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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Graham Bonnet / LINE UP ハードロックなメンバーでハードロックではない

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  Graham Bonnetの1981年のアルバム。Rainbowを抜けた後に元々の好きな音楽を歌った感じ。もともとポップスシンガーだったのがわかる曲調。バンドのメンバーがハードロックな方達なのにそれ系は1曲目のNight Gamesだけでしょうか。  やはり改めて思うのは歌の上手さ。RainbowやMSGなどHR/HM系だと血管切れそうなハイトーンが注目でしたがこのアルバムはそれほど高くない音域で柔らかに歌う感じが染み入る。HR/HMを期待する人には物足りないかもですが歌の幅を聞く1枚。

The Police / Synchronicity 古き良き80年代

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  Policeの5枚目アルバム。80年代のワクワク感が詰まったアルバム。  Policeといえば80年代に知らずに聴いていたあの曲やこの曲を想像してこのアルバムを聴きましたが最初はちょっとショックな感じでした。Synchronicityから始まる前半はなんとも難解というか良さが理解できずに戸惑う。そしてEvery Breath You Takeから始まる後半のベストヒットUSAな雰囲気で安堵。最初は不安と安心でしたが、そのうちに前半の良さがわかってくると安心だけになる名盤。  

Rush / Hemispheres 2112からの大作

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  Rush 6thアルバム。2112から続くプログレらしい大作主体のアルバム。このアルバムのメインは前作ラスト曲から続く1曲目 Cygnus X-1 Book IIでしょうか。18分の長尺でシンセサイザーはあまり入らずギターロックな感じでカッコ良い。単に短いリフを並べただけでない自然な展開になっているのが長尺を感じさせない素晴らしさ。  ラスト曲のLa Villa Strangiatoはプログレっぽいインストの大曲。こちらもシンセサイザーは高価的に使いつつもトリオがメインのハードでテクニカルな曲。

David Bowie / Scary Monsters プログレっぽい音

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  1980年、David Bowieの14枚目。アルバムによって方向性やキャラが大きく異なりますが、このアルバムはプログレの音使い。1曲目のIt's No Gameではバッキングの音やラストの音使いがKing Crimsonの21世紀の精神異常者を思い出させるような感じ。このスケールアウトした音にちょっと調子外れたテンション高い歌が乗るってのがカッコ良い。  2曲目以降は普通の8ビートロックな曲も並びます。曲としては普通な感じですが、バッキングやオブリガードがどうしてもKing Crimsonイメージでテンションまとまり。

Stryper / Murder By Pride 再結成後

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  Stryoerの7thアルバム。再結成後の2枚目。 前作Rebornの時にも感じましたが、To Hell with the Devilあたりの全盛期とは異なると。全体的には美ハーモニーが少なくダークな感じでヴォーカルは従来同様ではあるもののアレンジが違うので雰囲気が異なります。1曲目のEclipse for the Sonでは何となく90年くらいの邦楽っぽいアレンジが聞こえてきます。これはこれでカッコ良いのですがやはり期待するものとの違いはあるかなと。

Budgie / Bandolier しっかり個性主張

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  1975年、Budgieの5枚目アルバム。Budgieで有名なのは前作In For The Killとさらにその前のNever Turn Back on a Friend。この2枚に比べると多少地味なところもありますがBudgieのゴリゴリしたベースとネジが飛んでいるかと思われるようなヴォーカルはそのまま。  1曲目のBreaking All The House Rulesのイントロが始まった瞬間の掴みはバッチリ。テンポよく進んでラストには大曲。  ギターリフや展開がMetallicaのそれらによく似ている感じがしますね。MetallicaやIron Maiden以前からやってたってのがすごい。

The Dead Daisies / Radiance グレンヒューズ加入の2枚目

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  2022年、グレンヒューズ加入の2枚目。前作は加入にひっくりでかつ名盤だったので次も期待の1枚。音は前作と同様に70年代ハードロックは雰囲気。ミドルテンポが多かったりちょっと地味な感じもありますがヴォーカルが熱い。 1曲目のFace Your Fearではギターとの絡むヴォーカルがカッコ良いし、3曲目のShine onではメロディアスでソフトな入りですが、サビに向かうところの盛り上がりは圧倒的。ギターも良いのですがやっぱりヴォーカルのアルバムか。

Revolution Saints / Eagle Flight 可もなく不可もなく

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  Revolution Saints の4枚目。スーパートリオなのですが3人中2人が交代。今回はJeff PilsonとJoel Hoekstra。言うまでもなく有名な人からこれも言うまでもなく有名な人に変わったわけですが、音の出来は大きく変わりこれまでの派手な感じはなく少し地味でダークな感じに。  どれも良い曲、良いメロディで聞きやすい感じなのでキラーチューンがない感じが残念なところですがギターは聴きどころ。これまでのようなギターヒーロー的な目立ち方は少ないものの職人的に押さえるところを押さえているのがカッコ良い。

WINGER / SEVEN 2000年代のWINGERの音

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  WINGERの7枚目。3rdまでと4th以降で雰囲気が大きく変わったと思いますが、こちらは4th以降のそれ。元々単なるロックには難解なプレーや構成がカッコ良かったWINGERはそのままにソリッドで少しダークな感じに変わったのが4th以降。  今回のアルバムも1曲目のProud Desperadoから3曲目のTears of Bloodあたりまでの流れはまさに4th以降の音。コード進行も3rdまでだったらメジャーコードに変わるところが4th以降はマイナーコードだったりギターは2弦、3弦の同じリフを弾きながらバックのコードが変わってゆくとか。  前作から10年待った甲斐のあるメロディックでドラマチックな満足なアルバム。

