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5月, 2016の投稿を表示しています

Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Winger / In The Heart of The Young 地味な感じでしょうか

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基本的には前作と同じ傾向  滑らかな音作りでミドルテンポ中心。基本的に前作と同じ傾向ですがなんとんくダンサブル?な感じも増えてきました。少し流行りを押さえた感じでしょうか。単調な8ビートの感じはなく休符やユニゾンを多用したリフが多い。こんな感じなのでいわゆるロック感が少し薄くなってダンサブルな感じ?に聞こえるのかも。  ヴォーカルは変わらず伸びやかなハイトーン。ギターはタッピング多用のテクニカルな雰囲気。  この辺りは変わりませんが曲調的に少し落ちついた感じ。悪く言えば勢いがないのですがよく言うと大人な感じになっています。リバーブ感強めの16ビートのギターリフを目立たずに曲中に練り込ませてヴォーカルを立たせる音作り。なんというか骨太とか土着な感じは全くなく、知的で都会的な音です。 キラーチューンは少なめ Can't Get Enuff いきなりDef Leppardのような曲。こう聞いてみると バンド全体の雰囲気がDef Leppardと似ていますね。 Miles Away カッコ良いバラード。この辺りはWingerらしいキラーチューン。 Easy come Easy Go 後半のヴォーカルバックのギタが良い音しています。 Rainbow in The Robe Wingerらしい曲。リバーブの効いたバッキングからつなぎのリフの雰囲気がオリエントな感じにつなぎ、間奏のギターソロが一気に中東な感じでカッコ良い。

Winger / Winger この時代を表す名盤

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80年代を体現する名盤  88年のWingerのデビューアルバム。ハイトーンで伸びやかなヴォーカルと綺麗なコーラス。ミドルテンポの8ビートにキャッチーなメロディ。そこに流麗なギターという80年代のアメリカンハードロックな感じを体現する音。端正な見た目にふわふわした長髪、ツーバスのドラムセットやストラトシェイプのピックガードなしハムバッカーなギターとビジュアル的にも80年代。  最初に聴いた時には全体の音が滑らかでエッジのない感じ。ロック風のザクザクした感じがなくスムーズに流れる感じ。この雰囲気でテクニカルなプレーがさりげなくまとまっていて、どこまでの伸びてゆくような伸びやかで滑らかなヴォーカルが耳に入り、アルバムの最後まで一気に聞けます。  バンドの顔としてはKip Winger。ベース弾きながら歌いますが伸びやかなハイトーンがこの手の音楽にはぴったりです。キャッチーなメロディセンスもあります。  それを支えるギターのReb Beachもカッコ良い。Reb BeachではDokkenとかWhitesnakeでも弾いていましたがレガートなフレーズにトリッキーなタッピングが多い印象。このギターも流れるようなスムーズなアルバム全体の雰囲気に大きく影響しています。どっしり構えて流麗なプレーをする姿がカッコ良い。 キラーチューン多い MADALAINE アコースティックなイントロに乗るシャウトから一気にリズムインするのがカッコ良い。サビのバックの8分音符のマイナーキーのギターリフがセンスあります。そこからタッピング多用のコンパクトにまとまったソロ。 Hungry 全体的にギターのバッキングの切れが良い。特にサビの後ろのギターリフが小気味好くスローなテンポの中にアクセントになります。こういう音ってなかなかでないですよね。 Seventeen 難解なリフとキャッチーなメロディが組み合わさったキラーチューン。このギターリフが高難易度。16ビートのこの雰囲気のリフをバッキングとして溶け込ませるのは難しい。 Headed for A Heartbreak この曲はとにかく全てがカッコ良い。

