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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

BON JOVI / 2020 ソロアルバム?

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  BON JOVI名義の15thアルバム。BON JOVI名義ですがロックバンドというよりはシンガーソングライターのソロアルバムのような雰囲気。2013年のWhat About Now以降の雰囲気をさらに強めて、エレキギターやコーラスを省いてBON JOVIのメッセージをダイレクトに伝わるようにした感じ。   内容的には社会メッセージ的な感じがありとても重い。ポジティブな感じは冒頭のLimitlessと2曲目Do What You Canの2曲のみ。  やっぱり初期から聞いているものとしてはリッチーサンボラがいた頃のキラキラしたギターとコーラスを求めてしまうのですが、もう戻れない時代の憂いのようなものもこのアルバムに重ね、そういう意味では良いアルバム。

ICON / NOGHT OF THE CRIME ポップに変化

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  LAメタル全盛にデビューのICONのセカンド。デビュー作はLAメタルにありながらJudas Priestte的なツインギターの正統派はメタルを聞かせてくれたのですが、今作はポップに。  外部ソングライターを入れて歌メロ重視と曲のフックを狙った感じがわかります。とは言いつつも全体的な音は重めのパワーメタル的な音。5曲目のOUT FOR BLOODではイントロなどでツインギターが印象的に使われてハードポップと言われながらも欧州的な正統派メタルな気持ちも残りつつ。

Fender Richie Kotzen Telecasterのジャック

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 購入してから気がついた。 ジャックが古き良きテレキャスターのカップ型のもの。 これはこれで趣があって良いのですが、L型のシールドが使いにくい。 使えないことはないのですが、ジャック部分がボディ表面より多少凹んでいるために抜けやすい・・・プレー中に抜けては大惨事なのでストレート型を使わざるを得ない。 L型でそのままストラップまでボディサイドを這わせてワイヤレス の子機を接続すればシールドが目立たないし、右足の太腿にシールドのプラグ部分が当たることもないのでストラト以外はL型を愛用していたのですが・・・

ICON / ICON 独特の湿り気

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  LA METALの動きの中でのアルバムですが他のバンドと比べると明らかに異質。見た目は LA METALでテクニカルで堅実に弾くツインギターですが独特の湿り気を持った音。1曲目のThrough The Nightから重厚なリズムになるツインギターが堪能。  他のLA METALのファーストアルバムだと荒削りだったり危なっかしいところもあったりしますがこのバンドはしっかり危ういところはない良いアルバム。

Fender Richie Kotzen Telecaster レビュー

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 テレキャスターとは違うかも  Fenderから出ているRichie Kotzenモデルのテレキャスター。テレキャスターというとヴォーカルの人が歌いながらバッキングギターとしてコードを弾いているギターな印象。音的にも線が細い感じでロックなリードギターには向かないかなと思っていましたが、ハムバッカー ピックアップが載っているということで買ってみた。 特徴はピックアップとフレット  1点目の大きな特徴はピックアップでしょうか。リアにはディマジオのThe Chopper Tというシングルサイズのハムバッカー。なんというかテレキャスターらしくない。  音的には普通に伸びのある音が出るピックアップでボディと合わさってかジャキッとした雰囲気もある。マーシャルなどで音を出す場合にはトレブルを抑えめにした方が耳あたりが良いかも。  またフルボリュームでガンガン行くより少しボリュームを絞った時の音がなかなか良い感じの音になる印象。  2つの目の特徴はとにかく大きなフレット。これもテレキャスターらしくない。  ヴィンテージフェンダー系の立ち上がりの速いシャープな音とは違って丸い音が出る感じ。  この太いフレットのおかげかレガートやチョーキングがしやすくタッピングも音粒が揃いやすいのでテクニカル系のプレーに行きがち。 ネック  極太ネックと言われていますが形状は一般的な蒲鉾型なのでそれほど気になるほどではない感じ。    確かに一般的なフェンダーのと比べると太い感じもしますが。ギブソン のギターのようにネックの1弦側、6弦側の角が張っている感じはないので握り込みやすく弾いていてネックが太い感じはない。 使えるギター  一般的なテレキャスターとは違いますが、ロックなリードギターとして使える感じ。ちょっとジャキッとした感じもありますがその辺りが気に入ればメインギターとしても使える感じ。  何よりストラト のように右手の肘が当たる場所とボディ裏のお腹の場所が面取りされているので体との一体感は良い感じ。

