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6月, 2016の投稿を表示しています

Bon Jovi / Forever 期待するものとは違うけど

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 2024年 16枚目のアルバム。 前作が2020というアルバムでこのアルバムの流れがある気がします。感じたのはBonJoviというロックバンドのアルバムではなく、Jon Bon Joviのソロアルバムのような感じだと。やはりリッチーサンボラの存在感はいうものがな、楽曲のバランスやギターリフでグイグイくる感じがないなと専業ギタリストの存在の有無が大きいかなと感じます。 ただ1曲目 Legendaryなどキラーチューンと思われるものもありさすがメロディメーカーだなと。

David Lee Roth / Eat 'em & Smile バランスの良い1枚

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カッコ良いです  David Lee RothがVanHalenを脱退した1986年に出したアルバム。    カッコ良いですよ、ダイヤモンドデイブ。 歌のウマさとかそういう次元ではなく、エンターテイナーって感じです。この時代は派手さとか豪華さが売りになった時代。多分にもれずこのアルバムも。バンドとしての格好良さのポイントって個々人の技量とかではなくメンバーのバランスとかお互いを引き上げるフィーリングとかが結果として良いプレーや音を引き出していると思います。このアルバムは正にそれを体現しているアルバム。  ギターはStive Vai、ベースはBilly Sheehan。ハイテクの2人で、注目されるのもその辺り。楽器陣のスーパープレーがあってこそダイヤモンドデイブのキャラとかエンターテイメント性が立っている感じ。  1曲目のYankee Roseからスティーブヴァイらしい重厚なギターの音でリズム隊も重心低くどっしりとビートを刻みます。この安定感の上に自由なヴォーカルが乗ると。個人的にはイントロのワウを使ってしゃべるギターが面白い。  続いて2曲目のShy Boy。Billy Sheehanがメンバーなのであえての選曲だと思いますがこのパワー感もすごいです。安定したバカテクの上での勢い。  ただアルバムでは、Yankee RoseとかShyboyとかのアップテンポのハイテク曲も良いのですが、ダイヤモンドデイブの良さはアルバム最後のThat's Lifeのようなブルージーなリアルアメリカンソングだと思います。

Alcatrazz / Dangerous Games かなり地味な印象

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コンパクトにまとまった1枚  86年のAlcatrazzのサード。全2作に比べるとインパクトがないのは事実。でも全体としては産業ロック的にまとまっていて流して聴くには良いアルバムかと。  1枚目でインギー、2枚目でスティーブヴァイとスーパーギタリストが看板になっていた感じで、さらにレインボーでのリッチーの印象もあってグラハムボネットは看板ギタリストと組む印象がありましたが、今回は正反対。  ギターはダニージョンソンという人。全く知りません。ギター的にはそつなく弾いてコンパクトにまとめるタイプかと。そういう観点では上手い人。  楽曲的にはキラーチューンもなく印象には残らないので「ながら聞き」向けのアルバムです。  グラハムのヴォーカルも全体の雰囲気に合わせてか、小さくまとまっています。  やはりAlcatrazzとしてはスーパーギタリストを擁してグラハムボネットと2枚看板で行って欲しいというか、世間的にもそのような印象が強いかと。グラハムボネットのヴォーカル的にもギターの押し出しに引っ張られて良い前に出るタイプのように思います。  ぜひ看板ギタリストとペアになって復活して欲しいなと。  しかし「おはよう東京」ってのは・・・

