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Grand Funk Railroad / E Pluribus Funk トリオバンドのパワー

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 Garnd Funk Railroadの5thアルバム。Grand Funk Railroadらしいツッコミ具合とパワーのある音。ラストのLonlinessは名曲でオーケストラが入っていたりしますが、やはり直球の1曲目、2曲目がバンドの顔になる曲。  初期のアルバムとその後のWe're an American Bandの間に挟まれてあまり話題にならないアルバムですが、パワーのあるトリオ構成の最後になる名盤。

Bogner Ecstasy Red その後

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trebleのセッティング  一時期メインで使っていましたが、320designのBrown FeatherやTubeScreamerMINIを仕入れてからはボードからも外され箱にしまわれていましたが、久しぶりに持ち出してみました。  購入当初はMiddleを上げてBassをゼロ、trebleもそれなりに上げていました。このtrebleが結構ポイントになるようで、12時以上にあげるとシュワシュワした感じが出てきます。  1人で弾くとこのシュワシュワが気持ちが良かったりするのですが、バンドで合わせると当然ながらこの部分は抜けてこない。気になりつつもBrownFeatherのハイミッドが抜ける感じやTubeScremaerの潔いまでのミドルの方が使いやすかったので、そのままお蔵入りに。  この度改めて試してみました。それで出てきたセッティングがMiddleを上げるのは変わらず。trebleは下げる。Bassは適宜。trebleはもともとしっかりしているので下げても輪郭がぼやけない。上と下を下げた分Middleが強調され幾分抜ける音になりました。  Bognerの特徴としてガラスのようなパリンとした音というか華やかな音がするのですが、その分芯がなくなりがち。ミドルをしっかり出すことで芯は残しつつ華やかな感じをまとえるかなと。

MXR distortion+の音量

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distortion+を再び試す  最近思い立って様々なギターとペダルの組み合わせ(複数ペダルを直列につないでブースター的に使うことも)を改めて試しています。目的はちょっとしたスタジオなどで手軽に持ち出せるサブボードを作りたいなと思い、手持ちの中の現在一軍ではないオーバードライブの良さを再発見できないかと。 OUTPUTの音量  これまではMarshallのブースターとして常時オンで使っていたりもしました。distortion+のOUTPUTのつまみは全開で音量フラットになると思っていたのでブースターというよりは歪みをちょっとトーンシェイプト歪みをちょこっとプラスする感じで。  しかしながら今まで気がつきませんでしたが、よく聞いてみるとdistortion+をオンにすると少しながら音量が下がる気がします。  今回たまたまTS miniと直列で繋いで踏み換えなどをしている時に気がつきました。 (こんな感じ) 原因わからず  この時はdistortion+にアダプターを繋いでいましたが、ふと古い電池が入りっぱなしになっていることに気がつき、一応電池を抜いてみましたが結果は変わらず。  インピーダンスの違いなどがあるのかとも思い接続順を変えたりもしましたが、こちらも結果は変わらず。  似た回路のDODの250だとこんなことはありませんでした。  色々触るもdistortion+をオンにすると音量が少し下がるのは改善できず、distortion+は今まで通り常時オンにして使うしかなさそう。

Ibanez TS miniとSuhr Koko Boostの組み合わせ

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ディストーションペダル  ここ数年いくつかの歪みペダルを試してきました。  元々はアンプの歪みにブースター的なペダルを挟んで使っていましたが、ここ数年はプティックペダル的な高品質なペダルだったりBognerやBrown soundなどをモデリングしたペダルがよく目につくようになったので、ここ2年くらいいくつかかって試してみました。  BognerのEcstacy Redだったり320designのBrown Featherだったり。アンプは一貫してMarshall。多いのはJCM2000とかJCM900。最近だとJVMも増えてきていますが、ディストーションペダルと組み合わせる時にはアンプはクリーンチャンネルでペダルのみで歪ませます。  スタジオで使ったりライブに持って行ったりして様々なギターとの相性含め試してみましたが、現状感じているのは「Marshallクリーンとディストーションペダルの組み合わせはどれも一聴は満足だが引き込むと歪みすぎたり音が一本調子だったり細かいコントロールができない」ということ。  実際にMarshallクリーンと組み合わせて思うのは音が硬いということ。元々ペダルの開発自体がFenderアンプをターゲットにしているのでしょうかマーシャルアンプだとちょっと合わない感じがします。 最近の組み合わせ  そこで現状の組み合わせは原点回帰的にアンプの歪みを活かす組み合わせ。  アンプのクランチチャンネルで弱く弾くとクリーンになるくらいにセッティング。 (写真はAmplitubeですがスタジオのMarshallも同じセッティング)    これにブースター的にIbanezのTubeScreamer MINIとSuhrのKoko Boostを挟む。  基本のバッキングはTS mini  ・ドライブ:最小  ・レベル:最大  ・トーン:3時くらい  にセッティング  歪ませずにブースターというかトーンを作る感じでマーシャルのクランチに入れます。これが基本のバッキングセッティング。  歪みはありませんが良い具合に音が締まってパリッとしますしサステインが増えて気持ち良く弾けます。  ソロの時にはkoko BoostのMidブーストで押し出します。

