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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

GUNS N' ROSES / APPETETE FOR DISTRUCTION やっぱり名盤

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名盤  87年、ファーストアルバムから完成度が高い。  最初に聞いた時には多少肩透かし的な印象でした。パンク的な感じでLAメタルで当時流行りだったテクニカル系ギタリストでもなく、ヴォーカルもわかりやすいハイトーン系ではなく。でも大人になって色々聴きこむとわかってきます。やっぱりそれぞれ個性があってそれが魅力だと。ギターも速弾きとかタッピングとかわかりやすくテクニカル的な少ないけどギターヒーローです。  そのそれそれのメンバーの個性がある上で楽曲が揃っていてアルバムとして最後まで一気に聞ける。  1曲目のWelcome to The Jungleはイントロのディレイをつかったフレーズにゆったりとしたリード。その後盛り上がってリズムイン。ヴォーカルのシャナナナナも話題になりました。2曲目はパンク。3曲目Nightrainはギターとヴォーカルのユニゾンがカッコ良い。  6曲目のParadise Cityは名曲ですし、9曲目のSwede Child O' Mineはこのアルバムのキラーチューン。イントロのフロントピックアップの音が痺れる。

Gotthard / Bang! 馴染む

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馴染む  Gotthard 11作目。これまで駄作的なアルバムを出していないのは素晴らしい。どれを聞いてもGotthard的な曲が安定して聞けます。  そしてこのアルバムはヴォーカルが変わって2枚目。前作はSteve Leeに似せようと力が入っていた感じもありましたが、今回は「らしさ」が出てきた感じ。  全体的には欧州的というよりはブルージーな感じになっているかと。1曲目のLet Me in Katieではブルージーで骨のある感じのリフで始まる。  2曲目のBnag!もブルースナンバーな感じに耳に残る歌メロが乗ります。  3曲目のGet Up 'N' Move onはどこかしら70年代の風が吹く感じでしょうか。  バンドとヴォーカルが馴染んで次も期待できそうな感じ。

Gotthard / Firebirth バンド継続の意欲

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バンド継続の意欲  Gotthardの看板とも言えるヴォーカルのSteve Leeがバイク事故でこの世を去ったとのことで、新しいヴォーカルがオーディションで選ばれてのアルバム。  新しいヴォーカルはNic Meaderという方だそうで数千人のなかから選ばれたよう。  フロントマンを変更する場合、前任と似た人を選ぶのか、それとも全く個性の違う人を選ぶのか。バンドによって異なりますが、Gotthardの場合は似た人を選択した様子。  声質も歌い方もSteve Leeに似ています。ぱっと聞いた限りでは違和感がないというか交代したこともわからないかも。よくここまで似た人を見つけたなと思う反面、スイスの国民的HRバンドのフロントマンということで余計にプレッシャーがあるだろうなと推測します。「Steve Leeだったらこう歌っただろうに・・」「Steve Leeと比べると***が足りない」など必ずネガティブな意見が集まると思うので。  メロディラインとか歌い回しなど細かな部分で違いはあります。ただ全体的には良作でヴォーカル交代は成功だったかと。2曲目の Give Me Realでは骨太なHRを聞かせるし3曲目のRemenber It's Meでは得意のバラードを。

Gotthard / Need To Believe 壮大なロックアルバム

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壮大なロックアルバム  1曲目からオリエンタルな雰囲気で壮大な曲。旨味のある歌メロがじわじわきます。  2曲目のunspoken wordsは王道系のハードロックでしょうか。3曲目のNeed to Believeは得意のバラード。  全体的にはブルージーなHRな雰囲気というか骨太なイメージは少し薄れて、今風な歌メロHRになっています。これはこれで良いアルバム。

Gotthard / DOMINO EFFECT 大人のHR

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大人の  と、いっても落ち着いた、とか静かな、という意味ではなく古典的なHRを知った人でその後に色々な音楽を聴き続けている人がその延長で聞くと心地よいアルバム。  センスのよい曲の組み立てにハスキーで上手いヴォーカルなので悪いわけはない。  1曲目らしいギターリフの印象的なMaster of Illusion。2曲目のGone Too Farはタイトル通りオリエンタルな感じのリフのドライブナンバー。3曲目のDomino Effectはサビのメロディが意外で耳に残る。そろそろ飽きる頃に落ち着いた雰囲気のFallingやThe Call。  緩急がわかりやすく最後まで聞けるアルバム。

Gotthard / Lipservice 良作

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変わらずに  良質なHRアルバムを出し続けられるのはすごいことです。もちろん何枚もアルバムを出していると大きく方向性が変わったりというのもよくあり、それはそれで良いのですが、Gotthardは大きな方向性は変わらずに古典的なHRをベースにメロディアスな雰囲気に仕立てています。個人的にはFair Warningも似た感じがあるかなと。  1曲目All We Areは古典的なHRな雰囲気を残すアップテンポな8ビート。3曲目のLift U upはこのアルバムのキラーチューンでしょうか。We Will Rock you的に始まり徐々に盛り上がり。  得意のバラードは8曲目のI've Seen an Angel Cry。

Gotthard / HUMAN ZOO ハードロック回帰

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HRなアルバム  2003年のアルバム。アコースティックのD Frosted以降のOpen 、Homerunはなんとなくリフというよりはアコースティックな雰囲気があってポップ寄りな感じもしましたが、このアルバムは再びアコースティック以前のDial HardやG.の頃の雰囲気。  1曲目のHUMAN ZOOからイントロのギターリフがただのパワーコードではないがヘビーな感じで良い。3曲目のHave a Little Faithは特にのパラード。ギターのクランチがレスポールっぽくて良い。7曲目のONE IN A MILLIONもカッコよく捨て曲ないアルバム。