この価格帯であれば最初の1台としても コンパクトディレイの最初の1台としての定番になりつつあるのでしょうか。tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER。 使いやすい大きさ、重さも普通でボードに組み込んでも特にストレスになることもありません。基本的な操作つまみは3つでディレイの一般的な操作つまみ。残りの1つはディレイのタイプを選択するつまみ。 (いわゆるMXRサイズ) 右にインプット、左にアウトプット、上部にはアダプターインプットとUSBケーブル接続用のポートがあります。 インプット、アウトプットともにステレオ対応。普通のスタジオやライブだとステレオ出力まではあまりないと思いますが、内部のディプスイッチでキルドライなども設定できるのでこの辺りと組み合わせると興味のある方のいるのでしょうか。 特徴なのはTC2290やアナログ、テープエコーなどいろいろなディレイをシミュレートした音を出せること。これはなかなか面白くアナログディレイもアナログ風ですし、テープエコーもそれっぽい音になっています。これだけでもどのセッティングにしようか迷ってしまう感じがあります。 個人的に使えるなと思ったのがDYN。TC2290のダイナミックディレイのレプリカのようですが(本物は使ったことがありませんが)普通に弾いている時にはディレイがかからずに一定のレベルまで下がるとディレイがかかる仕組みです。バッキングなどでは邪魔にならずにブレイクなどでディレイが出てくると。 TONEPRINTはお得感が TONE PRINT機能で細かなセッティングされたディレイを設定できます。つまみの利き方や音の減衰の雰囲気などもセッティングして好みの1台に仕上げることもできます。ただこれはちょっと素人には難しい・・・。 便利なのはこの機能でプロギタリストの設定だったり、ディレイ名器のコピーだったりと多数のプリセットがあること。これを選ぶだけでもペダルのキャラが大きく変わります。好きなギタリストの設定をそのまま使っても良いですしEP-3などの過去のディレイの名器をシミュレートしたセッティングで名演と同じ雰囲気を楽しんでも良いかと。 個人的にはダグアルドリッジのディレイセッティングがカッコ良かっ