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Bon Jovi / Forever 期待するものとは違うけど

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 2024年 16枚目のアルバム。 前作が2020というアルバムでこのアルバムの流れがある気がします。感じたのはBonJoviというロックバンドのアルバムではなく、Jon Bon Joviのソロアルバムのような感じだと。やはりリッチーサンボラの存在感はいうものがな、楽曲のバランスやギターリフでグイグイくる感じがないなと専業ギタリストの存在の有無が大きいかなと感じます。 ただ1曲目 Legendaryなどキラーチューンと思われるものもありさすがメロディメーカーだなと。

Black Country Communion / Afterglow 少し落ち着いて

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少し落ち着いた雰囲気  3枚目のアルバム。  セカンドでバンドの一体感と勢いが詰まって名盤になったような気がしますが、サードになって少し落ち着いた感じがします。  前作にあった疾走感とか爽快感みたいなのは少なくなって、ドラムとベースリフで押してくる感じに戻った気がします。  結果としてオルガン系の音が減っているような気がしますし、ギターも必要以上に弾かない感じが。個人的にはセカンドの全員で頑張った感が楽しいと思うので、サポートメンバー的なプレーだとちょっとがっかりです。  ただその分ベース、ドラム、ヴォーカルが前に出ています。ドラムとベースだけでご飯が食べられる人には良いアルバムかと。  これで解散なのは残念。 曲レビュー Big Train 全員のユニゾンのキメが特徴的。間奏のギターがカッコ良い。 This is Your Time ミドルテンポでリフで攻めてきます。終盤のサビでのグレンヒューズのシャウトがカッコ良い。 Midnight Sun イントロがVan HalenのLittle Guitarを思い出してしまいました。 Confessor メインリフの休符のところにスネアが入るのが良い。 Afterglow アコースティックの柔らかいギターイントロに同じトーンで歌が入る。Zeppelin風のリズムでドラムが入り、ベビーなリフ。曲の展開とヴォーカルの盛り上がりが素晴らしい。

Black Country Communion / 2 キタ!これは良い!

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変わらずノリノリ  セカンドアルバム。 変わらすに70年代ロックな感じ。第3期Deep PurpleとLed Zeppelinの良いところを混ぜた感じで1stよりも一体感と勢いがある気がします。個人的には1stよりもずっと良い  ドラムの雰囲気が後乗りで一貫しています。Zepplein風な感じに聞こえるのはその辺りもあるのかも。これ系のロックは後乗りのドラムがしっくりきます。Save Meのドラムなんて8ビートの単純なリズムですがこれがカッコ良い。ジョンボーナムに似ているというか単純な8ビートだけで聞き入ってしまうのはすごいと思います。  ベースは相変わらず。ぶりぶりした音でギターとユニゾンでリフです。少し前乗りのベースで曲をリードしています。完全にベースが主役です。  また1曲目の印象が強いのかもしれませんが、オルガンが増えて曲のアクセントになっているところが増えたような気がします。 これは最高にカッコ良い The Outsider 1st同様にノリノリの1曲目。サビのコード進行がカッコ良い。間奏のギターとオルガンのソロの掛け合いがDeepPurpleっぽくて好き。 The Battle for Hadrian's Wall 曲の前半はアコースティックな感じが強くZeppelinにありそうな雰囲気。後半はエレクトリックの音圧が加わる。 Seve Me イントロで幻想的な楽器をバックに伸びのあるグレンヒューズがカッコ良い。ドラムがカッコ良い。単純なミドルテンポの8ビートですがドラムだけ聞いてしまいます。 A Ordinary Son ツインボーカルの雰囲気がよくまとまっていてカッコ良い。 I Can See Your Spirit ギターとベースユニゾンのリフで押すノリノリの曲。Bメロでテンポが半分になり溜めておいて・・・サビのところで行くのかと思いきやブレイクするのがカッコ良い。 Little Secret 意外にこのバンドではありそうでないブルーズロック。グレンヒューズのヴォーカルが映えますね。 Cold とにかくヴォーカルがカッコ良い。