Ibanez Tube Screamer mini レビュー

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小さくてもガッツのある音  コピー品ではなく本家の直系。Tube Screamer miniを買ってみました。    ポチって届いて最初に見た印象・・・  「箱が小さい」  楽器屋で実物は見ていますので本体の大きさは知っていますが箱も小さい。イメージ的にはBossのアダプターの箱くらいな感じ。  そして実際持ってみた印象・・・  「重い・・」  以外にずっしりきます。大きさ的にはOne ControlとかXoticのEP Boosterとかその辺りの大きさ。勝手にOne control的な重さを期待していましたが意外にずっしりでEP Booster的な感じ。 コントロールはTS9と同じ。OVERDRIVEとTONE、LEVEL。  上部にアダプタの接続用の口があります。  残念ながら電池は入らないのでアダプタが必要。ギターケースのポケットにこれ1つ入れて出かけることはできません。  デザイン的にはTS-808を小さくした感じですが、横幅が細い割に高さがそれなりにあるので横から踏んだ時など少し安定性が悪いかもしれません。 音の雰囲気  音はTube Screamerの音です。TS9とかTS808とかとほぼ同じ。  ミドルが前に出てエッジの効いた音。CDなどでよく聞いたあの音が出ます。  ただよく聞くと少し違います。  Tube Screamer miniの方がタイトな感じがします。明るい音というか低音の締まった感じというか。悪い音とか細い音というわけではなく現代風な感じでしょうか。これはこれで良いです。  使い方としてはやっぱりアンプのブースターとして使うのが良い。個人的にはMarshallをクランチにセットしてこのペタルを常時オンで。  OVERDRIVEはゼロ、LEVELは最大。TONEは高めで。  リアピックアップのハムバッカーでザクザク弾くもよし、フロントで甘く弾くのもよし。特にオススメはシングルコイルのフロントピックアップで音を出すと気分はSRV。  世の中TS系のペダルはあふれていますが、やっぱり直系です。  トゥルーバイパスだったりゲインの幅が広かったり、レンジが広かったりトランスペアレント系だ

Friedman BE-OD レビュー

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高品質なハイゲイン  スタジオの大音量で弾いて見ました。  とにかくハイゲイン。    FriedmanのBE-100を再現したべダルだそうですが、上品でハイゲインな感じでした。  各種つまみはありますが基本的にはハイゲインでドンシャリな感じ。  アンプ的につまみはありますが、どれを操作しても基本の音は変わらない感じ。どのようにセッティングしても好きな人は好きですしダメな人はダメな音です。細かくセッティングして変わる音ではありません。「あの音」です。  ただ安いペダルにありがちな無理なドンシャリではなく高級アンプのドンシャリな感じはわかります。とにかく弾いていて気持ちが良いというか、弾きやすいというか。  とにかくピッキングのアラなどは適度に吸収してくれて気持ちの良い味方になってくれる感じ。  ドンシャリで合わせるとバンドで合わせた時には抜けが悪くなってよくない印象がありますが、安いペダルにありがちな抜けない、「弾いてみた」系の人たちにありがちな感じも少なく、気持ちが良いポイント、バンドのギタリストとして必要な帯域が抜けてくる感じがあります。何よりこちらは音圧があって存在感があります。  歪み系のペダルの場合、大抵は「アンプライクな歪」のような枕詞がつき、大抵信用できない印象ですが、これもペダルはペダル。実際のアンプにはかないませんがその雰囲気を感じるには良いかもと思います。  Bognerのペダルも同様でFenderアンプ等を歪ませるのであれば良いのですが、Marshallが普通にある環境ではMarshallをブーストさせたりした方が抜けが良くバンドとして良い方向に行く場合もありますので使い所は迷うかなと思いますが、この音は癖になる感じもあります。

