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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Bogner Ecstasy Red購入レビュー

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最近メインの歪   Bogner Ecstasy Red Pedalを買って1年ちょっとですが、購入以降メインペダルとして活躍しています。  そこで改めてペダルのレビューを書いておこうと思います。 外観  箱含め外観はこんな感じ。非常に高級感があってワクワクします。  ただ思っていたよりちょっと大きい。高さも結構ありますし、大きさゆえに角も目立ちます。  MXRサイズと2個分くらいの感じでしょうか。  しっかりしたペダルボードにきっちり組み込む場合には問題ないかと思いますが、ギターのソフトケースのポケットにちょこっと入れて・・・という場合には少し気を使う感じです。    ただ大きさの割に軽いです。その面では持ち運びは楽です。 音  音の幅は広いです。歪みの量もかなりのハイゲインまで上がります。 BOOSTスイッチでGAINとVolumeを変えられるのは便利ですね。ライブなどで曲ごとにローゲイントハイゲインで踏み替えるなんてのは便利です。  ミニスイッチがいくつも 付いていますが、pre eqとstructureはどれも使えます。単純に好みの問題かと思います。  modeはちょっと微妙な感じです。Marshall JCM2000だとTightが一番良いかな。Fullだとローが出すぎてまとまりのない音というか、アンプによっては抜けの悪い音になります。  これは何度か試してみてもJCM2000だとどのセッティングにしても低音がブーミーに聞こえます。  が、variacはちょっとわかりません。基本OFFだと思いますが、どのような時にONにするのか1年使ってもわかっていません。    あとは良くも悪くもプリアンプっぽい雰囲気があります。古き良きオーバードライブペダルだと適度なコンプレッション感があったりとかで、それを求める部分もありますが、このペダルはコンプレッション感が強くないです。  古き良きコンプレッション感を求める人はDistortion+とかの古典的ペダルを利用するのが良いかと。 ポイントはイコライザー  このペダルは イコライザーの効きがすごく良いのでいろんな場面に対応できると思います。個人的にはGAINよりもイコライザーの効きや出方の方が出音への変化が大きいとお思っ

WHITESNAKE / Saints and Sinners 隠れた名盤

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本来のWhitesnake  このアルバムを聞いたのは当然Whitesnake白蛇の紋章を聞いた後ですが・・・。 実際に聞くとこちらの方が本物のような気がします。  もちろん白蛇の紋章の方が売れたしキャッチーなのですが、1曲1曲を聴くと芯があるのはこちらの方かと。  ただ曲の芯はあるのですが、アルバムとして聞くと纏まりはなく、つまらないアルバムかなと思ってしまったりもします。曲は良いんだけどパッションがないというか・・・。 曲としては  1曲目のYoung Blood。ライブ映えしそうな良い曲と思います。イントロのギターリフは単純で、その上に乗ってくるヴォーカルも単純なラインでストレート感あります。  2曲目はシャッフルリズムのロックなイントロにファンクなヴォーカルが入ります。アドリブ感があって楽しいです。  この流れで曲的にはまとまったアルバムかと。 キラーチューンはこの2曲  このアルバムのキラーチューンとしてはやはりこの2曲ですね。 Here I Go Again  今時の白蛇の紋章しか聞いていない方には是非聴いていただきたい。基本的な雰囲気は同じなのですが、間奏のギターがこちらの方が雰囲気あると思います。  白蛇の紋章は良くも悪くもギターアルバムなので間奏がギターソロとしてフューチャーされていますが、この曲は明確なソロよりは雰囲気モノとして合わさった方がマッチしているかと。 Crying in The Rain  曲の雰囲気は白蛇の紋章と同じ。個人的には演奏は白蛇の紋章の方がゴージャスな感じがして好きです。  でも名曲です。なんというかSaints and Sinnersのバージョンも抑えた感じが良いんですね。ブチ切れるのを我慢した感じが。