Alcatrazz / Disturbing the Peace ギターの色が濃く出ます

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同じバンド名でも全く異なる  グラハムボネット率いるAlcatrazzのセカンド。ギターはSteve Vai。前作もそうですがAlcatrazzはギターのキャラでアルバムの方向が大きく変わります。  前作のYngwieはキャラ的にRainbowの延長的な感じもありグラバムボネット的には違和感もなく、独特なインギー節も加わって名盤だと思います。曲もネオクラシカルというかマイナー調の曲が多い。対してこちらは器用なギターとポップな楽曲。メジャーキーも多く全体的な音作りも派手な感じになっています。  グラハムボネットにどちらがあっているかというと・・・どちらも合っていないかな。  ここまでギターのキャラで雰囲気が変わってしますとAlcatrazzというバンドはグラハムボネットのバンドというよりはギタリストのアルバムのような気がしてきます。  ただ歌のスタイルは相変わらず血管切れそうなシャウトを聞かせます。  ギターはよく聞くと変態的なアイディアがちりばめられていて、1曲目のイントロなんかはディレイの返りをリフの一部のように弾いているのでしょうか。ライブ的に楽しむというよりはスタジオで作り上げるような感じの音。ライブでは前作の曲のインギーのフルピッキングのフレーズをタッピングで弾いたりしています。  以前、Steve vaiがYoungGuitarか何かの雑誌のインタビューで語っていたのを覚えています。Yngiweが抜けた後のAlcatrazzのギタリストオーディションにスティーブヴァイとクリスインペリテリが受けていて、ヴァイはインペリテリのギターを見てあまりの上手さにインペリテリに決まったと思ったと。だが実際に合格したのはVai。その後にインペリテリのバンドでグラハムボネットがヴォーカルで加入するというのは何かの縁でしょうか。

Vandenberg / Alibi 最終作

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 これは前作と比べると少し残念というか悲しげな感じがするアルバム。前作でVandenberg節が確立してキラーチューンも揃った感じなのですが、今回はインパクトが薄かったなと。バンド自体はこのアルバムを最後にヴォーカルが脱退しエイドリアンバンデンバーグはWhitesnakeに加入と。そんな事情もあって余計に悲しげに聞こえるのかも。  全体的にはクラシカルな骨太感が薄れてUSポップスのような雰囲気が増えた印象。この時代の流行ですね。コーラスも厚くなっています。  アルバム自体は地味ですが良いまとまり。1曲目のAll The Wayなんかはギターのイントロが秀逸。このようなアルペジオってなかなか発想できないですしここからの展開というのも名曲です。  ここからヘビーな感じの2曲目 Pedal to The Metal。ブリッジミュートからハーモニクスでしめるイントロが印象的。  3曲目Once in A Lifetimeはメジャーキー。80年代のUSポップスのような曲。  4曲目Voodooはまさにカッコ良いロック。従来のVandenberg調な曲。ギターソロがクラシカルで美しい。続く5曲目Dressed to KillもVandenberg節のアップテンポ。Fighting Against The Worldは前作のThis is Warのような雰囲気。  How Longという印象的なバラードを挟んでアコースティックギターの短いインスト。その流れでタイトル曲のAlibi。  ラスト曲はInto The Arenaのようなインスト曲。壮大な感じの音使いで締めます。

Vandenberg / Heading for Storm 会心の出来

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ファーストから進化  Vandenbergのセカンド。ファーストから大きく進化しました。セカンドと比べるとファーストはかなり地味な感じがします。楽曲的にもキラーチューンが入りましたしギタープレーもクラシカルベースのプレーに磨きがかかって。  ギターはブリッジミュートの音が気持ちが良い。ソロなどでは駆け上がるとき、降りて行くときにミュートで一気に。スケールをそのまま動くことも多いですし特に高そうであるわけでもないのですが絶妙なタイム感でスリリングさが出ています。  このスリリングな上下運動の後にミュートしないロングトーンが続くわけです。強目のピッキングでヴィブラートを聞かせると一気に泣きのギターになると。 キラーチューン Friday Night メジャーキーのイントロリフが気持ちが良い。Aメロでマイナーキーになりつつサビではイントロの展開。ソロではツインリードで印象的なスケールで。 Different Worlds Vandenbergの魅力の一つってエレキのエモーショナルなプレーも良いのですが、アコースティックの叙情的な感じも大きいと思います。そんな感じを堪能できる名バラード。間奏のアコースティックでクラシカルなソロからディストーションに変わるあたりが秀逸。ブリッジミュートで溜めつつ引っ張る感じが泣きのポイント。 This is War Kill The Kingのようなイントロで始まる名曲。Vandenbergに求めるものの1つがこのような曲でしょうね。クラシカルなギターソロが良い感じ。ロングトーンの幅広なヴィブラードがこちらも泣きのポイント。 Waiting for The Night クラシカルなアコースティックから疾走感のある曲に展開。  

