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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Blue Murder / Blue Murder Whitesnake意識

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全盛期のジョンサイクスでしょうか  Whitesnakeを向けた後のジョンサイクスのトリオバンド。トニーフランクリンとカーマインアピス。  個人的にはWhitesnakeでの名演からBlueMurderでの活動が最盛期のように感じます。  少し重たい感じの曲が並んでいて少しくどい感じもありますが、どれも良い曲で耳に残ります。    ジョンサイクスのギターは基本的にはWhitesnakeの延長にありますが、それをさらに尖らせた感じ。whitesnakeの時にはデビットカヴァデールに少し気を使っていたのかのように自由に弾きまくりです。  歌もうまいです。昔YoungGuitarのインタビューで、「歌はWhitesnake時にカヴァデールから習った」と言っていたのを覚えていますが、伸びのあるハイトーンを聞かせます。  地味ですがBlueMurderとしてのバンドの音として欠かせないのがリズム隊。スケールの大きい感じのドラムにフレットレスベースのブリブリいう感じが欠かせない感じです。  セールス的にはあまり売れず・・・というのは非常に残念ですが名盤です。 Whitesnake意識してしまうかも Riot これは名曲。カッコ良いリフと弾きまくりのギター。伸びのある歌とジョンサイクスの名演が詰まっています。 Sex Child サビのバックで入るクリーントーンのアルペジオがきらびやかな雰囲気を出していて良い。 Jelly Roll アコースティックでノリの良い前半。ゆったりしたサビ。 Blue Murder イントロ、Aメロのヘビーなリフからテンポ良いBメロへの変化が自然でカッコ良い。 Billy この曲の歌メロが耳に残る。この曲と1曲目がキラーチューンかなと。間奏で転調するあたりがカッコ良い。 Black Hearted Woman どことなく聞いたことのあるような曲ですが、勢いがあって好きです。

California Breed / California Breed ドラムとベースが主役

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再びジェイソンと  Black Country Communiaon解散後に再びグレンヒューズとジェイソンボーナムが組んだバンド。ギターは今回初めて聞きましたががアンドリューワットという人でトリオのバンドです。  変わらずにグレンヒューズとジェイソンボーナムの相性が素晴らしい。グレンヒューズの歪んだベースのリフが前に出て全体を引っ張る感じで、うまい具合に後乗りのドラムが良いビートで入ってきます。  この骨太な土台に乗るシャウトが変わらずに冴えています。ベースとドラムで土台がしっかり固まっていて上に突き抜けるシャウトが自由に飛び回る感じ。  ギターは派手ではないけどクラシックなロック風なプレー。どちらかというとハイポジションでピロピロ弾く感じではなく低いポジションでペンタトニックでグイグイ言わせる感じでバンドにマッチしています。 ベースとドラムでご飯が食べられる The Way ベースで引っ張るヘビーなリフにジェイソンボーナムらしいビート。それにグレンヒューズのシャウト。このバンドを聞いている人がおそらく求めているであろうものが詰まっているかと。 Sweet Tea ギターのリフがメインな感じです。サビのコード進行が癖になる感じ。 Chemical Rain どことなくZeppelin風な感じ。 Midnight Oil ロックなリズムでのギターソロが良い音。 All Falls Down クリーンなギターが良い音。きらびやかな感じで。 Days They Come 間奏の緩やかできらびやかな雰囲気から、間奏開けてのシャウト、そこからのサビのメロディの緩急が耳に残る。 Spit You Out この曲は他と雰囲気が全く違う、というか違うバンドのようです。

Black Country Communion / Afterglow 少し落ち着いて

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少し落ち着いた雰囲気  3枚目のアルバム。  セカンドでバンドの一体感と勢いが詰まって名盤になったような気がしますが、サードになって少し落ち着いた感じがします。  前作にあった疾走感とか爽快感みたいなのは少なくなって、ドラムとベースリフで押してくる感じに戻った気がします。  結果としてオルガン系の音が減っているような気がしますし、ギターも必要以上に弾かない感じが。個人的にはセカンドの全員で頑張った感が楽しいと思うので、サポートメンバー的なプレーだとちょっとがっかりです。  ただその分ベース、ドラム、ヴォーカルが前に出ています。ドラムとベースだけでご飯が食べられる人には良いアルバムかと。  これで解散なのは残念。 曲レビュー Big Train 全員のユニゾンのキメが特徴的。間奏のギターがカッコ良い。 This is Your Time ミドルテンポでリフで攻めてきます。終盤のサビでのグレンヒューズのシャウトがカッコ良い。 Midnight Sun イントロがVan HalenのLittle Guitarを思い出してしまいました。 Confessor メインリフの休符のところにスネアが入るのが良い。 Afterglow アコースティックの柔らかいギターイントロに同じトーンで歌が入る。Zeppelin風のリズムでドラムが入り、ベビーなリフ。曲の展開とヴォーカルの盛り上がりが素晴らしい。

Black Country Communion / 2 キタ!これは良い!

