリーンサウンドでコーラスをかけるときだけ音を丸くしたいとかそういう時に重宝します。  また個人的なポイントはエフェクトのレベルが調整できること。コーラスの掛かり具合が調整できるので、薄くかけたい時にこのつまみで調整できます。このペダルを購入したポイントの1つ。 レイアウト的にはいつものMXRサイズに右にインプットとアダプターの接続。左にアウトプットがあります。  アプトプットは通常のモノラルのアウトの他にダイレクトアウトがあります。ステレオで出力する時にダイレクト音だけ出力する部分ですのでダイレクト音だけアンプで歪ませて、のような使い方ができます。  また特徴としては軽い。筐体がアルミで非常に軽いです。これはペダルボードに組み込む際には重要なポイント。 上品な掛かり具合  音は非常に上品です。エグい掛かり方はしません。比較をすると、JazzChuorus(良くあるJC-120)に付いているコーラススイッチのようなうねる感じの掛かり方はしないです。もちろんDEPTHなどを深くかけるとそれなりに深くは掛かりますが、コーラス音がJCよりももっと重心が高く薄い衣を羽織るような感じなので音全体がエグくなる感じは薄いです。  このような音なので特にディストーションとの相性が良いです。薄くかけてディストーションサウンドの低音リフなどでピッキングハーモニクスを出す感じがザックワイルドのそれです。  クリーンサウンドでカッティングなどやる場合にはJCの低音からうねる感じが良かったりする場合もありますので、このあたりは好みの問題かと思います。  サウンドで1点だけ気になる点があります。直列につないでいた時には気にならなかったのですがこのペダルはつなぐだけで若干ですが音が小さくなる気がしました(具体的には、スイッチャーを介してコーラスを通過するときと通過

AMT Electronics Legend amp B1 気軽なプリアンプ

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手軽なプリアンプ ロシアのメーカーAMT ElectronicsのLegend ampシリーズ。アンプの名機をシミュレートしたペダル型のプリアンプ。JCM800とかSoldanoとか全部で8種類ある様子。  その中のBogner Triple Giantをシミュレートしたものとか。  大きさはMXRサイズで9Vの電池・アダプターで動作します。普通のディストーションペダルのような感じです。  そして軽い。  ギターケースのポケットに気軽に入れて適当に音が出せる感じ。  右側にインプットとアダプター、左側に通常のアウトとキャビネットシミュレータ出力。  マニュアルによるとアウトはアンプのパワーインに接続するイメージになっていてまさにプリアンプとして利用する想定。キャビネットシミュレータは宅録など向けのようです。 音はどうか  接続としては  ギター-----B1-----JCM2000のパワーイン  で試しています。 もっとも本物のBogner Triple Giantなんて使ったこともないので音の比較とかはできませんが、密度の高い鋼鉄系の音。音のエッジというか噛みつくような感じは良い感じです。  コントロールは3EQ。良く効きます。ミッドをブーストしたりドンシャリにしたり割と自由に作り込める感じ。  一方GAINは効きが直球な感じ。ローゲインはできません。一気にゲインが上がって12時以降はあまり変わらない感じです。これを使ってわざわざクランチな音を出したいと思う人もいないので問題はないです。  とにかく密度の濃い音圧のある感じの音が出ます。そのためゲインを上げすぎると単体では良い音でもバンドで合わせると抜けの悪い音になりそうな感じです。  また真空管アンプに比べると音の立体感が若干落ちる感じがしました。が、とりあえずの1台としては十分ですし、メタルギタリストのJC対策としては良い選択かと。

