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Green Day / American Idiot ポップパンク

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 2004年 Green Dayの7th アルバム。90年台からのロックが元気がなかった時代に生き残ったバンドの名盤。どこかでポップパンクと形容されていましたが、バンクな勢いの中にポップソング的なメロディが乗る感じが言い得ている感じがします。 楽曲は賞を取っただけあり間違いがない感じ。パンクらしい反戦・反体制的なメッセージがありつつもパンクにはない演奏のキレが耳に残る。

MXR EVH117 Flangerレビュー やっぱりフランジャーといえばコレ

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ロックフランジャーといえば  これ。MXR EVH117。  とにかくエグい。派手にかかります。このような飛び道具的なものは隠し味じゃダメです。    ロックのフランジャーのお手本といえば個人的にはやはりVan Halen Fair WarningのUnchainedとHear About it Laterなわけです。  これを使えばまさにその音が。  インとアウトはそれぞれ右と左、アダプターは上部。裏に電池用の蓋があって9V電池が2つ入るようになっています。裏のネジを開けなくても電池交換ができるのは便利。  コントロールはManual、Width、Speed、Regenの4つ。そしてEVHと書かれたミニスイッチ。 良いところ  最大のポイントは「あの音」が出ます。歪系の前にこのペダルをセットして踏むと気分はUnchainedです。クリーンサウンドで踏むとHear about it Laterのイントロになります。  そしてEVHスイッチ。これをONにするとつまみの位置に関わらずUnchainedのセッティングになるとか。EVHスイッチは手軽なのですがイマイチ音が違うような気がしていて、写真のような手動セッティングの方が「あの音」に近いかなと思っています。 悪いところ  大きくて重いです。大きさでいうとMXRサイズの倍くらいはあります。ボードに組み込もうとすると置き場所を工面する必要もあります。重さに至っては倍以上。持つとずっしりと感じるくらい。  電源が18V。電池を2つ使うか18V用のアダプタを使うか。最近だと歪み系でも18V駆動を売りにしているペダルも多いので18Vアダプタがあっても良いと思いますがちょっと面倒です。 総評  取り回しにくいなどありますが、「あの音」が出るのでそれには代えられないです。これを購入する前は他のフランジャーをいくつか試しましたが、どれも一歩足りない感じがしました。この手の飛び道具ですから恥ずかしがらずに前に出た方が良いかと。  フランジャーを使いたい場合にはこれ一択。

Distortion弾き比べ

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話題の歪み系弾き比べ  スタジオで大音量で弾き比べてみました。  いくつ買っても満足できない歪みの沼に嵌りつつありますが、話題の歪みをいくつか弾き比べてみました。  弾き比べたのはこの4種。  ・320Design BrownFeather  ・Bogner Ecstasy Red  ・One Control Purple Plexifier  ・Friedman BE-OD  アンプはJCM2000。ギターはKillerのReaper。  それぞれキャラが違って面白い感じでした。 歪みの量  歪みの量的に想定すると  BE-OD > Ecstasy Red > Brown Feather > Purple Plexifier  です。  実際のゲインとは異なるかもしれませんがその場で聞いた印象として。  一番ハイゲインな印象なのはBE-OD。印象としてはゲインつまみはそれほど回してもそれほど変わらない。時点でEcstasy red。この辺りになるとゲインつまみは回しても意味はない印象。9時くらいにしても十分ハイゲイン。  BE-ODは倍音感もすごいですがストレートなメタルサウンド。Ecstasy Redは独特な倍音感。一聴でそれとわかる音。Brown Featherは改造マーシャル系の倍音感。Purple Plexifierは倍音感が一番薄く音の芯が残る地味な感じでバンドで合わせるとローゲインに感じます。 音の高低  音のイコライジング的には、重心の低い順に  BE-OD > Ecstasy Red > Purple Plexifier > Brown Feather  です。  BE-ODはドンシャリ。Brown Featherはハイミッドより。Ecstasy RedはBE-ODに近いですがハイ成分が多いです。  BE-ODは全体的な傾向としては良くあるメタル系ディストーションの音像、BOSSだとメタルゾーンなどに近い感じでメタル系のリフを弾きたくなる音。密度の高い音で5弦、6弦のリフが気持ちが良い。重心が低音に寄っていて湿った音なので一人で弾いていると気持ちが良いのですがセッティングによってはバンドでの抜け

