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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Mr.Big / What If 再結成おめでとうなアルバム

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再結成  オリジナルメンバーでの再結成。  もともとテクニカルな雰囲気が前面に出ていましたが、このバンドって70年代のロック、FREEとかその辺りの雰囲気が根底にある気がします。その骨太な感じが1曲目から出ている感じ。  特に70年代ロックにありそうなギターベースのユニゾンも多いですしベースが攻めています。  キラーチューンはないのですが全体的に骨太なロックが聞けます。  全体的には重心が低めの音で歌も一歩引いた感じがあります。初期の若さが丸くなって大人な音に。  無条件にこのオリジナルメンバーの音は嬉しいです。セカンドまでの派手さはないですが捻られたよい曲が多いですし。 少しダークな感じもありますが Undertow ダークな感じで、初期アルバムの1曲目な雰囲気ではないです。まさに70年代の骨太な感じとギターベースのユニゾンがイカす。歌も落ち着いた歌い方でアルバムの後半にあっっても良いかもと思える曲です。 American Beauty 従来の1曲目のありそうな曲。間奏が転調してテクニカルな雰囲気に入るところがカッコ良いですね。 Stranger in My Life 3rdにありそうな歌メロですが楽器の音はこのアルバムの雰囲気。 Nobody Left to Blame Aメロがベースが自由に弾いていてギターが支えている感じ。間奏もお互いに自由に弾いているような感じですが、それでいて全体がまとまっているのが素晴らしい。 Still Ain't Enough for Me 高速シャッフル。間奏が凄まじい。 All The Way Up 3枚目とか4枚目あたりの雰囲気の曲ですが、ベースが攻めています。Mr.Bigらしいバラードかも。 Around The World メインリフのユニゾンとポップなサビとの対比が面白い。

MXR distortion+ 現行型 レビュー これ1台何かと便利

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定番です  定番のペダル。定番すぎるのでレビューも多数ありますが、備忘録的に思った点、気になる点などを記しておきます。 (普通の現行型です)  黄色でコンパクト、つまみは2つ。 目立ちますし、ちょっと大きめの楽器屋であれば大抵置いてあるくらいの定番。値段も新品でも1万円、中古だと5000円くらいで買えます。 つまみは2つ  つまみは2つ。迷うポイントはありません。  OUTPUTは文字通り出力なのですが絞るタイプ、つまり最大から絞る方向に働くようです。そのため全開にするのが基本的なセッティングかと。   音  ディストーションの名前が付いていますがそれほど歪みません。粒の荒く硬質な歪み。Fender系アンプ、JC系アンプでdistortion+単体で行くとちょっと厳しい。HR/HM系でリアピックアップでリフを弾こうとしても歪みが足りず、フロントピックアップでブルージーなリードと思っても音のツヤがイマイチ。    やっぱり良いのはMarshall系のクランチチャンネルにブースター的に挟む使い方。80年代のHR/HM系の音になります。アンプの歪をメインにしてdistortion+を音のキャラクター作りに挟んであげると。そうすると適度なコンプレッション感で弾力のある良い音になります。  セッティング方法としてはメインのアンプ側の歪をメインに決めて、distortion+のOUTPUTを全開に、DISTORTIONをゼロから徐々に上げてセッティングして行くのが良いかと。  あとは意外に低音が出る感じなのでアンプ側のイコライザーで適度に低音を絞ってあげないと少しこもった感じになります。  あまり歪ませないでストラトに合わせてブルージーな使い方も悪くないと思いますがその使い方であればTubeScreamerとかの方が良いと思いますし、やっぱりハムバッカー系に合わせてHR/HM系で使うのがしっくりきます。 改善点  少し改善して欲しいと思うところはアダプターのジャックの位置。 (インプットジャックの下)  インプットジャックの下にあるので、シールドとアダプタの位置が微妙になります。特にボードなどに組み込む場合には取り回しが面倒な感じです。アダプターのジャックは上部