tc electronic Vortex Mini Flanger レビュー

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最初の1台には良いかも  tc electronicのTone Printシリーズ。ミニサイズのFlangerペダル。  特価で売っていたので試しに購入してみました。個人的にはクリーントーンのアルペジオなどはコーラスよりもフランジャーの方が好きなのでフランジャーは欠かせないペダルです。  コンパクトなサイズにつまみが3つ。DepthとSpeedとFeedback。一般的なつまみです。  トゥルーバイパスのスイッチに、アナログドライスルーでドライ音は余計なところを通らずにそのまま出力。  バッテリー端子は右のインプット側上部にあります。この位置であればボード組み込み時にも邪魔になることはありません。  ノイズも少なく小さいのでボードへの組み込みも問題なく。相変わらずtc electoronicのペダルは値段の割に基本性能が高いです。  tc electronicの売りとしてはやっぱりTone Printでしょうか。これで自分でつまみの効きを調整したり、有名プレイヤーの設定をコピーしたりできます。以前Flashback delayを使っていた時に色々面白かったのでFlangerの場合はどうだろうと興味がありました。  Webサイトにもいろんなプレイヤーの設定データがありますしそれを順番に試して行くだけでも結構楽しめます。   音はどうか  音の印象としては上品です。これはtcelectronicの特徴かもしれません。すっきりとハイファイな音。購入した目的としてはEVHの「あの音」が出るかどうかと期待しての購入でした。TonePrintでもそのセッティングがあったので。  結論としては難しいかなと。似た感じにはなって良い線なのですが、上品ゆえにエグさとか田舎臭さが足りない。例えるなら優等生が悪ぶっても根っからの不良にはなりきれないような。  EVHの音を求める人は素直にMXRのM-117を購入するのが吉だと思いますが、それほど明確に出したい音を決めていない、手軽にいろんな音を試したいという方には非常に良いペダルかと。何より基本性能は高いので普通にスタジオやライブをするくらいであれば全く不満は出ないかと思います。

tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER レビュー 

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この価格帯であれば最初の1台としても  コンパクトディレイの最初の1台としての定番になりつつあるのでしょうか。tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER。  使いやすい大きさ、重さも普通でボードに組み込んでも特にストレスになることもありません。基本的な操作つまみは3つでディレイの一般的な操作つまみ。残りの1つはディレイのタイプを選択するつまみ。 (いわゆるMXRサイズ)  右にインプット、左にアウトプット、上部にはアダプターインプットとUSBケーブル接続用のポートがあります。  インプット、アウトプットともにステレオ対応。普通のスタジオやライブだとステレオ出力まではあまりないと思いますが、内部のディプスイッチでキルドライなども設定できるのでこの辺りと組み合わせると興味のある方のいるのでしょうか。  特徴なのはTC2290やアナログ、テープエコーなどいろいろなディレイをシミュレートした音を出せること。これはなかなか面白くアナログディレイもアナログ風ですし、テープエコーもそれっぽい音になっています。これだけでもどのセッティングにしようか迷ってしまう感じがあります。  個人的に使えるなと思ったのがDYN。TC2290のダイナミックディレイのレプリカのようですが(本物は使ったことがありませんが)普通に弾いている時にはディレイがかからずに一定のレベルまで下がるとディレイがかかる仕組みです。バッキングなどでは邪魔にならずにブレイクなどでディレイが出てくると。 TONEPRINTはお得感が  TONE PRINT機能で細かなセッティングされたディレイを設定できます。つまみの利き方や音の減衰の雰囲気などもセッティングして好みの1台に仕上げることもできます。ただこれはちょっと素人には難しい・・・。  便利なのはこの機能でプロギタリストの設定だったり、ディレイ名器のコピーだったりと多数のプリセットがあること。これを選ぶだけでもペダルのキャラが大きく変わります。好きなギタリストの設定をそのまま使っても良いですしEP-3などの過去のディレイの名器をシミュレートしたセッティングで名演と同じ雰囲気を楽しんでも良いかと。  個人的にはダグアルドリッジのディレイセッティングがカッコ良かっ

Bogner Ecstasy Red Pedal 使っていてちょっと気になるところ

気になる点  実際に購入して1年半くらい経ちます。Bogner Ecstacy Redペダル。  このブログのアクセスを見てもBogner Ecstacyなどでのランディングが非常に多く、気になるペダルなのかなと思います。   ペダル自体のレビュー や Marshall JCM2000とのセッティング については以前記しましたが、このペダルの思ったところについて書きます。 それはGainのつまみ  Gainのつまみ。これは歪みをコントロールするつまみなのですが、このつまみが気になります。  どちらかというとハイゲイン系なペダル。JC-120のような完全クリーンなアンプであったり宅録な環境であれば問題ないかと思いますが、実際にスタジオでMarshall系のアンプを使う場合にちょっとGainで気になる点があります。  どうしても真空管系のアンプを使うとクリーンチャンネルといえどもパワーアンプ側で歪みが出たりします。それにハイゲインのBogner Ecstasy Redを入れると想定よりも歪むというか中域に詰まった音に。  気になるので歪みを減らそうとGainつまみを絞って行くとボリュームが落ちて行くと。  そもそもローゲインが欲しい人ば別のペダルを買え、ということなのかもしれませんが微妙なGain設定ができない(Gainを減らすとボリュームがゼロになってしまうのである程度Gainを上げなければならない)というのはちょっと困ってしまう場合があります。  つまりオーバードライブをブースター的に使うのに、Gainをゼロにして・・・というのは使えないペダルということになります。  この辺りはGainゼロでも音が出るように設定してもらえると最高に良いペダルになっているかなと思います。特にMarshallのブースターとして歪みペダルを選定する人も多いかと思いますのに。