One Control Purple Plexifier なかなか迷うポイント

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手頃なプレキシ風なドライブ  ネットで見ていてちょっと気になったので買ってみました。One Control Purple Plexifier。  ハイゲイン系のディストーションではなくアンプのクランチをちょっとブーストするようなオーバードライブが欲しかったので。  まず最初の印象としては小さい。ギターケースのポケットに入る大きさ。これで電池も内臓というのが素晴らしい。  つまみ系はヴォリューム、ディストーション、トレブル。そして筐体横にミッドを調整するネジ。 音  実際にスタジオで音を出したのですが、なかなかバランスの良い音圧のある感じ。セッティングにもよるかもなのですが、ディストーションの幅が広くクラシックなマーシャル的な感じからブラウンサウンド的な感じまで幅広い感じです。12時くらいだとそれほど歪まない印象ですが、2時くらいから結構歪んできます。ディストーションを12時くらいにしてチョーキングをすると、JCM2000あたりのクランチチャンネルをそれなりのボリュームで鳴らした時のキャビネットが叫ぶ感じが出ます。この辺りが手軽に出るのは良いかと。  実際に鳴らした感想だと、圧倒的にシングルコイルかなと思いました。ストラトの巻弦のブルブルいう感じがとても気持ちが良い。ハムバッカーだと音のエッジが減り若干ブーミーな印象になりました。  ゲインの幅が広く、ブルースブレイカーズ的な音からEVH的なブラウンサウンドに近い感じまで出ます。個人的にはブラウンサウンドであればBrownFeatherで良いのでクランチ的な使い方が良いかと思っています。 ポイント  筐体横にあるミッドを調整するネジ。これがちょっと・・・。ちょっと調整したい時に調整できません。ネジなので調節するにはドライバーが必要。ネジなのでどのくらいまで上がっているかなどがわかりません。最大まで上げて少し戻す、などのような調整方法になるかと思います。  ギターのミッドは出音に大きく関わってくるので、やはり現場で調整したくなるのですが、特にボードなどに組み込んだ場合、トリムが横にあるのでとても調整しづらいです。他のペダルと並べたりしていると調整するのはボードから外さなければなりません。  普通に3バンドEQにしてくれればと思うのですが、この小さ

MXR EVH Phase90 踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル

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踏みっぱなしでも気持ちが良いペダル  2年ほど前に購入して使用頻度の高いペダル。  PhaserといえばVan Halenの1stアルバム。これを聴くとPhaserは飛び道具ではなくかけっぱなしでもいけるエフェクターだと思えます。  いつものMXRサイズにつまみはSPEEDの1つのみ。これで揺れのスピードを調整するだけの清い設定。これを歪みペダルとか歪みチャンネルのアンプの前につなぐと気分はEVH。  通常のオレンジのPhase90と違うのが左上にScriptスイッチがある点。これを押すとスクリプトロゴ時代の音になるとか。スクリプトロゴの実物は聞いたことがありませんが、感じとしてはマイルドになる感じ。  スクリプトをオンにしてSPEEDつまみを9時から10時くらいにしておくと、ロックなバッキングでもリードでもいけそうな、踏みっぱなしセッティングになるかなと思います。  シグネイチャーモデルってファン以外にはちょっと恥ずかしかったりもするのですが、思った以上に汎用性が高く使えるPhaserペダル。