Mr.Big / IN JAPAN 聴き比べると面白い

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Richie期のライブ  今ではすっかりなかったことになっている雰囲気なのですが、Richie期のライブ版。    さすがに上手いですね。 Shineなんかはハーモニーが美しくてカッコ良いですし、Dancin' With My DevilsなんてRichieのありきな感じがしてバンドとして一体感もあります。  Alive And Kickinなんてギタリストでここまで違いが出るなんて面白い感じ。これはこれで聴き比べると面白い。

Mr.Big / ACTUAL SIZE アダルトな雰囲気

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大人向けのアルバムか  Mr.Bigの6枚目、Richie Kotzenが入って2枚目。  Get Over Itと比べてもまた雰囲気違います。前作はブルージーな骨太なロックな感じもしたのですが、こちらは大人なポップアルバムな雰囲気です。  アルバムとしての出来とかバランスとかは良いのかもしれませんが、メンバーの個性があまり出ていない気がします。なんというかRichieのソロアルバムのような。  ギターは相変わらずうまいです。歪んでなく重心が高い感じの音。この音がバンドの音に溶け込んでハスキーな歌によく合っています。低音がブミーになりそうな一歩手前でうまく抑えていて良い音です。  Mr.Bigというと「勢い」とか「前に出る」感じが欲しかったりしますが、全体的にメジャーキーの曲も多く大人な感じにまとまっていて良いです。 落ち着いた感じの大人な曲 Lost in America PG期であれば1曲目にはこないであろう曲。勢いというよりは一歩引いて壮大に歌い上げる雰囲気が良い感じ。 Wake Up サビのメジャーキーがノリノリになります。 Shine Richieのソロアルバムにも入っていた気がします。ポップで名曲だと思います。

Mr.Big / Get Over It ギタリストでバンドがこうも変わります

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ギタリストチェンジ  5枚目。PGから Richie Kotzenにチェンジ。アルバムの音も大きく変わりました。  これまでの4枚を聞くとPGはビートルズ的な作品を目指していたように思います。テクニカルな面もありつつもコード進行やメロディ・ハーモニーに重点を置いていたような。  ギターがRichieに変わったことでブルージーな感じやファンクな感じが強調されて、これまでのMr.Bigとは大きく変わった気がします。この辺りはWinary Dogsで活動している通り、RichieとBillyの趣味が合っていたのでしょうか。  雰囲気・曲調もそうなのですが、ギタートーンも大きく違います。これまでのハムバッカーな感じの音からシングルコイル系のフロントの音も多く聞かれるようになりました。この辺りの音もファンクな感じを強調する要因かと思います。  PGとは全く系統が違いますが、ギターが上手い。  変わらずにいるのがハスキーなヴォーカル。Richie期のMr.Bigはヴォーカルを聞くのも良いかも。  これまでのMr.Bigとは別のバンドとして聞くと良いアルバムです。 曲も音も変わります ELECTRIFIED カッコ良い1曲目。イントロのギターの音でしびれる。 Richie Kotzenらしいリフとギターソロ。 Superfantastic アコースティックな感じのバラード。コーラスハーモニーが良いですね。 Dancin' With My Devils これもRichieらしいファンクな感じ。この手の曲はハスキーなヴォーカルがマッチしていてカッコ良い。

Mr.Big / AT THE HARD ROCK LIVE もっとゆったりしてほしいかな

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ベスト盤的アコースティック  選曲的にはPG期のベスト選曲的なアコースティックライブ。 エレクトリックとは違うゆったりとした柔らかい雰囲気で曲自体やハーモニーの良さが目立ちます。  To Be With YouとかWild Worldとかまさにな感じ。  ただちょっと残念なのがPGのギターがエレアコ。アコースティックなので当たり前なのですが、ギターソロが無理やりすぎるというのが。超絶に上手いのですが間奏のリードソロではなくゆったりした雰囲気でまとまっていると良かったなと。

Mr.Big / Live at Budokan ちょっと微妙な感じ

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4枚目のライブ  4枚目が出た後の武道館のライブ。  個人的には4枚目のアルバムはライブを意識した感じの曲ではなくスタジオで作った曲な感じがするので微妙な感じです。  ただテクニシャンなメンバーなのでスタジオ版を再現しているのはすごいとおもいます。  選曲も微妙な感じがしますのでこれまでのRaw Like Sushiの3枚で良いかも。

