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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

DOKKEN / 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET この値段であれば持ってない人は

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リマスターではないけど  これもお買い得。Dokkenはこれを買っておけば良いというセット。 中途半端なベスト盤を買うくらいならこちらを買うべき。  リマスターではないので音が古い。今聴くと1st、2ndくらいは音が軽い感じがします。が、これが良い。当時の空気感を感じることができると思います。  一般的にリマスターとして音圧を上げているものもありますが・・・個人的にはオリジナルがベストだと。 どれも名盤 Breaking the Chains  アルバムとしてはまだまとまっていない感じがありますが、1曲目のBreaking The Chainsのサビが秀逸。また最後のParis is Burningも良い。この曲はライブ版しか聞いたことがないのですが、スタジオ版ってないんですかね。 Tooth and Nail  Without WarningからTooth And Nailがこのアルバムのハイライトでしょうね。荒削りな感じですが攻撃的なギターとちょっとまったりした哀愁ボーカルのスタイルが確立したと。 Under Lock & Key  これはキラーチューンがあります。Unchain The NightやIn My Dreams、Lightin' Strikes Againなど。Tooth and Nailのスタイルの荒削りの部分が磨かれて光ってきた感じ。  この頃もジョージリンチが一番好きだな。 Back For The Attack  前作のままで踏みとどまってくれれば良かったのですが、一線を越えて戻れないポイントまで来てしまったような感じ。音的にも曲的にも最高のテンションなのですが、所々で違う方向を向いている雰囲気の音が感じられます。もちろんそれも含めて最高のテンションなのですが・・・。 Beast From The East  これは言うまでもなく、最後の打ち上げ花火的な感じ。これまでのアルバムを聴いたら聞かなければならないライブ版。  95年のオリジナルメンバーでの再結成の来日公演を見に行きましたが、このアルバムのテンションとは全く異なりました。この一瞬でしか出ない音です。 いろいろ考えるとDokken聴きたくなってきた。

Van Halen The Studio Albums 1978-84 まとめてこの値段なんて

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これはお買い得   ふと見つけた。 Van Halen The Studio Albums 1978-84 最近これ系のボックスセットはよく見ます。10代の頃に1枚1枚お小遣いを貯めて買っていたのですが、随分と良い時代になったものです。  ボックスセットで良くあるのがアルバムの選定が良く分からないもの。途中のアルバムが抜けていたり、時期の大きく異なるアルバムが入っていたり・・・。  これは1stから6thまでデイブ期が順に入っているので、お買い得。  持っていない人はまとめて買うべき。 アルバム全て名盤  アルバムレビューを書いても当然全て名盤。 1st  バンドのドライブ感が楽しい。 ラスト2曲のICE CREAM MANからOn FIREの流れが大好き。 2nd 1stに比べるとちょっと地味なの ですが、1曲目のフランジャーベースのイントロから始まり、2曲目 DANCE THE NIGHT AWAY、3曲目SOMEBODY GET ME A DOCTORとノリノリで続くあたりが楽しい。 3rd 3rdは中盤のROMEO DELIGHT、TORA! TORA!、LOSS OF CONTROL の流れが疾走感がとかロック感が満載。この頃から少し曲風が変わるような気がします。 4th これは何と言っても個人的にはUNCHAINEDです。 このイントロのフランジャーだけで。 ロックギターのフランジャーといえばこの曲と思っています。 今までフランジャーを幾つか試しましたが、やっぱり満足できずMXR EVH-117 Flangerを買ってしまいました。 5th このアルバムはこれまでとだいぶキャラが変わってポップな感じ。Littele Guitarなんて良い曲ですね。 6th これは有名な名盤なのでレビューというのもなんですが・・・。 曲はポップだけどギターがザクザク。 サミー期も良いです。明らかに歌もうまいしポップで聴きやすい曲が並んでいます。が、ロックな感じだと断然デイブ期の方が良い。 ザクザクしたハムバッカーのディストーションギターに合うボーカリストだと。

