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Bon Jovi / Forever 期待するものとは違うけど

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 2024年 16枚目のアルバム。 前作が2020というアルバムでこのアルバムの流れがある気がします。感じたのはBonJoviというロックバンドのアルバムではなく、Jon Bon Joviのソロアルバムのような感じだと。やはりリッチーサンボラの存在感はいうものがな、楽曲のバランスやギターリフでグイグイくる感じがないなと専業ギタリストの存在の有無が大きいかなと感じます。 ただ1曲目 Legendaryなどキラーチューンと思われるものもありさすがメロディメーカーだなと。

Johnny Winter / Hey Where's Your Brother? ご機嫌ブルーズ

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  1992年 乗っている時期のJohnny Winter。前作のLet Me Inと同じ系統の全体的にアップテンポな感じのご機嫌なアルバム。 1曲目のJohnny Guiterからご機嫌なギター。曲のメインでの巻弦の単音リフがカッコ良い。ギタリストはみんな大好きでやりたがるであろうフレーズ。すごいのはどの曲もギターソロが長いのですがその中でブルーズフレーズが途切れることなく出てくること。普通であればロングトーンを挟みながら次を考えたりするかなと思いますが、とにかく休みなくフレーズ連発ってのがすごい。

Kate Bush / Lionheart 短期間ながら

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  1978年 Kate Bushのセカンド。この時代にはよくある感じの前作の勢いに乗って短い期間で制作した(制作させられた?)セカンド。短期間であっても怪しい歌は健在。妖艶な世界観が溢れるアルバム。どの曲も声色を変えて変幻豊かに表現しますが、特徴的に感じたのは3曲目のWOW。WOWの歌詞のところの最後が違う表情になっていて面白い。  有名でキャッチーなのは前作ですがこちらも良い感じ。

Kate Bush / The Kick Inside 天使と小悪魔

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  Kate Bushの1stアルバム。アルバムを通したときの最初から最後まで流れるような構成、世界観が素晴らしい。 David BowieのZiggy StardustとかRainbowのRisingとかに並ぶ1枚な気がします。そしてその世界観を体現する歌が聴きどころ。さまざまな歌い方で邦題の通り天使なのか小悪魔なのか。バックの音がシンプルなだけに余計に歌が際立つ。キラーチューンはやはり有名なWuthering Heightsか。

Humble Pie / As Safe As Yesterday is 強いベース

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  1969年 Humble Pieのファーストアルバム。ブルーズロックの太いサウンド。何よりベースとドラムだけで良いのでは?と思えるベースの存在感。1曲目のDesperationからベースラインが曲のメインリフのような感じでカッコ良き。また9曲目のA Nifty Little Number Like Youは後半アグレッシブに盛り上がってゆくのがロックな感じ。ドラムが走って行くのがロックドラムを感じる。 そして共通でソウルフルなヴォーカルとクリーンなギターリフで70年代のロックな時代の屋台骨を支えるような存在。

The Kinks / Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire) 名盤

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  1969年 Kinksの8枚目。同じ頃Led ZeppelinやBeatlesなど名盤が多かったですが、Kinksも劣らずに名盤。比べられるのはThe WhoのTommyですがそれよりもポップでまとまっている印象。パンク的なロックからカントリー調のしっとりした曲まで曲順も含めて完璧に並ぶ1枚。  KinksといえばYou Really Got Meがキラーチューンなイメージですがアルバム単位で捉えて聞いてほしい。

Vandenberg SIN あの頃のWS

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  2023年 Vandenbergのアルバム。初期の3枚のカラッとした雰囲気はなく、復活後のじめっとしたWhotesnake風味な感じです。前作とはヴォーカルも変わりデビカバな風味は少し抜けてダークな感じになっていますが楽曲が圧倒的にSlip of the Tongueあたりのイメージ。やっぱり80年台のWSはエイドリアンが作った感じがよくわかります。  今風の欧州HM的な楽曲にキャッチーなギターリフ、初期のVandenberg的なフレーズも聞けたりしてギターが満足な1枚。