TC Electronic PolyTune2 ポリフォニック・チューナー

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手頃なチューナー  ライブやスタジオだと曲間にの隙間時間にチューニングをしたくなります。その際にポケットタイプのシールドを差し替えて使うタイプだと不向き。ギターのヘッドに挟むようなクリップタイプのチューナーだと見た目が好きではない。  と、なると残るはペダルタイプで足元に挟み込むタイプ。これであれば手間なくチューニングが確認できます。  いくつか選択肢がある中で購入したのがTC EletronicのPolyTune2。理由はポリフォニック・チューナー、6弦を一気にチューニングできる機能があるから。レスポールなどであればさほど問題もないのですが、フローティングしているブリッジの場合、1本チューニングするとブリッジが動いで他の弦のチューニングが狂う。6弦から1弦まで順にチューニングしてまた改めて6弦からチューニングし直すというのを安定するまで続けます。チューニングされたギターであればステージ中にそれほど大きくチューニングが狂うこともないので微調整レベルになるので何度もなんどもチューニングを繰り返すこともないのですが、それでも曲間の短い時間に効率的にチューニングを済ませようとするとやはり面倒です。  そんなときにポリフォニックであれば6本の弦を一気に弾けばどれがずれているのかわかりますので効率よくチューニングできます。 実際に使ってみて  大きさはMXRタイプよりも少し大きい。重さはそこそこ。ボードに組み込むのに適度な感じ。画面も明るくステージでも問題なく確認できます。小さいタイプのPolyTune miniというのもありますが、画面の大きさ的に可能であればこちらの方が良いです。miniの方は暗いステージで立ってチューニングを確認しようとすると、少し見辛い感じでした。  上部にアダプターのインプットとアウトプットがあります。アウトプットからたのエフェクターに電源を供給できるのは便利かなと思います。  ギターとアンプの間に直列につなぐとPolyTuneをオンにすると出力がミュートされます。チューニングしているときには音が出ないようになりますのでこれは良いのですが、気になる点としてはスイッチの音。踏んだときにスイッチの音がアンプから出ます。ある程度は仕方ないのかもですが、気になる人はちょっと気になるかと。  ポリフォニ

MXR ZW28 Black Label Chorus 上品なコーラスペダル

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ザックワイルドのコーラス  MXRのコーラスペダル。ザックワイルドのシグネイチャーモデル。M234 Analog Chorusをベースにしているようで、つまみなどは一緒。  コントロールはコーラスに良くあるRATEとDEPTHで操作。ポイントはHIGHとLOWのEQが付いていること。これはカットフィルターなのでうるさい部分をカットできます。これは結構便利でクリーンサウンドでコーラスをかけるときだけ音を丸くしたいとかそういう時に重宝します。  また個人的なポイントはエフェクトのレベルが調整できること。コーラスの掛かり具合が調整できるので、薄くかけたい時にこのつまみで調整できます。このペダルを購入したポイントの1つ。 レイアウト的にはいつものMXRサイズに右にインプットとアダプターの接続。左にアウトプットがあります。  アプトプットは通常のモノラルのアウトの他にダイレクトアウトがあります。ステレオで出力する時にダイレクト音だけ出力する部分ですのでダイレクト音だけアンプで歪ませて、のような使い方ができます。  また特徴としては軽い。筐体がアルミで非常に軽いです。これはペダルボードに組み込む際には重要なポイント。 上品な掛かり具合  音は非常に上品です。エグい掛かり方はしません。比較をすると、JazzChuorus(良くあるJC-120)に付いているコーラススイッチのようなうねる感じの掛かり方はしないです。もちろんDEPTHなどを深くかけるとそれなりに深くは掛かりますが、コーラス音がJCよりももっと重心が高く薄い衣を羽織るような感じなので音全体がエグくなる感じは薄いです。  このような音なので特にディストーションとの相性が良いです。薄くかけてディストーションサウンドの低音リフなどでピッキングハーモニクスを出す感じがザックワイルドのそれです。  クリーンサウンドでカッティングなどやる場合にはJCの低音からうねる感じが良かったりする場合もありますので、このあたりは好みの問題かと思います。  サウンドで1点だけ気になる点があります。直列につないでいた時には気にならなかったのですがこのペダルはつなぐだけで若干ですが音が小さくなる気がしました(具体的には、スイッチャーを介してコーラスを通過するときと通過

AMT Electronics Legend amp B1 気軽なプリアンプ

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手軽なプリアンプ ロシアのメーカーAMT ElectronicsのLegend ampシリーズ。アンプの名機をシミュレートしたペダル型のプリアンプ。JCM800とかSoldanoとか全部で8種類ある様子。  その中のBogner Triple Giantをシミュレートしたものとか。  大きさはMXRサイズで9Vの電池・アダプターで動作します。普通のディストーションペダルのような感じです。  そして軽い。  ギターケースのポケットに気軽に入れて適当に音が出せる感じ。  右側にインプットとアダプター、左側に通常のアウトとキャビネットシミュレータ出力。  マニュアルによるとアウトはアンプのパワーインに接続するイメージになっていてまさにプリアンプとして利用する想定。キャビネットシミュレータは宅録など向けのようです。 音はどうか  接続としては  ギター-----B1-----JCM2000のパワーイン  で試しています。 もっとも本物のBogner Triple Giantなんて使ったこともないので音の比較とかはできませんが、密度の高い鋼鉄系の音。音のエッジというか噛みつくような感じは良い感じです。  コントロールは3EQ。良く効きます。ミッドをブーストしたりドンシャリにしたり割と自由に作り込める感じ。  一方GAINは効きが直球な感じ。ローゲインはできません。一気にゲインが上がって12時以降はあまり変わらない感じです。これを使ってわざわざクランチな音を出したいと思う人もいないので問題はないです。  とにかく密度の濃い音圧のある感じの音が出ます。そのためゲインを上げすぎると単体では良い音でもバンドで合わせると抜けの悪い音になりそうな感じです。  また真空管アンプに比べると音の立体感が若干落ちる感じがしました。が、とりあえずの1台としては十分ですし、メタルギタリストのJC対策としては良い選択かと。