Dio / Killing The Dragon ダグアルドリッジの良いギター

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古き良き  タイトルからドラゴン。このドラクエ風な感じがやっぱりDioです。 ファンタジーな感じと独特の粘りっこい歌い回し。やっぱりDioのアルバムに求めるのはこれだと思います。  1曲目のKilling The Dragonから粘りのある歌とサビの特徴のあるマイナー音階。過去のどこかで聞いたことのあるようなメロディではありますが、この様式美があると一種の安心感があります。  4曲目のBetter In The Darkは初期のDioのアルバムにあったような感じでスピードのある8ビートでおきまりのDio節。  5曲目のRock&Rollは期待を裏切るスローでヘビーな曲。  正直1曲1曲に強さはないというかキラーチューンはないですが、アルバム全体で聞くとコンパクトにまとまっていて聞きたい曲が聴きたい順に出てくる感じ。 ギターはダグアルドリッジ  ギターがダグ・アルドリッジです。  想像通りのレスポール系の音でテクニカルな感じです。 アルバム全体としてもギターが前面に出ている感じがします。ヴィヴィアンキャンベル風なリフを見いていたりもしますが、ミドルを効かせた音はヴィヴィアンキャンベルのように鋭さはない感じです。  音的にちょっと残念なのは、ギターの音が全体的にコンプレッション感が強いというか・・・ 音圧はあるのですが、潰された感じで濃淡がないというかクレヨンで塗りつぶされた感じが残念。  ただギターのプレーは良い。 ダグアルドリッジのどのアルバムもそうなのですが、バッキングはシンプルな音使いがベースですが、ちょっと特徴のある音を挟んで印象付けたり、というのが良い。  こういうセンスの良いプレーを聞いていると、いつの間にがアルバム1枚聴き終わっている。そんなアルバムです。

名盤 Led Zeppelin / Led Zeppelin IV 名盤!!!

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若い頃はA面  初めて聞いたのは高校生の頃。 全体的に言うとロックな感じがA面、フォークソングな感じがB面な印象です。    初めて聞いた当時はわかりやすいロックしか理解できなかったので、単純にA面の方が・・・特にStairway to Heavenのみでした。    全体的にA面はロックな感じなのですが、若い時分にはわかりにくい。  1曲目のBlack Dogはギターのリフが印象的なのですが、途中で2拍4拍のスネアが逆に聞こえる・・・。  2曲目のRock'n Rollはイントロのドラムの変拍子が・・・。 な、感じでスムーズに若い体に入ってくるのが4曲目のみと。 年をとると  B面の味がわかってきます。 アコースティックギターとマンドリンな風味がなかなか染み入ります。  特にGoing to Californiaとか。  合わせてA面のアレンジの良さ、特にBlack DogとRock'n Rollの若い時分には違和感のあったアレンジの良さがわかっています。  またB面の Misty Mountain Hopなんかはスネアの音が抜けて心地よい。 やはり名盤  やっぱり名盤です。一般常識として聞くべき。  あとはジャケットも印象的。バンド名もアルバムタイトルもありません。

Marshall RG-1 Regenerator レビュー まあとりあえず的な感じでは十分

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割り切れば良し  Marshallが出した揺れもの系ペダル。  マーシャルと言えは揺れものの印象はないですし、おそらく売れてないんでしょうね。ネットの情報も極端に少ないです。  コーラス、フェイザー、フランジャーなどの揺れもの系の6種のデジタルエフェクトを1台にまとめたもの。エフェクターの切り替えは本体上部のつまみにて行います。同時に複数のエフェクトはかかりません。  実売価格で1万円ちょっとくらいで売っています。  もともとこれを購入した動機は、手頃な値段でそこそこの揺らし系エフェクターが欲しかったのが動機。  歪み系にはみなさんこだわりますが、揺れもの・空間系はほとんど使わない方も多いかと思います。ですがセッションやバンドの中で一瞬だけ飛び道具的にコーラスとフランジャーなど使いたい・・・でも大げさな荷物は持って行きたくない・・・なんてニーズは結構あるように思います。特にセッション系とか。  まさにそんなニーズを汲み取るペダル。 音はそこそこ ライブ本番では使ったことはありませんでしたが、スタジオのリハなどでは何度か持って行きましたのでレビューを。  どのエフェクトもそれなりに使えます。よくある普通のコーラスの音がしますし、フェイザーやフランジャーも値段を考えると納得。  特にVintage Vibeがなかなか良かった。ストラトのフロントピックアップでこれをかけてブルーズ系なんてなかなかはまっていました。 NGな点 重い  ずっしりしてます。持つと結構重い。特にMXRなど他のペダルと比べるとかなり重く感じます。  もちろん上記のニーズのようにギターケースにペダル1個入れてスタジオに行くのであれば問題ありませんが、ボードに組み込むのは躊躇します。 つまみが見にくい  つまみが4つあります。 これが見にくい。どの位置にあるのかがかなり近づかないとわかりません。  ペダルなのでライブ中とかリハ中に頻繁につまみを変えることはないのでしょうけど・・・ 電池優先?  ペダルなので9V電池が入ります。アダプターの場合には一般的なセンターマイナスです。ただ同時に使うと(電池を入れた状態でアダプターにも繋ぐと)電池が優先されるような気がします。  一般的にはデジタルエフェクターなの