320design Brown Feather レビュー

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抜けの良いディストーションペダル  話題のディストーションペダル。名前にBrownとつくのでどの音を目指しているのかは一目瞭然。一度スタジオでお試しで音を出してからずっと気になっていたのですが、手頃なのが売りに出されていたので買ってきました。  BrownというとEVHなのですが、まさにそれ系の音。特に初期のザクザクしたハムバッカーと改造マーシャルの音。  サミー期のさらっとしたEVHの音ではです。  大きさとしてはそれなりに大きい部類。それなりに高さがあるのでボードに組み込む方はちょっと気を使うかもですね。裏側はゴム足等もないのでマジックテープ等もつけやすく良いかも。  重さも大きさの割に重くないです。アルミ筐体らしいのでその辺りが重さに影響があるかも。  上部にはオンオフのスイッチとLED。珍しいのはつまみが横についています。この辺りは実際にオンオフをするとわかりますが、意外に使い勝手が良い。ステージなどで踏む場合、間違って足が当たりつまみが動いたりすることもありますが、つまみが横についていればそんな間違いは起こらないと。  ただちょっと大きいのと横につまみが付いているのもあってギターケースのポケットに詰め込んで・・・というのは少し気を使うかもです。  インプットとアウトプットは左右についています。上部についているペダルもありますが、この辺りは左右の方が使い勝手やボードへの組み込みはしやすいかと。アダプターはインプット横で少し上部(奥側)にあります。この辺りもボードへ組み込みやすい感じです。 音レビュー  実際の音出しをすると、それなりにGainがある印象ですが最近のハイゲインというレベルでもない感じ。Gainのセッティング次第ですがオーバードライブとディストーションの間にある感じでしょうか。  Gainは0でも音が出ます。回して行き12時くらいまでは歪みが増えて行きますがそれ以降は歪みは増えず倍音のみ増してゆく感じです。Gainは12時以降くらいにしたほうがブラウンサウンドっぽさが出ます。  特徴的なのがwideとNarrowの2種のつまみ。  Narrowが一般的なトーンコントロール的に作用します。  Wideはアンプのプレゼンスのようなイメージで動きます。これがこのペダルの特

Suhr Koko Boost と Xotic EP-booster比較してみた

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クリーンブースター比較  Marshall使う際にはここ数年クリーンブースターでプッシュしています。アンプをクランチにして踏みっぱなしにして常時ブーストするだけでアンプが元気になるというか1ランク上がったような音になるので、アンプをクリーンにして下手なディストーションペダルを使うよりもずっと良かったりします。  踏むだけでアンプが変わるので今度はオフにすることができなくなります。  ここ数年メインの使っていたのがSuhrのKoko Boost。これは通常のクリーンブーストとミッドブーストが切り替えられる銘品です。 Koko Boostについて以前レビューを記しています 。  ストレートに1つの音色のみで行く場合にはクリーンブースターが1つあれば良いのですが、局所的に違うGainを出したい場合、時に一部だけハイゲインにしたい場合などを想定するとブースターが複数あって踏み分けるもしくは複数踏む、というのができると良いなと思い人気のブースターXotic EP-boosterを買ってきました。 こちらのレビューは別途記しています 。  そこでせっかくなのでこの2台を比較してみることにしました。 外観など  外観は見ての通り、明らかにEP-boosterの方が小さいです。    縦及び高さはほぼ同じ。違いは横幅。横幅は3倍から4倍近くありそうです。  ただKoko Boostは上部にインプット・アウトプット等のアクセス及び電源系があり、EP-boosterはアクセス系は左右、電源は上部にあります。  実際にボード等に組み込むとなるとEPは本体サイズよりも横幅が余計に必要と思いますのでKoko Boostの半分くらいと想定するのが良いかと。 音の違い  クリーンブーストなので通常のクリーンブーストで比較します。ミッドブーストでは比較になりませんので。EPの内部ディップスイッチの設定はデフォルトです。ハイ強調と3dbのアップになっています。  クリーンブーストで比べると、単純にはKoko Boostの方が低音が出るような気がします。ぴったり同じブーストレベルで比べることはできないのですがおおよそ聞いた感じですとそう感じます。  ただ内部のディップスイッチの通りハイ強調になりますので、音抜けという