QUIET RIOT / QUIET RIOT II ランディの変化

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  QUIET RIOT のセカンド。正直ファーストと並んでランディローズのファン向けのアルバムかなと思いますが、ギターを聞き比べるとBlizzard of Ozzに向かった変化がよくわかります。ファーストのギターは正直別人のようでしたが、セカンドでは「あの」ギターが何となく聞こえてきます。2曲目のYou Drive me Crazyや6曲目のKiller GirlなどでBlizzard of Ozzに向かっている変化の過程が聞けます。

QUIET RIOT / QUIET RIOT 時代を感じる音

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  QUIET RIOTのファーストアルバム。ランディローズが在籍していた頃の音源。ランディローズが在籍していなければ注目されていないであろうアルバムで全体の音的に、曲的にも80年前後のアマチュアな感じが。期待のランディローズのギターもそれほど目立ったプレーはなく、それ以降のアルバムとは別人のよう。とは言いながらもやっぱり言い難い魅力があって何となく聞いてしまう。

Extreme / Six 懐かしいかどうかはあるが嬉しい1枚

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  Extremeの6枚目。前作のSaudades de Rockから15年、よく聞いたPornograffittiとかIII Sides to  Every Storyから30年以上も経っているわけで、この頃の音を期待すると今作の重心低めで2000年前後のオルタナ系のような雰囲気はちょっと違うかも。  今回カッコ良いのはゲイリーシェローンのヴォーカル。これまでもメロディラインやコーラスは特徴があったのですが、今回特に高低差がはっきりしたしっかりヴォーカル。それでいて変に目立つこともなくしっかり楽曲に馴染んでいるセンスが流石と。

Graham Bonnet / Here Come The Night ポップスカバー

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 1991年 4枚目のソロアルバム。期待するHR/HMではなくポップス系のカバーアルバム。本人がHR/HM系は好きではないというのは有名な話でソロアルバムはポップス志向がこれまでも強い。ただこのアルバムはカバー元のオリジナルもあまり馴染みがなくまた楽曲のアレンジも余る面白くない。特にキーボードがつまらないというか安っぽい感じに上がっているのが何とも。

GRAHAM BONNET / GRAHAM BONNET HR/HMではないがパワフルな歌

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  1977年 Graham Bonnetのソロアルバム。ボブディラン等のカバー曲が並んだポップスアルバム。とはいえパワフルなヴォーカルはRainbowのイメージ。2曲目のキャロルキングのカバー Will You Love Me Tomorrowではサビのコーラスの間から出てくるメインヴォーカルがカッコ良い(楽曲のイメージにあっているかは微妙だが)。オリジナルは4曲目のWino Song。何となくSINCE YOU BEEN GONEに近いポップな雰囲気。

Graham Bonnet / LINE UP ハードロックなメンバーでハードロックではない

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  Graham Bonnetの1981年のアルバム。Rainbowを抜けた後に元々の好きな音楽を歌った感じ。もともとポップスシンガーだったのがわかる曲調。バンドのメンバーがハードロックな方達なのにそれ系は1曲目のNight Gamesだけでしょうか。  やはり改めて思うのは歌の上手さ。RainbowやMSGなどHR/HM系だと血管切れそうなハイトーンが注目でしたがこのアルバムはそれほど高くない音域で柔らかに歌う感じが染み入る。HR/HMを期待する人には物足りないかもですが歌の幅を聞く1枚。

The Police / Synchronicity 古き良き80年代

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  Policeの5枚目アルバム。80年代のワクワク感が詰まったアルバム。  Policeといえば80年代に知らずに聴いていたあの曲やこの曲を想像してこのアルバムを聴きましたが最初はちょっとショックな感じでした。Synchronicityから始まる前半はなんとも難解というか良さが理解できずに戸惑う。そしてEvery Breath You Takeから始まる後半のベストヒットUSAな雰囲気で安堵。最初は不安と安心でしたが、そのうちに前半の良さがわかってくると安心だけになる名盤。  