TonePros Locking Studs 取り付けてみた

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割とメジャーなレスポールパーツ交換  もう数年前になりますが、Gibson LesPaul Deluxeの各パーツが結構ガタがきていたので交換できるところは交換したことがあります。その際に交換したパーツの1つ。 TonePros Locking Studsというものでレスポールのテールピースのアンカーを取り替えるもので、テールピースをのせる部分がネジ止め式になっていて、テールピースが固定できます。  売り文句としてはテールピースを固定できるので   ・音が締まる   ・サステインが長くなる  だそうです。 取り付けは簡単  古いスタッドを取り外し。外したスタッドの代わりに新しいものを取り付け。 そこにテールピースを乗せてネジ式に締め付けるだけ。ものの数分です。  ちょっとポイントとしては一度テールピースを固定してしまうとテールピース自体の高さが調節できなくなるので、先にテールピースの高さを調節してから締め付ける必要があります。 取り付けた結果  肝心の音のレビューですが、変わったような気がします。「変わったような」というのがミソです。  特に低音弦側の音が締まった感じがしてボティの振動が大きくなったような気がします。結果としてサステインが伸びて良い音になれば良いのですが、正直劇的な変化とまでは・・・・「変わった気がする」レベルです。  それよりも買えて良かったと思った点は「テールピースが固定されること」です。 テールピースはご存知の通り、通常であれば固定されておらず弦を張ったときのテンションで保っています。  したがって弦を張り替える際などはポロンと外れてボディに落ちる場合も。 これが精神衛生上良くない。  これがなくなるだけでもメンテナンスのしやすさがだいぶ変わってくるように思います。  レスポールでもS tandard系の Tune-O-Maticの場合はあまり気にならないのですが、Junior系のブリッジとテールピースが一体型のものは弦のテンションでちょっと前のめりな感じになります。  (こんな風に前のめりに)  素人目に見てもこれはよろしくないと思いますので、そういうギターの場合には特におすすめ。

SEYMOUR DUNCAN JAZZ SH-2とJB SH-4の載せ替えとレビュー

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LesPaul Customのピックアップ載せ替え  数年前に81年製のGibson LesPaul Customのピックアップを載せ替えました。 その備忘録的にレビューを書きます。  載せ替えたピックアップは定番のDUNCANのSH-2をフロントに、SH-4をリアに。 いつものように安い通販で購入して自分で半田付け。約1時間で完成です。    載せ替え作業で多少手間取った点は、この年代のCustomはサーキットがアルミの箱のようなもので包まれています。単純にネジ止めです。箱を開けるときにはネジを外すだけなので簡単なのですが、取り付けようとすると難しい・・・  イメージとしてはアルミの箱の内側にナット部分があるので、ネジを止めるときにはネジ穴が見えない。それなりに長さのあるボルトを見えないナットをめがけて締めてゆく。  なかなかナットにはまらずにひとりで数10分アルミの箱と格闘しました。 肝心の音 SH-2 Jazz  フロントにつけました。 あまり出力が強い印象はありませんでした。低めのセッティングなのもありますが、歪系の音よりはクリーンな音でピックのアタックを楽しむ感じがします。    軽くコンプレッサーでもかけてクリーンサウンドで単音のリードをとかがよく合うかと。 SH-4 JB  これは今回のメインでした。 レスポールのピックアップの載せ替えといえばJBというくらいメジャーなものなので今更レビューというものでもないのですが。    載せ替えた印象としては、パワー感があり、少しトレブリーな感じ。 歪ませた音がよく合う感じでアタックの「ガッッ!」という音が目立つ。まさにあまりエフェクターなどかけないソリッドな感じの歪みでガツガツ弾くためのピックアップな感じです。  軽くドライブさせて、HR/HMのバッキングで低音弦のリフなんか弾くと音が前に出て良い感じにバンドに入ってくる音だと思います。 ピックアップの交換は定番が良いのでは  ギターのピックアップって悩みポイントの一つだと思います。 しかしながらなかなか試奏もできないし、思い切って買ってみるしかないものの1つで、ハズレでもなかなか戻すこともできません。  そんな中で定番のピックアップを選択す