Vandenberg / Vandenberg コンパクトにまとまった名盤

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コンパクトにまとまった  82年Vandenbergがオランダで結成したバンド。Whitesnakeに加入する前の出したアルバム。この頃からwhitesnakeの作曲、ギタープレーに通じるものを感じます。  楽曲的にはコンパクトにまとまって聴きやすい。ともすれば産業ロック的なメロディセンスがあり、起承転結がはっきりした構成。ポップソングのような雰囲気も感じます。  産業ロック的でありつつも4人構成で余計な音は入っていない。ストリングスがフューチャーされたバラードもない。ストレートなロックのみです。  ギターは決して派手ではないです。地味ですがプレーも起承転結を押さえたもの。歌に絡むバッキングと抑揚のあるソロ。当時流行ったギターヒーローは何かしらテクニカルな特徴なんかが先行したりしますが、そういうものはないです。ツボを押さえたプレーできっとヴォーカリストは欲しがる感じなのかと。  個人的にはVandenbergの頃のギタートーンはかなり好きです。レスポール系のストレートな音。エフェクトなどもほとんど使っていない音ですが伸びがあってエモーショナル。ソロではブリッジミュートを効果的に使いながらスリリングさを出しています。  残念なのが少しヴォーカルが弱い感じがします。ギターがヴォーカルを立てるタイプなのでもっと前に出るタイプの方がマッチしているのかなと。 楽曲 Your Love is in Vain アルバムの1局目にしては珍しいシャッフルリズムでルーズな感じ。サビに来ると惹きつけるコーラス。 Wait イントロのアコースティックギターが良い感じ。そこから哀愁ある感じに始まる。間奏にハーモニクスを混ぜつつキーボード的な雰囲気を出しています。 Burning Heart 名バラード。Aメロのアコースティックではハーモニクスをアクセントに使い、サビのディストーションでは白玉弾きでゆったりした雰囲気を。

Manic Eden / Manic Eden これ聞いている人は珍しい

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珍しい  エイドリアンヴァンデンバーグ率いるManicEdenというバンド。アルバム1枚出したきりです。バンド的にはかなりマニアックな感じですが個人的にはツボなアルバムで今でも聞き続けるアルバムの1つ。たまに中古屋とかで投げ売りされているのを見かけますがこんな名盤なのに非常に残念。  Whitesnake後にルディサーゾ、トミーアルドリッジのリズム隊とロンヤングというヴォーカルで組んだバンド。音は70年代のブルーズロックな感じなのですがメンバーがHR/HMの方なのでブルーズのルーズな雰囲気の中にもスリリングな面もあって聴きどころも多い名盤です。  ギターがストラトの音でしょうか。非常にうねる感じで良い音しています。このギターと並んでハスキーばヴォーカルがマッチしていて良い感じです。 地味ですが名曲も Can You Feel It アルバムの出だしからノリノリ。イントロのギターとヴォーカルのユニゾンでこのアルバム全体の期待感が上がります。サビのメロディもわかりやすくライブ向けな感じ。 Fire in My Soul イントロの硬質なアルペジオとハスキーな声。リズムインしてからのメインリフのジミヘンコード。Aメロの単音リフ。どんどん展開してゆく感じがかっこよい。 Do Angels Die これはこのアルバムのキラーチューンかと。明らかにジミヘンのLittle Wingを意識した感じのイントロですがこの曲のプレーは鳥肌モノ。イントロから徐々に盛り上がり、サビ、ギターソロ、最後のサビのヴォーカルの泣きそうな感じの叫びが秀逸。この1曲のためにこのアルバムを買っても良いレベル。