L.R.Baggs M1 Active取り付け

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お手軽なアコースティックギター用ピックアップ  手元のMartin OOO。1本アコギが欲しくて最廉価グレードの中古を買いました。ただ純粋なアコースティックでピックアップが付いていないと。折角なのでライブなどで使いたいなと思いピックアップを検討。    ピエゾピックアップでお店に取り付け作業をお願いしようかとも思いましたが、付け替えなど潰しが効きそうな感じもしたのでマグネットタイプを選択しました。 どのピックアップにするか  ネットで色々調べて比較検討をしました。できるだけ生っぽい音が欲しいですしプリアンプ等の外部機器はできるだけ揃えたくない。できるだけ安くあげたいわけです。ピエゾは見た目が綺麗に上がりますがギターを変えたりする場合には簡単に対応できない、マイクタイプだとハウリングが気になるとか。そこで取り付けもそこそこ簡単で、将来別のギターに取り付けたくなった場合でも比較的簡単に移植できて、スタジオ・ライブの環境などにも潰しが効きそうなマグネットタイプにしました。  で、今回選んだのはL.R.Baggs M1 Active。同じシリーズにPassiveもありましたが、別途プリアンプが必要とのことで、とりあえずライブ・スタジオなどで最低限音を出せるようにとActiveを選択。  ネットで取り付け作業に必要な工具等も調べて一緒に注文。 (ピックアップ以外に12mmのリーマーを注文) 取付作業  エンドピンを外して養生。その後に慎重にリーマーで穴を拡大。サウンドホールが小さくで腕が入らないので、エンドピン側から割り箸を入れピックアップのジャックを誘導しエンドピン側の出口から出して行きます。  誘導する作業自体はさほど難しくなかったのですが、エンドピン側の取付に戸惑い何度かやり直しをしました。   (素人工事にしてはなかなかなエンドピン処理)  マグネットタイプの取付のポイントはサウンドホールの大きさにもあると思います。マグネットタイプはギターのサウンドホールにピックアップをはめてネジで取付るタイプ。ギターへの加工が最低限で済むタイプなのですが、今回のギターだとギリギリだったのですがサウンドホールの大きさによってはマグネットタイプのピックアップがそもそも嵌らない可能性もありそうです。

SeymourDuncan TB-4 JB model Trembucker 取り付け

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気分を変えたくて  数年前ですが昔よく愛用していたJacksonのピックアップを交換しましたのでそのレビューを。    ギターは日本製Jackson。20数年前に買って当時よく愛用していたものでピックアップはJacksonオリジナル。なんとなくこいつを改造したくなりましてピックアップを選定しました。ピックアップは試奏ができませんのでネットのレビューを読むか、自分の経験や知識から選定するしかありません。  ということで今回は レスポールに取り付けたダンカンのJBモデル 。この音が気に入っていて安心感がありましたので、ギターのフロイドローズブリッジに合わせてSHではなくTBに。 (いつものようにネットで注文) 取り付けは簡単  ネットで配線図などを確認しつつ、半田ごてで取り付け。特に難しい作業もなくすぐに終了。このピックアップは4芯ですがコイルタップはしないのでそのまま直列に配線して完了。 (特に問題もなく取り付け) 音の感じ  単純に同じギターでの比較ということでJacksonのオリジナルとの比較になりますが、   ・そこそこハイパワー   ・音のエッジが立つ   ・ミドルが出た音  な感じです。  個人的なツボとしては、ブースターを挟んだMarshallのクランチもしくはドライブサウンドくらいで巻き弦でリフを弾くのがハマります。  個人的な印象ですが、DiMarzioは音が上品な気がします。ハイパワーでもスムースで滑らかな感じというか。それに対してSeymourDuncanは土着で無骨な感じがしましてMarshall系の歪みにはマッチしているような気がします。少しボリューム大きめでゴリゴリ弾く感じにするとミドルの詰まってエッジの効いた気持ちの良い音がすると。  また同じとされるSH-4との比較ですが、基本的にはブリッジの違い(幅の違い)でSHかTBを選ぶとなっています。ギブソン系はSH、フェンダー系はTBと。  しかしながら幅の違いだけではなく音も違うような気がします。SH-4はレスポールにつけており、そもそもギターが違うので単純な比較はできないのですが、SH-4よりも低音が出ている気がします。  ピックアップは楽器屋で試すことができないので迷った時にはとりあえず定

Metallica / LULU これはMetallicaのアルバムではない?