tc electronic Vortex Mini Flanger レビュー

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最初の1台には良いかも  tc electronicのTone Printシリーズ。ミニサイズのFlangerペダル。  特価で売っていたので試しに購入してみました。個人的にはクリーントーンのアルペジオなどはコーラスよりもフランジャーの方が好きなのでフランジャーは欠かせないペダルです。  コンパクトなサイズにつまみが3つ。DepthとSpeedとFeedback。一般的なつまみです。  トゥルーバイパスのスイッチに、アナログドライスルーでドライ音は余計なところを通らずにそのまま出力。  バッテリー端子は右のインプット側上部にあります。この位置であればボード組み込み時にも邪魔になることはありません。  ノイズも少なく小さいのでボードへの組み込みも問題なく。相変わらずtc electoronicのペダルは値段の割に基本性能が高いです。  tc electronicの売りとしてはやっぱりTone Printでしょうか。これで自分でつまみの効きを調整したり、有名プレイヤーの設定をコピーしたりできます。以前Flashback delayを使っていた時に色々面白かったのでFlangerの場合はどうだろうと興味がありました。  Webサイトにもいろんなプレイヤーの設定データがありますしそれを順番に試して行くだけでも結構楽しめます。   音はどうか  音の印象としては上品です。これはtcelectronicの特徴かもしれません。すっきりとハイファイな音。購入した目的としてはEVHの「あの音」が出るかどうかと期待しての購入でした。TonePrintでもそのセッティングがあったので。  結論としては難しいかなと。似た感じにはなって良い線なのですが、上品ゆえにエグさとか田舎臭さが足りない。例えるなら優等生が悪ぶっても根っからの不良にはなりきれないような。  EVHの音を求める人は素直にMXRのM-117を購入するのが吉だと思いますが、それほど明確に出したい音を決めていない、手軽にいろんな音を試したいという方には非常に良いペダルかと。何より基本性能は高いので普通にスタジオやライブをするくらいであれば全く不満は出ないかと思います。

tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER レビュー 

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この価格帯であれば最初の1台としても  コンパクトディレイの最初の1台としての定番になりつつあるのでしょうか。tc.electronic FLASHBACK DELAY and LOOPER。  使いやすい大きさ、重さも普通でボードに組み込んでも特にストレスになることもありません。基本的な操作つまみは3つでディレイの一般的な操作つまみ。残りの1つはディレイのタイプを選択するつまみ。 (いわゆるMXRサイズ)  右にインプット、左にアウトプット、上部にはアダプターインプットとUSBケーブル接続用のポートがあります。  インプット、アウトプットともにステレオ対応。普通のスタジオやライブだとステレオ出力まではあまりないと思いますが、内部のディプスイッチでキルドライなども設定できるのでこの辺りと組み合わせると興味のある方のいるのでしょうか。  特徴なのはTC2290やアナログ、テープエコーなどいろいろなディレイをシミュレートした音を出せること。これはなかなか面白くアナログディレイもアナログ風ですし、テープエコーもそれっぽい音になっています。これだけでもどのセッティングにしようか迷ってしまう感じがあります。  個人的に使えるなと思ったのがDYN。TC2290のダイナミックディレイのレプリカのようですが(本物は使ったことがありませんが)普通に弾いている時にはディレイがかからずに一定のレベルまで下がるとディレイがかかる仕組みです。バッキングなどでは邪魔にならずにブレイクなどでディレイが出てくると。 TONEPRINTはお得感が  TONE PRINT機能で細かなセッティングされたディレイを設定できます。つまみの利き方や音の減衰の雰囲気などもセッティングして好みの1台に仕上げることもできます。ただこれはちょっと素人には難しい・・・。  便利なのはこの機能でプロギタリストの設定だったり、ディレイ名器のコピーだったりと多数のプリセットがあること。これを選ぶだけでもペダルのキャラが大きく変わります。好きなギタリストの設定をそのまま使っても良いですしEP-3などの過去のディレイの名器をシミュレートしたセッティングで名演と同じ雰囲気を楽しんでも良いかと。  個人的にはダグアルドリッジのディレイセッティングがカッコ良かっ