Vandenberg's Moonkings / Vandenberg's Mountings 期待の復活

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嫌が応にも期待  Vandenberg's Moonkings。嫌が応にも期待しました。Vandenbergは良い音出していました。Whitesnakeも渋く決めていましたしManic Edenというバンドも結構聞いています。でもそれから20年弱。表に出てきたとなれば聞かずにはおられません。  アルバム全体としては期待した通りのクラシックロック。70年代の骨太なブルーズロックの音。Led Zeppelinとか初期のWhitesnakeとかこの辺り。まさにWhitesnakeでのRestless HeartやManic Edenの渋目の方向。    エイドリアンヴァンデンバーグはエモーショナルなギターが良い感じ。ベースとドラムの骨太なリズム隊の上で隙間を縫うように仕掛けるギターがさすがな感じ。ギターの音はソリッドな音で存在感あります。Vandenbergの頃はレスポール系の音でManicEdenはストラトの音でしたが共通なのはエフェクトなどはないシンプルな音。これがエモーショナルな感じで気分を上げてくれます。  1曲目、ベースのイントロから始まりまさに70年代ハードロックな雰囲気。2曲目はLed Zeppelin風な感じを出しつつ、3曲目ではオルガンも入ってきます。  4曲目Breathingではストリングスも入って大人のバラードに。  個人的には70年代ロックが大好きなので一気に聞き終わります。で、最後の締めはSalling Ship!!デビカバです。最初に聴いた時にはまさかと思いました。  次回作を出して欲しいバンドの1つですし、またWhitesnakeでプレーするのを見てみたい気もします。

Chikenfoot / Chikenfoot III セカンドなのに・・・

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セカンドなのに  IIIという名前になっています。  前作はソリッドな感じのアルバムに仕上がっていましたが今回は少し雰囲気変わった気がします。アメリカンロックなのは変わりませんが少しポップになった感じでしょうか。  サミー期のVan Halen風なのというと少し違う気もしますし、サミーのソロアルバムと言われても違う気がします。  全体的にはこちらもキラーチューンがなく地味な印象は拭えませんがよく聞くとなかなかフックの効いた歌メロだったり美声コーラスだったりで聴きどころもあります。  ギターも力を抜くところ(手を抜くではなく)と力が入るところがうまくアレンジされていて、円熟な感じ。  アルバム全体としては材料は変わらないが旨味が増したような感じです。  個人的な聴きどころとしては、マイケルアンソニーとチャドスミスのリズム隊。重厚なノリが展開されていてアメリカの大型トラックのような、アメリカンV8エンジンのような重さがあります。  この上に伸びのある自由なヴォーカルと正確なテクニックのギターが乗る感じはロックの王道な感じ。  サミーヘイガーとマイケルアンソニーに関してはVHよりもイキイキしているような。

Chickenfoot / Chickenfoot わかりやすいスーパーバンド

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わかりやすいスーパーバンド  Van Halen関連のニュースを見ていると、Van Halen一家とサミーヘイガー、マイケルアンソニーが仲が良くないとか、バンドを離れるとか。そんな中で出てきたスーパーバンド。  サミーヘイガーにマイケルアンソニー、ギターはジョーサトリアーニ、ドラムはチャドスミスと。  これは期待が高いわけです。  聞いてみると期待通り。  重厚はノリでベテランの音です。年を取っても相変わらずのボイスオブアメリカですし、そのバックでジョーサトリアーニは歌を立てつつも出るとこ出ています。マイケルアンソニー、チャドスミスは骨として支えつつも存在感ありますね。  曲調としてはサミーのソロアルバムに近い感じがします。サミーがリードして曲を作ったような。ジョーサトリアーニはソロアルバムのインスト物の印象が強いのですが、ヴォーカルバンドのバッキングもさすがな感じ。うまくヴォーカルと絡み合っています。  意外だったのがマイケルアンソニーとチャドスミス。Van HalenとRed Hot Chili peppersからは想像できませんでしたがしっくりきています。  オヤジが楽しんでロックしている感じがアルバムになったような。  惜しむべきはキラーチューンがないこと。曲単位で、というよりはドライブなどでアルバム全体を通して流す感じの聞き方が良いかと。

