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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

The Winery Dogs / HOT STREAK スルメ系

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1stとは雰囲気違う  リッチーコッツェン、ビリーシーン、マイクポートノイのトリオバンドの2枚目。1stと比較するとキャッチーな感じが減っているような感じ。リッチーコッツェンのしっとりした歌を楽しむというよりは、よりブルーズ、プログレっぽくなり3人のプレーがぶつかり合う感じ。1stの1曲目のElevateはまさにハイになるようなアゲアゲで2曲目以降をポップな路線で期待させる感じでしたが、今回の1曲目のOblivionは重厚な感じで1stを想像して聞くと一瞬ギョッとしましたが、聴き込むと良さがわかる系。  相変わらずリッチーのギターがすごい。フィンガーピッキングならではの音だったり、鋭いアタックだったりを使い分けながら超絶技巧で迫ってくる。

The Winery Dogs / The Winery Dogs わかりやすいスーパートリオ

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スーパートリオ  リッチーコッツェン、ビリーシーン、マイクポートノイとわかりやすいスーパートリオ。単調なメタルでもなくハードブルーズな感じでしょうか。誰かがバッキングで誰かがソロ、というような感じではなく全員がソロ的に前に出ていてそれていて一歩引いて聞くとしっかり合っているというのがさすが。  1曲目のElevateからカッコ良い。リッチーの歌もカッコ良いですがギターもエッジの丸い音でグイグイきます。全体的に渋い感じの大人な感じでバラード的な感じも多い。当たり前ですがちょっと聞くとリッチーのソロアルバムのような感じに聞こえなくもない。  もともとはビリーとマイクとジョンサイクスでやろうとしていたとか・・・。これはこれで聴きたい気がします。

Michael Schenker Group / In the Midst of Beauty  往年のメンバー

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ほぼ初期のメンバー  ヴォーカルがゲイリーバーデン。他にサイモンフィリップス、ドンエイリーなど往年のメンバーで作られた1枚。やっぱりMSGというのはゲイリーバーデンがしっくりきます。それほど歌がうまい感じではないのですが、哀愁あるメロディーが健在。1曲目のCity Lightなんかは低温で抑揚のない歌い方ですが、その淡々とした歌にビートを刻むギターがよく合う。  ギターは最近の傾向かミドルではなくザクザクした音ですが雰囲気は初期の頃。全体的に曲もカッコ良く聴きやすい1枚。

Michael Schenker Group / The Unforgiven 微妙な時期

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移り変わりの  微妙な時期かなと思っています。  ヴォーカルのケリーキーリングの声質や歌い方もそうなのかもしれませんが、軽快な感じはなくなりジックリ重い感じでシリアスな音になっています。初期はビート感が前面に出る軽快な感じがありましたが、この頃から変わったような気がします。  ギターの音もミドル中心の音からローよりになって雰囲気が大きく変わって全体的に暗い。  一聴したところでは雰囲気が違うのですが、曲の組み方やプレーはやっぱり神な感じが。4曲目のHello AngelなんかはAメロからBメロ、サビへとリズムが変わりながら展開する感じが耳に残る。

Michael Schenker Group / Written in the Sand 何故か地味

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再び  Michael Schenket Groupになります。ヴォーカルはリーフ・スンディン。繊細ですが芯のある感じで上手いヴォーカリストだと。ちょっとエリックマーティンに似ているかも。  全体的には緊張感はなくリラックスした感じでしょうか。良いのですがなんとなく残るものがなかったり。この辺りはマイケルシェンカーを求めている人にはちょっと物足りないのかも。

McAuley Schenker Group / M.S.G. 紛らわしい

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いつ見ても  紛らわしい。  Micheal Schenker GroupのセカンドとしてMSGというアルバムがあるわけです。で、McAuley Schenker GroupのサードとしてM.S.G.というアルバム。どちらも略してMSGなのですがどうも間違ってしまう。  音的にはメロディアスハードな感じに進化して1st、2ndの良いところを取ってきたアルバムに。歌えるヴォーカルなのでヴォーカルを前に出してギターは裏方的にプレーしています。

McAuley Schenker Group / Save Yourself 以外にカッコ良い

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以外にカッコ良い。  元々のMSGファンの人からすると McAuley Schenkerの雰囲気はちょっと邪道な感じもするかもですが、先入観なしに聞くとこれはこれでカッコ良い。前作のPerfect Timingはポップすぎな感じもしますが、こちらはギターハードな感じで1曲目のSave Yourselfが象徴的。ディミニッシュも入ったクラシカルなギターが印象的でちょっとマイケルシェンカーらしくない感じもしますが疾走感ある曲と相まって良い感じになっています。  ヴォーカル的には3曲目のAnytimeが良い感じでしょうか。ミドルテンポのバラードでこれまたMSGらしくないのですが、ロビンマッコリーにはぴったりの音。