Bogner Ecstasy Red Pedal 使っていてちょっと気になるところ

気になる点  実際に購入して1年半くらい経ちます。Bogner Ecstacy Redペダル。  このブログのアクセスを見てもBogner Ecstacyなどでのランディングが非常に多く、気になるペダルなのかなと思います。   ペダル自体のレビュー や Marshall JCM2000とのセッティング については以前記しましたが、このペダルの思ったところについて書きます。 それはGainのつまみ  Gainのつまみ。これは歪みをコントロールするつまみなのですが、このつまみが気になります。  どちらかというとハイゲイン系なペダル。JC-120のような完全クリーンなアンプであったり宅録な環境であれば問題ないかと思いますが、実際にスタジオでMarshall系のアンプを使う場合にちょっとGainで気になる点があります。  どうしても真空管系のアンプを使うとクリーンチャンネルといえどもパワーアンプ側で歪みが出たりします。それにハイゲインのBogner Ecstasy Redを入れると想定よりも歪むというか中域に詰まった音に。  気になるので歪みを減らそうとGainつまみを絞って行くとボリュームが落ちて行くと。  そもそもローゲインが欲しい人ば別のペダルを買え、ということなのかもしれませんが微妙なGain設定ができない(Gainを減らすとボリュームがゼロになってしまうのである程度Gainを上げなければならない)というのはちょっと困ってしまう場合があります。  つまりオーバードライブをブースター的に使うのに、Gainをゼロにして・・・というのは使えないペダルということになります。  この辺りはGainゼロでも音が出るように設定してもらえると最高に良いペダルになっているかなと思います。特にMarshallのブースターとして歪みペダルを選定する人も多いかと思いますのに。

320design Brown Feather レビュー

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抜けの良いディストーションペダル  話題のディストーションペダル。名前にBrownとつくのでどの音を目指しているのかは一目瞭然。一度スタジオでお試しで音を出してからずっと気になっていたのですが、手頃なのが売りに出されていたので買ってきました。  BrownというとEVHなのですが、まさにそれ系の音。特に初期のザクザクしたハムバッカーと改造マーシャルの音。  サミー期のさらっとしたEVHの音ではです。  大きさとしてはそれなりに大きい部類。それなりに高さがあるのでボードに組み込む方はちょっと気を使うかもですね。裏側はゴム足等もないのでマジックテープ等もつけやすく良いかも。  重さも大きさの割に重くないです。アルミ筐体らしいのでその辺りが重さに影響があるかも。  上部にはオンオフのスイッチとLED。珍しいのはつまみが横についています。この辺りは実際にオンオフをするとわかりますが、意外に使い勝手が良い。ステージなどで踏む場合、間違って足が当たりつまみが動いたりすることもありますが、つまみが横についていればそんな間違いは起こらないと。  ただちょっと大きいのと横につまみが付いているのもあってギターケースのポケットに詰め込んで・・・というのは少し気を使うかもです。  インプットとアウトプットは左右についています。上部についているペダルもありますが、この辺りは左右の方が使い勝手やボードへの組み込みはしやすいかと。アダプターはインプット横で少し上部(奥側)にあります。この辺りもボードへ組み込みやすい感じです。 音レビュー  実際の音出しをすると、それなりにGainがある印象ですが最近のハイゲインというレベルでもない感じ。Gainのセッティング次第ですがオーバードライブとディストーションの間にある感じでしょうか。  Gainは0でも音が出ます。回して行き12時くらいまでは歪みが増えて行きますがそれ以降は歪みは増えず倍音のみ増してゆく感じです。Gainは12時以降くらいにしたほうがブラウンサウンドっぽさが出ます。  特徴的なのがwideとNarrowの2種のつまみ。  Narrowが一般的なトーンコントロール的に作用します。  Wideはアンプのプレゼンスのようなイメージで動きます。これがこのペダルの特