Xotic EP-Booster 購入レビュー

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手頃で高品質なクリーンブースター  以前より気になっていたものが安く売っていたので購入しました。実際に音出しをしてみてのレビューを書きます。  最近クリーンブースターが流行っていて幾つか製品が出ています。クリーンサウンドを元気にしたりアンプのドライブサウンドをちょっとプッシュしたりとそこらのオーバドライブペダルよりも使い勝手は良いです。    その中でもそこそこ人気の製品。手頃な値段と小さいサイズ、適度なクオリティと買いやすいポイントが詰まっている製品かと。 外観など  つまみは1つ。Gainのみ。Gainと言っても歪まずに音量が上がるクリーンブースター。  つまみが少ないのはセッティングに迷わなくて良いです。    大きさはMXRサイズと比べるとやはり小さい。  最近この大きさの製品が流行っている気がしますが、この大きさで電池まで内蔵できて、というのは素晴らしい。  ボードの中に組み込んでもレイアウトを考えなくても良いですし、ポケットに忍ばせてスタジオに行っても良いかと。  ただ重さはそれなりにある気がします。カタログスペックでは260gとなっていましたが、持つとずっしりする感じです。  左右にインプット・アウトプットで上部にアダプターのインプットがあります。  高さはそれなりにある感じ。小さくて高さがあるのでちょっと斜めから踏んだりすると不安定になったりするかもと思います。踏むときにはなるべくまっすぐ上から踏む必要があるかと。  あとは標準でゴム足のようなものが付属しています。  このゴム足のようなものがそこそこたかさがあります。2mmから3mmくらいでしょうか。これがあるとマジックテープでボードなどに固定するときには多少邪魔になるかも。  両面テープ等でマジップテープの底上げをしてつけてあげる必要があります。  まあこのあたりはちょっとの工夫でクリアできると思いますので問題ないかと。 音はどうか  音ですがクリーンに音量が上がりますが、音量だけではなくEP-Boosterの音色になります。音量のみ上がるのでクリーンギターでも良い感じにアンプが1ランク上がったような感じになります。  このあたりはクリーンブースターの特徴ですね。音量を少し上

【高級で上品】Suhr kojicompレビュー

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上品なコンプレッサー  上品で自然にかかります。  ギターでコンプレッサーというとカッティングやクリーンのアルペジオ、ポップス系のリードなど地味ですが幅広く使う用途があったりします。一方で地味なので(音は大きく変わるのですが)どうセッティングしたら良いのがわからなかったり各製品の特徴がわからなかったりと、とっつきにくいエフェクターであったりもします。  コンプレッサーというとDynacompに代表されるレトロな感じでこの音専用なタイプとVelvetcompのようなナチュラルな縁の下の力持ち的なタイプに2分されますが、Suhr のkojicompはナチュラルタイプ。  レトロなこの音専用タイプだと、この音しか出ないのでセッティングも迷わず、この音が欲しければ買いなのですがナチュラルタイプは難しい。 高いだけあって痒いところに手が届く  つまみは4つ。Comp、Attack、Level、Mix。CompとAttackはコンプレッサーにはよくあるつまみ。便利なのがLevelとMix。  Levelは文字通り出力レベルなのですがブースター的に使うこともできます。  Mixは原音とエフェクトのミックス。これは重要でかかり具合の調整ができます。コンプな音が欲しいけど潰れすぎ、かかりすぎでピッキングの抑揚が薄くなることもあったりしますが、このつまみがあればかかり具合を調節できます。  また特徴としてはVoiceスイッチ。全体的な音の傾向を変えるスイッチなのですが、センターでニュートラル、左でミッド強調、右でハイより強調になります。ポップスのリードの時には左にしてスムーズさを出したり、カッティングで1弦の音を前に出したかったりアルペジオで粒を立てたい時には右にしたり、と、積極的な音作りができます  あとは使う人によって便利なのが裏蓋内にあるトゥルーバイパス・バッファードの切り替え。個人的にはボードの頭に入れてバッファードにしていますが、これが切り替えられるのは便利。  合わせてFX-link。外部からオンオフを切り替えできます。バッファードに設定しバッファーにするためにスイッチャーの手前に置いています。このような設定でもスイッチャーからオンオフをコントロールできるので切り替えや接続の自由度が高いです。

