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10月, 2017の投稿を表示しています

Bon Jovi / Forever 期待するものとは違うけど

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 2024年 16枚目のアルバム。 前作が2020というアルバムでこのアルバムの流れがある気がします。感じたのはBonJoviというロックバンドのアルバムではなく、Jon Bon Joviのソロアルバムのような感じだと。やはりリッチーサンボラの存在感はいうものがな、楽曲のバランスやギターリフでグイグイくる感じがないなと専業ギタリストの存在の有無が大きいかなと感じます。 ただ1曲目 Legendaryなどキラーチューンと思われるものもありさすがメロディメーカーだなと。

Megadeth / CRYPTIC WRITINGS 大衆化した1枚

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良い意味で大衆化  メガデスといえば初期はアングラ、攻撃的、退廃的な感じで決して一般的な感じではない雰囲気(売れている、売れていないではなく)がありましたが、前作、このアルバムくらいから一般化、大衆化したように思います。退廃的な感じや知的なインテクテュアルスラッシュメタルな感じから、普通のメタルに変わっていったというか。。。  普通のメタル風になったといってもメガデスと言える新しいポイントが出てきているのが素晴らしい。  1曲目のTrustのイントロ。ドラム、静かに入るベース、そこにギターが入ってくる組み立てが素晴らしくメガデスな感じ。スピード感のある狂気な雰囲気とは違うメガデスらしさを聞けるのは良いアルバム。

Megadeth / YOUTHANASIA 落ち着いた1枚

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安定期  初期の狂気な雰囲気、Rest in Peace、Countdown to Extinctionの知的な感じ、この流れを経て安定した雰囲気。  初期の雰囲気を求める人にはちょっと物足りない感じもあるかもです。  ミドルテンポが中心で、音も鋼鉄感や冷たい感じがなく温かい雰囲気すら感じます。  2曲目のTrain of ConsequencesはPanteraのようなリフにLAメタル的な歌メロが載った曲。これまでのメガデス的な感じとはちょっと違うかもですがリフがカッコ良い今風メガデスの名曲。  4曲目のA Tout Le Mondeもスローテンポで昔風メガデスではない曲。ゆったりした横乗りの雰囲気がこれまでにはない一味違った感じに。後半のツインリードも楽曲を締める感じでカッコ良い。

Megadeth / So Far, So Good... So What! パンク風な名盤

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パンク風な名盤  メガデスの3枚目。    全体的に狂気な感じがします。デイブムステインのギターが弾きまくっているというか組み立てを考えているというよりは指が勝手に動いている的な。  バッキング、リズムもどんどん速くなってゆくような雰囲気で曲全体、アルバム全体がカオスな雰囲気になっている感じ。破壊的というか退廃的というか。  これまでの2枚を延長させて壊れる寸前な感じ。不安定な感じ。  象徴的なのが2曲目のSet The World Afire。鋭いギター、ドラムの連打に続く狂気的なギターリフ。リフがいくつも展開してゆく感じがインテクテュアルスラッシュ。

Megadeth / PEACE SELLS ...BUT WHO'S BUYING?  疾走スラッシュ

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疾走系  このアルバム全体が疾走系。  複雑に絡み合うギターリフ。疾走系ですが単調ではなくちょっと捻ってあるのがメガデス風。  1曲目のWAKE UP DEADから凄まじく練られた感じのリフ。これを聞いていてメガデスの特徴だと感じたのがイントロが長い・・・。ただそれを長いと感じさせないリフ展開が素晴らしい。  5曲目のGOOD MOURNING / BLACK FRIDAYはメガデス風の様式美。冷たい感じのアルペジオからテンポが上がって最後は疾走系。この冷たい金属的なアルペジオもメガデス風な感じ。  RIOT的なツインギターも良いのですが、メガデス風のツインギターってのも聞き応えがあって良い感じ。

Megadeth / KILLING IS MY BUSINESS .. スラッシュの名盤

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スラッシュの名盤  85年のメガデスのファースト。  メガデスを聴く上でこれは外せないアルバム。  練られたギターリフと複雑な曲展開でインテレクチュアルスラッシュメタルの原型といって良いかと。メガデスの売りってザクザクしたギターリフと独特なリズムパターンだと思うのです。ファーストからその原型があるのは素晴らしい。  1曲目のLast Rites / Loved to Dethのイントロからメガデス的な曲展開。  メガデスの生い立ち上どうしてもメタリカと比べられますが、メタリカから離れて良かったと思います。