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コラボなので  雰囲気はメタリカでもルーリードでのありません。まったくの別のバンド。  曲はメタリカ、歌と歌詞がルーリードなのでしょうか。賛否分かれるところと思いますが・・・  初回の印象としては演奏と歌が別物になっている感じがします。メタリカ特有のキメや練った構成などもあまりなく、ストレートに長い印象。そこにルーズな感じの独特なヴォーカルが乗ります。最初の印象としては長い・だるい・つまらない、な感じでした。  正直なところもう聞かないかなとも思いました。  ただ何度か聞き返しているうちにこのだるい感じ、ルーズな感じが心地よく感じるようになっています。このストレートでルーズな感じがこのヴォーカルにあっていて、それがアルバム全体として流れる雰囲気になっているんだと。  このアルバムは各曲がどうの、と、いうものではなくアルバム自体が1曲のような雰囲気で聞くべきアルバムかなと思います。  欲を言えばジェームスとツインヴォーカルだともっとテンション上がったかなと。

Metallica / Beyond Magnetic アウトテイク

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Death Magneticの  アウトテイクの4曲を集めたミニアルバム。まあこれはこれでかなと思います。  基本的には当たり前にDeath Magneticなのですが、この4曲だけ集められると少し変わった雰囲気もあります。  この4曲だけを集めるとアレンジとか構成が練りすぎな感じが強く感じます。フルアルバムに混ぜるとあまり気にならなかったりもするかもですが、これだけで集めるとちょっと鼻に着く感じもあったり。構成自体もどちらかというと後付感がありますので余計にそのような印象になるのかも。  ただ基本的にな路線はDeath Magneticな感じですので、このアルバムが好きな人は2枚組のアルバムだと思って是非買いだと思います。

Metallica / Death Magnetic ツインリード復活

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ツインリードが復活  した9枚目。  前作St.Angerではリフが中心でギターのリードはあまり印象に残っていないのですが、今回はギターソロも大きく前に出ています。特にMaster of Pappets以来のツインリードが復活したのは嬉しい。  全体的には作り上げた感や加工した感のある音ではなく生音のような雰囲気が大きいです。そこに弦楽器のチューニングもレギュラーに戻っていますので余計にハリとか前に出る感が出ている気がします。  プレー的にはMasterの頃を思い出すリフや構成なども多く古くからのファンには嬉しい感じに。タイトな感じのリフにギターソロもアグレッシブに弾いています。  個人的には前作はあまり好きになれなかったのですがこちらはなかなか良いアルバム。 アグレッシブな That was just Your Life 1曲目の速めの曲。なんとなくBatteryを思い出す感じでリフがカッコ良い。その後の間奏のギターソロがメロディアスな感じで。 The Day That Never Come 前半はゆったりしたクリーントーン。中盤から歪んで盛り上がる。後半はインストでツインリード!!。セカンド、サードアルバムを思い出すギターソロ。 All Nightmare Long メタリカらしい曲ですっと入ってくる感じ。 My Apocalypse 直球なスラッシュ。イントロのスライドを入れたギターリフがMaster of Pappets風でカッコ良い。

Metallica / St.Anger 少し初期に戻った感じ

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初期のイメージが  戻ったアルバム。前作からは結構期間が空いていてベースも変わりました。  全体の雰囲気としてはLOAD、RELOADにあるような割とシンプルな歌物風な曲調から初期の複雑な構成の曲に戻ったような感じがあります  ザクザクしたギターリフ、特にダウンピッキングのみで弾くリフが前面に押し出されていてスピード感を出した曲が多い印象です。  そこに難解な展開を組み合わせとエッジの効いたヴォーカルが乗ります。  残念なからギターソロの印象が薄いです。  初期の雰囲気と言ってMaster of Pappetsのような雰囲気とはやはり違っていて、おじさんたちが全力疾走したような感じ。Matser of Pappetsの間奏のような緩急が効いた雰囲気はあまり感じませんでした。  特に今回変わったと思うのはドラムのスネアの音。リムショット多目の高めのチューニングの音。スコーンと抜けるような音で好き嫌いがあるかもしれませんが、この音で頭打ちされるとスピード感というか焦りのようなものが出ます。これが一層全力疾走感を煽っているような感じです。特に弦楽器の重心が低くセットされているのでドラムの音が目立ちます。 キラーチューンはありませんが FRANTIC リフがカッコ良い。LOADな雰囲気を消化してスラッシュに戻した感じ。 St.Anger ドラムがカッコ良い。その勢いあるイントロからAメロに入った瞬間の隙間が喪失感があってカッコ良い。 Some Kind of Monster ミドルテンポの重厚な雰囲気 Dirty Window この曲は疾走感と立ち止まる感じがあってカッコ良い。

Metallica / Garage.inc 全曲カバー!!