MXR EVH117 Flangerレビュー やっぱりフランジャーといえばコレ

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ロックフランジャーといえば  これ。MXR EVH117。  とにかくエグい。派手にかかります。このような飛び道具的なものは隠し味じゃダメです。    ロックのフランジャーのお手本といえば個人的にはやはりVan Halen Fair WarningのUnchainedとHear About it Laterなわけです。  これを使えばまさにその音が。  インとアウトはそれぞれ右と左、アダプターは上部。裏に電池用の蓋があって9V電池が2つ入るようになっています。裏のネジを開けなくても電池交換ができるのは便利。  コントロールはManual、Width、Speed、Regenの4つ。そしてEVHと書かれたミニスイッチ。 良いところ  最大のポイントは「あの音」が出ます。歪系の前にこのペダルをセットして踏むと気分はUnchainedです。クリーンサウンドで踏むとHear about it Laterのイントロになります。  そしてEVHスイッチ。これをONにするとつまみの位置に関わらずUnchainedのセッティングになるとか。EVHスイッチは手軽なのですがイマイチ音が違うような気がしていて、写真のような手動セッティングの方が「あの音」に近いかなと思っています。 悪いところ  大きくて重いです。大きさでいうとMXRサイズの倍くらいはあります。ボードに組み込もうとすると置き場所を工面する必要もあります。重さに至っては倍以上。持つとずっしりと感じるくらい。  電源が18V。電池を2つ使うか18V用のアダプタを使うか。最近だと歪み系でも18V駆動を売りにしているペダルも多いので18Vアダプタがあっても良いと思いますがちょっと面倒です。 総評  取り回しにくいなどありますが、「あの音」が出るのでそれには代えられないです。これを購入する前は他のフランジャーをいくつか試しましたが、どれも一歩足りない感じがしました。この手の飛び道具ですから恥ずかしがらずに前に出た方が良いかと。  フランジャーを使いたい場合にはこれ一択。

Distortion弾き比べ

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話題の歪み系弾き比べ  スタジオで大音量で弾き比べてみました。  いくつ買っても満足できない歪みの沼に嵌りつつありますが、話題の歪みをいくつか弾き比べてみました。  弾き比べたのはこの4種。  ・320Design BrownFeather  ・Bogner Ecstasy Red  ・One Control Purple Plexifier  ・Friedman BE-OD  アンプはJCM2000。ギターはKillerのReaper。  それぞれキャラが違って面白い感じでした。 歪みの量  歪みの量的に想定すると  BE-OD > Ecstasy Red > Brown Feather > Purple Plexifier  です。  実際のゲインとは異なるかもしれませんがその場で聞いた印象として。  一番ハイゲインな印象なのはBE-OD。印象としてはゲインつまみはそれほど回してもそれほど変わらない。時点でEcstasy red。この辺りになるとゲインつまみは回しても意味はない印象。9時くらいにしても十分ハイゲイン。  BE-ODは倍音感もすごいですがストレートなメタルサウンド。Ecstasy Redは独特な倍音感。一聴でそれとわかる音。Brown Featherは改造マーシャル系の倍音感。Purple Plexifierは倍音感が一番薄く音の芯が残る地味な感じでバンドで合わせるとローゲインに感じます。 音の高低  音のイコライジング的には、重心の低い順に  BE-OD > Ecstasy Red > Purple Plexifier > Brown Feather  です。  BE-ODはドンシャリ。Brown Featherはハイミッドより。Ecstasy RedはBE-ODに近いですがハイ成分が多いです。  BE-ODは全体的な傾向としては良くあるメタル系ディストーションの音像、BOSSだとメタルゾーンなどに近い感じでメタル系のリフを弾きたくなる音。密度の高い音で5弦、6弦のリフが気持ちが良い。重心が低音に寄っていて湿った音なので一人で弾いていると気持ちが良いのですがセッティングによってはバンドでの抜け