Rush / Hemispheres 2112からの大作

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  Rush 6thアルバム。2112から続くプログレらしい大作主体のアルバム。このアルバムのメインは前作ラスト曲から続く1曲目 Cygnus X-1 Book IIでしょうか。18分の長尺でシンセサイザーはあまり入らずギターロックな感じでカッコ良い。単に短いリフを並べただけでない自然な展開になっているのが長尺を感じさせない素晴らしさ。  ラスト曲のLa Villa Strangiatoはプログレっぽいインストの大曲。こちらもシンセサイザーは高価的に使いつつもトリオがメインのハードでテクニカルな曲。

David Bowie / Scary Monsters プログレっぽい音

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  1980年、David Bowieの14枚目。アルバムによって方向性やキャラが大きく異なりますが、このアルバムはプログレの音使い。1曲目のIt's No Gameではバッキングの音やラストの音使いがKing Crimsonの21世紀の精神異常者を思い出させるような感じ。このスケールアウトした音にちょっと調子外れたテンション高い歌が乗るってのがカッコ良い。  2曲目以降は普通の8ビートロックな曲も並びます。曲としては普通な感じですが、バッキングやオブリガードがどうしてもKing Crimsonイメージでテンションまとまり。

CULT TS808 1980 #1 Cloning mod レビュー

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 TSモデファイ  1980年のTS808を再現したCULTのモデファイ。 (見た目は通常のTS808とほぼ同じ)  TSやTS系と呼ばれるペダルは数多くあります。本家TSも多数のバリエーションがありますがモデファイも多数存在。  歪みを多くしたものやレンジを広くしたもの、抜けをよくしたものなど多数あってどれが良いのか迷うところ。  多数あるモデファイの中でもCULTのモデファイは1980年のとある個体をコピーしたもの。 音の違い  通常のTS808とは全く異なります。 (見た目の違いはこのステッカー)  通常の808と比べると明らかに低音と高音の出方が違います。  TSで想像するよなミドル集中な感じは薄く、どっしりした低音と綺麗が高音が混ざって出てくる感じ。コンプレッション感も少ない感じもありストラトに繋ぐとSRVな感じが。  TSは強目のコンプレッションとミドル集中で雑に弾いても上手く丸めてくれる感じが良いところもありましたが(常に同じ音になる安心感)、こちらは弾き方で倍音のノリも変わってくる感じなのでより腕が試される感じがしました。  通常の808より音の立体感が強く出てバンドの中でもしっかり存在感が出てくるペダル。  ちょっと高価なペダルですが1台持っておくと何かと使えるペダル。  

Stryper / Murder By Pride 再結成後

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  Stryoerの7thアルバム。再結成後の2枚目。 前作Rebornの時にも感じましたが、To Hell with the Devilあたりの全盛期とは異なると。全体的には美ハーモニーが少なくダークな感じでヴォーカルは従来同様ではあるもののアレンジが違うので雰囲気が異なります。1曲目のEclipse for the Sonでは何となく90年くらいの邦楽っぽいアレンジが聞こえてきます。これはこれでカッコ良いのですがやはり期待するものとの違いはあるかなと。

Budgie / Bandolier しっかり個性主張

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  1975年、Budgieの5枚目アルバム。Budgieで有名なのは前作In For The Killとさらにその前のNever Turn Back on a Friend。この2枚に比べると多少地味なところもありますがBudgieのゴリゴリしたベースとネジが飛んでいるかと思われるようなヴォーカルはそのまま。  1曲目のBreaking All The House Rulesのイントロが始まった瞬間の掴みはバッチリ。テンポよく進んでラストには大曲。  ギターリフや展開がMetallicaのそれらによく似ている感じがしますね。MetallicaやIron Maiden以前からやってたってのがすごい。

The Dead Daisies / Radiance グレンヒューズ加入の2枚目

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  2022年、グレンヒューズ加入の2枚目。前作は加入にひっくりでかつ名盤だったので次も期待の1枚。音は前作と同様に70年代ハードロックは雰囲気。ミドルテンポが多かったりちょっと地味な感じもありますがヴォーカルが熱い。 1曲目のFace Your Fearではギターとの絡むヴォーカルがカッコ良いし、3曲目のShine onではメロディアスでソフトな入りですが、サビに向かうところの盛り上がりは圧倒的。ギターも良いのですがやっぱりヴォーカルのアルバムか。