Mr.Big / Hey Man 大きく変わってブルージー

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地味な印象  96年の4枚目。地味な印象があります。派手な感じの曲は少なくちょっと暗めで重心低めな感じです。70年代のブルージーな雰囲気も感じます。  アルバム出だしからピアノのイントロで始まるヘビーなリフ。 この冒頭の1曲からもこれまでのアルバムとは大きく異なるのを感じます。これまでのアルバムでもアルバムの冒頭はヘビーな曲だったのですが雰囲気は大きく異なっています。  1曲目だけではなくアルバム全体としてはこれまでのロック全開な雰囲気から大きく変わった気がします。  異論はあるかもですが、各曲とか全体の流れとか雰囲気とかビートルズのアルバムのように思うというか、それを狙って作ったのかなと思ってしまいます。  全体としてもアコースティックな感じの歌物バラードが多い雰囲気で、歌とメロディは良いのですがバンドとしての一体感というか、折角4人が集まったのに、的な感じが薄いのが残念。  明らかにPGが推した曲とBillyが推した曲がわかるというか異なるというか・・・。 大きく変わった曲 Trapped in Toyland ピアノのイントロが意外な感じ。ヘビーな曲なのですがこれまでのアルバムの1曲目にあるようなスピードナンバーではないと。 Take Cover このアルバムのキラーチューン。良い曲です。 Jane Doe ベースが特徴のサイケデリックな雰囲気の曲。 Goin' Where The Wind Brows アコースティックな感じで良い曲です。

Mr.Big / JAPANDEMONIUM 歪んでない!!

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ライブアルバム3枚目  昔はRaw Like Sushi 3だったような気がしたのですが、アマゾンで見ると JAPANDEMONIUMというタイトルなんですね。    ライブバンドらしい演奏が詰まった3枚目。基本的にはサードアルバムの曲が中心になっていますがセカンドからTo Be With Youと60's MINDが入っているのは嬉しい。  驚くべきはギターの音が歪んでいないこと。この音でよくColorado Bulldogができるもんだと驚きます。

Mr.Big / Bump Ahead 歌物に変化

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歌物に  93年のサード。 初めて聞いた時にはちょっと物足りなかったんですよね。セカンドまでのロックな雰囲気やスーパーテクニック的なものを期待していたので。  セカンドではハードロックメインの中にセンス良く目立っていたJust Take My heartとかTo Be With Youとか、この辺りの路線がメインになった印象。  センスの良い音作りやメロディのでヴォーカルを立たせているアルバムです。  全体的な雰囲気としてはミドルテンポが多く少し暗めな感じでの曲が多いですね。そこに少しハスキーな感じの歌が乗るのが良い。個人的には家の中でさらっと流しておきたいアルバムです。  と言いつつも1曲目はやはり期待するスーパーテクニック。 スーパーテクニックから歌物まで Colorado Bulldog これはみなさん期待する曲。イントロのユニゾンが話題になりがちなのですが、個人的にはAメロのベースの雰囲気が強者な感じです。 ギターソロもシンプルですがよく考えられています。 WildWorld アコースティックな雰囲気でこのアルバムを象徴している曲かと。良いメロディで良い雰囲気です。 The Whole World's Gonna Know このイントロのギターが好きです。Van HalenのAin't Talkin' Bout Loveのイントロの音使いが似ているなんて思ってしまいますが。 Nothing But Love ファーストのAnything For Youのような雰囲気。

Mr.Big / RAW LIKE SUSHI II これ良いです!