Black Country Communion / Black Country Communion ギターが地味ですが

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骨太なロック  グレンヒューズ、ジェイソンボーナムの2人の名前だけで買いでした。  聞く前はもう少しブルーズ感のある雰囲気かと想像したのですが、潔いハードロックです。音の種類、数は多くないけど1つ1つの音が太いので音圧というかパワー感があります。  ドラムはやっぱり特徴ありますね。ハイハットの音がZeppelinな感じ。そこに太いベースが絡むのが言うことないです。  ギターはペンタトニック中心で、もう少し華があると良かったなと思いますがツボを押さえたプレーというか、弾き過ぎず適度に空間を空けながら主張するような感じでしょうか。  やっぱり個人的なメインはヴォーカルなのですが、楽器系が重心低い音を出して上の空間をヴォーカルのために開けているように思います。  そこに自由なヴォーカルがシャウトすると。 ベースでグイグイ行くロック Black Country 1曲目からノリノリ。ベースのリフにZeppelin風なドラムが合わさり、シャウト。もう言うことないです。 One Last Soul 8ビートでポップな感じ。伸びやかなヴォーカルが聞きがいがある。 The Great Divide イントロの叙情的なギターリードが印象的。そこに感情的なヴォーカルがカッコ良い。 Beggerman イントロのギターリフの音使いが良い。なんというかシンプルだけど引っかかるところがあって曲の雰囲気を印象付けているような。 Song of Yesterday ツインヴォーカルで歌い分け。グレンヒューズはサビを齧り付くような声で歌っています。 No Time ギターとベースのユニゾンのリフにソウルフルなヴォーカルがのる。 Medusa トラピーズのカバー。カッコ良くなっています。

Mr.Big / ...The Stories We Could ギターのピッキングが凄いです

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ギターの音はクセになる  再結成2枚目。  再結成1枚目に比べてギターの音がクセになります。ピッキングが圧倒的に上手いというか、場面場面でピッキングが変わっているのがわかります。  ピッキングのよってクリアに音を出している部分とアクセント的にダーティーな感じに弾いている音が明確にコントロールされています。これはノーテクの人や速弾き一辺倒の人だとこういうのはできない。  これだけでこのアルバムを聴く価値があります。  ただギターが前に出ている反面、ベースが少し後ろに行っている気がします。これは残念。やはりMr.Bigはギターとベースが並んでいて欲しいと思います。  またキラーチューンがなく、アルバムとして聞くと単調に聞こえてしまう曲も残念かな。

Mr.Big / What If 再結成おめでとうなアルバム

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再結成  オリジナルメンバーでの再結成。  もともとテクニカルな雰囲気が前面に出ていましたが、このバンドって70年代のロック、FREEとかその辺りの雰囲気が根底にある気がします。その骨太な感じが1曲目から出ている感じ。  特に70年代ロックにありそうなギターベースのユニゾンも多いですしベースが攻めています。  キラーチューンはないのですが全体的に骨太なロックが聞けます。  全体的には重心が低めの音で歌も一歩引いた感じがあります。初期の若さが丸くなって大人な音に。  無条件にこのオリジナルメンバーの音は嬉しいです。セカンドまでの派手さはないですが捻られたよい曲が多いですし。 少しダークな感じもありますが Undertow ダークな感じで、初期アルバムの1曲目な雰囲気ではないです。まさに70年代の骨太な感じとギターベースのユニゾンがイカす。歌も落ち着いた歌い方でアルバムの後半にあっっても良いかもと思える曲です。 American Beauty 従来の1曲目のありそうな曲。間奏が転調してテクニカルな雰囲気に入るところがカッコ良いですね。 Stranger in My Life 3rdにありそうな歌メロですが楽器の音はこのアルバムの雰囲気。 Nobody Left to Blame Aメロがベースが自由に弾いていてギターが支えている感じ。間奏もお互いに自由に弾いているような感じですが、それでいて全体がまとまっているのが素晴らしい。 Still Ain't Enough for Me 高速シャッフル。間奏が凄まじい。 All The Way Up 3枚目とか4枚目あたりの雰囲気の曲ですが、ベースが攻めています。Mr.Bigらしいバラードかも。 Around The World メインリフのユニゾンとポップなサビとの対比が面白い。