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オリジナルはなく  全曲カバーのアルバム。カバーと言ってもどの曲も良くも悪くもMetallica風にアレンジされていて心地よく聴けます。  基本的にはメンバーが好きな曲とかルーツになっている曲をカバーしていると思いますが、このタイミングってのが思うところもあります。LOAD、RELOADで古くからのファンが離れたってのがあるのかなと。それをつなぎとめるアルバムにしたいという意図を感じしました。このカバーアルバムの選曲的にはやっぱりオールドファン向けの曲のような気がしまして。  曲的にはオールドな曲が並んでいますが、雰囲気はMetallicaです。と、言っても初期のスラッシュメタルな感じではなくブラックアルバム以降のMetallica。これはこれでカッコ良いです。初期のメタリカのスリリングで危なっかしい感じも良いのですが、安定した演奏で。何より歌が良いですね。完全にシンガーになっています。それぞれのカバー曲を完全に歌いこなしている感じです。 Disc2の方が好きかな It's Electric これカッコ良い。 Die Die My Darling サビ最後の In Hell〜 って所がコブシが回っていて上がる感じ。 Whiskey in The Jar Thin Lizzyはポップな感じでしたがこちらはメタルな感じで仕上がっています。イントロのギターリードのテーマなんかはうまくアレンジしてまとめている感じです。巻き弦で弾いているあたりで太さが出ていてリードが溶け込んでいます。 Breadfan 個人的に一番カッコ良いと思う曲。イントロのギターリフが単調ですがうまくスピード感を出す感じ。人間椅子が日本語にしてカバーしていてそれもカッコ良いのですが、甲乙つけがたい。間奏のブレイクでのギターソロが良いライブ向けで良い雰囲気。そこから間奏内で展開して行ってイントロに戻ると。 Stone Cold Crazy もともとの原曲がヘビーメタルの元祖のような感じなので違和感なく入ってきます。

LesPaul Custom ペグ交換

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事故によりペグが曲がる  愛用しているGibson LesPaul Custom。ちょっと事故がありましてペグが少し曲がってしまいました。事故というのはジムダンロップのストラップロックピンなのですがロックがしっかり止まっておらず弾いている途中にギターが落下。幸いネックやヘッドは無事だったものの3弦のペグが少し曲がってしまいました。 (3弦のペグが少し曲がる)  曲がったのが少しだけだったので少し違和感があるものの調弦はできるので迷いましたが、そのうちバキっと折れるのではと心配になり交換することとなりました。 問題は何に交換するか  レスポールの交換用のペグとしてはグローバーなどが一般的。なのでその辺りを検討するわけですが基本的には余計なネジ穴を開けたりなどの加工はしたくないのでそのまま交換できるタイプで選択。ロックタイプも良いかなと思ったのですが、結局のところ本体と同じ時代の純正に変更することにしました。  で、注文して届いたのがこれ。 (78年のカスタムから取り外したという純正パーツ) 取り付けはポン付け  同じ時代の純正パーツなのでそのままポン付け。 ヘッド正面側のナットをモンキーにて傷つかないように丁寧に外す。そして裏面のネジを外す。そうするとポロっとペグがヘッドから外れます。    取り付けるときには逆の手順でヘッドにペグをはめて、ヘッド裏のネジを止める。 そしてモンキーでヘッド正面のナットを締める。  当たり前なのですが問題なくそのまま取り付けることができるので、全くこの施工記録は他の方には参考にならないと思います。 ものの10分かからずに完了  総行程10分くらいでしょうか。 (綺麗に取り付け完了)  偶然にも同じ時代の純正ペグを見つけることができて結果的に非常に満足しています。 グローバーの新しいペグもロックが付いていたり精度が高かったりと品質的には良いので非常に迷いましたが。しかしながら新品ペグをつけるとペグだけピカピカになって浮いてしまうかなとも。  レスポールは年代によってネジの位置が異なっていたりで微妙に仕様が違っていますので同じ時代の純正を選ぶことでそのままポン付けし、何より見た目が自然。写真の通り時代が近いとメッキの

