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Bon Jovi / Forever 期待するものとは違うけど

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 2024年 16枚目のアルバム。 前作が2020というアルバムでこのアルバムの流れがある気がします。感じたのはBonJoviというロックバンドのアルバムではなく、Jon Bon Joviのソロアルバムのような感じだと。やはりリッチーサンボラの存在感はいうものがな、楽曲のバランスやギターリフでグイグイくる感じがないなと専業ギタリストの存在の有無が大きいかなと感じます。 ただ1曲目 Legendaryなどキラーチューンと思われるものもありさすがメロディメーカーだなと。

Anvil / Metal on Metal スラッシュな名盤

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  1982年 Anvilの名盤。Anvilが映画化されて売れないバンドとして認知された気もしますが比較対象がスーパーバンドなだけでアルバムを聴くと普通にカッコ良い。Black Sabbath的な音の使い方のMetal on Metalからスタートして中盤のJackhammerやラストの666などのスラッシュメタルの走り的な雰囲気に展開。Metallicaなど他のバンドに影響を与えたってのがわかります。  当時はうまくムーブメントが作れなかったかもですが今聞くとしっかりカッコ良い名盤。

QUEENSRYCHE / Operation: Mindcrime II 前作と比べなければ

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  タイトル通りQUEENSRYCHEの名盤 Operation: Mindcrimeの後継。18年経っているので今更感はあります。前作は映画を見ているような次が気になる展開と尖った緊張感がありましたが、今回はどことなく落ち着いた感じ。音的にも例えば突き抜けるギターの音もなく淡々としている印象。前作にはあった透明感がない感じでラフな感じでまとめられている印象。  Geoff Tateの歌も演奏に合わせた気迫のようなものはなくリラックスした感じですが、変わらず伸びやかなヴォーカルでこちらは嬉しい。

Sammy Hager / Cosmic Universal Fashion 重めのパーティーロック

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  Sammy Hagerの2008年のソロアルバム。2000年を過ぎでもオリジナルアルバムを出してくれること自体すごいこと。  アルバム全体的には前に出ているのはギターよりもベースのリフ。弾けるパーティーロックではなく、重めのミドルテンポやマイナー調なコード進行。これにVOAが乗る。ちょっとダークな感じのパーティロック。  声や歌い方は変わらずにVOAな訳です。歌詞の入れ方やタイム感、曲に合わせた声質の変化など本当に上手い。

Richie Kotzen / Return of the Mother Head's Family Reunion 期待の1枚

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  名前の通り1994年のMother Head's Family Reunionの続き的アルバム。確かに通常のソロアルバムともMr.BigやPoisonなど他のバンドに加入した時の音とも異なる感じ。  ただMother Head's Family Reunionなのか、というとそこまで寄ってない感じ。当時よりは少しダークな印象でキラキラ感が少ない印象でReunionなりの変化があります。  一方で聴きどころのギターは変わらずテクニカル。長尺ソロは少ないですがコンパクトな中に詰め込まれる系。フィンガーピッキングの柔らかい音が心地よく入ってくる。

SLY & The Family Stone / There’s A Riot Goin’ On 暴動

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  1971年のアルバム。とにかく重くて暗い。純粋に音だけを聞くと隙間はあるし痩せた感じの音なのですが、その隙間から漏れてくるヴォーカル(と、いうかうめき声のような)が近づいちゃいけない感じを感じさせる怖さ。この独特な空気感が名盤と呼ばれる所以でしょうか。  一回聞いただけだと理解するのは難しい系のアルバムですがこの空気感は独特なのでこれが欲しい時にはこのアルバムを聴くしかない。

Queensryche / American Soldier らしいコンセプトアルバム

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  2009年、Queensrycheのアルバム。Operation Mindcrimeからの流れのあるコンセプトアルバム。全体的に暗くて重い感じなので抜ける感じがしない影響もあるかもですが、Queensrycheといえば期待するJeff Tate節的なヴォーカルが少ない気がします。  楽曲的には綺麗に出来上がったてよく寝られた感じで聞きどころもあります。ラス前のHome Againなんかは途中でヴォーカルが変わるアレンジがよく考えられてるなとベテランの重みを感じるところ。

