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Green Day / American Idiot ポップパンク

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 2004年 Green Dayの7th アルバム。90年台からのロックが元気がなかった時代に生き残ったバンドの名盤。どこかでポップパンクと形容されていましたが、バンクな勢いの中にポップソング的なメロディが乗る感じが言い得ている感じがします。 楽曲は賞を取っただけあり間違いがない感じ。パンクらしい反戦・反体制的なメッセージがありつつもパンクにはない演奏のキレが耳に残る。

Deep Purple / The Book of Taliesyn ハードロック的

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ハードロック的  セカンドアルバムになって1st同様のリバーブの効いたヴォーカルはそのままですが、全体的にタイトでハードロックな感じが出てきた音。    1曲目 からドラムがびっくり。ファーストではこんなに自己主張していなかったように思いますが、叩きまくり出しまくりの音。  リフも半音階を使ったハードロック的な音使い。  結構好きなのはKentucky Woman。アップテンポでユニゾンを使ったハードロック的なアプローチがあったりルート弾きでスピード感を出したり、第二期につながるような曲作り。

Depp Purple / Shades of Deep Purple オルガンの音

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オルガンの音  68年のDeepPurpleのデビュー作。一般的に想像するDeep Purpleの音と比べるとナヨっとしていますがオルガンの音が好きなかたは大好きかと。  中心になっているのはロッドエヴァンスとジョンロードでしょうか。いわゆるエッジのきいたハードロック的な感じではなくポップスバンド、プログレッシブロックな雰囲気を出しています。  ヴォーカルとギターの対決のようなシーンもなくメンバーが同じ方向に流れる感じの雰囲気でカッコ良いのがHush。イントロの締まった感じのオルガンのイントロからちょっとタラ〜ん、ナヨ〜んとした雰囲気に幻想的な歌が乗ります。

筋肉少女帯 / 新人 オールスター的な

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オールスター的  再始動1枚目のアルバム。  筋肉少女帯の初期の音楽性に大きな影響があった三柴理が入っているのが個人的なポイントでしょうか。ジャズ的というかプログレ的な雰囲気が漂います。  1曲目のPeriodからピアノがカッコ良い。    全盛期は橘高がメタル路線を引っ張った感じですが、橘高と三柴理が同時にはいなかったので、この2つの個性の共起を聞きたかったというのはあります。  3曲目のイワンのばか'07ではオリジナルよりも硬質で密度の濃いスラッシュメタルが聞けます。

筋肉少女帯 / 最後の聖戦 活動休止前

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活動休止前  12枚目のアルバムで99年の活動休止前のアルバム。  このアルバムはバンドという体の感じはあまりしません。コンセプトアルバム的な雰囲気というか企画ものというか。  アニメなかたが歌っているのがよほど印象的なのか、筋肉少女帯でなくても良い気がします。音を聞いてもそれぞれのメンバーの顔が出てこないというか。

筋肉少女帯 / キラキラと輝くもの 聴きやすいアルバム

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密度が濃い  これまで同様にメタルな曲、ポップな曲、よくわからない曲の通りがある何時もの構成ですが、メロディがはっきりしている曲が多くで聞きやすい。  2曲目の小さな恋のメロディはロックな曲。タイトルに似合わずにドライブ感と勢いを感じるキラーチューン。  5曲目のサーチライトもキラー。9分超の大作。メタルでもなくポップスでもないファンクな雰囲気でこれまでの何かを吐き出す歌詞。  9曲目のお散歩モコちゃんも結構好きな曲。よくわからない系に分類されますが、文学的というか退廃的な雰囲気をまとめた1曲。

筋肉少女帯 / ステーシーの美術 保守安定

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保守安定  2年の活動休止後に出した10枚目のアルバム。  メンバー曰く保守安定のアルバムだそう。  メタル、ポップスとちょっとおかしな曲を織り交ぜた内容。このミックス具合が筋肉少女帯の保守安定なのかなとも思います。    メタル部門に関しては、5曲目の再殺部隊なんかは橘高ギターを満喫できる1曲。  結構耳に残るのは7曲目リテイクの大槻の語り。