One Control Purple Plexifier なかなか迷うポイント

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手頃なプレキシ風なドライブ  ネットで見ていてちょっと気になったので買ってみました。One Control Purple Plexifier。  ハイゲイン系のディストーションではなくアンプのクランチをちょっとブーストするようなオーバードライブが欲しかったので。  まず最初の印象としては小さい。ギターケースのポケットに入る大きさ。これで電池も内臓というのが素晴らしい。  つまみ系はヴォリューム、ディストーション、トレブル。そして筐体横にミッドを調整するネジ。 音  実際にスタジオで音を出したのですが、なかなかバランスの良い音圧のある感じ。セッティングにもよるかもなのですが、ディストーションの幅が広くクラシックなマーシャル的な感じからブラウンサウンド的な感じまで幅広い感じです。12時くらいだとそれほど歪まない印象ですが、2時くらいから結構歪んできます。ディストーションを12時くらいにしてチョーキングをすると、JCM2000あたりのクランチチャンネルをそれなりのボリュームで鳴らした時のキャビネットが叫ぶ感じが出ます。この辺りが手軽に出るのは良いかと。  実際に鳴らした感想だと、圧倒的にシングルコイルかなと思いました。ストラトの巻弦のブルブルいう感じがとても気持ちが良い。ハムバッカーだと音のエッジが減り若干ブーミーな印象になりました。  ゲインの幅が広く、ブルースブレイカーズ的な音からEVH的なブラウンサウンドに近い感じまで出ます。個人的にはブラウンサウンドであればBrownFeatherで良いのでクランチ的な使い方が良いかと思っています。 ポイント  筐体横にあるミッドを調整するネジ。これがちょっと・・・。ちょっと調整したい時に調整できません。ネジなので調節するにはドライバーが必要。ネジなのでどのくらいまで上がっているかなどがわかりません。最大まで上げて少し戻す、などのような調整方法になるかと思います。  ギターのミッドは出音に大きく関わってくるので、やはり現場で調整したくなるのですが、特にボードなどに組み込んだ場合、トリムが横にあるのでとても調整しづらいです。他のペダルと並べたりしていると調整するのはボードから外さなければなりません。  普通に3バンドEQにしてくれればと思うのですが、この小さ

MXR EVH Phase90 踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル

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踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル  2年ほど前に購入して使用頻度の高いペダル。  PhaserといえばVan Halenの1stアルバム。これを聴くとPhaserは飛び道具ではなくかけっぱなしでもいけるエフェクターだと思えます。  いつものMXRサイズにつまみはSPEEDの1つのみ。これで揺れのスピードを調整するだけの清い設定。これを歪みペダルとか歪みチャンネルのアンプの前につなぐと気分はEVH。  通常のオレンジのPhase90と違うのが左上にScriptスイッチがある点。これを押すとスクリプトロゴ時代の音になるとか。スクリプトロゴの実物は聞いたことがありませんが、感じとしてはマイルドになる感じ。  スクリプトをオンにしてSPEEDつまみを9時から10時くらいにしておくと、ロックなバッキングでもリードでもいけそうな、踏みっぱなしセッティングになるかなと思います。  シグネイチャーモデルってファン以外にはちょっと恥ずかしかったりもするのですが、思った以上に汎用性が高く使えるPhaserペダル。

TC Electronic PolyTune2 ポリフォニック・チューナー

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手頃なチューナー  ライブやスタジオだと曲間にの隙間時間にチューニングをしたくなります。その際にポケットタイプのシールドを差し替えて使うタイプだと不向き。ギターのヘッドに挟むようなクリップタイプのチューナーだと見た目が好きではない。  と、なると残るはペダルタイプで足元に挟み込むタイプ。これであれば手間なくチューニングが確認できます。  いくつか選択肢がある中で購入したのがTC EletronicのPolyTune2。理由はポリフォニック・チューナー、6弦を一気にチューニングできる機能があるから。レスポールなどであればさほど問題もないのですが、フローティングしているブリッジの場合、1本チューニングするとブリッジが動いで他の弦のチューニングが狂う。6弦から1弦まで順にチューニングしてまた改めて6弦からチューニングし直すというのを安定するまで続けます。チューニングされたギターであればステージ中にそれほど大きくチューニングが狂うこともないので微調整レベルになるので何度もなんどもチューニングを繰り返すこともないのですが、それでも曲間の短い時間に効率的にチューニングを済ませようとするとやはり面倒です。  そんなときにポリフォニックであれば6本の弦を一気に弾けばどれがずれているのかわかりますので効率よくチューニングできます。 実際に使ってみて  大きさはMXRタイプよりも少し大きい。重さはそこそこ。ボードに組み込むのに適度な感じ。画面も明るくステージでも問題なく確認できます。小さいタイプのPolyTune miniというのもありますが、画面の大きさ的に可能であればこちらの方が良いです。miniの方は暗いステージで立ってチューニングを確認しようとすると、少し見辛い感じでした。  上部にアダプターのインプットとアウトプットがあります。アウトプットからたのエフェクターに電源を供給できるのは便利かなと思います。  ギターとアンプの間に直列につなぐとPolyTuneをオンにすると出力がミュートされます。チューニングしているときには音が出ないようになりますのでこれは良いのですが、気になる点としてはスイッチの音。踏んだときにスイッチの音がアンプから出ます。ある程度は仕方ないのかもですが、気になる人はちょっと気になるかと。  ポリフォニ