Suhr Koko Boost と Xotic EP-booster比較してみた

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クリーンブースター比較  Marshall使う際にはここ数年クリーンブースターでプッシュしています。アンプをクランチにして踏みっぱなしにして常時ブーストするだけでアンプが元気になるというか1ランク上がったような音になるので、アンプをクリーンにして下手なディストーションペダルを使うよりもずっと良かったりします。  踏むだけでアンプが変わるので今度はオフにすることができなくなります。  ここ数年メインの使っていたのがSuhrのKoko Boost。これは通常のクリーンブーストとミッドブーストが切り替えられる銘品です。 Koko Boostについて以前レビューを記しています 。  ストレートに1つの音色のみで行く場合にはクリーンブースターが1つあれば良いのですが、局所的に違うGainを出したい場合、時に一部だけハイゲインにしたい場合などを想定するとブースターが複数あって踏み分けるもしくは複数踏む、というのができると良いなと思い人気のブースターXotic EP-boosterを買ってきました。 こちらのレビューは別途記しています 。  そこでせっかくなのでこの2台を比較してみることにしました。 外観など  外観は見ての通り、明らかにEP-boosterの方が小さいです。    縦及び高さはほぼ同じ。違いは横幅。横幅は3倍から4倍近くありそうです。  ただKoko Boostは上部にインプット・アウトプット等のアクセス及び電源系があり、EP-boosterはアクセス系は左右、電源は上部にあります。  実際にボード等に組み込むとなるとEPは本体サイズよりも横幅が余計に必要と思いますのでKoko Boostの半分くらいと想定するのが良いかと。 音の違い  クリーンブーストなので通常のクリーンブーストで比較します。ミッドブーストでは比較になりませんので。EPの内部ディップスイッチの設定はデフォルトです。ハイ強調と3dbのアップになっています。  クリーンブーストで比べると、単純にはKoko Boostの方が低音が出るような気がします。ぴったり同じブーストレベルで比べることはできないのですがおおよそ聞いた感じですとそう感じます。  ただ内部のディップスイッチの通りハイ強調になりますので、音抜けという

Xotic EP-Booster 購入レビュー

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手頃で高品質なクリーンブースター  以前より気になっていたものが安く売っていたので購入しました。実際に音出しをしてみてのレビューを書きます。  最近クリーンブースターが流行っていて幾つか製品が出ています。クリーンサウンドを元気にしたりアンプのドライブサウンドをちょっとプッシュしたりとそこらのオーバドライブペダルよりも使い勝手は良いです。    その中でもそこそこ人気の製品。手頃な値段と小さいサイズ、適度なクオリティと買いやすいポイントが詰まっている製品かと。 外観など  つまみは1つ。Gainのみ。Gainと言っても歪まずに音量が上がるクリーンブースター。  つまみが少ないのはセッティングに迷わなくて良いです。    大きさはMXRサイズと比べるとやはり小さい。  最近この大きさの製品が流行っている気がしますが、この大きさで電池まで内蔵できて、というのは素晴らしい。  ボードの中に組み込んでもレイアウトを考えなくても良いですし、ポケットに忍ばせてスタジオに行っても良いかと。  ただ重さはそれなりにある気がします。カタログスペックでは260gとなっていましたが、持つとずっしりする感じです。  左右にインプット・アウトプットで上部にアダプターのインプットがあります。  高さはそれなりにある感じ。小さくて高さがあるのでちょっと斜めから踏んだりすると不安定になったりするかもと思います。踏むときにはなるべくまっすぐ上から踏む必要があるかと。  あとは標準でゴム足のようなものが付属しています。  このゴム足のようなものがそこそこたかさがあります。2mmから3mmくらいでしょうか。これがあるとマジックテープでボードなどに固定するときには多少邪魔になるかも。  両面テープ等でマジップテープの底上げをしてつけてあげる必要があります。  まあこのあたりはちょっとの工夫でクリアできると思いますので問題ないかと。 音はどうか  音ですがクリーンに音量が上がりますが、音量だけではなくEP-Boosterの音色になります。音量のみ上がるのでクリーンギターでも良い感じにアンプが1ランク上がったような感じになります。  このあたりはクリーンブースターの特徴ですね。音量を少し上