Night Ranger / High Road ご機嫌なロックアルバム

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前作同様 安心感のあるNR節。  最初期の勢いとは違ったものですがどこを区切ってもNight Rangerな感じ。基本的には前作同様にご機嫌なロックにサビのパワーがある楽曲。    ただ前作に比べてしまうとちょっとパンチが足りないというか、悪くないのですが小さめにまとまりすぎた感じがあるかもです。後半が少し退屈になる気がします。  楽曲的にも明るい感じもありますが、少し悲しげな感じの曲調が多いような気がします。  でもメンバー皆さんよい年齢になってしまってもこれだけパワー感のある楽曲や演奏を続けられるというのは素晴らしいです。これまで築いたNight Ranger像を崩さずに行くのがよいかと。正直Night Rangerのファンは”あのNight Ranger"を求めていると思うので。  前作で結構良い感じにはまっていたジョエルが脱退というのは残念。 ご機嫌な曲 High Road ご機嫌なロック曲。サビはやっぱり安心感のあるNight Ranger。ギターソロはブラッドギルスな感じでまとまっていて美しいですね。 Knock Knock Never Stop これもご機嫌。間奏のベースラインがスリリングな感じでカッコ良い。 Rollin' On これはNRには珍しい。イントロのユニゾン的なリフが意外。 I'm Coming Home NRらしい展開。Aメロ、Bメロ、サビをメジャーキーマイナーキーを織り交ぜつつ展開させてゆく。意外だったのはBメロを聞いている時にサビの出だしはメジャーキーだと勝手に予測していたらマイナーキーで始まって意外につぼった。 X Generation この曲のイントロはカッコ良い。下降ベースラインが良い仕事しています。このイントロからのAメロがNR的。 St.Bartholomew NR節。 Brothers 少し悲しげでNRらしくない感じの印象も受けます。

Night Ranger / SOMEWHERE IN CALIFORNIA 個人的には完全復活

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完全復活  前作のHoll in The SunではこれまでのNight Rangerとは少し方向が違う感じに出来上がっていました。それはそれでカッコ良かったのですがやっぱりNight Rangerに求めるものはこちらです。  明るい曲調でキラキラした雰囲気、ついつい口ずさむようなメロディ、サビのハーモニー、ツインボーカルツインギターなど初期からのファンが求めているものが戻ってきた。以前の迷走感や中途半端感がない会心の出来と。  前作をリリースした後にJeff Watsonが脱退し今作はJeff Watson抜きでのアルバムです。惜しむべきは8フィンガーがないこと。  無条件に楽しい。天気の良い日曜に聞きたくなるようなアルバム。 捨て曲なし Growing' Up to California ご機嫌の1曲目。サビのパワーがすごい。サビのハーモニーがNRファンであれば熱くなる感じ。そのバックのベースの8ビート感が良い。ギターソロの後半にツインリードになりサビに戻るのが盛り上がります。 Let in On Me キーボード的な音使いのギターからヘビーなリフ。Aメロのツインボーカルな感じがカッコ良い。 Bye Bye Baby Bメロからサビへのつなぎが印象的。ギターソロのツインギターでJeff Watson的なフレーズが入っているのがご愛嬌か。 Time of Our Lives NRらしいバラード。サビのメロディが良い。 No Time to Lose Ya サビのパワーがある。ツインボーカルを活かしたサビ。つなぎを経てツインリードのギターソロ。 Live for Today 間奏バックのベースラインがカッコ良い。ジャックブレイズって良い仕事しますね。 It's not Over Night Rangerらしい安心感のある曲。 End of The Day NRらしくないイントロのクリーンギターのアルペジオ。個人的にはDokkenを思い出してしまった。