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変わらずノリノリ  セカンドアルバム。 変わらすに70年代ロックな感じ。第3期Deep PurpleとLed Zeppelinの良いところを混ぜた感じで1stよりも一体感と勢いがある気がします。個人的には1stよりもずっと良い  ドラムの雰囲気が後乗りで一貫しています。Zepplein風な感じに聞こえるのはその辺りもあるのかも。これ系のロックは後乗りのドラムがしっくりきます。Save Meのドラムなんて8ビートの単純なリズムですがこれがカッコ良い。ジョンボーナムに似ているというか単純な8ビートだけで聞き入ってしまうのはすごいと思います。  ベースは相変わらず。ぶりぶりした音でギターとユニゾンでリフです。少し前乗りのベースで曲をリードしています。完全にベースが主役です。  また1曲目の印象が強いのかもしれませんが、オルガンが増えて曲のアクセントになっているところが増えたような気がします。 これは最高にカッコ良い The Outsider 1st同様にノリノリの1曲目。サビのコード進行がカッコ良い。間奏のギターとオルガンのソロの掛け合いがDeepPurpleっぽくて好き。 The Battle for Hadrian's Wall 曲の前半はアコースティックな感じが強くZeppelinにありそうな雰囲気。後半はエレクトリックの音圧が加わる。 Seve Me イントロで幻想的な楽器をバックに伸びのあるグレンヒューズがカッコ良い。ドラムがカッコ良い。単純なミドルテンポの8ビートですがドラムだけ聞いてしまいます。 A Ordinary Son ツインボーカルの雰囲気がよくまとまっていてカッコ良い。 I Can See Your Spirit ギターとベースユニゾンのリフで押すノリノリの曲。Bメロでテンポが半分になり溜めておいて・・・サビのところで行くのかと思いきやブレイクするのがカッコ良い。 Little Secret 意外にこのバンドではありそうでないブルーズロック。グレンヒューズのヴォーカルが映えますね。 Cold とにかくヴォーカルがカッコ良い。

Black Country Communion / Black Country Communion ギターが地味ですが

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骨太なロック  グレンヒューズ、ジェイソンボーナムの2人の名前だけで買いでした。  聞く前はもう少しブルーズ感のある雰囲気かと想像したのですが、潔いハードロックです。音の種類、数は多くないけど1つ1つの音が太いので音圧というかパワー感があります。  ドラムはやっぱり特徴ありますね。ハイハットの音がZeppelinな感じ。そこに太いベースが絡むのが言うことないです。  ギターはペンタトニック中心で、もう少し華があると良かったなと思いますがツボを押さえたプレーというか、弾き過ぎず適度に空間を空けながら主張するような感じでしょうか。  やっぱり個人的なメインはヴォーカルなのですが、楽器系が重心低い音を出して上の空間をヴォーカルのために開けているように思います。  そこに自由なヴォーカルがシャウトすると。 ベースでグイグイ行くロック Black Country 1曲目からノリノリ。ベースのリフにZeppelin風なドラムが合わさり、シャウト。もう言うことないです。 One Last Soul 8ビートでポップな感じ。伸びやかなヴォーカルが聞きがいがある。 The Great Divide イントロの叙情的なギターリードが印象的。そこに感情的なヴォーカルがカッコ良い。 Beggerman イントロのギターリフの音使いが良い。なんというかシンプルだけど引っかかるところがあって曲の雰囲気を印象付けているような。 Song of Yesterday ツインヴォーカルで歌い分け。グレンヒューズはサビを齧り付くような声で歌っています。 No Time ギターとベースのユニゾンのリフにソウルフルなヴォーカルがのる。 Medusa トラピーズのカバー。カッコ良くなっています。

Mr.Big / ...The Stories We Could ギターのピッキングが凄いです

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ギターの音はクセになる  再結成2枚目。  再結成1枚目に比べてギターの音がクセになります。ピッキングが圧倒的に上手いというか、場面場面でピッキングが変わっているのがわかります。  ピッキングのよってクリアに音を出している部分とアクセント的にダーティーな感じに弾いている音が明確にコントロールされています。これはノーテクの人や速弾き一辺倒の人だとこういうのはできない。  これだけでこのアルバムを聴く価値があります。  ただギターが前に出ている反面、ベースが少し後ろに行っている気がします。これは残念。やはりMr.Bigはギターとベースが並んでいて欲しいと思います。  またキラーチューンがなく、アルバムとして聞くと単調に聞こえてしまう曲も残念かな。

Mr.Big / What If 再結成おめでとうなアルバム

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再結成  オリジナルメンバーでの再結成。  もともとテクニカルな雰囲気が前面に出ていましたが、このバンドって70年代のロック、FREEとかその辺りの雰囲気が根底にある気がします。その骨太な感じが1曲目から出ている感じ。  特に70年代ロックにありそうなギターベースのユニゾンも多いですしベースが攻めています。  キラーチューンはないのですが全体的に骨太なロックが聞けます。  全体的には重心が低めの音で歌も一歩引いた感じがあります。初期の若さが丸くなって大人な音に。  無条件にこのオリジナルメンバーの音は嬉しいです。セカンドまでの派手さはないですが捻られたよい曲が多いですし。 少しダークな感じもありますが Undertow ダークな感じで、初期アルバムの1曲目な雰囲気ではないです。まさに70年代の骨太な感じとギターベースのユニゾンがイカす。歌も落ち着いた歌い方でアルバムの後半にあっっても良いかもと思える曲です。 American Beauty 従来の1曲目のありそうな曲。間奏が転調してテクニカルな雰囲気に入るところがカッコ良いですね。 Stranger in My Life 3rdにありそうな歌メロですが楽器の音はこのアルバムの雰囲気。 Nobody Left to Blame Aメロがベースが自由に弾いていてギターが支えている感じ。間奏もお互いに自由に弾いているような感じですが、それでいて全体がまとまっているのが素晴らしい。 Still Ain't Enough for Me 高速シャッフル。間奏が凄まじい。 All The Way Up 3枚目とか4枚目あたりの雰囲気の曲ですが、ベースが攻めています。Mr.Bigらしいバラードかも。 Around The World メインリフのユニゾンとポップなサビとの対比が面白い。