RIOT / UNLEASH THE FIRE 復活

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復活  前作リリースでバンドの中心メンバーのマークリアリが亡くなりバンド自体もそのまま解散になると思っていましたが、なんと奇跡の復活。  しかも前作を上回る評判。  確信的なのでしょうか。ThunderSteelにあった歌メロを活用したりWarriorなどのキーワードを多数入れる、ジャケットにもアザラシを・・・。これまでのRIOTの集大成的な雰囲気を出してます。  新ヴォーカルのハイトーンや新ギタリストとのツインリードと確信的な過去の印象づけを裏切らない出来。

RIOT / IMMORTAL SOUL 名盤のメンバー

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発売当時  話題になりました。  名盤ThunderSteelの時のメンバーが再集結と。  往年のパワーメタル感と年季の入った円熟具合はうまく融合していて良いアルバム。  リズム隊の前に出る感じのパワフルな音もぐいぐい来ますし、ヴォーカルのトニームーアも良い感じ。  特にヴォーカルは自然な感じになって表現力が増した気がします。  アルバムのどこを切ってもRIOTファンが求める鋼鉄な音が聞こえてくる名盤、そしてマークリアリの遺作。

RIOT / ARMY OF ONE 円熟の感じ

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脱B級  RIOTというとちょっとマニア向けというかB級な感じがあったような気がします。  哀愁、疾走感、分かりやすさが売りなのですが、万人受けではないというか、ロック好きマニア向けのバンドというか。  しかしこのアルバムでは脱B級になったように思います。  全体的にスピードチューンが少なくポップな印象がありますが、過去のRIOTの遺伝子は引き継がれていますし、何よりヴォーカルが良くなった感じがあります。  骨太の楽器隊の上で、存在感あるヴォーカルが締めている感じが出ています。  どちらかというとヴォーカルの存在感が多少弱かった気もします。ThunderSteelもハイトーンばかりが評判で一本調子の歌にシンガーとしての存在感はそれほど高くなかったような。  これがこのアルバムのマイクディメオは俄然バンドの顔になった感じ。

RIOT / THROUGH THE STORM ブルージーな

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ブルージーな  RIOTの12枚目、2002年のオリジナルアルバム。  パワーメタル感がなくなり、ハードロック感、もしくはブルージーな感じが出ているアルバム。   RIOTに何を求めるかで変わるのでしょうが、ThunderSteelを求めている人にはパワーのあるリズム隊が足りないでしょうし、The Brethren of The Log Houseのようなコンセプトアルバムを求める人にはまとまりがないかもです。  RIOTに哀愁を求める人にはうってつけかも。1曲目のTurn The Tableでは前半抑えてサビで一気に出てくるマイクディメオのヴォーカルが良い具合にはまっていると思いますし、ギターソロも味わい深い。

RIOT / SONS OF SOCIETY アザラシ復活

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アザラシ  11枚目のフルアルバム。  アザラシが復活。  バンドの演奏も安定していてカッコ良いのですが何枚かのコンセプトアルバム以降オリジナリティを失ってしまったようにも思います。  疾走感・哀愁メロディ・分かりやすさはあるのですが、初期の頃も危なっかしさがなくなったというか。  ゲイリームーア的だったりレインボー的だったりとうまいコピーバンドのような気もしなくない感じです。  

RIOT / INISHMORE アイリッシュ民謡的な

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コンセプトアルバム  アイルランドの大飢饉をコンセプトにしたアルバムとか。  コンセプトアルバムってアルバム自体に統一感があって映画のように最後まで聴きやすくて良い感じ。  アイルランドのコンセプトってだけあって、ゲイリムーア的な哀愁メロディが多数出てきます。  とは言いつつも冒頭のAngel Eyesなど過去のThunderSteelを彷彿させるような勢い。この手の曲も変わらずにグイグイきます。  アルバムのハイライトとしては最後のIrish Trilogyの3曲でしょうか。悲しくで切ない感じがよくわかる曲。

RIOT / THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE バランスの良いアルバム

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バランスの整った  ネイティブアメリカンをコンセプトにしたアルバム。  このアルバムは各曲、それにアルバム全体の構成が素晴らしく最後まで飽きずに聞けるRIOTの疾走感・哀愁・わかりやすさが詰まったアルバム。  オープニングのGlory Callingはやはり安心感のある疾走系。ハードロックの王道のような感じでグイグイくる感じ。  その後の哀愁メロディで盛り上げた後にバラードのRAIN。これはRIOTには珍しく?秀逸。あまりバラード系が得意なバンドではないと思われがちですが聴く価値あり。  SANTA MARIAもスパニッシュな感じを入れつつの叙情的な曲。  最後の盛り上がりにはHOLY LAND。ストレートな8ビートですがサビのメロディがカッコ良い。