Modtone MT-AD Vintage Analog Delay 購入レビュー

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アナログ風のディレイ  珍しいのを買ってみたのでレビュー。  Modtone  MT-AD Vintage Analog Delay   そもそもModtoneというブランド自体初めて聞きましたがアメリカのブランドで、価格的にも安めの値段で出している新鋭のブランドのようですが残念ながら楽器屋さんではほとんど見ない。  そんなModtoneのアナログディレイというのが中古で安く売っていたので買ってきてみた。    サイズ的にはMXRサイズ。左右にインプット・アウトプットがあります。コントロールはいわゆるディレイタイム、フィードバック、ウェットとドライのミックスの3種でよくあるディレイです。  アダプターのインターフェースは上部にあります。  (この位置についてはMXRよりも優れているかと・・・)  筐体自体は金属製でしっかりできています。ペダルってぶつかったり蹴られたりと結構雑に扱われることも多いので丈夫にできているのは安心感があります。 音レビュー  この製品自体はアナログディレイと銘打っていますが回路的にアナログではないようです。代理店のWebサイトを見ると ”小さいサイズのケースにブティックスタイルのディレイを再構築し、アナログ回路ならではの音とデジタルディレイのサウンドを組み合わせたハイブリッドディレイペダル” とあります。  実際に弾いてみるとアナログ的な柔らかい適度にローファイな音です。特にスラップバック的な使い方は良い感じに原音を包み込んでくれます。  海外のサイトなどを見ていると、MXRのCarbonCopyと比較している方やMAD PROFESSORの青いディレイを比較している方などがいますが、音の傾向としてはそれ系です。MXRにしてもMAD PROFESSORにしても値段が大きく違いますので直接の比較候補になるかは別ですが・・・。  ノイズやスイッチを踏んだ際の雑音も気にならない範囲で、値段を考えると十分に実用レベルでお手軽にアナログ的なディレイを使いたい方、安いディレイをとりあえず探している方には良いかと。  少し気になる点としてはディレイタイム。  スペックなどは全く知らずに購入し、持ち帰ってじっくりコンロトールを触ってみて気が

ProCo RAT2 レビュー

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Distortionの名器  1990年くらいに購入して10年くらいメイン歪みとして活用しました。  当時、歪みといえばBOSSの黄色いオーバードライブかオレンジ色のディストーションでした。その中で隠れた人気だったのかRAT。ジェフベックが使っているとか布袋寅泰が使っているとか話題だった気がします。  二十歳前後の頃はギターケースにRATを1つ放り込んでスタジオやライブに出かけていました。 (外観はかなり錆びていますが音は現役)  ここ10年くらい使っていなかったのですが、ふと思い立って音を出してみました。外観はいたるところが錆びていたりしますが音はしっかりでます。この無骨というか頑丈な感じが安心感があって良い。 使い勝手  とにかく頑丈。落としても間違って蹴っ飛ばしても壊れません。スイッチやつまみ類もしっかり付いていますし筐体もしっかりしています。  電池交換は裏蓋がネジ式になっていてドライバー無しでも電池交換が簡単です。  下面はゴム足がネジ止めされています。そのためボードなどに組み込むのはちょっと面倒かもしれません。マジックテープ等でボードに固定しようとするとゴム足の高さが邪魔になりますし、ゴム足を外したとしても電池交換の裏蓋のネジが障害になります。裏蓋まで取ってしまっても良いのですが、あまりバラバラにしてしまうとどこかになくなってしまいそうで・・・。  大きさは縦がMXRサイズよりもちょっと大きいくらいで、正方形。高さは結構あります。筐体自体もそれなりに高さがある上にゴム足とつまみも結構大きいので。  そのため結構大きい印象があります。  インターフェースは上部にまとまってインプットとアウトプット。間にアダプター用のジャックがあります。  アダプターは通常のセンターマイナスの9Vですが、コネクターが米国製のよくあるミニジャック形式。よくあるアダプターやパワーサプライから電源を取ろうとすると変換プラグが必要になります。 音の印象  ディストーションらしく歪みの幅は広くDistortionつまみを全開にすると低音が潰れるほど歪みます。上の写真にあるMXR distortion+やDOD Overdrive PREAMP250などは単体でJC-120のようなク

Night Ranger / Holl in The Sun 再度復活

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これまでにない雰囲気  になった再度復活版。発売当時再結成ということで楽しみにして購入しましたが、ちょっと驚きがあったのを覚えています。  驚きは2つ。悪いものと良いもの。  悪いものは、期待していたNR感が全くなかった。  Night Rangerに期待するものとしてはツインリードや美メロのハーモニー、疾走感のあるロック、しっとりするバラードなど。  これが全てない印象。  NRという名前を知らずに聞くとNRとは思わない。アルバム全体と通して曲調が暗くキャッチーな感じがしない。  良いものは、NRの新しいイメージ。  聴き込むと暗い曲調のアルバムにセンスが感じる。  Night RangerのイメージはDon't Tell Me You Love MeだったりRock in Americaだったりのキラキラしたキャッチーなイメージなのですが、新生Night Rangerとしてはこの方向性もありなのかなと、いつまでも昔のイメージを求めていてはダメなのかなと思ったアルバム。  全体的にはキラーチューンはないのですが聴き込むと良いアルバム。楽曲ごとではなくアルバム全体を通して聴くアルバムですね。