Metallica / Reload 異色な雰囲気で

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LOADの対  になっているアルバム。7枚目になりますがLoad作成の時の未収録曲を中心にパッケージングしたと。  曲調としてはLoadよりもさらに幅広く用意しています。Loadは比較的シンプルなロックアルバムに仕上がっていましたが、Reloadはアイリッシュ風な曲があったりとよくあるようなメタルアルバムではない雰囲気があります。  個人的には単調に思えたLoadよりも最後まで聴けるアルバムとして良いアルバムかと思います。歌物ロックとしてはまとまっていますし。  ただMetallicaを聞く人、Metallicaの音を求める人がこのような音を求めているかはわかりませんが。 異色な曲 Fuel ライブ向けの曲。ギターソロがカッコ良いですね。 The Memory Remains 珍しく女性コーラス?が入っています。Metallicaな雰囲気ではないのですが良い曲です。 The Unforgiven II 渋い感じで良いです。特にThe Unforgivenを聞いてから聞くと尚良し。 Low Man's Lyric これはMetallicaだと思って聞いてはいけない。曲自体や雰囲気は良いのですが・・・行き過ぎのように思います。

Metallica / LOAD 歌物に変化したか

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これまでにはないルーズな感じです。  悪い意味ではなくゆったりとしているというか、カチッとしていない6枚目。初期のようなカチッとタイトな感じの音から前作で少しスラッシュメタルではなく普通のメタルアルバムにありました。それがさらにブルーズ的な雰囲気に進んだ感じです。これがMetallicaに求める音がと言われると疑問のある方も多いのかと。  スラッシュ感よりも全体のグルーブ感を出そうとしたアルバムのように思えまして初期の先入観を抜きに聞くと全体的に良い感じになっているアルバムと思います。    個人的にはヴォーカルの雰囲気が特に良くなったというか、スラッシュメタルのバンドの一員というよりはカッコ良い雰囲気が出せるシンガーに変わったような気がします。  ただキラーチューンはなく、また1曲あたりが長い上に14曲も入っていて最後まで聞くのはちょっと飽きてくる感じもあります。中盤くらいまでの流れは良いので・・・。 歌物に変化した曲 Ain't My Bitch これはカッコ良い。全体として抜きでた何かがあるわけではなく曲全体としてカッコ良い。男臭さみたいなのが出ていてアルバムの1曲目として今後を期待する曲かと。 2 × 4 地味ですがこのグルーブ感は良いです。 Until it Sleeps この曲はサビのための曲です。サビのヴォーカルがなんといってもカッコ良い。

Metallica / Metallica これは名盤

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賛否あると思いますが  名盤だと思います。  初期のスピード感やザクザク感を減らして重厚に楽曲重視の雰囲気。初期の少年のようなスラッシュメタルな雰囲気から大人のメタルアルバムになった感じです。  キラーチューンも多数あり特に紹介することのないくらいの名盤。このアルバムだけ聞いてMetallicaを知っているとは言えないのですが聞いていないとMetallicaを知っているとは言えない一般常識として聞く必要があるアルバム。 代表曲盛りだくさん EnterSandmn バンドの代表曲ですね。Bフラットの音が良いスパイスから始まるイントロからリズムインするところで鳥肌。 Sad But True いかにも2曲目にありそうなヘビーな雰囲気。 Holier Than Thou コンパクトにまとまった佳曲。イントロのユニゾンからリズムインするところがカッコ良い。サビのメロディもよく間奏の2段階に発展して戻るところも秀逸。 Through The Never これもバンドの代表曲。イントロのギターリフの音使いが耳に残る。Aメロでテンポが半分になりヴォーカルを立てる構成。ギターソロが転調して展開するあたりも良い。

Metallica / ...And Justice For All 地味?

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少し地味でしょうか  4枚目。アルバム自体は良い出来なのですが前作と次作が有名すぎるので谷間であまり話題にならないアルバム。  全体としては音のキレが上がっていて、速い曲でもアクセントの頭を保ちつつ抜けの良いプレーになっています。ファーストなどは音もプレーも抜けが悪く音が団子になっている感じがありましたが、音質自体も向上していますしプレーも各自が曲に合わせてゆく雰囲気が強くなっています。  全体の雰囲気としてはとてもアグレッシブに攻撃的な音を聴かせるファーストの雰囲気に戻ったような気がします。サードの知的な方向性から少し迷ったというか方向転換を模索したような雰囲気も感じられます。  ベースがジェイソンニューステッドに変わりました。が、ベースの音はあまり聞こえないので残念。 谷間の曲として BlackEnd これは構成が練られた曲。メインリフのテンポからサビに移ると半分のテンポになるところがセンスが良い。 and Justice For All イントロがカッコ良い。 Eye of The Beholder フェードインしてくるメインリフから少し発展させたAメロ。この辺りが知性を感じます。 One クリーントーンの冷たい感じでメジャーとマイナーを混ぜたイントロが秀逸。間奏から歪みギターになり重厚なユニゾン。