Whitesnake 白蛇の紋章 言わずもがなな名盤

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これは名盤  初めて聞いたのは20数年前。いろいろありまして最近聞いています。 1曲目のCrying in the Rainのイントロからテンション上がる。それまでのWhitesnakeとは音も雰囲気も明らかに別バンドと思える雰囲気。  前作のSlide it inもアメリカ風の良いアルバムですが、それ以上に当時の派手なメタルな感じをそのまま表現したアルバム。  また次作のSlip of The Tongueとも異なる。  やっぱりJohn Sykesの存在感が大きい。セルフカバーも2曲ありますが、どの曲も個性があって良い雰囲気にまとまっています。  個人的にはJohn Sykesの幅の広いビブラートがエモーショナルな感じが出てて聞く価値があります。テクニカルな面の魅力もありますが、やっぱりゆったりとしたビブラート。  レスポートカスタムを構えてのファットなリードというのは、それだけでご飯が食べられるくらい良い音です。 各曲レビュー Crying in The Rain  これは曲的な視点でいうとオリジナルのSaints and Sinnersも良いのですが、ギター的な視点でいうとJohn Sykesのプレーが良い。  メタルな感じの押し出し感とギターのピッキングハーモニクス。ビブラートの聞いたギターソロ。 BadBoys  これは分かりやすいロックソング。 Still of  The Night  これがこのアルバムの代表曲ですね。LedZepellin風だと言われていましたが、曲全体の広がりとか雰囲気はオリジナルだと思いますよ。 Here I Go Again  これも1曲目と同じくセルフカバー。個人的にはこのバージョンも好きですし、オリジナルも。  曲自体の良さはSaints & Sinners、ドラマチックな展開はこのバージョン、ロックな雰囲気であれば1987Versionですね。 Is This Love  20数年前はあまり好きではなかったんですよね。ちょっと退屈な感じで。 でも最近は代表曲も思えるくらい好きです。  イントロのベースのフレーズとそれに乗るヴォーカルの雰囲気が他にはない。 Children of The Nig

スキマの有効活用 こういうのが必要

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スキマの有効活用  最近ギターのペダルボードが一杯になってきました。  スノコタイプなら良いのですが、よくあるボックスタイプのエフェクタボードだとボードの端にエフェクターを置くと、ギターやアンプと接続するシールドを抜き差し出来ません。そこでシールドを抜き差しできるよにスキマを開けて置くと、そこがデッドスペースになります。  このデッドスペースのおかげでペダルの個数が制限されたり、置き方がヘンテコになって不要なパッチケーブルを引きまわさなければならなかったりと。    そこで少し悩んでいました。  ジャンクションボックス的なものを買うのも良いのですが、それ自体がそれなりに場所をとったり、何よりそこそこ重かったり。 L型コネクタ  そこでお試しでL型コネクタを買いました。  買ってきたのはオーディオテクニカのATL428CLというもの。  とりあえずボードの入り口側(ギター側)にセット。これでこの隙間でシールドの抜き差しができるようになりました。 (こんな感じで隙間にセット)  実際に取り付けた感想としては、まあこれはこれでアリかなと。 ちょっとプラグが「カチッ」とはまらない感じがしますが、特に動かしてもノイズもないですし、抜き差しの時には両手でしっかりつければ大丈夫かなと。  ジャンクションボックスはバッファー内蔵だったりいろんな製品が売られています。ただ気に入ったバッファーがすでに持っているなど、余計な機能はいらずに単純に軽くで安価なものが欲しいというニーズの方にはL型コネクタで十分ではと。

SWEET & LYNCH / ONLY TO RISE ギターをもっと

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期待して購入  Michael SweetとGeorge LynchがSWEET&LYNCHというバンドを結成、ONLY TO RISEというアルバムを出すということで購入事前から嫌が応にも期待がマックスでした。  George Lynchは特徴のあるボーカルと一緒にバンドをやることで映えるギタリストだと思いますし、Stryperも好きなのでこの2人の名前が上がった時には期待・期待・期待。やっぱり80年代の古き良き時代を想像してしまいました。  購入して実際聞いてみると・・・ Michael Sweetの声は期待通り。特徴のある伸びのある美声で昔のストライパーのアルバムを思い出す。全体的にボーカルの印象が前面に出ている感じがあります。  特にメジャーキーとマイナーキーが混ざった独特のメロディー。ストライパー好きな人はこれが欲しいんでしょうね。  対してギターはあまり弾いている印象がありません。昔のDokken風なリフがあったりもしますが、リフ・ソロともにGeorgeLynch節なところは少ないかな。  結果的にストライパ−8割、ドッケン2割くらいな感じでしょうか。    個人的にはギターを前面に出して存在感を出して欲しかったのですが、歌物に徹したというか、サポートでギターを弾いたくらいの感じで少し残念でした。  ただアルバムとしてはキラーチューンはありませんが、まとまりはよく少し聞き込もうかなと思えるアルバムです。 ギターをもっと The Wish  壮大な感じのイントロから始まり、まさにストライパーかと思わせるような歌が始まります。 Dying Rose  イントロがGeorgeLynchな感じの特徴のある音使いです。歌はハードな感じで少しストライパーっぽい感じが押さえてられています。個人的にはギターソロをもっと長くして欲しかったな。 Love Stays  スローなパラード的な曲。間奏前のつなぎの展開が、よくあるけど好きな感じ。 Me Without You  イントロのモジュレーションがかかったようなクリーンサウンドが怪しい雰囲気で特徴的なのですが、このギターにメジャーキーのメロディなんてよく乗せられたなと思います。  間奏のギターソロは完全に巨匠