Night Ranger / SEVEN 地味なアルバム

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ちょっと地味  98年、7枚目のアルバム。  前作の復活第1弾でNight Rangerな感じを思い出させてくれたのですが、こちらはちょっとパッとしません。  大人な余裕は十分に感じるのですが、スリリングな感じもなく途中で飽きてしまうか何事もなくいつの間にか終わっているかのどちらかでしょうか。  

Night Ranger / NEVERLAND 本当の復活作

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本当の復活作  97年の6枚目のアルバム(FEEDING OFF THE MOJOを入れると7枚目ですが・・・)。オリジナルメンバ−5人が揃った復活作。  Night Rangerに求める美メロのコーラスとかツインギターを活かした楽曲、疾走感とかスリリングなプレー、落ち着いたバラードなどファンが求めるものは全て入っています。  とは言ってもやっぱりファースト、セカンドの名盤っぷりは超えられず少し平凡な感じもしますが復活作で全然異なる方向に行ってしまいガッカリな例も多くありますので同じ方向で出してくれるのは非常に嬉しです。  アルバムの音はギターが太くなり存在感が大きくなっています。New York Timeなどツインギターをフューチャーした曲もあり良質なロックアルバムです。全盛期ではないけど見つけたら買っておいて損はないアルバム。 ツインギターも New York Time この1曲がアルバムを象徴しているかと。このサビのハーモニーがカッコ良い。ついつい歌いたくなる名曲。そしてギターソロ。ギターキッズが熱くなる。 Forever All Over Again 名バラード。NRはバラードバンドと言われていますが、それが納得出来る曲。時代的にロックバンドが下火になっている時期ですが、これが時代が違っていたら1位になったのかなと思わせる。 NeverLand アルバムタイトル曲。ストレートなロックでリフがカッコ良い。

Night Ranger / FEEDING OFF THE MOJO NRと言って良いか?

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NRというと・・・  違うような気がします。Night Rangerの復活作。  オリジナルの2人(ギターのブラッドギルスとドラムのケリーケイギー)しかいないと。ジャンクブレイズの代わりにゲイリームーンが入って、俗に言うMoon Rangerと言われたものです。  ジャックブレイズがいないのをNRと呼んで良いかどうかは疑問です。  本人たちもこのアルバムがなかったことになっているようで、このアルバムを入れると8枚目のアルバムにSEVENという名前をつけています。  メンバ−3人で余計な音が入っておらずこれまでのNRとは音の傾向が異なりますが、骨太でこれはこれでカッコ良い。楽曲的にもNight Rangerと思わせるところもあったり、美メロが効いていたりで良いアルバムと思います。 良い楽曲 MOJO イントロを聴くとNRっぽくないのですがBメロに入るとグッとNRになる。派手さはないけど聞き応えのある曲。 Try 個人的にはこのアルバムで1番耳に残る曲。重厚なリフがカッコ良い。

Night Ranger / Man in Motion 解散前の1枚

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解散前の1枚  1st、2ndが勢いに乗っていて、それ以降多少迷走気味だったのですがこれで解散になったのは惜しい感じのアルバム。  ロックな感じを取り戻しつつも初期のような疾走感とかイケイケ感はなく円熟した感じになりました。8フィンガーやクリケットビブラートなどギターキッズを熱くするプレーも入っていますが若さよりもまとまりを入れた感じです。  ただちょっとNight Rangerとしては楽曲的にキラーチューンが少ないというか1曲1曲が目立たない感じがしました。  楽曲というよりもアルバム全体で聞く感じ。メンバー脱退もあったりセールス的にも振るわなかったりでちょっと地味な感じもしますが、よく聞くと良い音に良いプレーが詰まった良いアルバムだと思います。 凝った楽曲 Man in Motion ツインリードで始まるのはNight Rangerとしては意外かも。ちょっとアルバム1曲目らしくない出だしですがギターソロが各自の持ち味が出た良い感じ。 Restless Kind ツインヴォーカルというのもNight Rangerの強みです。良いバラード。Sister Christianよりもキャッチーで良いと思います。 Halfway to The Sun ドラムのビートから始まり、いきなり8フィンガーでのリフ?。サビもパワフルで耳に残る。ギターソロはブラッドのアームを使ったソロからジェフワトソンに。これがNight Rangerのギターです。