MXR distortion+ 現行型 レビュー これ1台何かと便利

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定番です  定番のペダル。定番すぎるのでレビューも多数ありますが、備忘録的に思った点、気になる点などを記しておきます。 (普通の現行型です)  黄色でコンパクト、つまみは2つ。 目立ちますし、ちょっと大きめの楽器屋であれば大抵置いてあるくらいの定番。値段も新品でも1万円、中古だと5000円くらいで買えます。 つまみは2つ  つまみは2つ。迷うポイントはありません。  OUTPUTは文字通り出力なのですが絞るタイプ、つまり最大から絞る方向に働くようです。そのため全開にするのが基本的なセッティングかと。   音  ディストーションの名前が付いていますがそれほど歪みません。粒の荒く硬質な歪み。Fender系アンプ、JC系アンプでdistortion+単体で行くとちょっと厳しい。HR/HM系でリアピックアップでリフを弾こうとしても歪みが足りず、フロントピックアップでブルージーなリードと思っても音のツヤがイマイチ。    やっぱり良いのはMarshall系のクランチチャンネルにブースター的に挟む使い方。80年代のHR/HM系の音になります。アンプの歪をメインにしてdistortion+を音のキャラクター作りに挟んであげると。そうすると適度なコンプレッション感で弾力のある良い音になります。  セッティング方法としてはメインのアンプ側の歪をメインに決めて、distortion+のOUTPUTを全開に、DISTORTIONをゼロから徐々に上げてセッティングして行くのが良いかと。  あとは意外に低音が出る感じなのでアンプ側のイコライザーで適度に低音を絞ってあげないと少しこもった感じになります。  あまり歪ませないでストラトに合わせてブルージーな使い方も悪くないと思いますがその使い方であればTubeScreamerとかの方が良いと思いますし、やっぱりハムバッカー系に合わせてHR/HM系で使うのがしっくりきます。 改善点  少し改善して欲しいと思うところはアダプターのジャックの位置。 (インプットジャックの下)  インプットジャックの下にあるので、シールドとアダプタの位置が微妙になります。特にボードなどに組み込む場合には取り回しが面倒な感じです。アダプターのジャックは上部

Mr.Big / IN JAPAN 聴き比べると面白い

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Richie期のライブ  今ではすっかりなかったことになっている雰囲気なのですが、Richie期のライブ版。    さすがに上手いですね。 Shineなんかはハーモニーが美しくてカッコ良いですし、Dancin' With My DevilsなんてRichieのありきな感じがしてバンドとして一体感もあります。  Alive And Kickinなんてギタリストでここまで違いが出るなんて面白い感じ。これはこれで聴き比べると面白い。

Mr.Big / ACTUAL SIZE アダルトな雰囲気

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大人向けのアルバムか  Mr.Bigの6枚目、Richie Kotzenが入って2枚目。  Get Over Itと比べてもまた雰囲気違います。前作はブルージーな骨太なロックな感じもしたのですが、こちらは大人なポップアルバムな雰囲気です。  アルバムとしての出来とかバランスとかは良いのかもしれませんが、メンバーの個性があまり出ていない気がします。なんというかRichieのソロアルバムのような。  ギターは相変わらずうまいです。歪んでなく重心が高い感じの音。この音がバンドの音に溶け込んでハスキーな歌によく合っています。低音がブミーになりそうな一歩手前でうまく抑えていて良い音です。  Mr.Bigというと「勢い」とか「前に出る」感じが欲しかったりしますが、全体的にメジャーキーの曲も多く大人な感じにまとまっていて良いです。 落ち着いた感じの大人な曲 Lost in America PG期であれば1曲目にはこないであろう曲。勢いというよりは一歩引いて壮大に歌い上げる雰囲気が良い感じ。 Wake Up サビのメジャーキーがノリノリになります。 Shine Richieのソロアルバムにも入っていた気がします。ポップで名曲だと思います。

Mr.Big / Get Over It ギタリストでバンドがこうも変わります

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ギタリストチェンジ  5枚目。PGから Richie Kotzenにチェンジ。アルバムの音も大きく変わりました。  これまでの4枚を聞くとPGはビートルズ的な作品を目指していたように思います。テクニカルな面もありつつもコード進行やメロディ・ハーモニーに重点を置いていたような。  ギターがRichieに変わったことでブルージーな感じやファンクな感じが強調されて、これまでのMr.Bigとは大きく変わった気がします。この辺りはWinary Dogsで活動している通り、RichieとBillyの趣味が合っていたのでしょうか。  雰囲気・曲調もそうなのですが、ギタートーンも大きく違います。これまでのハムバッカーな感じの音からシングルコイル系のフロントの音も多く聞かれるようになりました。この辺りの音もファンクな感じを強調する要因かと思います。  PGとは全く系統が違いますが、ギターが上手い。  変わらずにいるのがハスキーなヴォーカル。Richie期のMr.Bigはヴォーカルを聞くのも良いかも。  これまでのMr.Bigとは別のバンドとして聞くと良いアルバムです。 曲も音も変わります ELECTRIFIED カッコ良い1曲目。イントロのギターの音でしびれる。 Richie Kotzenらしいリフとギターソロ。 Superfantastic アコースティックな感じのバラード。コーラスハーモニーが良いですね。 Dancin' With My Devils これもRichieらしいファンクな感じ。この手の曲はハスキーなヴォーカルがマッチしていてカッコ良い。

