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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

MXR distortion+ 現行型 レビュー これ1台何かと便利

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定番です  定番のペダル。定番すぎるのでレビューも多数ありますが、備忘録的に思った点、気になる点などを記しておきます。 (普通の現行型です)  黄色でコンパクト、つまみは2つ。 目立ちますし、ちょっと大きめの楽器屋であれば大抵置いてあるくらいの定番。値段も新品でも1万円、中古だと5000円くらいで買えます。 つまみは2つ  つまみは2つ。迷うポイントはありません。  OUTPUTは文字通り出力なのですが絞るタイプ、つまり最大から絞る方向に働くようです。そのため全開にするのが基本的なセッティングかと。   音  ディストーションの名前が付いていますがそれほど歪みません。粒の荒く硬質な歪み。Fender系アンプ、JC系アンプでdistortion+単体で行くとちょっと厳しい。HR/HM系でリアピックアップでリフを弾こうとしても歪みが足りず、フロントピックアップでブルージーなリードと思っても音のツヤがイマイチ。    やっぱり良いのはMarshall系のクランチチャンネルにブースター的に挟む使い方。80年代のHR/HM系の音になります。アンプの歪をメインにしてdistortion+を音のキャラクター作りに挟んであげると。そうすると適度なコンプレッション感で弾力のある良い音になります。  セッティング方法としてはメインのアンプ側の歪をメインに決めて、distortion+のOUTPUTを全開に、DISTORTIONをゼロから徐々に上げてセッティングして行くのが良いかと。  あとは意外に低音が出る感じなのでアンプ側のイコライザーで適度に低音を絞ってあげないと少しこもった感じになります。  あまり歪ませないでストラトに合わせてブルージーな使い方も悪くないと思いますがその使い方であればTubeScreamerとかの方が良いと思いますし、やっぱりハムバッカー系に合わせてHR/HM系で使うのがしっくりきます。 改善点  少し改善して欲しいと思うところはアダプターのジャックの位置。 (インプットジャックの下)  インプットジャックの下にあるので、シールドとアダプタの位置が微妙になります。特にボードなどに組み込む場合には取り回しが面倒な感じです。アダプターのジャックは上部

Mr.Big / IN JAPAN 聴き比べると面白い

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Richie期のライブ  今ではすっかりなかったことになっている雰囲気なのですが、Richie期のライブ版。    さすがに上手いですね。 Shineなんかはハーモニーが美しくてカッコ良いですし、Dancin' With My DevilsなんてRichieのありきな感じがしてバンドとして一体感もあります。  Alive And Kickinなんてギタリストでここまで違いが出るなんて面白い感じ。これはこれで聴き比べると面白い。

Mr.Big / ACTUAL SIZE アダルトな雰囲気

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大人向けのアルバムか  Mr.Bigの6枚目、Richie Kotzenが入って2枚目。  Get Over Itと比べてもまた雰囲気違います。前作はブルージーな骨太なロックな感じもしたのですが、こちらは大人なポップアルバムな雰囲気です。  アルバムとしての出来とかバランスとかは良いのかもしれませんが、メンバーの個性があまり出ていない気がします。なんというかRichieのソロアルバムのような。  ギターは相変わらずうまいです。歪んでなく重心が高い感じの音。この音がバンドの音に溶け込んでハスキーな歌によく合っています。低音がブミーになりそうな一歩手前でうまく抑えていて良い音です。  Mr.Bigというと「勢い」とか「前に出る」感じが欲しかったりしますが、全体的にメジャーキーの曲も多く大人な感じにまとまっていて良いです。 落ち着いた感じの大人な曲 Lost in America PG期であれば1曲目にはこないであろう曲。勢いというよりは一歩引いて壮大に歌い上げる雰囲気が良い感じ。 Wake Up サビのメジャーキーがノリノリになります。 Shine Richieのソロアルバムにも入っていた気がします。ポップで名曲だと思います。