Metallica / MASTER OF PUPPETS 初期の完成系

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初期名盤  ですね。クリフバートンが在籍の最後のアルバム。ファーストは若々しく方向性も定まらなかった感じもありましたが、セカンドで成長の方向性や布石を示し、サードでその延長として完成したと思います。メタリカに求める重くて速いリズムにツインリード、そしてファーストにはなかった知性が備わったような感じです。    特に楽曲が構成練られて知的。タイトル曲のMaster of Puppetsなんて複雑な全体構成に合わせて、メインリフにセンスの良い変拍子を挟みつつ、間奏で静かになりつつツインリード。  楽曲もそうですが各プレイもこのアルバムで確立したように思います。ヴォーカルも現在のコブシを回すような歌い方になり、ギターもファーストのただ速く弾くだけのソロから前作からの叙情的なリードを発展。リズム隊も曲のアクセントを考えたパターンに変わって全体としてクオリティが数段上ったように思います。 初期メタリカの完成系 Battery イントロのアコースティックで怪しい感じが最高にカッコ良い。本編はハイスピードナンバーですが、この速度でも頭を合わせてプレーできるのはさすが。 Master of Puppets キラーチューン。メインリフの変拍子が全体をうまく締めています。間奏のクリーントーンと叙情的なリードで静かながらも怪しい雰囲気を出して、また盛り上がる構成などよく考えられた構成。 Orion リフを中心とした前半と後半からベースの哀愁ある雰囲気が特徴。クリフバートンが残念。 Damage Inc スラッシュメタルらしい高速ナンバー。

Metallica / RIDE THE LIGHTNING 名曲あります

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さらに磨きをかけ  スラッシュ道を精進した感じ。ファーストよりも大分垢抜けて聞きやすくもなりました。前作は単調に突っ走る感じも多くありましたが、曲的にもひねった作りになっていて次のサードに続く雰囲気がここからあります。  またサードへの布石としてツインギターがあげられるかと。ファーストはツインギターの個性がなかったというか、ツインでなくても良かったのでは?と思いますが、セカンドはツインリードなどギター2本の強みを出して曲作りをしている感じがします。 未だにライブの定番 Fight Fire With Fire メタリカらしいオープニング曲。とにかく速い。 Ride The Lightning このアルバムのキラーチューン。イントロもカッコよく、中盤の盛り上がりも最高に出来上がっています。リフの裏で不気味な感じのベースが良い感じですし対照的に哀愁あるギターソロも耳を引きます。 For Whom The Bell Tolls ライブ的な定番曲ですね。重厚な感じが良い。 Creeping Death キラーチューン2曲目。アップテンポの8ビート。ギターの疾走感とかサビのDieと言う部分などライブ的にも煽りやすい感じのライブ曲。

Metallica / Kill 'Em All ザクザク

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今聞くとちょっと恥ずかしいですが  カッコ良いです。1stなので音的にもショボくて演奏自体も素人っぽい感じが出ていますが、当時は新しいサウンドだったのかと思います。それまでヘビメタのイメージとしては重くて遅い感じというか重厚なイメージが多かったのかもですが、とにかく速くて荒々しいと。  初期メタリカといえばクリフバートンの存在が重要。ベースカッコ良い。曲の雰囲気を作る重要なところにセンスの良いベースが入っています。曲のリフなどもクリフバートンのセンスが多く入っています。  ジェームズの歌もハイトーンを中心とした歌い方。中期以降はコブシをきかせた抑揚の大きい歌い方に変化しますが、この頃は割と平べったい歌い方。  個人的にはドラムがもっと曲に合わせてほしかったかなと。ギターが淡々とブリッジミュートでリフを弾いている時に、トラムでアクセントをつけてうまく頭を出していないといまいち一体感がないです。もちろんテンポは正しいのですが、淡々とビートを刻んでいるだけだとバンドとしてあっている感じがしないのが残念。  音や演奏は荒削りで若々しい感じがしますが、リフの音使いとか耳に残る部分も多く、キラーチューンもありますし今でも聞きたいアルバムです。 ザクザクした曲が揃っています Hit The Lights 今後のスラッシュメタルを象徴するかのようなスピードチューン。ちょっと単調な感じもしますが、ザクザクしたギターの音が心地よい。 The Four Horseman メタリカっぽくない感じの曲ですが、メガデスっぽい雰囲気。 Jump in The Fire キラーチューン1曲目。イントロのギターリフが単純だけど耳に残る。盾で合わせる4ビートな感じがリフとマッチしていてカッコ良い。 Pulling Teeth クリフバートンのための曲。ディストーションベースが効いています。バンドアンサンブルだと使えない音でしょうけどソロだと雰囲気あって良い音です。ファーストアルバムからこのような曲を入れられるというのはすごい。 Whiplash 初期メタリカらしい曲。ドラムのパターンをもっと曲に合わせて欲しいなと。 Seek & Destroy キラーチューン2曲目。このイントロが