MXR ZW28 Black Label Chorus 上品なコーラスペダル

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ザックワイルドのコーラス  MXRのコーラスペダル。ザックワイルドのシグネイチャーモデル。M234 Analog Chorusをベースにしているようで、つまみなどは一緒。  コントロールはコーラスに良くあるRATEとDEPTHで操作。ポイントはHIGHとLOWのEQが付いていること。これはカットフィルターなのでうるさい部分をカットできます。これは結構便利でクリーンサウンドでコーラスをかけるときだけ音を丸くしたいとかそういう時に重宝します。  また個人的なポイントはエフェクトのレベルが調整できること。コーラスの掛かり具合が調整できるので、薄くかけたい時にこのつまみで調整できます。このペダルを購入したポイントの1つ。 レイアウト的にはいつものMXRサイズに右にインプットとアダプターの接続。左にアウトプットがあります。  アプトプットは通常のモノラルのアウトの他にダイレクトアウトがあります。ステレオで出力する時にダイレクト音だけ出力する部分ですのでダイレクト音だけアンプで歪ませて、のような使い方ができます。  また特徴としては軽い。筐体がアルミで非常に軽いです。これはペダルボードに組み込む際には重要なポイント。 上品な掛かり具合  音は非常に上品です。エグい掛かり方はしません。比較をすると、JazzChuorus(良くあるJC-120)に付いているコーラススイッチのようなうねる感じの掛かり方はしないです。もちろんDEPTHなどを深くかけるとそれなりに深くは掛かりますが、コーラス音がJCよりももっと重心が高く薄い衣を羽織るような感じなので音全体がエグくなる感じは薄いです。  このような音なので特にディストーションとの相性が良いです。薄くかけてディストーションサウンドの低音リフなどでピッキングハーモニクスを出す感じがザックワイルドのそれです。  クリーンサウンドでカッティングなどやる場合にはJCの低音からうねる感じが良かったりする場合もありますので、このあたりは好みの問題かと思います。  サウンドで1点だけ気になる点があります。直列につないでいた時には気にならなかったのですがこのペダルはつなぐだけで若干ですが音が小さくなる気がしました(具体的には、スイッチャーを介してコーラスを通過するときと通過

AMT Electronics Legend amp B1 気軽なプリアンプ

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手軽なプリアンプ ロシアのメーカーAMT ElectronicsのLegend ampシリーズ。アンプの名機をシミュレートしたペダル型のプリアンプ。JCM800とかSoldanoとか全部で8種類ある様子。  その中のBogner Triple Giantをシミュレートしたものとか。  大きさはMXRサイズで9Vの電池・アダプターで動作します。普通のディストーションペダルのような感じです。  そして軽い。  ギターケースのポケットに気軽に入れて適当に音が出せる感じ。  右側にインプットとアダプター、左側に通常のアウトとキャビネットシミュレータ出力。  マニュアルによるとアウトはアンプのパワーインに接続するイメージになっていてまさにプリアンプとして利用する想定。キャビネットシミュレータは宅録など向けのようです。 音はどうか  接続としては  ギター-----B1-----JCM2000のパワーイン  で試しています。 もっとも本物のBogner Triple Giantなんて使ったこともないので音の比較とかはできませんが、密度の高い鋼鉄系の音。音のエッジというか噛みつくような感じは良い感じです。  コントロールは3EQ。良く効きます。ミッドをブーストしたりドンシャリにしたり割と自由に作り込める感じ。  一方GAINは効きが直球な感じ。ローゲインはできません。一気にゲインが上がって12時以降はあまり変わらない感じです。これを使ってわざわざクランチな音を出したいと思う人もいないので問題はないです。  とにかく密度の濃い音圧のある感じの音が出ます。そのためゲインを上げすぎると単体では良い音でもバンドで合わせると抜けの悪い音になりそうな感じです。  また真空管アンプに比べると音の立体感が若干落ちる感じがしました。が、とりあえずの1台としては十分ですし、メタルギタリストのJC対策としては良い選択かと。

