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David Bowie / Station to Station ファンクと電子音楽の間

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 1976年 David Bowieの10枚目のアルバム。  アルバムごとに音楽性が大きく変わるDavid Bowieですが、前作Young Americansのファンクなノリと次作Lowの電子音との間にあるアルバムで結果的に上手くミックスされた良いアルバムな気がします。  キラーは1曲目のタイトル曲。1曲目から10分を超える大作。怪しいピアノからファンクでポップな感じに変わるクセの強い曲。

Black Sabbath / The Eternal Idol 前作に続き

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混迷期  前作のグレンヒューズが抜けて、後釜にレイギランが加入・・・となったが収録後に脱退。新ヴォーカリストとしてトニーマーティンが加入してヴォーカルパートを取り直したとか。  トニーマーティンはロニー的というかスコーピオンズ的というか上手いヴォーカリスト。しっとり歌ったりハイトーンで伸びのある歌だったり。  楽曲も疾走感のあるカッコ良いHRになり、もう既にいわゆるサバス的な雰囲気は微塵もなくなっています。時代的にも80年代後半に入りHR/HMが流行る時代でハイトーンヴォーカルに疾走感のあるHR/HMは狙い目だったんでしょう。メンバーも大きく変わっているので古い時代の音を追い続けるのも限界があるのでしょうね。

Black Sabbath / Seventh Star 微妙な時期の作品

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Black Sabbathというには  微妙な作品。前作から引き続きメンバー的にも落ち着かずに過渡期のアルバム。メンバーがトニーアイオミ以外やめてしまって実質ソロアルバムのようになってしまい、Black Sabbathというのは微妙な感じ。  ヴォーカリストにはグレンヒューズが入っていて上手い歌を聴かせます。それまでのDeepPuepleやHughes/Thrallのようなシャウトが入ったアゲアゲな感じの歌ではなくしっとりねっとり歌うようなヴォーカル。これがカッコ良い。  楽曲的にはサバス的な雰囲気はなく、多少フックが足りないかもですがグレンヒューズの歌を生かすようなストレートなハードロックに。

Black Sabbath / Born Again 迷走期間

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賛否あります  ヴォーカルにイアンギランが入った1枚。イアンギランがマッチしているという人もいますし、その逆のコメントの人も。  無機質で硬質なイアンギランのヴォーカル。それがオジーとも違う素っ頓狂な感じで狂人っぷりを発揮しています。  ただ楽曲と少しあっていないような気もします。6曲目のDigital Bitchなんかはロニー期のような楽曲にDeep Purple的な硬質なヴォーカルなのてマッチしていないかなと。  2枚目を出してくれていればもっと一体感が出てきたかも。

Black Sabbath / Live Evil ロニー期のライブアルバム

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ロニー期のライブアルバム  ロニー期はこのライブアルバム当時2枚(Heaven and HellとMob Rules)しかアルバムを出していないため、この2枚からのベスト的な選曲になっています。と、言っても捨て曲はないのですが。  1曲目からオープニングSE的にE5150が入っているのがロニー期のサバスを象徴する感じで盛り上がります。  その後Neon Knightからスタートし独特のねっとりしたヴォーカルが前に出ます。特につすべきは初期ブラックサバスの名曲を演っていること。ブラックサバスのライブ的には外せないかと思いますが、オジーとの違いが面白い。個人的には初期の曲はやはりオジーの狂人的な雰囲気の方があっていますね。

Black Sabbath / Mob Rules 虹から悪魔的に

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虹的から悪魔的に  変わったロニー期ブラックサバスの2枚目。Heaven and Hellは良くも悪くも虹的な感じでスピード感があったり軽快な感じがあったりした名盤なのですが、こちらは重心低くどっしりした感じになっています。  悪魔的と言ってもオジー期の初期とも異なります。オジーはなんとなく狂人的な感じのホラーを感じますが、ロニーは宗教的というか黒魔術系な感じ。  1曲目のTurn up The NightはHeaven and Hellからの継続のような音圧高い8ビート。ヴォーカルのコブシの回し方が秀逸。  2曲目のVoodooはドゥーミーなミドルテンポ。リフがカッコ良い。3曲目のThe Sign The Southern Crossもミドルテンポの名曲。  E5150はインストながらこのアルバムを象徴する曲かと。  捨て曲なくベヴィーさ様式美的な美しさが混在する名盤かと。

Black Sabbath / Heaven and Hell 虹な感じ

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虹な感じ  オジーが抜けてロニージェームスディオが加入したBlack Sabbath。これまでの悪魔的なイメージの音から様式美的なメタルサウンドになった名盤。  1曲目のNeon Knight、イントロの8ビートからテンション上がる。そこにヴォーカルが入ると一気に引き込まれますね。ねっとりとしたDioの歌い方がヘビーな8ビートに合います。2曲目のChildren of The SeaなんかはDio期のサバスの名曲。静かできらびやかなイントロから音圧が高くなる移行がカッコ良い。  6曲目のDie Youngなんかはストレートなハードロックでサビのヴォーカルがカッコ良い。

