これはGeorge Lynchの
意地を感じるアルバム。
Dokken解散後にジョージリンチが自身のバンドを作ってリリースしたファーストアルバム。これは良質のハードロックアルバム。
とにかくジョージリンチの最盛期な気がします。鬼神の如き、と表現する人もいますがまさに言いえているかと。
基本的にはブルーズロックをベースにした雰囲気でストレートな感じ。ひねりはないのですが素直に耳に入る。
ソロに入ると鬼神の如き。速い人とか正確な人は他にも大勢いるのですが、とにかく抑揚があるというか平べったくない。当然素晴らしく上手いのですが、形容詞が 上手い ではなく 凄い です。
で、そこに乗るヴォーカリストですがオニーローガン。コブシをまわすブルーズタイプなヴォーカリスト。それほど声域が広いとかきらびやかなシャウトがあるとかではないのですが、地味に上手くタメて歌うタイプ。
この2人が合わさってモダンなアメリカンブルーズになっています。
1曲目のWicked Sensationからシャッフルリズムのブルーズ風リフで始まり、ヴォーカルの第1声でガツンとくる。こういう部分は十分な存在感でジョージリンチに負けていません。
アルバム的には多少一本調子なところもありますが、プレー的には最後まで一気に聞いてしまうアルバム。
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