筋肉少女帯 / レティクル座妄想 怪曲

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怪曲  94年の9枚目のアルバム。  小説的なコンセプトアルバムのようで、ちょっと頭の行っちゃった人でないとかけないのではと思われる歌詞が面白い。  3曲目のハッピーアイスクリームがその意味でキラーチューンでしょうか。ダークなギターリフにダークな歌詞。ゾンビ少女との意味不明な掛け合い。  アルバム全体に漂うドグママグラ的な負のパワーが溢れた感じ。

筋肉少女帯 / UFOと恋人 歌詞が変化

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歌詞の変化  これまでは江戸川乱歩的な敗退的な歌詞が目立っていた気がしますが、前作くらいから少しづつ前向きな雰囲気が出てきたり。今作ではサブカル的というか宇宙的というかオカルトやら妄想的な世界観を出してきた感じ。  前作同様にバラエティな曲が多い印象。タイアップ曲が多く12曲目のバトル野郎などはロックバンドな曲とは思えない曲調。  とは言いつつもくるくる少女などメタルな曲調も完備していて全方位をカバーした感じのアルバム。

筋肉少女帯 / エリーゼのために ポップなアルバム

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ポップなアルバム  92年の7枚目のアルバム。  ハードロックな曲調もありますがほのぼのした感じや歌謡曲的な感じだったり様々な雰囲気が。  2曲目の世界の果てではレッチチリ的というかスティービーワンダー的な感じもありますし3曲目のソウルこっくりさんは有名演歌歌手な感じ。  その他QUEEN的だったりといろんな局面を聴けるアルバム。  聞きどころは7曲目のスラッシュ禅問答でしょうか。独特な押し出し感がある1曲。

筋肉少女帯 / 断罪!断罪!また断罪!! 充実の1枚

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ミニアルバムだけど  ぎっしり充実してます。  26分、6曲のミニアルバムとは思えないほど聞き終わった後に充実感が。  メンバー的にも安定していて、猫のテブクロ以降のハードロック路線に江戸川乱歩的な歌詞を乗せたスタイル。  1曲目のおまけの1日から続く踊るダメ人間はパワーがあるし、3曲目の猫のおなかはバラでいっぱいは歌詞が印象的。  続く4曲目のパブロフの犬はキラーチューン。インギーのようなスウィープのユニゾンからスラッシーなリフ。メタルギターを堪能できる1曲。

筋肉少女帯 / 月光蟲 メタルアルバム

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様式美  前作よりもギターの音が現代的なメタルになって音数も増える。スラッシュ的な雰囲気がある曲もありギターがバンドの全面に出てきたアルバム。  そこに江戸川乱歩的というか横溝正史的な不条理な物語だったり人間のダークサイドな面に書き出したような歌詞。  1つの様式美のように感じます。  1曲目の風車男ルリヲから全開できます。スラッシーでアップテンポな曲。巻弦を美リッジミュートで擦り付ける的な音が気持ち良いのですが、そこに「首がない」的な歌詞。  途中に7拍子が挟まるあたりが緊張感を高める。  キラーチューンも多く名盤。

筋肉少女帯 / サーカス団パノラマ島へ帰る 黄金期

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黄金期のメンバー  前作から加入した橘高が本格参加した関係でHR/HM感が強くなったアルバム。1st、2ndの頃のジャズな浮遊感はなくなって割とストレートはメタル感が出てきた感じ。  ギターの音はちょっとレトロな音というか枯れた音。次作の月光蟲はメタル寄りの現代的な音。調べるとこのアルバムは64年のフライングVで次作はリイシューのフライングVだそう。  バンドの音としてもパワーがあります。実質1曲目のビッキー・ホリディの唄から男前な感じの熱いヴォーカル。続く詩人オウムの世界もメタルな勢いがある曲。

筋肉少女帯 / SISTER STRAWBERRY ファーストの雰囲気のままに

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ファーストの雰囲気のままに  なんというか1つの完成形かと。  パワーのあるリズム隊に美しいピアノ。それにコミック的だったり江戸川乱歩的だったりのアングラな雰囲気というかインディーズな雰囲気というか、決してメジャーな感じではないのですが。  捨て曲はないのですが、2曲目のキノコパワーはギターとピアノを両方聞くと毒キノコ的な中毒感がありますし、ラストのいくじなしは小さい子屋の売れない劇団の演劇を見終わったような脱力感があります。