Black Sabbath / Never Say Die! オジー最後のポップなサバス

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もっともポップな感じ  78年の8thアルバム。オジー在籍の最後のアルバム。全体の曲調的にはオジーのソロアルバムのようにポップな要素があったりストレートな感じもあったりで雰囲気はこれまでと大きく変わります。  1曲目のNever Say Die!からポップ。ストレートなロックンロールにメジャーキー。初期から考えると想像できない構成。軽快なバッキングにオジーの声というのもなかなか合う感じがします。これはオジーの1st Brizard of Ozzにも通じるものがあるかと。  6曲目のAir Danceなんかもこれまでにはない雰囲気。イントロが素晴らしい。

Black Sabbath / Technical Ecstasy プログレッシブな1枚

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オジー期後期の名盤  76年の7th。ブラックサバスらしからぬ雰囲気。1曲目のBack Street Kidsから従来のブラックサバスな雰囲気は薄い。重厚なリフにオジーの素っ頓狂なヴォーカルが乗る。これはサバスらしいのですが、曲がスピード感ある曲で展開が激しい。プログレッシブな感じ。  2曲目のRock'n Roll Doctorなんてアメリカンハードロックのようなカラッとした感じ。  Iron ManとかMaster of Realityなどを求める人にはちょっと違うかもしれませんがハードロックアルバムとして聞くと名盤かと。

MXR EVH Phase90 踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル

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踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル  2年ほど前に購入して使用頻度の高いペダル。  PhaserといえばVan Halenの1stアルバム。これを聴くとPhaserは飛び道具ではなくかけっぱなしでもいけるエフェクターだと思えます。  いつものMXRサイズにつまみはSPEEDの1つのみ。これで揺れのスピードを調整するだけの清い設定。これを歪みペダルとか歪みチャンネルのアンプの前につなぐと気分はEVH。  通常のオレンジのPhase90と違うのが左上にScriptスイッチがある点。これを押すとスクリプトロゴ時代の音になるとか。スクリプトロゴの実物は聞いたことがありませんが、感じとしてはマイルドになる感じ。  スクリプトをオンにしてSPEEDつまみを9時から10時くらいにしておくと、ロックなバッキングでもリードでもいけそうな、踏みっぱなしセッティングになるかなと思います。  シグネイチャーモデルってファン以外にはちょっと恥ずかしかったりもするのですが、思った以上に汎用性が高く使えるPhaserペダル。

Black Sabbath / Sabotage 狂気な感じ

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狂気な感じ  Black Sabbathの6枚目のアルバム。オジー期の後期とでも言えば良いでしょうか。初期のドロドロしたダークな感じとはまた違った怖さがあります。初期は不気味な幽霊的な怖さでしたが、このあたりからは狂人的な怖さが。  1曲目のHole in The Skyがハイテンションで歌っていてなんというか薬的な異常さを感じます。5曲目のSymptom of The Universeはオジーがソロになった後のライブ盤でも入っている名曲。

Black Sabbath / Sabbath Bloody Sabbath 方向性が変わったアルバム

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雰囲気変わる  前作で少し方向性が変わった感じがしましたが、それが決定的になったアルバム。シンセサイザーやオーケストラが入ります。  とは言ってもブラックサバスの骨組み部分は変わらずに少し遊んでみました的な感じ。Master of Realityのようなトリップしてしまうような感じはないのですが、軽快な中にも不気味さを入れています。  楽曲的には1曲目のタイトル曲。印象に残るリフ、重心低い楽器に甲高いヴォーカルが映える。

Black Sabbath / Vol4 3rdと迷う名盤

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これは迷う  バンドが上り調子だったのがわかります。3rdとどちらが名盤かと聞かれれば迷うかも。1st、2nd含めても迷うかも。  この頃からバンドの音が少し変わってきます。初期の不気味な感じから少しロックバンド的な派手さが入ってくるような。これまでに比べると全体的に音数も多い。間を楽しむというよりはアレンジとか複雑さを楽しむような。  聴く人によってはちょっと散漫な印象もあるかもですが、名盤。

Black Sabbath / Master of Reality 初期の集大成

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集大成的  集大成的にBlack Sabbathらしさが集まったアルバム。1stでコンセプトが確立して、2ndで少しキャッチーな面やグループ感が強調され、今回の3枚目で完成になります。一般受けするような誰でも聞いたことのある曲は2ndなのですが、名曲っぷりは変わらずよりグループ感が強まって最後まで飽きないアルバム。  なぜかおっさんの咳?で始まるSweet LeafやChildren of The Grave、Load of This Worldなど聴きどころある名曲揃い。