Mr.Big / AT THE HARD ROCK LIVE もっとゆったりしてほしいかな

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ベスト盤的アコースティック  選曲的にはPG期のベスト選曲的なアコースティックライブ。 エレクトリックとは違うゆったりとした柔らかい雰囲気で曲自体やハーモニーの良さが目立ちます。  To Be With YouとかWild Worldとかまさにな感じ。  ただちょっと残念なのがPGのギターがエレアコ。アコースティックなので当たり前なのですが、ギターソロが無理やりすぎるというのが。超絶に上手いのですが間奏のリードソロではなくゆったりした雰囲気でまとまっていると良かったなと。

Mr.Big / Live at Budokan ちょっと微妙な感じ

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4枚目のライブ  4枚目が出た後の武道館のライブ。  個人的には4枚目のアルバムはライブを意識した感じの曲ではなくスタジオで作った曲な感じがするので微妙な感じです。  ただテクニシャンなメンバーなのでスタジオ版を再現しているのはすごいとおもいます。  選曲も微妙な感じがしますのでこれまでのRaw Like Sushiの3枚で良いかも。

Mr.Big / Hey Man 大きく変わってブルージー

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地味な印象  96年の4枚目。地味な印象があります。派手な感じの曲は少なくちょっと暗めで重心低めな感じです。70年代のブルージーな雰囲気も感じます。  アルバム出だしからピアノのイントロで始まるヘビーなリフ。 この冒頭の1曲からもこれまでのアルバムとは大きく異なるのを感じます。これまでのアルバムでもアルバムの冒頭はヘビーな曲だったのですが雰囲気は大きく異なっています。  1曲目だけではなくアルバム全体としてはこれまでのロック全開な雰囲気から大きく変わった気がします。  異論はあるかもですが、各曲とか全体の流れとか雰囲気とかビートルズのアルバムのように思うというか、それを狙って作ったのかなと思ってしまいます。  全体としてもアコースティックな感じの歌物バラードが多い雰囲気で、歌とメロディは良いのですがバンドとしての一体感というか、折角4人が集まったのに、的な感じが薄いのが残念。  明らかにPGが推した曲とBillyが推した曲がわかるというか異なるというか・・・。 大きく変わった曲 Trapped in Toyland ピアノのイントロが意外な感じ。ヘビーな曲なのですがこれまでのアルバムの1曲目にあるようなスピードナンバーではないと。 Take Cover このアルバムのキラーチューン。良い曲です。 Jane Doe ベースが特徴のサイケデリックな雰囲気の曲。 Goin' Where The Wind Brows アコースティックな感じで良い曲です。

Mr.Big / JAPANDEMONIUM 歪んでない!!

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ライブアルバム3枚目  昔はRaw Like Sushi 3だったような気がしたのですが、アマゾンで見ると JAPANDEMONIUMというタイトルなんですね。    ライブバンドらしい演奏が詰まった3枚目。基本的にはサードアルバムの曲が中心になっていますがセカンドからTo Be With Youと60's MINDが入っているのは嬉しい。  驚くべきはギターの音が歪んでいないこと。この音でよくColorado Bulldogができるもんだと驚きます。

Mr.Big / Bump Ahead 歌物に変化

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歌物に  93年のサード。 初めて聞いた時にはちょっと物足りなかったんですよね。セカンドまでのロックな雰囲気やスーパーテクニック的なものを期待していたので。  セカンドではハードロックメインの中にセンス良く目立っていたJust Take My heartとかTo Be With Youとか、この辺りの路線がメインになった印象。  センスの良い音作りやメロディのでヴォーカルを立たせているアルバムです。  全体的な雰囲気としてはミドルテンポが多く少し暗めな感じでの曲が多いですね。そこに少しハスキーな感じの歌が乗るのが良い。個人的には家の中でさらっと流しておきたいアルバムです。  と言いつつも1曲目はやはり期待するスーパーテクニック。 スーパーテクニックから歌物まで Colorado Bulldog これはみなさん期待する曲。イントロのユニゾンが話題になりがちなのですが、個人的にはAメロのベースの雰囲気が強者な感じです。 ギターソロもシンプルですがよく考えられています。 WildWorld アコースティックな雰囲気でこのアルバムを象徴している曲かと。良いメロディで良い雰囲気です。 The Whole World's Gonna Know このイントロのギターが好きです。Van HalenのAin't Talkin' Bout Loveのイントロの音使いが似ているなんて思ってしまいますが。 Nothing But Love ファーストのAnything For Youのような雰囲気。

