言うまでもなく
最大のヒット作。
前作のSlide it inでイギリス風からアメリカ風に移行する感じがありましたが、それが完全にアメリカ市場に。
初期WSは小さいバーでウィスキーでも飲みながら聴く感じでしたが、このアルバムからは完全にスタジアムで聴く感じに。音が派手で広がり感のある音。ギターもディレイなどを効果的に使って壮大な感じになっています。
ギターも当時のメタルらしく5弦、6弦のルート音を挟みながらのリフが多くJCM800系の音でゴリゴリいう感じ。そこにハイトーンなヴォーカルとテクニカルなギターソロが乗る感じ。
楽曲も揃っていて捨て曲はありませんしアルバムとしても構成もよく、最後まで一気に聞けるアルバム。
1曲目のCrying in The RainはSaints & Sinnersからのセルフカバー。豪華なドラムとギターで派手に仕上がっています。2曲目のBadBoysはジョンサイクスが好きな感じなんでしょううね。このスタイルのリフはジョンサイクスのソロアルバムなどでもよく聞きます。ギターソロのツインリードがカッコ良い。
3曲目Still of The Night。Led Zeppelinのようだと色々言われていたのですが間奏のクールダウンする雰囲気からギターソロ、最後の後奏に至る盛り上がりが最高にカッコ良い。アルバムとしては3曲目までで一気に盛り上げ。
4曲目はHere I Go Againは1曲目と同じくセルフカバー。これはソロがエイドリアンヴァンデンバーグ。メロディアスなソロがカッコ良い。
5曲目Give me All Your Loveは珍しくシャッフルリズム。
6曲目のIs This Love、これはデビカバの良さが一番出ているかと思います。低音で音圧のある歌いかた。ハイトーンを絞り出すよりもしっとりした歌の方がマッチしているかと。アルバムの中盤は少し中休み的に。
7曲目Children of The Night、8曲目Straight for The Heartはノリノリで盛り上げて一気に最後まで。
ラストのDon't Turn Awayでは少し寂しげに終わってゆきます。
これは一般常識的に聞いておくべきアルバム。
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