今聞くとちょっと恥ずかしいですが
カッコ良いです。1stなので音的にもショボくて演奏自体も素人っぽい感じが出ていますが、当時は新しいサウンドだったのかと思います。それまでヘビメタのイメージとしては重くて遅い感じというか重厚なイメージが多かったのかもですが、とにかく速くて荒々しいと。
初期メタリカといえばクリフバートンの存在が重要。ベースカッコ良い。曲の雰囲気を作る重要なところにセンスの良いベースが入っています。曲のリフなどもクリフバートンのセンスが多く入っています。
ジェームズの歌もハイトーンを中心とした歌い方。中期以降はコブシをきかせた抑揚の大きい歌い方に変化しますが、この頃は割と平べったい歌い方。
個人的にはドラムがもっと曲に合わせてほしかったかなと。ギターが淡々とブリッジミュートでリフを弾いている時に、トラムでアクセントをつけてうまく頭を出していないといまいち一体感がないです。もちろんテンポは正しいのですが、淡々とビートを刻んでいるだけだとバンドとしてあっている感じがしないのが残念。
音や演奏は荒削りで若々しい感じがしますが、リフの音使いとか耳に残る部分も多く、キラーチューンもありますし今でも聞きたいアルバムです。
ザクザクした曲が揃っています
Hit The Lights
今後のスラッシュメタルを象徴するかのようなスピードチューン。ちょっと単調な感じもしますが、ザクザクしたギターの音が心地よい。
The Four Horseman
メタリカっぽくない感じの曲ですが、メガデスっぽい雰囲気。
Jump in The Fire
キラーチューン1曲目。イントロのギターリフが単純だけど耳に残る。盾で合わせる4ビートな感じがリフとマッチしていてカッコ良い。
Pulling Teeth
クリフバートンのための曲。ディストーションベースが効いています。バンドアンサンブルだと使えない音でしょうけどソロだと雰囲気あって良い音です。ファーストアルバムからこのような曲を入れられるというのはすごい。
Whiplash
初期メタリカらしい曲。ドラムのパターンをもっと曲に合わせて欲しいなと。
Seek & Destroy
キラーチューン2曲目。このイントロが最高にカッコ良い。また間奏出だしのギターリフが曲にアクセントを与えていて完成されていると。
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