McAuley Schenker Group / Perfect Timing アメリカナイズ

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アメリカナイズ  Micheal Schenker Groupとしてはヴォーカルが落ち着かなかったりしましたが、二枚看板としてしっかりやってゆこうという表れでしょうか。ロビンマッコリーを入れてMcAuley Schenker Groupと。  音的にはとてもポップでアメリカンな雰囲気でそれまでのMSGを想像すると全く異なる音。わかりやすくストレートで影がない感じ。1曲目のGimme Your Loveからキャッチーな感じでイケイケ。かなり良い曲だと思いますが。

Michael Schenker / Rock Will Never Die 緊張感のあるライブ

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緊張感ある  Built to Destroyの後の音源。ヴォーカルがゲイリーバーデン。  歌がちょっと弱い感じもありますが楽曲とかみ合っていてカッコ良い。演奏の緊張感はしっかりしていて楽曲のアレンジもカッコ良い。1曲目のオープニングSEからCaptain Nemo、Rock My Nights Away、Are You Ready to Rockの流れは最高にカッコ良い。  最後はDocter Docter。Micheal Schenker Groupとしては反則かもしれない。ヴォーカルにクラウスマイネでこれがまたカッコ良い。

Michael Schenker Group / Built to Destroy 限りなき戦い

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ヴォーカルとキーボード  ヴォーカルをグラハムボネットからゲイリーバーデンに。やっぱりヴォーカルが違うと全体の雰囲気も大きく変わります。  もう1つ大きな違いはキーボード。かなり大胆に入っています。1曲目のRock My Nights Awayはイントロから80年代ポップのような音。ギターリフから入らない予想外な展開。  とは言いつつもギターもカッコ良く入っていて、7曲目のRed Skyなんかはかっこよく歌と絡んでいます。ギター的な視点でいうとCaptain Nemoでしょうか。得意のギターインスト。  ギターハードロックとポップさがうまく混ざったアルバムかと。

Michael Schenker Group / ASSULT ATTACK  黙示録

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ヴォーカル  3rdでヴォーカルがグラハムボネットに。  ヴォーカルの圧力が増して力強い雰囲気が揃ったような感じ。楽曲自体は3連のシャッフルのような印象が強くてそれまでの8ビートなストレートな感じからひねりが入った感じに。  3曲目のDancerはまさにグラハムボネットの歌をイカした1曲。ポップで爽快な感じでアルカトラズに入っていても良さそうな感じですが、ギターの存在感もしっかり。  あとは5曲目のDESERT SONGはギターのイントロと最後のソロを聴くべき。

Michael Schenker Group / MSG 神話

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コージーパウエル  ドラムにコージーパウエルが入った1枚。  とは言いつつもそれほど目立ったドラムな訳ではなく割とシンプルな感じですが、独特のハイハットのビートでコージーパウエル的な音になっています。  このビートの上で変わらずにエモーショナルなギター。個人的には1stほどのキラーチューンはないかと思うのですが、どの曲もギターに聴き入ります。  1曲目のAre You Ready to Rockは1stの1曲目同様の8ビートのロック。3曲目のOn and Onはずっしりしたドラムの上でちょっとダルそうでルーズなギターがカッコ良い。7曲目のLooking For Loveはエモーショナルな雰囲気。ギターのバッキングはほぼパワーコードだけだと思うのですが、なぜかカッコ良い。

Michael Schenker Group / Michael Schenker Group 名盤

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ロック名盤  最初から最後まで熱いロック名盤。マイケルシェンカーのギターがミドルの出た音でちょっと鼻の詰まったような音ですが、まさにマイケルシェンカーの音。構成がかっちり組み立てられていたりペンタトニックの中にたまに入るマイナースケールだったりがクラシカルな雰囲気を出します。  1曲目のARMED AND READYのイントロリフはわかりやすくてカッコ良い名リフ。8ビートのいかにもロックらしい流れの中で展開するギターソロも名演。これに続くCRY FOR THE NATIONもキラーチューン。ゆったりしたテンポで哀愁ある歌とギター。  もう1つのキラーチューンがINTO THE ARENAでしょうか。ギターインストの最高峰。途中でテンポが遅くなるところがカッコ良い。