Mr.Big / RAW LIKE SUSHI II これ良いです!

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ライブバンドです。  セカンドアルバムが出た後のライブ版で基本的にはセカンドからの選曲です。  一枚目のRAW LIKE SUSHIと同様にライブバンドとして、生の音っぽい作りになっています。もちろんライブなので各自のアドリブなどによる演奏も多く演奏自体を楽しんでいる雰囲気が伝わります。  特にテンション高い感じなるのが5曲目のベースソロから。ベースソロ後半にギターが絡んできてベースとギターの掛け合いに。そしてユニゾンになり次曲のShyboy。  選曲でもDeep Purpleの名曲が入っているのがライブバンドっぽい。  ギター的にびっくりだったのがPGのギターソロ。  何がびっくりって出だしのコード。  C#!!    普通はAとかEだと思うのですが・・・。

Suhr Aldrich取り付け 上品な音になります

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ダグアルドリッジのピックアップ  以前よく使っていたギター、なんとなく思い立ちピックアップを交換しました。 交換して2年弱経ちますが、せっかくなので備忘録的にレビューを。  Suhrのダグアルドリッジモデルのピックアップ。 選定の理由は下記。  1.愛用していたSuhr Koko Boostが気に入っていたので  2.ネットの評判が良かったから  3.Duncan系は何度か購入しているので他のを試したかった 購入を迷った点は下記。  1.高い(Duncan系の2倍以上) 迷った挙句にポチって自分で取り付け。 (施工前)  いつも通り半田ごてを出してきて取り付け。    このギターはミニスイッチでコイルタップできるようになっているので、それをそのまま流用。  配線関連はいつも通りの4芯ハムバッカーなので迷いはありませんが、1点だけ苦労。 このギターはピックアップ直付タイプなのですが、元々付いていたピックアップとネジの幅が合わない。  通常通りピックアップの両端でネジ止めしようとしますが、元々付いていたピックアップよりAldrichの方が若干広い。  (これは元々付いていたものが狭いのかAldrichが広いのかわかりませんが)  結果として、ちょっと無理をしてネジを斜めにすることで元のネジ穴に入れました。 (施行後)  結果的にしっかり取り付き、2年弱経った今でも取れたり不安定になったりがないので良しとしています。 音はどうかというと・・  ネットの評判通り優秀なピックアップでした。 1.上品な音  基本的な傾向は上品な音です。上から下までバランス良く出ます。個性はありますがアクが強い音ではないです。音が暴れないのでアンプをちょっと無理目にしてもよく抑えてくれます。 2.高出力  ネットのコメントや宣伝文句を見ると高出力とあります。が、体感的にはそれほど高出力な感じはしません。音の傾向がドンシャリではなく幅広く全体的に出る音で上品にすっきりしているからあまりパワー感を感じないかもです。 3.弦の分離が良い  強めに歪ませても分離が良くコード感が出ます。特に低音弦で潰れることもないです。