Night Ranger / Big Life 過小評価されている感じですが

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過小評価されていますが  4枚目のアルバム。残念ねがらNRはここから少し停滞期のような感じになって行きますがこのアルバムは音が変化したアルバムだと思います。  前作でキーボードを前面に出して相対的に細くなったギターの音。全体的にはポップな感じになってギターキッズの興味は引かなかった感じですが、今回は系統はそのままにギターが前に出てきて、ハードロックな感じが戻ってきたようです。  前作でJack Bladesが「次回はハードになる」と言っていたのがその通りになりました。  ただ曲自体はポップな感じなのでギターキッズの心を完全に取り戻すにはいかなかったようで、その辺りの評価も含めどっちつかずの過小評価になっているような。  過小評価と言っても内容自体は良いです。演奏力、楽曲、アレンジなどが高度にバランスされていますしキラーチューンも含まれています。 映画主題歌もあり Love is Standing Near 柔らかい感じのイントロからロックなAメロ、Bメロでソフトに戻る緩急のあるアレンジも面白い。ギターソロは8フィンガー。8フィンガーというとRock in Americaで聴けるような上昇下降をスピーディーに繰り返すための奏法のように思えますが、この曲のソロのように別の楽器のようなアプローチができます。 The Secret of My Success ご存知映画の主題歌。ポップでNight Rangerというよりも当時の産業ロックを代表する曲。 別にNight Rangerでなくても良いのではとも思いますが良い曲です。

iRig HD 使用レビュー 手軽なインターフェース

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Macに接続するインターフェース  iRig HD 。手軽なDAコンバータです。  用途としては自宅での練習。もちろんギターアンプはありますが、音源と合わせて音出ししたり、何より音取りなどする場合にはヘッドホンでないと。  で、最近はCDもMacに取り込んだりしています。音取りをする場合には同じヘッドホンで音源とギターの出力を合わせて出さないと効率が悪い。またGaragebandでデモを作ったりもありますが、そうするとやはり生のギターを取り込みたいわけです。結論としてMacにギターをつなげたら良いなと。  一時期VOXのJamVOXと云う製品が安売りしていたので買ってきて使っていました。特に品質的に不満はなかったのですが・・・何よりデカい。  そこで手軽でそこそこの品質で値段もお手頃な製品を探したところiRig HDに行き着きました。 手軽  実際に使ってみると小さい。手にすっぽり入るサイズで小物入れにでもしまっておける感じです。  Macとの接続はUSBケーブル。iRig HDの本体にケーブルを接続するコネクタがあり、Macと接続する場合にはUSB、iPhone/iPadと接続する場合にはLightningなどケーブルを変えます。  本体は電池不要。USBのバスパワーで動作します。電池だと交換が面倒だったりアダプターだと電源の確保が面倒だったりしますのでバスパワーで動くというのは重要です。  小さくて電源不要ですのでギターとシールドを用意、そしてMacのUSBポートに接続するだけでOKです。 音  ネットの記事ですとノイズがそれなりにあるような記事もありますが、ほぼ無音レベルです。ノイズに関しては外部環境などの要因がありますのでなんとも言えませんが製品自体からノイズが出るというのはなさそうです。 ポイントはGain  iRig HDの調整は横にあるGainのみ。  iRig HD本体横にインジケーターがありギターの出力に応じて赤、橙、緑と変化します。説明書ではギターを強く引いた時に横にあるインジケーターが橙くらいになるようにGainを調整しろとあります。  このGainの調整がこの製品のポイントのような気がします。大きすぎると歪んでクリアさがなくなりますし小さいと芯のない