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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Montrose / Montrose 80年代アメリカンロックのお手本

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 ロニーモントローズを中心にサミーヘイガー、ビルチャーチ、デニーカーマッシのバンドのファーストアルバム。  その頃どちらかというとハードロックはイギリス勢が優勢で全体的に曇り空のようなどんよりとした雰囲気な曲が多いのですが、このアルバムはギターのドライブ感と突き抜けるヴォーカルでスカッと快晴な雰囲気のハードロック。その後のアメリカンハードロックのお手本的な感じ。  1曲目のRock The Nationからザクザクのドライブ感のあるギターに熱唱ヴォーカル。2曲目のBad Motor Scooterでさらにスピードアップして、Space Station #5で宇宙まで。この3曲の流れがカッコ良い。特にSpace Staion #5の間奏後のちょっと抑えた感じのところが最高。

Judas Priest / Unleashed in the East 聞き応えあるライブ

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 79年の日本公演のライブ音源。  1曲目のExciterから捨て曲なしのライブアルバム。ロブハルフォードの喉の調子が悪く録り直したとのことですが、気になる違和感などもなく自然に聞ける楽曲と演奏。  総じてスタジオ盤よりも断然カッコ良い感じ。

Judas Priest / Redeemer of Souls メタルアルバム

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 17枚目のスタジオアルバム。前作の映画音楽的な雰囲気から一点ロックなアルバムに戻りました。  ロブハルフォードはこのアルバムではスクリームは少なく中音域で淡々と歌う感じ。代わって前に出ているのがギター。新しく入ったリッチーフォークナーのテクニカルなギターがうまくマッチしていて、バンドとしてのツインギターな旨味が出ている感じがします。単純なツインリードではなく出たり引っ込んだりの手加減が歴史のあるバンドの余裕。

Judas Priest / Nostradamus 正統派様式美

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 復活2作目。2枚組みでちょっと長い感じもありますが、全体的には正統派様式美な感じ。純粋なロックというよりは映画のサントラ的な雰囲気にまとまっていて効果音的なつなぎも多い感じ。結果的に好き嫌いが別れるか。  キラーチューン的にはタイトル曲のNostradamusでしょうか。劇的な展開に攻撃的な感じが入って、厳かな雰囲気の中に全体の輪郭がはっきり。そこにメタルゴッドらしいスクリームが入る。この曲は後世にも残る名曲。

Judas Priest / ANGEL OF RETRIBUTION メタルゴッド復活

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 メタルゴッドが復活して過去のScreaming for Vengeanceの頃の雰囲気と、前2枚のTim Ripper Owensの頃のパワー感とヘヴィー感のある音が合わさった雰囲気。  1曲目のJudas Risingはいかにも復活的な壮大な曲で、サビのツーバスが様式美的で良い。次のDeal With The DevilはElectric Eyeのようなアップテンポ。この2曲だけで復活の手応えは十分。  また7曲目のAngelではJudasらしいバラードでまた聞きごたえがあり。

Judas Priest / Demolition カッコ良い。

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 JugulatorとDemolition。特に人気のない、というかなかったことになっているくらいのアルバムですが、結構カッコ良いと思います。  TimのハイトーンとScott Travisのツーバスのドコドコな感じがマッチしていますし潰したようなディストーションサウンドも纏わりつくような感じで耳に残ります。  特に1曲目のMachine Manなんてサイバーな感じでカッコ良いと思うのですが・・・。ギターのリフも往年のジューダスらしいリフですし。

Judas Priest / Jugulator 別物

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 大きな違いはRob Halfordが脱退して、Tim 'Ripper' Owensが加入したこと。  それに伴いバンドの音楽性も大きく変わっています。モダンヘヴィネスというかこれまでにはなかったまとわりつくような重さが印象的。ここにTimの弾け飛ぶようなハイトーンが載るのがこの時代の音。  中盤のスローな曲は少し退屈な感じもしますが、前半の勢いと後半の締めがカッコ良く聞き飽きずに楽しいアルバムです。  バンドのロゴも新しくなって新生Judasとして出した感じもあり、Judas Priestって名前出なければ良いアルバムだ、などの声も聞きましたが、中身はカッコ良いアルバム。