Richie Kotzen / The Inner Galactic Fusion Experience ハイテクフュージョン

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  ソロ5作目、ハイテクフュージョンアルバム。基本的にはデビューアルバムからの方向性な感じでしょうか。冒頭の1曲目から変拍子の入ったテクニカルな曲。そこからアランホールズワース的な浮遊感あるフレーズなんかが入りつつ、最後はアコースティック。  フュージョン的な曲を集めたアウトテイク的な感じもあって楽曲的にキラーチューンが無かったりな感じはありますが、ハイテクギターを聴くアルバムとして。  

Bad Company / Straight Shooter アメリカ寄りのナイスな音

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  1975年 Bad Companyのセカンドアルバム。全体的にアメリカ寄りの渇いたバンドの音にねっとりしたヴォーカルがマッチした名盤。  アルバムとしては1曲目のGood Lovin' Gone Badのロックな雰囲気から2曲目のFeel Like Makin' Loveのミドルテンポのカントリーな雰囲気に変わる流れとポールロジャースの渋さが秀逸。

Whitesnake / Flesh&Blood ギターロックなアルバム

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  オリジナルとしては8年振り。前2作は悪くはないのですがいまいちキラーチューンもなく正直あまり印象がなかった感じ。(それ以前のアルバムがそれぞれ個性が大きすぎたのかもですが)  今回のアルバムは80年代のギターロックにより近くなった雰囲気。3曲目のShut up & Kiss meなんかなまさにそんな感じのの楽しさが出た曲。ツインギターを活かしてReb Beachのイントロリフと Joel Hoekstraのリード。間奏では逆にReb Beachのソロで締めでは十八番のタッピングフレーズ。  ヴォーカルはここ数枚のアルバム同じく張りはない感じですが、逆に頑張らない感じが自由なギターや全体的なロックな雰囲気に合っているので良い感じ。

Lou Reed / Sally Can't Dance 佳作だが

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  1974年のアルバム。前作のBerlinの影に隠れてしまった感もあるアルバム。共通なのは淡々として暗い。それが持ち味ではありますがダメな人はダメかも。  代表曲としてはKill Your Sonsでしょうか。淡々とした歌にヘヴィーなギター、曲の中心に長いギターリフ。そして暗い。ルーリードをイメージする要素がここに詰まった感じ。

Billy Joel / The Stranger 名盤

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  どこを切り取ってもシングル曲的ないうまでもない名盤。どこをとってもキラーなのですがあえて1曲あげると3曲目 Just The Way You areでしょうか。夜にでも聴きたいロマンチックな流れで美しさと優しさが溢れる感じ。Eric ClaptonのWonderful Tonightと同じ系統。  すごいのがマニア受けするフックとか仕掛けがあるわけではなくあくまでストレートでBilly Joelを知らない人が聞いても、普段あまり音楽を聞かない人が聞いても良い曲と感じるのではと思える点。

Bad Company / Desolation Angels カントリー的な雰囲気

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  Bad Companyの5thアルバム。ヨーロッパ的な音から一転、アメリカ的に変わった1枚。カントリー風な南部の感じがありつつもリズムはタイト。一部でテクノな雰囲気のビートが入っていたり。  このアルバムを象徴するのが1曲目のROCK 'N' ROLL FANTACY。ストレートなロックで安定した歌とタイトなリズム、テクノな音が聴ける曲。1st1、2ndが好きな方にとってはBad Companyでテクノはどうなの?的な感じもありますが気にならずに溶け込んでいる流石の曲。

Scorpions / Rock Believer デビュー50年でも変わらず

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  Scorpions 19枚目のアルバム。メンバー70歳を過ぎても変わらずにロックな音を出しているのがレジェンドな感じ。音的には80年代から90年代にかけてのアルバムの音、Crazy WorldやFace The Heatあたりのアルバムから雰囲気変わらず。初期のUli Jon Rothがいた頃の怪しさがある音からは変わっていますが、それ以降は同じ路線でどのアルバムを聴いても安心感満載。  曲としてはタイトル曲が代表曲でしょうか。サビのコーラスがスコーピオンズらしいハモリ。ギターとベースのユニゾンリズムもどことなくスコーピオンズ過去曲のリズムを感じる雰囲気でまさに50年の集大成な感じ。