Mr.Big / Lean Into It これは名盤

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代表アルバム  Mr.Bigのセカンド。代表アルバムで目指したものの完成系のような気がします。  1stであったメンバー間のちょっと様子見的な音がなくなってバンドとして1つの音になったような気がします。今日もキラーチューン多数で特に個々の技量よりもバンドとしての音とかまとまりとかメロディを詰めたような。  1曲目のDaddy Brotherでテクニカルでスリリングな面を出しつつも、後半は歌物に変わって行くと。当時のYoungGuitarのPGのインタビューで「テクニカルな面を注目してほしくない」「メロディとか雰囲気を聞いてほしい」とのコメントがあったのを覚えていますが、そのコメント通りJust Take My Heartなんかは以降のアルバムの方向性を決めた曲のような気もします。  あとは最後のTo Be With You。これは当時のPOPS系のコンピレーションアルバムにも収録されていたりで、ロックを聴かない人にもMr.Bigの名前が知れたりで世間的には代表曲に。  ロックに詳しくない人から「Mr.Bigと言えばTo Be With You」のように言われたりするとちょっと微妙な気分にもなります。 キラーチューン盛りだくさん Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song] このアルバムのキラーチューン。ドリルを使ったソロが見せ場。 Alive and Kickin イントロのギターリフが特徴的。 Green-Tinted Sixties Mind Young Guitarの本人奏法解説で、イントロのタッピングがどうしてもノイズが出てしまい1弦、2弦だけ張ったギターで録音したと言っていたのを憶えています。 Just Take My Heart クリーントーンのフレットに打ち付ける感じの弾き方がカッコ良い。美メロで今後のMr.Bigを象徴するような曲。 To Be With You これは言うまでもない代表曲。シンプルだけどカッコ良い。

Mr.Big / Live! Raw Like Sushi ライブバンドです

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ライブで再現  Mr.Bigの1stが出た後のライブアルバム。アルバムのネーミングのセンスがとても好きです。  当時のYoungGuitarのPGのインタビューで「ライブバンドなんだ」と言っていたのを記憶していますが、まさにそれを体現している感じです。  おそらく修正等はされておらず、そのままの音をパッケージングした雰囲気。  ライブバンドだなと思うのはプレーの各所でアドリブが満載だったり、名曲のフレーズがちりばめられていたり。

Mr.Big / Mr.Big 個人的に思い入れがあるアルバム

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意外に歌物  89年の1st。当時のYoungGuitarでも大きく特集されていた気がします。 Racer XとかDavid Lee Rothとかでメンバーの名前は知っていましたが最初に聴いたのは発売してから少し経ってから。  Mr.Bigの代表アルバムを1枚選べと言われたらきっと2ndなんでしょうけど、このアルバムも良い曲揃っていますし、少し手探りな感じがありますがバンドとして若々しくて良い音がしています。  最初に聴いた時は1曲目のAddicted to That Rushのイントロの印象がとても強く、テクニカルを前面に出したバンドなんだろなという印象でした(メンバーの名前を見てもそう思いましたし)が、アルバムを聴き進めると意外にも歌物でテクニカルとか高速な感じは薄れると。  特にアルバム後半のHow Can You Do What You DoからAnything for Youあたりなんて、Eric Martinのヴォーカルを立てていながらシンプルだけどテクニカルにプレーしているのがすごいです。速弾きで押すなんてのはセンスがなくてもできるのですが、こういう雰囲気はセンスがないとできないなと。 バカテクのスーパーバンド Addicted to That Rush バンドの代表曲ですね、イントロのユニゾンタッピングが見せ場でしょうね。個人的には間奏後のヴォーカルとギター、ベースの掛け合いが大好きです。 How Can You Do What You Do ここから3曲はアルバム後半の盛り上がりと思っています。軽快な感じのリフに良いメロディが乗ります。この歌が素晴らしい。 ギターソロの見せ場はシメのストリングスキッピング。スウィープで弾きそうなフレーズを2弦を使わずに弾くと。ライブアルバムのギターソロでも同様のフレーズがよく聞けますのでPG得意のフレーズなのかと。 Anything For You スローなバラード。イントロのクリーンギターで弦がフレットに当たる感じが良いですよね。 Rock'n Roll Over これはこのバンドの各メンバーの個性がよく出ていて、ある種の代表曲的な感じかと思います。

AC/DC Black Ice 今風のACDC

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少し湿った音  発売と同時に買いました。最初に聴いた印象としては曲調やギターリフ、歌はいつもの通りだったのですが、ギターの音が違っていると。  乾いた感じではなくどちらかというと湿った感じでいつもよりもちょっとだけ歪みが多くて、重心が低めの音。  このギターの音の影響か、アルバム全体の印象としても今風なヘビーな音に仕上がっています気がします。 ミドルテンポの佳曲 Rock'n Roll Train イントロのリフがサビの歌メロにつながっていると。その曲のまとまり感に関心。 Anything Goes ポップな感じの曲。ギターソロがカッコ良い。 War Machine イントロのクランチなギターがカッコ良い。