Revolution Saints / Eagle Flight 可もなく不可もなく

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  Revolution Saints の4枚目。スーパートリオなのですが3人中2人が交代。今回はJeff PilsonとJoel Hoekstra。言うまでもなく有名な人からこれも言うまでもなく有名な人に変わったわけですが、音の出来は大きく変わりこれまでの派手な感じはなく少し地味でダークな感じに。  どれも良い曲、良いメロディで聞きやすい感じなのでキラーチューンがない感じが残念なところですがギターは聴きどころ。これまでのようなギターヒーロー的な目立ち方は少ないものの職人的に押さえるところを押さえているのがカッコ良い。

WINGER / SEVEN 2000年代のWINGERの音

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  WINGERの7枚目。3rdまでと4th以降で雰囲気が大きく変わったと思いますが、こちらは4th以降のそれ。元々単なるロックには難解なプレーや構成がカッコ良かったWINGERはそのままにソリッドで少しダークな感じに変わったのが4th以降。  今回のアルバムも1曲目のProud Desperadoから3曲目のTears of Bloodあたりまでの流れはまさに4th以降の音。コード進行も3rdまでだったらメジャーコードに変わるところが4th以降はマイナーコードだったりギターは2弦、3弦の同じリフを弾きながらバックのコードが変わってゆくとか。  前作から10年待った甲斐のあるメロディックでドラマチックな満足なアルバム。

小田和正 / あの日あの時 お得感強い

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  オフコースからソロまでのオールタイムベスト。3枚組で曲数盛りだくさん。とりあえず買っておけば名曲沢山のお得感強いアルバム。  DISC1がオフコースの曲のセルフカバー。これが結構雰囲気違うのでオリジナルに思い入れのあるがあるひとは感想違うかもですが、今風になっていたりで聞きやすい印象。透明感のあるヴォーカルを前面に出した楽曲が安心感。

Scorpions / EYE II EYE とても地味

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  1999年 Scorpionsのアルバム。メタルなギターリフを期待するとちょっと違う感じに。ギターサウンドよりもコンピューターサウンドが印象的なポップなアルバム。  そんな中でも全体的にメロの作り方と歌唱は流石。3曲目Obsessionあたりは名バラード。個人的にはStill Loving Youにも負けない感じかなと。

The Dead Daisies / Burn it Down ヘヴィーロック

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  Daed Daisiesの4枚目。70年代的な音をヘヴィーに仕上げた感じで前作と比べると華は少ないかも。前作の1曲目 Long Way to Goのようなイケイケでパーティーな感じは薄く地味な感じもします。今回の1曲目はヘヴィーなギターとユニゾンの決めが印象的なイントロ。それにダーティーなヴォーカルが良い感じ。歌的には前作より今作の方が合うのかなと思ったり。  賛否は分かれるかもですがRolling Stonesのカバーもカッコ良い。

Iron Maiden / The Number of The Beast 名盤

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  Iron Maidenの3枚目。ヴォーカルが代わりバンクな感じからよりメタリックな感じに変わった1枚。ちょっと調子外れな感じだが自信満々が感じのヴォーカルが印象的な曲も多い感じ。6曲目のRun to The Hillのサビはまさにそんな感じが素晴らしい。ピッチだけがあったヴォーカルだと曲の勢いが死んでいた気もします。  キラーチューンは5曲目のタイトル曲。言わずもがなの代表曲。聖者の行進的なイントロにうまい具合にユニゾンになったヴォーカルがカッコ良い。

Stevie Salas Colorcode / Set it on Blast!! ファンキーなギターロック

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  2009年 Colorcode名義でのアルバム。期待する通りのファンクなギターロックが嬉しい。意外なのはマッドソーラム。Guns N' Rosesのイメージとは遠いけど意外な繋がり。  アルバムとして期待されているであろうファンクでソウルな感じなのはタイトル曲。バキバキしたベースが期待通り。そこにエレキギターの絡みは最高にカッコ良い感じ。