RIOT / NIGHTBREAKER 正統派なハードロックに

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ヴォーカル交代  ヴォーカルがキーボードを担当していたマイクディメオに。  金属的なハイトーンがなくなり、その分センスの良い歌メロを聴かせるようになったと思います。  ミディアムテンポでサビのメロディが印象的なSoldier。この曲が1曲目ってのが前作とは違うということを印象付けているかと。  カバー曲が入っていてオリジナル曲が間に合わなかったのかなとも思いますが、A Whinter Shade of Paleなんかは歌メロがしっかり歌えるからこその曲。  セルフカバーのOutlawも歌がカッコ良い。  またツインリードのギターも印象的。特にカバー曲のBurnは間奏でのツインギターのからみがカッコ良い。  改めて書くとカバー曲ばかりか・・・。

RIOT / The Privilege Of Power コンセプトアルバム

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実験的な  正統派パワーメタルからホーンセクションが入った実験的な音に。  SEも多数入りコンセプトアルバム的に。  象徴的なのが1曲目のOn Your  Knees。  SEで始まりタイトなリズム。ラジオ放送のようなSEのバックでテクニカルなユニゾン。  2分過ぎから本編が開始。パワーメタルなリズムにホーンセクションのキメが入りつつハイトーンヴォーカル。  ホーンセクションってのがメタルに似合うかどうかってのが議題になりますが、すっきりと自然に聞けるアレンジと思います。これはこれでアリだなと。

RIOT / THUNDERSTEEL 正統派パワーメタル

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メンバー一新  前作のBorn in Americaで一旦解散、その4年後にメンバーを一新し再結成。  ポイントはヴォーカルのトニームーア。  とにかくハイトーンで伸びのある声。1曲目のThunderSteelの畳み掛けるようなギターのイントロリフからハイテンポな8ビート。そこに素っ頓狂なハイトーン。最初に聞いた時にはズッコケたくらい。  ドラムもツーバスにおかずも多く、それでいてハイテンポを引っ張れるってのはパワーメタルな感じです。  ギターの音もミドルに寄った音で心地が良い。歪みが低くても伸びがあって良い音。この音で教則本の練習曲とも言えそうなギターソロを弾いてゆくあたりがカッコ良い。

RIOT / BORN IN AMERICA 地味

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前作に続き  レットフォレスターのヴォーカル。  よりブルージーで疾走感、哀愁メロディが薄くなりちょっとRIOT感が少なくなった作品。  地味ですが楽曲的には耳に残るものもありもっと評価されても良いアルバムかなと思います。  Wing of Fireでは北欧メタルっぽい雰囲気が聞けますし、リフが耳に残るRunnning of The Law。RIOTらしい哀愁な雰囲気のYou Burn in Meなど。

RIOT / RESTLESS BREED ヴォーカル交代

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ヴォーカル交代  RIOTの4枚目  初期RIOTの音が完成した前作に比べると、疾走感や哀愁メロディが多少減っているかなと。  その一因なのがヴォーカル交代でしょうか。ガイスペランザからレットフォリスターに。  声質は似ていますが多少ラフな感じに歌うのでパワーメタル感ではなくブルージーな感じに聞こえます。  ヴォーカルがラフな分ギターが前に出ていて、ギターリフによる攻撃的な感じがよく出ています。  Hard Lovin' Manはリフが中心、When I was Youngではツインリードが印象的で共にグサグサくる感じ。  初のバラードがあるのも特筆な点か。

RIOT / FIRE DOWN UNDER パワーメタルへ

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80年  80年代に入りこれまでのストレートなハードロックからよりアグレッシブで、今風に言うとパワーメタルな感じになってきたアルバム。  これまでの疾走感、哀愁メロディ、分かりやすい構成がさらに前に出て、そこに力強さが加わった感じの初期RIOTの傑作。  冒頭のSwords and Tequilaからグイグイと。それほど速いわけではないのですがオールダウンピッキングでくる8ビート、単純なメロディに味わいが。  続くFIRE DOWN UNDERはイントロのギターリフがカッコ良い。イントロのリフに載ってヴォーカルのガイスペランザが「Fire〜、Down Under〜」ってのがカッコ良い。

RIOT / NARITA ダサいジャケットで話題か?

