マレーシアン・チップ マレーシアン・チップ搭載の1981年製のTS-808のコピー。単に音を似せているだけではなく本当にマレーシアン・チップを使って組み上げていると言うことで、本物に近い感じでしょうか。 85台の限定生産(のちに追加で50台とか)のものの初期シリアルが売っていたので購入。 吊るしのTSで十分では? 音の違いなんでわかるのかしら?と思うながらもSRV好きとしては使ってみたいマレーシアン・チップ。 本物の当時のTS-808を買おうとするとびっくりする値段ですが、当時のマレーシアン・チップ搭載で手の届く値段。 丁度初期シリアルのお買い得が出ていたので購入。 使い勝手 ちょっと使いにくいポイントを2つ 他のペダルと比べるとちょっと大きい。縦横ともに大きくボードに組み込むときには多少調整が必要かもな感じ。他のペダルから置き換える場合には元の場所にはそのままは入らないので左右のペダルをずらしたりなど調整が必要。 また電源部分が右下。 上部にある場合が多いので下部にあると電源部分も調整しなければならず、ポン付の置き換えは難しい感じ。 音 本物のヴィンテージTS-808は持っていないのでその比較はできませんが、通常の他のTSと比べると音像がはっきり。 マレーシアン・チップの影響なのかワイヤリング等の違いなのかわかりませんが、TSだと音が丸くなりこもった感じになりがちなところもありますが(それがTSの良さではありますが)、少しその傾向が薄い感じがします。バンドで合わせた時により抜けが良くなる感じというかシャッキリした感じの音が残ります。 吊るしのTS-808だとミドルのちょっと下くらいの音にギュッと詰め込まれる感じがありますが、それよりも上と下が若干広い感じがします。 最近はブティック系のペダルブランドも多く、普通に数万円するのが当たり前の世の中なのでマレーシアン・チップという神通力的な目的でこれを購入する選択肢もアリかなと。