CAJ LOOP and LINK 2 その後 音切れがなくなった?

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以前レビューを書きましたが  アクセスが最も多く、流入の検索ワードを見てもloop and link関連のキーワードが非常に多いので、評判を気にしている方も多いのではと思います。   以前に書いた記事 の通りなのですが、このスイッチャーは1つのライブをやるくらいのペダル5個程度をプログラムして一気に切り替えができるノイズも気にならなく、特に音痩せも気になりません。何より持ち運びが軽い。と、基本的には満足の性能なのですが1つだけ不満な点として切り替え時に音切れがするかも、と書きました。  この音切れですが、今回色々ペダルを外したり付け替えたり変更をしたのですが音切れがなくなっている気がすると。 変更点  変更点はペダルの付け替えのみで、バッファーのスイッチなどは変更していません。  <変更前>   ギター   |   Loop and link in   |   loop1 -- Flanger   |   loop2 -- Pheser   |   loop3 -- Distortion   |   loop4 -- Delay   |   Loop and link out  上記構成でディストーションとディレイはオンでフランジャー、フェイザーのオンオフを変更する時に音切れが少し気になりました。  で、今回組み直して  <変更後>   ギター   |   Loop and link in   |   loop1 -- Flanger   |   loop2 -- Pheser   |   loop3 -- Booster   |   loop4 -- Delay   |   Loop and link out    と、なりました。  で、同じようにフランジャーオンのパターンに切り替えたところ音切れがない・・・。  変更点といえばDistortionからBoosterに変わっただけなのですが。  なぜ変化があったのかわかりませんが、これを機に色々試してみようと思います。  同じように音切れがあると感じている方は少し組み直してみると何か変わるかもしれません。

EXTREME / Saudades de Rock 祝復活

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再結成  2008年の再結成。個人的にはヒットでした。3rdで新たな方向にチャレンジし4thはHR/HM感が薄くなっていた感じがありますが、今回の再結成は1st、2ndの雰囲気を取り戻したHR/HMアルバムになっています。  当然ながら16ビートのファンク風のリズムにテクニカルなギターと押し出し感のあるヴォーカルが乗ります。EXTREMEと言って求めているものが詰まっています。  とは言いつつも方向は2ndでも雰囲気は少し違っていて落ち着いた感じがします。セカンドの若さ溢れる雰囲気ではなく大人な感じ。その辺りは少し中途半端な感じもありまして個人的にはもっとはじけて欲しかったなと。  アルバムの音はシンプルでプレーがよくわかりますし空間を大事にしたファンクな感じが出ています。3rdなんかは作り込んだ音でそれはそれでアルバムとしては良かったのですが、ライブ感とかを考えると熱くなるのはこちらの雰囲気かなと。 あの頃の雰囲気に Star 間奏のテンポ半分なヘビーな部分のベースがカッコ良い。ギターソロがこれまでのテクニカルな感じではなくVHのようなチョーキングとタッピングの雰囲気も入りつつ高速フレーズに移行してサビに戻ると。 Comfortably Dumb ミドルテンポのEXTREMEらしい感じのリズム感に張りのあるヴォーカルがカッコ良い。曲の後半の展開がカッコ良いな。 Learn to Love イントロギターの休符の間にスネアが入るリフがカッコ良い。間奏のギターソロなんかは普通にやってしまうと弾きまくりで音符を詰め込んだ感じになりそうなのですが、独特な間で休符を挟みつつはねた感じを出すあたりがセンスか感じます。 Take Us Alive カントリー調でクリーンギターで弾いています。今までなかった雰囲気です。 Last Hour 歌い上げるヴォーカルが心地よい。 Flower Man EXTREMEらしからぬロックナンバーですね。他のラウドロックと呼ばれるジャンルの人足りにありそうなバッキングにゲイリシェローンだけはEXTRMEな雰囲気。 Ghost 名バラード。