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ジャケット  ダサいジャケットのランキング的な企画があると、YngwieのTrilogyとともに常連に入るRIOTのセカンド。音はカッコ良いのですが・・・。  ファーストの疾走感・哀愁メロディ・分かりやすい構成のRIOTなイメージをそのまま継続したセカンド。    キラーチューンはNARITAとROAD RACIN'でしょうか。  ともに緊張感があります。ドラムの詰め込んだ感じのリズム。一瞬でも迷いがあると崩壊する的な緊張感に綱渡り的なギターが載ると。テクニック的に余裕がある感じでないので余計に出る緊張感でしょうか。

RIOT / Rock City 疾走感

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疾走感  RIOTといえば疾走感でしょうか。  いかにもロック的なアップテンポに日本人ウケするメロディな感じ、そこに起承転結がある感じのわかりやすい構成。  80年前後って似た音のバンドが多いのでしょうか、NWOBHM的な感じもします。    このアルバムのキラーチューンはWarrior。今聞くと多少古臭い感じもしますが、疾走感・哀愁メロディ・分かりやすい構成と、RIOTをイメージづけた1曲って感じでしょうか。  今風に言うとメロスピの走りな感じも。  サビのメロディが印象的でロックアンセム的な中にレスポールの重心低めな音が絡んできます。

Jimi Hendrix / People,Hell&Angels 新作

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40年後の新作  何枚か晩年録音していた音源がリリースされていますが、これもその1枚。  完全な新曲というわけでもないのですが、アレンジや音が異なるので新作といっても良いくらいのもの。  このアルバムは他のアルバムと比べてもとにかく音が生々しい。技術の進歩なんでしょうか。ギターのフレットに擦れる音まで聞こえてきそうな。  Easy Bluesではジミヘン的なブルーズで繊細なギターの音が聞けるしギター以外のインタープレイもすごい感じ。  Let Me Move Youではファンクなギター。

Jimi Hendrix / Valley of Neptune 未発表スタジオ音源

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未発表スタジオ音源  68年から69年に録音されたデモ的な音源を集めたアルバム。と、言っても未発表曲はValley of Neptuneで他は別バージョンのデモ的な音源。  Valley of Neptuneはソウルフルな音でElectric Ladylandの頃を彷彿させるような音。この頃のジミヘンの志向を感じる曲。  既存曲のデモ音源もなかなか面白い。  1曲目のStone FreeはあのStone Freeとは違う。Are You Experienced?のStone Freeを想像して聞くとちょっとずっこけるというかつまづく感じが。リズムやアレンジが全く異なりソリッドでよりタメが効いたファンクな感じ。  これは慣れるとクセになる。

Tribute to Jimi Hendrix: Power of Soul 面白いトリビュート

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聞いていて面白いトリビュート  豪華なメンバーのトリビュート。オリジナルを各自の個性でアレンジしている感じが聞いていて楽しい。  面白いのは6曲目 Earth Wind & FireのVoodoo Child ( Slight Return)。さわやかなコーラスにホーンが入っていかにもEWFな雰囲気。Voodooな感じは全くなく別の曲になっていますが思いもよらないカバー感があって楽しい。  14曲目のChaka khanのLittle Wingも良い感じに別の曲感があり。高音の伸びるヴォーカルが楽しめる。エモーショナルで少し悲しげな感じが良いアレンジ。

Jimi Hendrix / Live at Woodstock ジミヘンといえば

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ジミヘンといえば  このライブでしょうか。  特にDisc2のStar Spangled Bannerでのフィードバックをコントロールしつつの演奏が聴きどころ。それまでのダレたけだるい雰囲気がグッとシャープな雰囲気に変わってゆくのがわかります。  そこからPurple Hazeにつながるあたりが最高の出来。  全体的には持ち時間を考えないライブな感じでしょうか。弾きまくりのジャムセッション的になっていてVoodoo Child(Slight Return)なんて13分もの時間。  Spanish Castle Magicもテンション高く聞き応えあり。

Jimi Hendrix / BBC Sessions Radio Oneと重複しますが

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聴きどころの多いスタジオライブ  安定のBBC Sessionsシリーズ。Led ZeppelinやCREAMなどの他のシリーズも良い感じのアルバムが多いです。  そんなJimi HendrixのBBCですが、以前からあったアルバムRadio Oneの完全版のような感じ。音も良く曲数も多くてお買い得。  演奏的にはライブ感があって良い。Disc2のManic Depressionでは明らかなミスがあったのでしょうか笑い声が。  ラジオの都合でしょうか全体的にはスタジオ盤的な構成だったり音量的にも落ち着いた感じになっています。Voodoo Child(Slight Return)ではもうちょっとライブ感があると楽しいかなと思ったり。  ただベストアルバム的にまとまっているので良いアルバムかと。