tc electronic Vortex Mini Flanger レビュー

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最初の1台には良いかも  tc electronicのTone Printシリーズ。ミニサイズのFlangerペダル。  特価で売っていたので試しに購入してみました。個人的にはクリーントーンのアルペジオなどはコーラスよりもフランジャーの方が好きなのでフランジャーは欠かせないペダルです。  コンパクトなサイズにつまみが3つ。DepthとSpeedとFeedback。一般的なつまみです。  トゥルーバイパスのスイッチに、アナログドライスルーでドライ音は余計なところを通らずにそのまま出力。  バッテリー端子は右のインプット側上部にあります。この位置であればボード組み込み時にも邪魔になることはありません。  ノイズも少なく小さいのでボードへの組み込みも問題なく。相変わらずtc electoronicのペダルは値段の割に基本性能が高いです。  tc electronicの売りとしてはやっぱりTone Printでしょうか。これで自分でつまみの効きを調整したり、有名プレイヤーの設定をコピーしたりできます。以前Flashback delayを使っていた時に色々面白かったのでFlangerの場合はどうだろうと興味がありました。  Webサイトにもいろんなプレイヤーの設定データがありますしそれを順番に試して行くだけでも結構楽しめます。   音はどうか  音の印象としては上品です。これはtcelectronicの特徴かもしれません。すっきりとハイファイな音。購入した目的としてはEVHの「あの音」が出るかどうかと期待しての購入でした。TonePrintでもそのセッティングがあったので。  結論としては難しいかなと。似た感じにはなって良い線なのですが、上品ゆえにエグさとか田舎臭さが足りない。例えるなら優等生が悪ぶっても根っからの不良にはなりきれないような。  EVHの音を求める人は素直にMXRのM-117を購入するのが吉だと思いますが、それほど明確に出したい音を決めていない、手軽にいろんな音を試したいという方には非常に良いペダルかと。何より基本性能は高いので普通にスタジオやライブをするくらいであれば全く不満は出ないかと思います。

tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER レビュー 

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この価格帯であれば最初の1台としても  コンパクトディレイの最初の1台としての定番になりつつあるのでしょうか。tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER。  使いやすい大きさ、重さも普通でボードに組み込んでも特にストレスになることもありません。基本的な操作つまみは3つでディレイの一般的な操作つまみ。残りの1つはディレイのタイプを選択するつまみ。 (いわゆるMXRサイズ)  右にインプット、左にアウトプット、上部にはアダプターインプットとUSBケーブル接続用のポートがあります。  インプット、アウトプットともにステレオ対応。普通のスタジオやライブだとステレオ出力まではあまりないと思いますが、内部のディプスイッチでキルドライなども設定できるのでこの辺りと組み合わせると興味のある方のいるのでしょうか。  特徴なのはTC2290やアナログ、テープエコーなどいろいろなディレイをシミュレートした音を出せること。これはなかなか面白くアナログディレイもアナログ風ですし、テープエコーもそれっぽい音になっています。これだけでもどのセッティングにしようか迷ってしまう感じがあります。  個人的に使えるなと思ったのがDYN。TC2290のダイナミックディレイのレプリカのようですが(本物は使ったことがありませんが)普通に弾いている時にはディレイがかからずに一定のレベルまで下がるとディレイがかかる仕組みです。バッキングなどでは邪魔にならずにブレイクなどでディレイが出てくると。 TONEPRINTはお得感が  TONE PRINT機能で細かなセッティングされたディレイを設定できます。つまみの利き方や音の減衰の雰囲気などもセッティングして好みの1台に仕上げることもできます。ただこれはちょっと素人には難しい・・・。  便利なのはこの機能でプロギタリストの設定だったり、ディレイ名器のコピーだったりと多数のプリセットがあること。これを選ぶだけでもペダルのキャラが大きく変わります。好きなギタリストの設定をそのまま使っても良いですしEP-3などの過去のディレイの名器をシミュレートしたセッティングで名演と同じ雰囲気を楽しんでも良いかと。  個人的にはダグアルドリッジのディレイセッティングがカッコ良かっ