Gary Moore / Blues for Greeny カバーアルバム

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  Still Got The Blues、After Hoursに続くブルーズ物3部作のラスト。ピーターグリーンのカバー曲のアルバム。Gary Mooreのブルーズってブルーズ風味ではありますがやっぱり歪みが強目でロングサステインと強力なヴィヴラートが印象的でしたが、こちらはピーターグリーンに似せようとしているのかナチュラルな音色。これまでの2作とは音は違えど根幹のプレーはいつも通り。3曲目のMerry Go Roundなどで聴ける粘っこいギターは独特。

ZIGGY / HOT LIPS 見た目は派手に音はPOPに

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  ZIGGYのセカンド。圧倒的キラーチューンのGLORIAが入っているアルバム。モトリークルーのような当時のLAメタル的な派手な見た目に音は歌謡曲的ポップに出来上がった感じのバンドですが、バンドというよりはヴォーカルの強さがでます。とても艶かしく色気のある歌がカッコ良い。キラーチューン以外では8曲目のTOKYO CITY NIGHTがヴォーカルが活きる哀愁メロディ。

Gotthard / Silver 変わらずの安心感

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  Gotthard 12枚目のアルバム。25周年にちなんでタイトルがSilverだとか。ヴォーカルの事故によるメンバーチェンジ、その直後のアルバムでは新ヴォーカルの風当たりもあったように思いますが、このアルバムではしっかり一体化していて、新ヴォーカルと聞かなければわからずに聞き流してしまう雰囲気もあります。  Gotthardは変わらずに良曲を揃える揃えるバンドな気がします。AC/DCもそうなのですがどのアルバムを聴いても安心してそのバンドの音が聞くことができると。このアルバムもキラーチューンはないのですがどれもスッと入ってきて最後まで流れる。

Rory Gallagher / Photo-Finish 70年代ハードロック

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  1978年のアルバム。ブルーズな感じはすっかり影を潜めて勢いのあるロックンロールというか70年代ハードロックなアルバム。1曲目の威勢の良いロック曲 Shin Kickerでスタートして中盤のShadow Playまで一気に。なんというか片田舎の祭りのような雰囲気。  Shadow Playはライブでは定番で耳に残る最後のリフがフェードアウトするのが残念になる程聞き続けたい曲。

Johnny Winter / Serious Business 勢いあるブギー

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 85年のアルバム。ブルーズギタリストってスローな感じでしっとり来るタイプと勢いに乗せて速いフレーズを連発するタイプとある気がしますがJohnny Winterは明らかに後者な気がします。ブルーズと言うよりはロックと言うか速めのシャッフルとかよりというか。  このアルバムはそんな勢いあるブギーが詰まったアルバム。4曲目のIt Ain't Your Businessから5曲目のGood Time Womanの流れは最高にカッコ良い。

O / orianthi ダークなアルバム

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  前作Heaven in Thins Hellに続く4枚目のアルバム。聞いた感じは前作の系統でブルーズベースのヘヴィーロック。話題になったセカンドのBeliaveのようなポップ感は全くなく、あれだけ異色だったのかもと思います。  ギタリスト向けな派手なプレーよりは70年台のトリオバンドのような脊髄に来るノリで、曲によってはヴォーカリストに専念している感じも取れる。特に6曲目のCrawling Out The Darkは感情の溢れ出た歌。こういうのができるとすっかりヴォーカリスト。

AC/DC / POWER UP 名前の通り

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  前作から6年ぶりのアルバム。その間に色々と音楽とは関係ないニュースがあったりでアルバムが出ること自体が意外な感じだったAC/DC。  聞いて見ると、そんなニュースなど何処へやらないつもの感じ。どのアルバムをいつ聞いても変わらない安心感、グイグイくるギターリフは爽快。1曲目のRealizeが再生された瞬間からネガティブなニュースは忘れてしまうくらいの名盤感。前作以上にパワーアップした感じも。

Stryper / The Yellow and Black Attack 攻撃的なファースト

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  Stryperのファーストアルバム。Stryperはハイトーンの伸びやかなヴォーカルとそれを囲む透明感のあるコーラスが心地よい感じがしますが、ファーストで既にその形は完成。  ただその後の名盤と比べると楽曲がとても攻撃的。1曲目のLOUD 'N' CLEARからエッジのあるリフ。2曲目のFROM WRONG TO RIGHTも続いて疾走感あって鉄分多め。以降のアルバムではヴォーカルとコーラスを活かすようなゆったりした楽曲が多い印象ですが、このアルバムでは歌とギターが対峙していて個人的にはとてもカッコ良い。