Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Grand Funk Railroad / On Time 良い音

難しくないハードロック

 同時代のロックというと、Led ZeppelinとかDeep PurpleとかUriah Heepとかのヨーロッパ勢を想像します。個人的な感想ですがこの辺りのバンドはアルバム中に様々な曲調や音の曲が並んでいたり、1曲がプログレッシブだったりで聴きこむことで良さがわかってくる印象があります。


 これらと比べると曲が難しくない。単純にノリが楽しめる。
アメリカ的なのかどうかわかりませんが、Steppenwolfも同じ感想です。

 全体的な音の傾向もだいぶ違うと思います。ヨーロッパ勢は全体的にトレブリーな感じというかシャープで尖った雰囲気がありますが、アメリカ勢はミドルを出した音。

 ギターの音はハムバッカーのミドルを出した音ですね。よく聞くとギターが上手い。歌のバックに入っているリフとか、ベースと棲み分けしているカッティングとか。

 前半は普通に弾いていて、後半はワウを踏んでいたり。
 こういうセンスは見習いたいところです。

キャッチーな曲

 1曲目のAre You Ready?からわかりやすいリフのイントロから始まります。
2曲目のAnybody's Answerも同様でとてもキャッチーで聴きやすい。

 基本的にはアルバム通してわかりやすい印象的なギターリフをイントロに持ってきてノリノリなベースとアクセントの効いたドラムで支えている感じです。
 
 特に5曲目のT.N.U.C.なんてロックな感じがして良い。印象的なギターリフから始まり中盤でドラムソロ。

 やっぱりメインは7曲目Heartbreaker。
コード進行は定番的な感じなのですが、アレンジが印象的。
 バラード的というかフォークソング的なイントロから始まり徐々に盛り上がって行く感じ。

 で、曲が終わる雰囲気で「良い曲だったな」なんて余韻に浸ると・・・また始まる。しかもテンポアップして全開でサビに。
このアレンジってなかなかすごい。天国への階段かHeartbreakerか。

 この手の名盤は定期的に聴きたくなる。



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