Sheryl Crow / Tuesday Night Music Club ルーツにある落ち着いた音

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  1993年 Sheryl Crowのファーストアルバム。ルーツ的な雰囲気を感じるアルバムでどこかで聴いたような曲のように感じるのが逆に安心感ありなアルバム。アコースティックな弾き語りだったりカントリー調のロックだったり。ヴォーカルのテクニックというよりは柔らかな語りかけ調の歌が心地よく感じる1枚。こんな歌を聞くことができるのが9曲目のAll I Wanna Doでしょうか。歌や楽器、音など目新しい感じではないのですがうまくバランスが取れた1曲。  

Lou Reed / Berlin コンセプトアルバム名盤

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  Lou Reedの3rdアルバム。アルバム通して1つの物語になっておりとにかく暗く切ない。 一瞬ライブ音源だっけ?と思うタイトル曲からのオープニング。アルバム全体的に語り口調なヴォーカルがよく合っていて映画の回想シーンのようなイメージが並ぶ。前半5曲目まではロックな感じで迷いがありつつも希望や勢いがあり情景が浮かびますが、後半からはアコースティックでぐったり沈みます。歌詞が分からなくても何かぽっかりと穴が空いたような気分になる。

Heart / Desire Walks on 落ち着いたアルバム

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  全盛期のHeart、Bad Animals、Brigadeに続くアルバムですが音的には落ち着いた印象。キラキラ感ではなくゆったりとしたしっとり感。9曲目 WILL YOU BE THERE (IN THE MORNING)あたりはアルバムのイメージの曲でしょうか。サビの曲名を連呼するコーラスが伸びやかで印象的。デフレパード的な雰囲気ですが女性コーラスなのが柔らかい。  一方アップテンポなパワフルな曲としては2曲目のBLACK ON BLACK II。曲調としては80年代後半のユーロビートのようですがサビ部分のハイトーンがカッコ良い。

Gun's n' Roses / LIVE ERA '87-'93 スタジオ版よりも勢い

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  Gun's n' Rosesのライブ版。選曲的にはベストアルバム的になっている22曲で盛りだくさん。これだけで良いかもの2枚組。やっぱりロックバンドなのでロックな曲のライブ音源は良い感じです。Use Your Illusiionの大曲バラードは悪くないのですがライブよりもスタジオ版の方がしっくりしますが、ドライブ感のあるYou Could be Mineなどもドライブ感がたっぷり。何よりAppetite for Distructionの曲は全体的に攻撃的でこれぞロックバンドな感じ。

Led Zeppelin / The Song Remains The Same やっぱりドラム

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  Led Zeppelinのサウンドトラックなのかライブアルバムなのかわかりませんが、スタジオ版よりもドラムの迫力と重量感が増していてよりドラムの存在感の大きさを感じることができる1枚。1曲目のRock and Rollは少しテンポを落としてズンズン迫る感じが緊張感が出る。あとはMoby Dickもドラムを聴くには嬉しい選曲。

Cyndi Lauper / Hat Full of The Stars 地味な名盤

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  1993年の4thアルバム。初期のキラキラ感がなくなって落ち着いた雰囲気でちょっと地味に感じるかもですが、落ち着いた感じで歌にマッチした感じもします。雰囲気があるのは6曲目のSally's Pigeons。楽曲的にフックはないのですがゆったりしたテンポの中で張る声がしっかり聞きたい。ラストのタイトル曲もTrue Colors的な切なさ感じる名バラード。

HUMBLE PIE / ROCK ON 骨太ロック

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  1971年、HUMBLE PIEの4thアルバム。70年代に入りすっかり骨太なハードロックになったアルバム。1曲目のShine onからうねるベースとちょっと特徴ある歌メロが印象的なロック。サビのメジャーキーのコーラスがカッコ良い。また一方で3曲目 79th And Sunsetのようなほのぼのした感じの曲もあったりしますが全体的にはハード路線で次作のSmokin'に繋がる流れかと。