小田和正 / あの日あの時 お得感強い

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  オフコースからソロまでのオールタイムベスト。3枚組で曲数盛りだくさん。とりあえず買っておけば名曲沢山のお得感強いアルバム。  DISC1がオフコースの曲のセルフカバー。これが結構雰囲気違うのでオリジナルに思い入れのあるがあるひとは感想違うかもですが、今風になっていたりで聞きやすい印象。透明感のあるヴォーカルを前面に出した楽曲が安心感。

Scorpions / EYE II EYE とても地味

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  1999年 Scorpionsのアルバム。メタルなギターリフを期待するとちょっと違う感じに。ギターサウンドよりもコンピューターサウンドが印象的なポップなアルバム。  そんな中でも全体的にメロの作り方と歌唱は流石。3曲目Obsessionあたりは名バラード。個人的にはStill Loving Youにも負けない感じかなと。

The Dead Daisies / Burn it Down ヘヴィーロック

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  Daed Daisiesの4枚目。70年代的な音をヘヴィーに仕上げた感じで前作と比べると華は少ないかも。前作の1曲目 Long Way to Goのようなイケイケでパーティーな感じは薄く地味な感じもします。今回の1曲目はヘヴィーなギターとユニゾンの決めが印象的なイントロ。それにダーティーなヴォーカルが良い感じ。歌的には前作より今作の方が合うのかなと思ったり。  賛否は分かれるかもですがRolling Stonesのカバーもカッコ良い。

Iron Maiden / The Number of The Beast 名盤

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  Iron Maidenの3枚目。ヴォーカルが代わりバンクな感じからよりメタリックな感じに変わった1枚。ちょっと調子外れな感じだが自信満々が感じのヴォーカルが印象的な曲も多い感じ。6曲目のRun to The Hillのサビはまさにそんな感じが素晴らしい。ピッチだけがあったヴォーカルだと曲の勢いが死んでいた気もします。  キラーチューンは5曲目のタイトル曲。言わずもがなの代表曲。聖者の行進的なイントロにうまい具合にユニゾンになったヴォーカルがカッコ良い。

Stevie Salas Colorcode / Set it on Blast!! ファンキーなギターロック

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  2009年 Colorcode名義でのアルバム。期待する通りのファンクなギターロックが嬉しい。意外なのはマッドソーラム。Guns N' Rosesのイメージとは遠いけど意外な繋がり。  アルバムとして期待されているであろうファンクでソウルな感じなのはタイトル曲。バキバキしたベースが期待通り。そこにエレキギターの絡みは最高にカッコ良い感じ。

U2 / The Joshua Tree 歴史的名盤

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  U2 の5枚目アルバム。言わずと知れた歴史的名盤。それまでの初期のU2はパンクっぽい雰囲気もありましたが、このアルバムで垢抜けたより透明感のある音に変化。キラーチューンは3曲目のWith ot Without Youでしょうか。淡々としたドラム、コードが1つですが徐々に盛り上がるベースライン。ギターは得意の透明感のある音でディレイを使ったフレーズ。構成は単純ですがアレンジやプレーで盛り上がりや壮大感を出せるのは素晴らしい。

U2 / How To Dismantle An Atomic Bomb ロックな名盤

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 2004年 U2 10枚目のアルバム。冒頭のVertigoではファーストアルバムの曲と同じようなリフが出てたりなど初期の頃のようなロックしているアルバム。90年台のポップ期を経てロックに回帰した感じでしょうか。2曲目以降も名曲や印象的な曲が並ぶ2000年代の名盤。もちろんいつものキラキラしたギターはしっかり入っています。

U2/ Boy ファーストからいつもの感じ

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 1980年 U2のファーストアルバム。アルバム1曲目のI Will Followからあのギターな感じ。U2といえばこの透明感あるギター。2曲目のTwilightも同様に3弦4弦中心のリフ。8ビートのベースに軽い感じのリフがカッコ良い。アルバム全体で共通しているのはヘタウマなヴォーカル。少し外れている感じが味があって良い感じが。

Iron Maiden / Iron Maiden NWOBHMの名盤

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  80年、Iron Maidenの1st。とにかくザクザクしていて気持ちが良い。1曲目のProwlerからこのバンドといえば、と思えるくらいのスピード感ですが、初期ならではのバンクっぽさというか危うさのようなものがあってドキドキ。  アルバム全体としてのドキドキ感のポイントはベースのスピード感でしょうか。ギターとユニゾンになったりする部分で曲の雰囲気がガラッと変わったりします。この辺りがIron Maidenの売りでしょうか。

Cheap Trick / In Color パワーポップ

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  77年 Cheap Trickのセカンド。元祖パワーポップバンドの初期の代表作。4人の音でシンプルなロックに心地よい歌メロ。代表曲は4曲目のI Want You to Want Meでしょうか。メロディはロックというよりはアメリカの昔のポップソングか土着なカントリーな雰囲気。メジャーキーのポップなノリとわかりやすいサビ。学校の教室でみんなで歌ってそうな曲。

THE WINERY DOGS / III スーパートリオの3枚目

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  メンバーについては言うことことがないスーパートリオの3枚目。前2枚同様に70年代のロックトリオな基本構成にファンクなリズムが入っているのがカッコ良い。  1曲目のXanaduがその辺りのエッセンスが全部入った感じの曲。前2枚の1曲目同様にハイテクなユニゾンフレーズがエキサイティングでカッコ良い。また随所の裏拍の決めユニゾンがファンクな感じでこれまたライブでは映えそうな曲。  最後は7分半の大曲ですが、アルバム最後まで飽きずに聴ける。このバンドはライブなどもやっているようなので長続きしてくれることを。