DOD Overdrive Preamp/250 レビュー

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手軽なブースター  DOD Overdrive Preamp/250。Yngwieが使っていたとして有名なモデル。世代によりいくつかバージョンがありますが、今回は最も巷で一般的なソリッドな黄色でLEDがないタイプ。  価格は中古で5000円程度から。サイズはMXRサイズで使いやすい。コントロールはGAINとLEVELで迷わない。真空管アンプのブースターとしてはBOSSのOD-1とかTubeScreamerとかと並んで有名な部類かと。  同じサイズ、値段、使い方のMXR distortion+はほぼ同じ回路だそうで、 そちらとの比較は別記事で記載 しています。 見た目など 上記でも記載しましたがサイズはMXR、コントロールは2つ。 大きなポイントは下記の2つ。 1 LED  LEDがありませんのでオンオフの見分けがつきません。オンかオフか普通に音を聞けばわかると思いますが、一瞬迷う時があります。  完全に踏みっぱなしの方は問題ありませんが、ソロでオンにしたいなど踏み替えを行う方。ステージの上などでは頻繁に踏み替えると一瞬今どちらなのか迷ってしまう時もあります。そのような時にやっぱりLEDは必要かなと。スイッチャーのシステムの中に組み込む人であればそちらで視野性が確保できるので良いかと。 2 電源  電源の形状が違います。日本で一般的なセンターマイナスの2.1mm、一般的なアダプターやパワーサプライでは会わずに、ミニプラグ型になります。  これはRATとかBIGMUFFとかの古典的米国製ペダルに多いタイプで、こんなタイプ( Ex-pro イーエクス・プロ 3.5mmミニフォンジャック DC変換アダプタ DCA-3.5 ) であれば500円くらいで売っていますので大きな問題ではありませんが、わざわざ購入しなければならないのはちょっと面倒ですし、何より持ち運びの際などに落としてしまったりなどあるかもです。  この手のペダルでは電池の音にこだわる人も多いと思いますし電池自体の長持ちするので電池の場合には全く問題ありません。 音  音はストレートでザクザク、乾いた音がします。やっぱり真空管アンプを歪ませてそこにブースターとしてプッシュするのが良い使い方。JC-120系

Modtone MT-AD Vintage Analog Delay 購入レビュー

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アナログ風のディレイ  珍しいのを買ってみたのでレビュー。  Modtone  MT-AD Vintage Analog Delay   そもそもModtoneというブランド自体初めて聞きましたがアメリカのブランドで、価格的にも安めの値段で出している新鋭のブランドのようですが残念ながら楽器屋さんではほとんど見ない。  そんなModtoneのアナログディレイというのが中古で安く売っていたので買ってきてみた。    サイズ的にはMXRサイズ。左右にインプット・アウトプットがあります。コントロールはいわゆるディレイタイム、フィードバック、ウェットとドライのミックスの3種でよくあるディレイです。  アダプターのインターフェースは上部にあります。  (この位置についてはMXRよりも優れているかと・・・)  筐体自体は金属製でしっかりできています。ペダルってぶつかったり蹴られたりと結構雑に扱われることも多いので丈夫にできているのは安心感があります。 音レビュー  この製品自体はアナログディレイと銘打っていますが回路的にアナログではないようです。代理店のWebサイトを見ると ”小さいサイズのケースにブティックスタイルのディレイを再構築し、アナログ回路ならではの音とデジタルディレイのサウンドを組み合わせたハイブリッドディレイペダル” とあります。  実際に弾いてみるとアナログ的な柔らかい適度にローファイな音です。特にスラップバック的な使い方は良い感じに原音を包み込んでくれます。  海外のサイトなどを見ていると、MXRのCarbonCopyと比較している方やMAD PROFESSORの青いディレイを比較している方などがいますが、音の傾向としてはそれ系です。MXRにしてもMAD PROFESSORにしても値段が大きく違いますので直接の比較候補になるかは別ですが・・・。  ノイズやスイッチを踏んだ際の雑音も気にならない範囲で、値段を考えると十分に実用レベルでお手軽にアナログ的なディレイを使いたい方、安いディレイをとりあえず探している方には良いかと。  少し気になる点としてはディレイタイム。  スペックなどは全く知らずに購入し、持ち帰ってじっくりコンロトールを触ってみて気が