筋肉少女帯 / 猫のテブクロ 本気で聞いた方が

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ネタではなく本気で聞くべき  一見コミックバンドのようだけど、しっかりした世界観と演奏を持っているのが素晴らしい。  結構雰囲気が暗いですよね。 一見馬鹿馬鹿しい歌詞なのですが、不安定な音階や不協和音と合わさったりすると、不安んな感じになりますが、それが良いんですよね。  このアルバムから橘高文彦が加入してギターが割と前に出てくるような感じですが、ロックだけではなくプログレっぽいとかジャズっぽい雰囲気が残っていて、過渡期な雰囲気がとても良い感じです。  そのプログレ・ジャズっぽい曲と文学的な歌詞がとてもマッチ。  なんというか不安定な気分にさせる1枚ですがそれが狙いでよくできたアルバム。 レビュー   これでいいのだ、日本印度化計画 これはストレートで好きです。単純にネタ的な雰囲気があって好きです。 定番の曲です。 月の夜のボード 個人的にはこのリズムがとても好きです。このアルバムの代表曲と言っても良いと思います。 最後の遠足 これは不安定な気分にさせます。 あえてスリリング、不安な気分になりたい時にマッチ。 月とテブクロ  アルバムの世界観の集大成ですね。独特の世界観が。

VOX Tonelab ST 安い割になかなか良かった

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 2年くらい前に思い立って中古で買ってきたのでレビューを。  購入の目的は自宅用に簡易なBOGNER風アンプシミュレーターが欲しかったので。つまりアンプシミュレーターが目的なのでエフェクター関連はほとんど触っていません。 簡単なオーディオインターフェース  本体にUSB端子が付いていて、そのままPCに接続できます。 アンプシミュレーターからそのままPCに直結できるので、あとはGarageBandでも立ち上げればとりあえず宅録できます。これは簡単です。 多数のアンプシミュレータ  BOGNERが目当てで購入しましたが、他にも多数のアンプが入っています。アンプ本体の他にキャビネットも選ぶことができるので様々な組み合わせを楽しむことができます。  ただ組み合わせが多数あるので選択は難しいです。組み合わせ個人的には簡易宅録が目的だったので、そこまで自由度が高くなくても良かった。逆にセッティングに迷うので使い方が簡単な方が・・・。  この手の製品の購入目的はみなさん似たような感じなのではと思います。本気で音源を作りたい人はもっと高価な製品を使うでしょうし、もちろんライブなどでバリバリ使いたいという製品でもないかなと。そうすると手軽で簡単で安い、というニーズの方が強いかと。 肝心の音  ノイズもそれほど気にならないし、値段を考えると十分です。 各アンプシミュレーターも、それぞれのアンプの特徴をよく捉えているというか、それっぽい音が出ます。  一応真空管らしきものが付いていて、電源を入れると真空管が赤く光るのが見えますが・・・本当に真空管を使って音を出しているのか(光るのが本当に真空管なのか)はわかりません。 使い勝手  個人的には使い勝手はイマイチな印象でした。 上記でも書いたようにいろいろ自由度が高い(=セッティングが複雑)なので、多数のパラメータがあるのですが、イマイチ直感的に設定できません。  大きさの都合もあって、すべてのパラメータのつまみがあるわけではないので、「このボタンを押しながらこのつまみを回す」のような設定方法も多いです。それが面倒。  もちろんマニュアルを読みながら設定することで問題なく設定はできるのですが、ちょっと設定を変えたい時にいちいちマニュアルを出して