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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

SKIDROW / Thickskin これまでとは

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大きく異なる1枚  ヴォーカルとドラムがメンバーチェンジした新生SKID ROWの1枚。  やっぱりヴォーカルのキャラはバンドの印象に大きく影響を与えます。歌メロが大きく変わるのも曲の印象を与えます。  個人的には高音の伸びやかなシャウトだったり、エッジ感がなくなったのは残念なのですが、新ヴォーカリストジョンソーリンガーは野太いタイプでずっしりくる感じのタイプ。このヴォーカルに合わせて曲や全体の音もずっしりきています。  昔はBonJoviに近いアイドル的なキラキラ感やバラードのしっとり感もあったのですがこのあたりは薄くなり汗臭い男のモダンヘヴィネスになりました。  アルバムの1曲目 New Generationから新ヴォーカリストのキャラ満載のヘビーな曲。無理に以前のヴォーカルを意識したりせずに自分らしさを出していてカッコ良い。  ただ昔からのファンにとってはこれをSKIDROWと言って良いのかどうかは賛否が分かれるかと。

SKID ROW / B-side Ourselves ミニアルバムだけど

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聞き応えあります。  ミニアルバムかつカバー曲。  ヴォーカルが脂の乗り切ったというか、自分の特徴やポイントを掴んで強みを発揮できているような感じ。とにかく聞き応えがあります。  Judas PriestのカバーDelivering The Goodsではロブハルフォードと一緒に歌っていますが、メタルゴッドになりきっています。    個人的にはJimi HendrixのLittle Wing。この曲は色んなところにカバーがありますが、1番かな。伸びやなサステインの効いた歌がとにかく素晴らしい。  ミニアルバムなのに聞き応えが。

SKID ROW / SUBHUMAN RACE モダンヘヴィネスに進化

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当時の流行  SKID ROWのサードアルバム。ファーストの美しいメロディとキラキラしたアイドルのような音的な美少年感はなくなり、当時流行りなモダンヘビネスな感じを取り入れたメタルアルバムに出来上がりました。  当時ニルバーナのようなグランジやパンテラのような鋼鉄系や流行っていて、音的にも重心がかなり低く歪みもMAXな音が多かった気がします。BOSSのMETAL ZONEが流行っていたような・・・。  SKID ROWもそっち系を狙ってか美少年な感じの音ではなく愚連隊な感じの音。  ただニルバーナやパンテラと明らかに違うのはセバスチャンバックの歌。バンドの音底にはヘビーに変化しましたがセバスチャンの歌で雰囲気を大きく変えている感じがあります。バンドの音は全体的に低い帯域で塊感を出していて上の帯域でヴォーカルが自由にシャウトしています。  1曲目のMy ENEMYからカッコ良く、2曲目のFIRESIGNではユニゾンなバッキングで塊感を出しつつ、3曲目のBONEHEADではスラッシュメタルのようなツッコミ感。この流れは最高にカッコ良いかと。  街の中古屋で投げ売りされているのが残念。

SKID ROW / SLAVE TO THE GRIND ヘビーな音と良いメロディ

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このアルバムはバラードではなく  ヘビーな曲が聴きたくなる感じ。  SKID ROWのセカンド。個人的にはファーストはバラードを聴くアルバムかと思っていますが、こちらのアルバムはロックな感じを楽しむアルバムかと。    セバスチャンバックの歌唱はさらに進化してラフな感じが減りましたがその分しっかり歌うようになってこれはこれでカッコ良い。  バンドの音はよりヘビーになっていて2曲目のSlave To The Grindなんかはリズムも凝っていてゴリゴリしています。ギターなんかはこの低音弦をゴリゴリ言わせるタイプのバッキングって歪ませすぎて音抜けやキレが悪くなったりしがちで難しいんですよね。  この重心低めの音にヴォーカルの噛みつくような歌が乗るってのがカッコ良い。それでいてキャッチーなサビは健在なので聞いていても鼻歌が出る。  ギターのバッキングもピッキングハーモニクスが随所に入っているおかげで単調にならずに表情が付いています。これがまたロックな雰囲気で良い感じ。

SKID ROW / SKID ROW Bonjoviの弟分

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東海岸出身で  BonJoviの弟分と紹介されていたような気がします。  アルバム全体にパワーがあります。BonJoviのサポートがあったからかどうかわかりませんがアルバム全体の音にパワーがあります。圧力というか(音圧ではなく)音の方から耳に近づいてくる感覚があり、何かをしながらのBGMとして聴くことができない。このアルバムがかかっていると曲を聴いてしまうパワーが。  このアルバムは楽曲がしっかりしていてキラーチューンも多数あって、何よりヴォーカルのセバスチャンバックの歌唱力が素晴らしい。ラフな感じに歌っている中で一気に上がるシャウト何て聴きどころ満載。ちょっとかすれ気味で歌ったりシャウトでも細くならないなど巧さというよりは天性の凄さを感じるものが。  そんなヴォーカルなのでバラード系の曲がキラーチューンに並びますね。と、言ってもこの時代の産業ロックのようなキラキラした雰囲気バラードではなくロックバラード。  5曲目の18 and Lifeとか10曲目のI Remember Youとか。  スローでバッキングがロングトーンのパワーコードだったりクリーンのアルペジオだったりでヴォーカルの帯域を空けることで自由に歌っています。あえて隙間を空けることでヴォーカルがその隙間を埋めるように歌うってのはヴォーカルの技量が冴えます。  もちろんロックな曲でザクザクゆく感じも耳に残るコーラスとともに良いです。  

HARDLINE / Double Eclipse メロディアスなハードロックな名盤

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若返って  Bad Englishでの活動をやめて自身のやりたいことを始めたニールショーン。Bad Englishではバラード主体でメロディを聴かせる感じで、時代的にもハードポップな感じでしたがこちらはハードロックな感じに振っています。  ニールショーンの持ち味であるロングトーンのプレーもありますが、エッジの効いた音で自由に弾いている感じ。  Bad Englishは売れるためにいろいろ考えて大人になってプレーしていた感じなのですがこちらは若返ってその辺りはあまり考えていない感じもします。  ただハードと言ってもフックのある歌メロは健在で従来のジャーニー系から聞いている人も楽しめるかと。  特にヴォーカリストのジョニージョエリがパワーがあって良い感じ。

BAD ENGLISH / BAD ENGLISH 大人なハードロック

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Journeyを大人に  したようなアダルトなロック。  ジャーニーのニールショーンとジョナサンケインなどがメンバー。いわゆる産業ロックと言われるジャンルで適度にハードロックな感じで透明感のある音。  このジャンルのスーパーバンドなメンバーでジャニーなどを聞いていれば良い意味で予想通りの音と展開。変に狙ったものはないのですがオーソドックスに聞いていて気持ちの良い展開。  ニールショーンのギターもジャーニーの時とは異なる伸び伸びした音を出しています。ニールショーンの持ち味としては1回し目を歌メロを発展させたロングトーン主体のリードプレイ、2回し目はさらに発展させて音数も増やしてゆく。これが聞けるとニールショーンな感じ。  全体の楽曲としてはさすがにスーパーバンドな感じで質の高い曲が並んでいます。  3曲目のPossessionは哀愁バラード。4曲目のForget me Notではメロディアスでドラマチックな名曲。5曲目、When I See You Smileは壮大な感じのバラード。8曲目のPrice of Loveも落ち着いていて良いメロディ。  バラードが多めですが、心地よいメロディを聞くには申し分ない。