ProCo RAT2 レビュー

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Distortionの名器  1990年くらいに購入して10年くらいメイン歪みとして活用しました。  当時、歪みといえばBOSSの黄色いオーバードライブかオレンジ色のディストーションでした。その中で隠れた人気だったのかRAT。ジェフベックが使っているとか布袋寅泰が使っているとか話題だった気がします。  二十歳前後の頃はギターケースにRATを1つ放り込んでスタジオやライブに出かけていました。 (外観はかなり錆びていますが音は現役)  ここ10年くらい使っていなかったのですが、ふと思い立って音を出してみました。外観はいたるところが錆びていたりしますが音はしっかりでます。この無骨というか頑丈な感じが安心感があって良い。 使い勝手  とにかく頑丈。落としても間違って蹴っ飛ばしても壊れません。スイッチやつまみ類もしっかり付いていますし筐体もしっかりしています。  電池交換は裏蓋がネジ式になっていてドライバー無しでも電池交換が簡単です。  下面はゴム足がネジ止めされています。そのためボードなどに組み込むのはちょっと面倒かもしれません。マジックテープ等でボードに固定しようとするとゴム足の高さが邪魔になりますし、ゴム足を外したとしても電池交換の裏蓋のネジが障害になります。裏蓋まで取ってしまっても良いのですが、あまりバラバラにしてしまうとどこかになくなってしまいそうで・・・。  大きさは縦がMXRサイズよりもちょっと大きいくらいで、正方形。高さは結構あります。筐体自体もそれなりに高さがある上にゴム足とつまみも結構大きいので。  そのため結構大きい印象があります。  インターフェースは上部にまとまってインプットとアウトプット。間にアダプター用のジャックがあります。  アダプターは通常のセンターマイナスの9Vですが、コネクターが米国製のよくあるミニジャック形式。よくあるアダプターやパワーサプライから電源を取ろうとすると変換プラグが必要になります。 音の印象  ディストーションらしく歪みの幅は広くDistortionつまみを全開にすると低音が潰れるほど歪みます。上の写真にあるMXR distortion+やDOD Overdrive PREAMP250などは単体でJC-120のようなク

MXR M169 Carbon Copy レビュー

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定番アナログディレイ   BBD遅延素子の昔ながらのアナログディレイ 。そこそこの値段で程よいアナログ感。ノイズも気にならないので踏みっぱなし、つなげっぱなしでもよい感じです。人気があるのも頷ける感じです。  いつものMXRボディにつまみは3つ。ディレイタイムとフィードバック、ミックス。基本的なディレイのコントロールなので特に迷うことなく。  特徴としてはModのボタンがあります。これを押すとディレイ音にコーラスがかかるとか。コーラスのかかり具合は裏蓋を開けて調整。  アウトプットはモノラルのみ。ステレオ出力やドライ・ウェットの出力分けなどはできませんが、まあちょっとしたスタジオ・ライブなどであればステレオ出力や複数アンプなんて使い方はしないと思いますので問題ないかと。  LEDはブルーに光るタイプで結構光量があります。暗いステージでも視野性はバッチリです。  難点はいつものMXRパターン。インプットジャックの下にアダプターの接続部があるので取り回しが難儀。 音も良い  値段の割に音も良いのでペダルの中に1つ入っていると重宝します。音の傾向としては当たり前なのですがアナログディレイ感が満載。ディレイ音が柔らかくて段々と遠くに離れてゆくようなディレイ音。アナログの良さは十分に体感できます。    デジタルディレイだと音がはっきりとしていて角のある音が続くので、遠くに離れてゆく感じはしないんですよね。あくまで近くにいたままで音量が小さくなる感じ。メタルバラードのようにカリカリのクリーンサウンドに付加するなどディレイを主張させたいのであればデジタルディレイが合うのですが、リバーブの代わりに自然なアンビエント感を出したい場合などはアナログのほうが溶け込む感じで良いです。  BOSSなど他のアナログディレイと比較すると多少ローが出る感じです。ローが出るので音が太くなると感じる方もいるかもしれませんしギターによっては音がコモると評価する方もいるかもです。  ディレイのセッティングとしてはスラップバックや薄くリバーブ代わりに使う使うのが良さそうな感じです。ディレイ音がローファイなので時にスラップバックであれば音圧が増す感じもしますしアナログの溶け込みを生かしてリバーブ代わりに踏みっぱなしというのも良