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ライブバンドです。  セカンドアルバムが出た後のライブ版で基本的にはセカンドからの選曲です。  一枚目のRAW LIKE SUSHIと同様にライブバンドとして、生の音っぽい作りになっています。もちろんライブなので各自のアドリブなどによる演奏も多く演奏自体を楽しんでいる雰囲気が伝わります。  特にテンション高い感じなるのが5曲目のベースソロから。ベースソロ後半にギターが絡んできてベースとギターの掛け合いに。そしてユニゾンになり次曲のShyboy。  選曲でもDeep Purpleの名曲が入っているのがライブバンドっぽい。  ギター的にびっくりだったのがPGのギターソロ。  何がびっくりって出だしのコード。  C#!!    普通はAとかEだと思うのですが・・・。

Suhr Aldrich取り付け 上品な音になります

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ダグアルドリッジのピックアップ  以前よく使っていたギター、なんとなく思い立ちピックアップを交換しました。 交換して2年弱経ちますが、せっかくなので備忘録的にレビューを。  Suhrのダグアルドリッジモデルのピックアップ。 選定の理由は下記。  1.愛用していたSuhr Koko Boostが気に入っていたので  2.ネットの評判が良かったから  3.Duncan系は何度か購入しているので他のを試したかった 購入を迷った点は下記。  1.高い(Duncan系の2倍以上) 迷った挙句にポチって自分で取り付け。 (施工前)  いつも通り半田ごてを出してきて取り付け。    このギターはミニスイッチでコイルタップできるようになっているので、それをそのまま流用。  配線関連はいつも通りの4芯ハムバッカーなので迷いはありませんが、1点だけ苦労。 このギターはピックアップ直付タイプなのですが、元々付いていたピックアップとネジの幅が合わない。  通常通りピックアップの両端でネジ止めしようとしますが、元々付いていたピックアップよりAldrichの方が若干広い。  (これは元々付いていたものが狭いのかAldrichが広いのかわかりませんが)  結果として、ちょっと無理をしてネジを斜めにすることで元のネジ穴に入れました。 (施行後)  結果的にしっかり取り付き、2年弱経った今でも取れたり不安定になったりがないので良しとしています。 音はどうかというと・・  ネットの評判通り優秀なピックアップでした。 1.上品な音  基本的な傾向は上品な音です。上から下までバランス良く出ます。個性はありますがアクが強い音ではないです。音が暴れないのでアンプをちょっと無理目にしてもよく抑えてくれます。 2.高出力  ネットのコメントや宣伝文句を見ると高出力とあります。が、体感的にはそれほど高出力な感じはしません。音の傾向がドンシャリではなく幅広く全体的に出る音で上品にすっきりしているからあまりパワー感を感じないかもです。 3.弦の分離が良い  強めに歪ませても分離が良くコード感が出ます。特に低音弦で潰れることもないです。

Mr.Big / Lean Into It これは名盤

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代表アルバム  Mr.Bigのセカンド。代表アルバムで目指したものの完成系のような気がします。  1stであったメンバー間のちょっと様子見的な音がなくなってバンドとして1つの音になったような気がします。今日もキラーチューン多数で特に個々の技量よりもバンドとしての音とかまとまりとかメロディを詰めたような。  1曲目のDaddy Brotherでテクニカルでスリリングな面を出しつつも、後半は歌物に変わって行くと。当時のYoungGuitarのPGのインタビューで「テクニカルな面を注目してほしくない」「メロディとか雰囲気を聞いてほしい」とのコメントがあったのを覚えていますが、そのコメント通りJust Take My Heartなんかは以降のアルバムの方向性を決めた曲のような気もします。  あとは最後のTo Be With You。これは当時のPOPS系のコンピレーションアルバムにも収録されていたりで、ロックを聴かない人にもMr.Bigの名前が知れたりで世間的には代表曲に。  ロックに詳しくない人から「Mr.Bigと言えばTo Be With You」のように言われたりするとちょっと微妙な気分にもなります。 キラーチューン盛りだくさん Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song] このアルバムのキラーチューン。ドリルを使ったソロが見せ場。 Alive and Kickin イントロのギターリフが特徴的。 Green-Tinted Sixties Mind Young Guitarの本人奏法解説で、イントロのタッピングがどうしてもノイズが出てしまい1弦、2弦だけ張ったギターで録音したと言っていたのを憶えています。 Just Take My Heart クリーントーンのフレットに打ち付ける感じの弾き方がカッコ良い。美メロで今後のMr.Bigを象徴するような曲。 To Be With You これは言うまでもない代表曲。シンプルだけどカッコ良い。