Mr.Big / Get Over It ギタリストでバンドがこうも変わります

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ギタリストチェンジ  5枚目。PGから Richie Kotzenにチェンジ。アルバムの音も大きく変わりました。  これまでの4枚を聞くとPGはビートルズ的な作品を目指していたように思います。テクニカルな面もありつつもコード進行やメロディ・ハーモニーに重点を置いていたような。  ギターがRichieに変わったことでブルージーな感じやファンクな感じが強調されて、これまでのMr.Bigとは大きく変わった気がします。この辺りはWinary Dogsで活動している通り、RichieとBillyの趣味が合っていたのでしょうか。  雰囲気・曲調もそうなのですが、ギタートーンも大きく違います。これまでのハムバッカーな感じの音からシングルコイル系のフロントの音も多く聞かれるようになりました。この辺りの音もファンクな感じを強調する要因かと思います。  PGとは全く系統が違いますが、ギターが上手い。  変わらずにいるのがハスキーなヴォーカル。Richie期のMr.Bigはヴォーカルを聞くのも良いかも。  これまでのMr.Bigとは別のバンドとして聞くと良いアルバムです。 曲も音も変わります ELECTRIFIED カッコ良い1曲目。イントロのギターの音でしびれる。 Richie Kotzenらしいリフとギターソロ。 Superfantastic アコースティックな感じのバラード。コーラスハーモニーが良いですね。 Dancin' With My Devils これもRichieらしいファンクな感じ。この手の曲はハスキーなヴォーカルがマッチしていてカッコ良い。

Mr.Big / AT THE HARD ROCK LIVE もっとゆったりしてほしいかな

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ベスト盤的アコースティック  選曲的にはPG期のベスト選曲的なアコースティックライブ。 エレクトリックとは違うゆったりとした柔らかい雰囲気で曲自体やハーモニーの良さが目立ちます。  To Be With YouとかWild Worldとかまさにな感じ。  ただちょっと残念なのがPGのギターがエレアコ。アコースティックなので当たり前なのですが、ギターソロが無理やりすぎるというのが。超絶に上手いのですが間奏のリードソロではなくゆったりした雰囲気でまとまっていると良かったなと。

Mr.Big / Live at Budokan ちょっと微妙な感じ

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4枚目のライブ  4枚目が出た後の武道館のライブ。  個人的には4枚目のアルバムはライブを意識した感じの曲ではなくスタジオで作った曲な感じがするので微妙な感じです。  ただテクニシャンなメンバーなのでスタジオ版を再現しているのはすごいとおもいます。  選曲も微妙な感じがしますのでこれまでのRaw Like Sushiの3枚で良いかも。

Mr.Big / Hey Man 大きく変わってブルージー

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地味な印象  96年の4枚目。地味な印象があります。派手な感じの曲は少なくちょっと暗めで重心低めな感じです。70年代のブルージーな雰囲気も感じます。  アルバム出だしからピアノのイントロで始まるヘビーなリフ。 この冒頭の1曲からもこれまでのアルバムとは大きく異なるのを感じます。これまでのアルバムでもアルバムの冒頭はヘビーな曲だったのですが雰囲気は大きく異なっています。  1曲目だけではなくアルバム全体としてはこれまでのロック全開な雰囲気から大きく変わった気がします。  異論はあるかもですが、各曲とか全体の流れとか雰囲気とかビートルズのアルバムのように思うというか、それを狙って作ったのかなと思ってしまいます。  全体としてもアコースティックな感じの歌物バラードが多い雰囲気で、歌とメロディは良いのですがバンドとしての一体感というか、折角4人が集まったのに、的な感じが薄いのが残念。  明らかにPGが推した曲とBillyが推した曲がわかるというか異なるというか・・・。 大きく変わった曲 Trapped in Toyland ピアノのイントロが意外な感じ。ヘビーな曲なのですがこれまでのアルバムの1曲目にあるようなスピードナンバーではないと。 Take Cover このアルバムのキラーチューン。良い曲です。 Jane Doe ベースが特徴のサイケデリックな雰囲気の曲。 Goin' Where The Wind Brows アコースティックな感じで良い曲です。