EXTREME / Waiting for The Punchline ちょっと馴染めなかったかな

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雰囲気変わりました  4枚目のアルバムなのですが、これまでの路線とはだいぶ雰囲気が変わった気がします。  曲的にはメタルな感じが少し離れてファンクな感じが強くなりました。スローからミドルテンポの曲が多く、淡々とビートを刻むドラムに単音ギターリフが乗って自由にヴォーカルがのる感じ。  ギターもあまり歪んでないです。真空管独自のキラっとした感じを出した音で16ビートな感じのリフを出してくると嬉しい感じです。ただ従来からのYoungGuitar的テクニカル的なファンは少し離れるかもですね  前作は特に作り込んだ感じのアルバムでしたが今回はとてもシンプルな音。隙間がたくさんあります。この隙間にジャストなタイミングで入る各楽器やヴォーカルのタイム感が素晴らしい。 いまいちパッとしないが THERE IN NO GOD バッキングの単音リフがメタルな感じではなく完全に別のジャンルですね。ギターソロもいわゆるメタルのテクニカルソロな感じではないです。 CYNICAL 16ビートな典型的なリフで始まりサビがカッコ良い。 HIP TODAY これはEXTREMEな曲。ギターが良い音。 Naked 前半の空間を楽しむ雰囲気とサビの圧力ある感じの対比が良いです。一貫して淡々と8ビートを刻むドラムも良い。こういうのってテクがないと難しいですよね。 Midnight Express まあすごいギターですこと。 No Respect この曲はベースだけでご飯が食べられる。

EXTREME / III Sides to Every Story 作り上げたアルバム

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コンセプトアルバムっぽい感じ  サードアルバム。発売当時に購入して聞きました。セカンドのヒットもあるのでしょうが、YoungGuitar誌ではヌーノがポストエディと言われていて奏法解説やらスコアやらが載っていたのを覚えています。  アルバムとしてはコンセプトアルバムっぽい感じがして、全体の長さもあってアルバム1枚を聴き通すのはちょっと厳しかった気がします。特に後半がロックアルバムではなく壮大な感じの音楽になっていまして、EXTREMEを聞きたい時・EXTREMEを求めている時にはちょっと違うかなと。  対して前半は見事なロックアルバムになっているかと。  1stでは初期VHに雰囲気が似た曲やリフが多い印象でしたが、セカンドでファンクメタルなオリジナリティが確立されて、サードでは聞く側からEXTREMEの音を欲しがるようになったのかと思います。  サードですでに円熟してきた演奏力と自分たちのキャラクターを活かしてキラーチューン的な曲も多いですし良いアルバムかと。 3部作のよう Warheads ドラムのキックが心地よい感じに入るアップテンポの8ビート。ギターソロがテクニカルで昔練習しました。両手が交差するタッピングとか。 Color Me Bind ヘビーなリフにサビのメロディが良いですね。EXTREME的なポップな曲という感じでしょうか。 Cupid's Dead イントロのドラムのビートに乗るギターがカッコ良い。 Peacemaker Die ギターの単音リフがカッコ良い。そこに乗る自由なヴォーカルがこの曲の聴きどころですね。

EXTREME / Pornograffitti ファンクメタル完成

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EXTREMEの完成系  90年のセカンド。EXTREMEの音がここで完成した感じです。  音、演奏、曲が高度に1つにまとまっています。  EXTREMEを聞いていて、欲しいと思う曲や音が全て詰まっている感じです。1stはVan Halenのコピー的な部分も多く聞こえましたが、2ndはオリジナルで完成した感じです。  自作の3rdはコンセプトアルバムっぽい感じで純粋なロックアルバムと言えばこれがEXTREMEかと思います。 EXTREMEといえばという曲 Decadence Dance EXTREMEの代表曲。イントロのギターからリズムインするところがカッコ良い。そこでのハイハットの裏ノリがファンクな感じ。 Get The Funk Out これも代表曲ですね。Funkを文字通り表した名曲。バッキングのリズムもさることながらソロのフレーズもヌーノを表しています。 More Than Words 名曲と言われていますが、個人的にはTo Be With youのコピーのように思えてしまって・・・。 It これはEXTREMEらしい。