AC/DC Rock or Bust ザクザクした良い音

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いつもの安心  2014年のアルバム。 ロックないつもの感じで安心します。1曲目から昔から変わらない音で、いつものようなリフ。そこにいつもの感じのリズム隊にいつもの歌。  単純ですがどのアルバムを聴いても欲しい音が出てくるというのは良いかと。同じ雰囲気はGotthardにも通じます。一聴でAC/DCだと分かる個性はすごい。  ちょっと早めに歩くぐらいのミドルテンポに休符を効かせたギターリフ。歪み浅めのマーシャルな音でこれが良い感じに歯切れが良くて。  歪みは浅いですがザクザクしたハムバッカーの伸びやかな音でツヤがあります。  曲自体もコンパクトにまとまっていて、アルバムとしても聴きやすい長さ。最近のアルバムって1曲も長くで曲数も多めで70分とかありますが、このアルバムは35分。  いつもの音を聞きたい時に気軽にアルバム通して聴ける。 ギターの音に耳が行く Rock or Bust ミドルテンポのビートにいつもの感じのリフ。ツヤのあるリードがカッコ良い。 Play Ball Aメロバックのギターがカッコ良いな。 Rock the Blues Away 歌メロがメジャーキーが目立つせいか、アメリカンな感じの曲調。AC/DCには珍しい雰囲気かもですが、カッコ良いです。

EUROPE / PRISONERS IN PARADISE きらびやかなアルバム

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これはもっと評価されても良いかと  EUROPEの5枚目。  これは完全にTHE FINALCOUNTDOWNの陰に隠れてあまり話を聞きませんが、個人的には佳曲も多くもっと評価されても良いかと。  前作でギターが変わり、歌も美声を押し出す方向に、曲もポップな感じに舵を取った感じでしたがこのアルバムでは少しハードな面も戻ってきた感じでロックアルバムとしてまとまりが出ています。  曲調は北欧系な雰囲気が多少残りつつも、アメリカンな雰囲気でどちらかというと軽快で明るい感じの雰囲気です。  ギターはキーマルセロ。すごくテクニカルな感じで音もしっかり作り上げるタイプなんでしょうね。個人的にはSteve VaiとかJoe Satrianiとかに似た雰囲気を感じます。  どうしても比べてしまいますが、ジョンノーラムはアンプ直でゴリゴリするのが好きな人なのかなとと思ってしまいます。それを考えるとEUROPEな雰囲気にはキーマルセロがとてもマッチしているかと。 最初から最後までキラキラしています All or Nothing 軽快なロックナンバー。やっぱり1曲目の印象でアルバムの方向性を想像します。LAメタルのようなリフでジョーイテンペストの歌い回しが少しこれまでとは異なっている。 Halfway to Heaven どこかで聞いたことあるようなイントロ。 Prisoners in Paradise 柔らかいディストーションギターのリードから始まるタイトル曲。この曲はEUROPEらしい。サビの歌がジョーイテンペストらしいというか良さが最も出ていると思います。 Break Free これはこのアルバムで一番好きな曲。でもボーナストラック扱い。なぜこれが本編でなかったのか。イントロのスリリングなギターがカッコ良い。

EUROPE / OUT OF THIS WORLD これはポップアルバムですね。

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さらにポップに  THE FINALCOUNTDOWNでポップな感じになったのがさらにポップに。  メジャーキーを多用したキラキラした音が目立ちます。  このアルバムからギターが変わり、その影響もあってアルバムの印象もかなり違う。  新しいギターはジョンノーラムとは雰囲気が違う、テクニカルなアプローチが多い感じ。このギターがポップな音作りにマッチしています。  ギターが変わって印象が変わったのもありますが、特に歌も大きく変わったように思います。完全に美声に振った歌い方でロックというよりはポップ歌手のような歌い方に。 この歌がこの曲には非常にマッチしていて、ギターの変更もありアルバム全体の完成度としては非常に高いと思います。  ただポップな感じになりすぎたのもあって、ジョーイテンペストのソロアルバムと言われても違和感がない・・・。 ソロアルバムのようですが 1曲目 アルバムの出だしから美声コーラスで始まる。このアルバムの方向性を意識づけるような。サビのメジャーキーのメロディが印象的。 2曲目 サビのメジャーキーメロディに乗ってメジャーキーのギターソロ。 3曲目 セルフカバー。より哀愁があって叙情的。 6曲目 昔のSEVEN DOORS HOTELに通じるようなアップテンポの曲。良い曲。 9曲目 ギターとキーボードのやり取りがカッコ良いな。 12曲目 ちょっと臭いけど泣きな感じ。